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『生存学の企て――障老病異と共に暮らす世界へ』
http://www.arsvi.com/b2010/1603rcav.htm
この生存学研究センター編の本、私はその「序章」と「補章」を書いた。「序章」を紹介している。今回は第10回。HP版?は
http://www.arsvi.com/ts/20162158.htm
ここのところ出てくる「先端研」という大学院の研究科は年に2回、9月と2月に入試があって、それに合わせて入試説明会がある。9月入試の前のは5/26(衣笠)・6/5(茨木)・6/26(衣笠)。
http://www.r-gscefs.jp/?p=124
また私見あり不正確なところもある情報古い情報は
http://www.arsvi.com/u/gsce.htm
「■経緯について
大学院生や修了者によってこれまで書かれた文章の一部を使って、それに短い解説を付して並べるというかたちで本を作ることが提案された。センターの活動は、ここ数年「生存の現代史」「生存のエスノグラフィー」「生存をめぐる制度・政策」「生存をめぐる科学・技術」という分け方で分けてきたので、それに対応させた4章構成とすることにし、それに若干をコラムを加えることになった。
各章の担当者(執筆者)をまず合議で決めた。そしてセンター専属の教員(特別招聘研究教員)が各章に関係する文章をリストアップし、その文献からどの文章を使い、そのどの部分を使うかは、担当者(章・節の執筆者)の判断に委ねることにし、原稿を書いてもらうことになった。
その前に序章を置くことはその時点での決定事項だったが、その後、全体のその部分の分量の算段のこともあり、一部を序章にもっていって、それ以外に一つ補章を置くことにした。それは締切を過ぎて決めたことで、ごく短い期間の間に書くことになった。そのせいもあって、記すべきことを多く落としてしまっていると思う。また、生活書院には迷惑をかけることになった。無理を聞いてくださった生活書院・高橋淳さんに感謝する。
■本書の体裁について
説明したように、本書の大部分は文章の引用で構成されているのだが、その文章内にまた文章の引用があったりする。その関係がわかりやすいようにレイアウトしてもらった。
文章の紹介者・担当者、編集者がその引用内に注記する場合には〈中略〉という具合に〈〉を用いている。原著者自身が〈〉を用いている文章もあるが、区別はつくものと判断してそのままにした。
引用した文章の注番号は、体裁は☆12といったものに統一したが、そのまま残した。ただし注の文章は略した。もちろん注に重要な記述のある場合がある。ぜひもとの文章にあたっていただきたい。またその注が所謂文献注である場合には、基本的に〈〉内にその文献を記載した。そして参照されている文献はまとめて、巻末の文献表に並べた。ちなみに、文献表示の方法については基本的にもとの文書に従っており、統一されていない。〈〉内および序章・補章、そして文献表については、基本的に(表記法としては多数派とはいえない)「ソシオロゴス方式」――例えば「(渋谷 2014)」でなく「渋谷[2014]」のように記す――が用いられている。そして、書名等の文献名を略すためにこのような方式を用い、文献名は文献表で見てもらうのが基本なのだが、本書はどんな本・文章があるのかを宣伝・告知する本でもあるから、両方を併記している場合がある。
以上細かなことを述べたが、学術論文や学術書というものにおけるこうした表記法にも一定の合理性がある。本書はいささか変則的な本であるために一貫性が保たれていないことをおことわりしおわびするとともに、こういうことをきちんとさせるのは大切であること、そういうことも学術機関・研究機関で学んでもらうことの一つであることを付記しておく。」
第1回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162140.htm
第2回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162143.htm
第3回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162151.htm
第4回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162152.htm
第5回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162153.htm
第6回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162154.htm
第7回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162155.htm
第8回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162156.htm
第9回のHP版は
http://www.arsvi.com/ts/20162157.htm
UP:201605 REV:
◇『生存学の企て』
◇立岩 真也
◇Shin'ya Tateiwa
◇身体の現代:歴史