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障害ある人に/と地域社会に/と大学は何ができるか

立岩 真也 2017/03/24 13:30〜16:00
金沢大学地域創造学類講演会
於:近江町交流プラザ研修室2


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◇金沢大学地域創造学類:http://chisou.w3.kanazawa-u.ac.jp/
◇近江町交流プラザ:http://www4.city.kanazawa.lg.jp/22045/oumicho.html

立命館大学生存学研究センター編『生存学の企て――障老病異と共に暮らす世界へ』・表紙   立岩真也・杉田俊介『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』表紙   On Private Property, English Version   『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学 第3版』表紙   『ALS――不動の身体と息する機械』表紙

■『北陸中日新聞』2017-3-26朝刊:19

 「障害者の生活 関わろう/金沢で講演会/共生へ 大学の役割考える
 大学が障害のある人や地域社会に対して、あるいは障害者や地域社会とともにできることを考える講演会が二十四日、金沢市青草町の近江町交流プラザで開かれた。立命館大大学院(京都市)の立岩真也教授…写真…が講師を務め、金沢で暮らす難病患者の話を交えながら、その人たちの生活に関わってみるよう提案した。
 障害などのある人がより良く生きられ、それを地域も良くなっていくような方策を考えるべく、金沢大学地域創造学類の教員らが初めて催した。
 立岩教授は、体が次第に動かなくなる難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者が常時介護を受けながら一人暮らしできるよう、本人らと一緒に市役所に掛け合った経験を語った。
 研究室の院生が患者を介護しながら生活を記録し、論文にした。中にはストレスからうつや円形脱毛症になった人も。「そういうことも込みで、患者たちの生がある」と述べた。  金沢にも難病の筋ジストロフィー患者で一人暮らしを希望している人がいることを紹介。「研究者は、患者がどう行きにくく、何があればいいのかを探す仕事」と話し、患者が実際に手伝ってみるのが一つの方法だと強調した。  さらに、筋ジス患者の多くが今も病院にいるのは、国立療養所に収容された歴史が続いているとも私的。そうした事実を拾って記録するのも学問の仕事だと呼び掛けた。(日下部弘太)」(全文)

 ◇古込 和宏
 ◇院生が論文にしたその論文はたくさんありますが、『生存学』創刊号
http://www.arsvi.com/m/sz001.htm
に掲載された4人による4本の論文、最近用あって読み返したのですが、よいです。4か月のことが4本の論文に書かれています。いつもではないですが、そのぐらい書いた方がよいことがあります。


 ※以下は当日、いちおう、配布していただきました。

■関係のある文章
 ※これからだんだん載せていきます。

◆古込 和宏 2017/03/24 「皆様へ」

◆立岩 真也 2017/03/22 「金沢で――「身体の現代」計画補足・332」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1863129907287321
◆立岩 真也 2017/03/12 「豊中〜金沢――「身体の現代」計画補足・327」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1859576060976039

 「3月12日、豊中で話をしてきた。その時に配布したのは
http://www.arsvi.com/ts/20170312.htm
だが、これをみても何を話したかはわからない。『相模原障害者殺傷事件』
http://www.arsvi.com/ts/2017b1.htm
第1部の章立てに沿っていくつか話をしたが、一つは、国立療養所にずっと長くいる人たちがたくさんいて、ずっとそこにいたいわけでない人たちがたくさんいること。差別解消とか言って差別事例とかを探しにいくというその手前で、こういう現実がずっと続いていること。しかしどうにもならないわけではないこと。
 昨年だったか知り合った人に古込さん
http://www.arsvi.com/w/fk03.htm
という人がいて、いま長年暮らした病院を出る算段をしている。その人のことも少し話した。
 今度金沢で、金沢大学地域創造学類主催の講演会で、話をすることになった。
http://www.arsvi.com/ts/20170324.htm
その時にも――本人および関係者は同日、同時間帯、退院のための会議をやっているのだが――その話をすこししようと思く。[続く]」

◆立岩 真也 2017/03/14 「病院から/病院へ――「身体の現代」計画補足・328」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1860040910929554

 「[続き]京都に来て数年たって何人かの人の「在宅移行」に関わることになった。一人めが甲谷さん
http://www.arsvi.com/w/km22.htm
だった。「重度訪問」
http://www.arsvi.com/d/a02j.htm
の制度を使えるようにということで、京都市役所に甲谷さんは出かけ、私たちはそれに付いて行ったりもしたのだ。その後、同じALSの杉江さん。杉江さんは『生存学』創刊号
http://www.arsvi.com/m/sz001.htm
に載っている4本の論文に出てくる。それを読んでもなかなかたいへんだったことはわかるかと思うが、実際にはもっと(ずっと)大変だった。その杉江さんは何年か前に癌で亡くなられた。その大変だった時のことは『生存学』でも書いている西田さんが博士論文に書いてくれるはずだ。ただ「重度訪問(重訪)」制度自体は、本来は、大変ではない。ただ全国一律にうまくこの制度が使えているわけではない。そこでがんばらねばならないこともでてくる。ただ、それは京都の時もそうだった。上記のような交渉をして、それでようやく24時間一人住まいの生活が可能になった。ただ一度それを成功させると、その次はより楽になる。杉江さんはたいへんだったが、杉江さんに関わる制度的保障を得るのはより簡単だった。今度の金沢での試みがうまくいくということは、そのような道筋を作るということでもある。」

■cf.
□視覚:青木植村岸田中村 雅也安田
□身体:有松坂井白杉竹林三輪
□難病:大野葛城川口西田長谷川山本
□聴覚:クァク田中


UP:20170313 REV:20170323
病者障害者運動史研究  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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