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素朴唯物論を支持する3(『精神医療』掲載稿03)

「身体の現代」計画補足・246

立岩 真也 2016/10/27
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1795925990674380

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『所有と国家のゆくえ』表紙    『精神医療』4-84(159)特集:国家意志とメンタルヘルス表紙    『税を直す』表紙    『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』表紙
[表紙写真クリックで紹介頁へ]

 「国家・権力を素朴に考える」という、別の題にすればよかったという文章
http://www.arsvi.com/ts/20160027.htm
の転載の第3回。
 全文は『精神』
http://www.arsvi.com/ts/2016m3.htm
に収録されている。
 もとは『精神医療』第84号(特集:国家意志とメンタルヘルス)に掲載
http://www.arsvi.com/m/p4084.htm
 以下で、売れないとぼやいているものは(たしかに売れないのだが)『運動と国境』
http://www.arsvi.com/ts/2007b1.htm
『国家と所有のゆくえ』(現在は唯のテキストファイルで提供)
http://www.arsvi.com/ts/2006b2.htm
他で書いてはいないがここで話していることもある。かたちにこだわらないなら、わるくはないと思う。そして書店で(今も)買えるものでは、『税を直す』
http://www.arsvi.com/ts/2009b2.htm
『ベーシックインカム』
http://www.arsvi.com/ts/2010b1.htm

 フェイスブックに載せるのと同じこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20162246.htm
にもある。


 「■1 素朴唯物論を支持する
 […]
 国境が完全な自由な行き来を実現させるわけでもなく、まったくの閉鎖のために存在するのでもない中で何が起こるかについてもいくつかに書いている。かつて『環』(藤原書店)という雑誌に3回に渡って書いたものをつなげ、『運動と国境』(立岩・アフリカ日本協議会編[2007])に収録した。(これは自前で電子書籍――HP上のファイルを見るのと同じように見られる・読める――として供給しているのだが、もう書店で売ってない△059 ために電子書籍――といってもこちらはただのテキストファイル――としてやはり自前販売している『国家と所有のゆくえ』(稲葉・[2006])等と同じく、認知度が低いのか、なかなか売れない。)国境がそのように存在することによって人や金の流出(人については流入も)が起こり得て、それが所得等の再分配を十分に行なえない理由にされてしまうことについては『税を直す』(立岩・村上・橋口[2009])。こうして徴税の困難、というより困難だという言い訳があるのではあるが、失業と低賃金労働が拡大していくなかで、所得の分配は(この体制を維持したい側にとっても)必要とされる。その一つの方法としての「ベーシックインカム」について検討したものとして『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』(立岩・齊藤[2010])。ちなみに私は本の題名だけ見ててきとうなことを言う人たちが誤解しているのと異なり、ベーシックインカムの信奉者というわけではない。それは本を読んでもらえばわかる。
 というような具合に、ただ書いたもののいくつかを列挙し、読んでくださいと宣伝した。けれども今の社会をどう見立てるかといったら、こういう話になると私は思っている。イギリスのEU離脱、排外主義の繁栄、左派・リベラルがなかなか勝てないこと、タックス・ヘイブン等々も、概略以上あげたようなことごとに関わっていると考えている。」


UP:201610 REV:
立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇身体の現代:歴史
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