HOME > Tateiwa >

『現代思想』相模原殺傷事件特集掲載稿・01

「身体の現代」計画補足・215

立岩 真也 2016/09/25
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1779864322280547

214 < / > 216

Tweet


『現代思想』2016年10月号 緊急特集:相模原障害者殺傷事件・表紙    On Private Property, English Version    『現代思想』2016年9月号 特集:精神医療の新時代――オープンダイアローグ・ACT・当事者研究…・表紙
[表紙写真クリックで紹介頁へ]

 相模原市での殺傷事件について、『現代思想』で、かなり長い文章を2つ書いた。一つは9月号特集:精神医療の新時代――オープンダイアローグ・ACT・当事者研究…に載ったもの([2016/09/01])
http://www.arsvi.com/ts/20160030.htm
で、それを、第195回から第207回にかけて、きれぎれに紹介してきた。今回から2つめ、10月号に載る「七・二六殺傷事件後に 2」
http://www.arsvi.com/ts/20160031.htm
から、やはりきれぎれに、載せていく。この号は事件の特集。出たら(26日発売だそう)買ってください。

 フェイスブックに載せるのと同じこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20162215.htm
にもある。


 「■はじめに
 ○事件に関わり精神医療に関わる部分について本誌前号に[2016/09/01](以下筆者の文献は著者名略、必要に応じ月日記載)を書いた。その初めに、短い中では長い共同通信配信の[2016/08/02]全文等を置いた。生存学のサイトに関連する報道等を斉藤龍一郎らが集めて掲載している。現在五〇万字超。私は本号の執筆者たちのものも含む記事・声明・集会案内等を並べた別頁を作っている。
 ○そのサイトに「安楽死尊厳死」「優生学」の頁はあったが「障害者殺し」はなかったので、事件のあった日に作った。そこにとりあえずのものを集めた。以下に記す事件や記録は、その頁に並んでいる。そして昨年五月、一九六〇年代のできごとについて『与えられる生死:一九六〇年代――『しののめ』安楽死特集/あざらしっ子/重度心身障害児/「拝啓池田総理大学殿」他』(立岩編[2015])を作った。文字数約十八万字、四〇〇字詰約四五〇枚、本約一冊分。それを見てもらうだけでよい★01。ただそれをどう読むかということもある。また私の読み方は強引かもしれない。それを判断してもらうためにその「元」を入手できるようにしているのでもある。
 ○本稿は長いがそれでも本文も注も文献も大きく削った。「七・二六殺傷事件後に」等で検索すると出てくるやはりウェブ上の頁に削った部分、文献、人・文献頁へのリンク等がある。本稿で◇を付した人等は(付していない人も)そこに関連情報がある。」

 「★01 その前に楠敏雄◇他について立岩編[2014]を作った。これらは電子書籍(HTMLファイル)だけで提供している。文字の分量が多く読者の数を見込めない場合にはこの形をとるしかないと考えた。キンドル等でもPCでも読むことができる。印刷もできる。」


 ここで紹介していて、この文章のとくに前半で多く引いている『与えられる生死:一九六〇年代――『しののめ』安楽死特集/あざらしっ子/重度心身障害児/「拝啓池田総理大学殿」他』は
http://www.arsvi.com/ts/2015b1.htm
読んで楽しいというようなものではないが、これまでどんな具合に(障害者・障害児の)生死が語られてきたのか、読んでほしい、と私は思う。簡単にダウンロードできて、開けて、HPのページと同じ感じで読める。注に挙げているのはその前に作った『身体の現代・記録(準)――試作版:被差別統一戦線〜被差別共闘/楠敏雄』
http://www.arsvi.com/ts/2014b2.htm
これはさらに、誰にでもお薦め、とは言えないものだが、であるがゆえに、部数が少なくても出せる「電子書籍」にした。(それにしても出ている部数は少ない…。)
 事件に関係して作ったページは
http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm
そこから上にある「障害者殺し」「安楽死尊厳死」「優生学」の頁にもリンクしてある。


UP:201609 REV:
7.26障害者殺傷事件  ◇『現代思想』2016  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇身体の現代:歴史
TOP HOME (http://www.arsvi.com)