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閉会挨拶

立岩 真也 2016/09/23  障害学国際セミナー 2016「法的能力(障害者権利条約第12条)と成年後見制度」,於:立命館大学

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 昨日と今日の午前中、皆さんにお話をし、お話を伺い、そして議論することができて大変良かったと思います。皆さんのご協力に感謝します。
 これはもう大分続いている催しですが、来年もまたその先も続くことになると思います。実は昨日、懇親会のときに各国の世話をしてくださる方々とお話をし、来年はほぼ確実に韓国で開催されることになりそうです。来年の韓国に関しては今回の日本での開催とあまり変わらない形になるかもしれませんが、その後のことはまた、そしてどのような規模で、どのような言語を使ってこれからやっていくのか、変えていくことも含めて検討しながら続けていきたいと考えております。
 今回のテーマに関しては、僕も先ほど手を挙げて質問しようとしていましたが、見えていなかったようで。何が言いたかったのか、クロージングの役を振られたので、特権を利用してお話します。昨日僕がすごく聞きたかったことです。
 日本で2000年に成年後見制度が始まったときに、あまり目立った反対がなかったと申し上げました。でも、韓国でもっと最近に制度ができたときは、障害者サイドはそれに対する反対を表明しました。このこと自体が非常に重要なことだと思うのです。どういう人たちが何を思って、そのときに疑義を、あるいは批判をしたのかということは、これからわれわれがどういう形でこの制度に向き合い、どのように変えていくのかを考えるときに、きっと示唆を得ることもできると思うのです。
 これからどうしていくのかということを考えることは大切ですし、私はそういう視点で今日お話ししたつもりです。そのためにも、各国の制度がどのように成り立ち、それに対して、特に障害者の当人たちのアクターが、どういった言論を行い、どういう行動を起こしてきたのか。そういうことをきちんと記録し、われわれが情報として共有する。そういった意味が、こういうフォーラムの大変大きな意義としてあるとあらためて思った次第です。
 来年はまた違うテーマになると思いますが、いろいろなテーマにどのように向き合ってきたのか、これからどのように向き合うかを、自分の国のことだけではなくて他の、隣の国のことを知ることによって、きっと得られるものがある、良くしていくことができます。そのことを毎年思うのですが、今日も感じた次第です。
 また来年お会いしたいと思います。どうもありがとうございました。

 →病者障害者運動史研究 
UP:2016 REV:
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