NHK・Eテレ『バリバラ』緊急企画「障害者殺傷事件を考える」(2016/08/07)関連のメモは
http://www.arsvi.com/ts/20160731.htm
その番組の収録のときはそんなにでもなかった、のだが。しかしやはり、若干いらっときていたのだ。怒れよ、と。
やはりNHK大阪での2007年の番組については
http://www.arsvi.com/ts/20071201.htm
そのとき怒っていた模様がわかるはず。とても不毛なできごとではあったのだが、その消耗感を見て取った?横田弘さんから対談の申し出あって、対談させてもらって、それが『われらは愛と正義を否定する』に収録されることにもなったのだった。
http://www.arsvi.com/b2010/1603yh.htm
「国家・権力を素朴に考える」
http://www.arsvi.com/ts/20160027.htm
の転載の第12回。
全文は、他にも様々を集めた、『精神』
http://www.arsvi.com/ts/2016m3.htm
に収録されている。
もとは『精神医療』第84号(特集:国家意志とメンタルヘルス)に掲載。
http://www.arsvi.com/m/p4084.htm
フェイスブックに載せるのと同じこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20162255.htm
にもある。
「■5 「強制医療」
そしてこのたびの事件にしても、国家権力に委ねるという以外に、できることはある。その容疑者に対してもっと乱暴であってよかったと私は思った。その人が人の言うことを聞くような人であったかどうかはわからない。事件の関係でNHKの番組があってそこに呼ばれていくつか発言したのだが、そこでそのことを話した。国家権力を肯定するなどと言うと、なんでも国家に委譲してよいのかという国家がきらいな人たちの反応が△069 あって、それは当然のことである。ならば、まず自分たちが争えばよいと思う。その収録が終わった後、そこでの発言についてのメモに以下のように記した。「何を言いたくなったか…つまりは、その人に対して「圧倒的に」怒るということはしなかったのだろうかと。話せばわかるなんといういうことをそう信じているわけでないが、そう思う。施設に職員を「育てる」義務なんかない。それができなかったと反省しなくたっていい。けれども誰かまじめに怒れよ、怒ったのか、と。司会の方は、そういうことをその人が求めてたんじゃないかと言っていた。それはわからないけれども。」([2016/08/07])