映像と音声とがあって、それで生きていることの感じが伝わってくる。当たり前といえば当たり前だけれど、やはりそう思う。大きな声ではないけれども、元気な感じ、とか。じっと動かないけれども、その人のなかが動いている感じとか、見透かしている(ように見られる側が思ってしまう)感じとか。
時々ではあるけれど人工呼吸器のユーザーに会ったりすることがある私にとっては、なんだが当たり前になってしまっているところがあって、それが字を書くだけの私の文章で伝わってるのだろうか、だいじょうぶだろうとか、と思ってしまう。
でも共存共栄、だ。私(たち)は、尊厳死法って何だとか、この人はどんな人だ、とか、解説をしたりおまけの情報を集めて知らせていたりしているし、これからもするから、こちらもよろしく。
そうだ、と思ってここから、海老原宏美さんとか、児玉真美さんとか、渡部哲也さんとか、それから自生活センターだとか、呼ネットだとか、人工呼吸器をつけた子の親の会<バクバクの会>だとか、その、尊厳死だの安楽死だの、そしてまずは人工呼吸器だとか、こちらにあるページにリンクさせてみた。少ないあるいはすこし多い情報があります。映画を見てからご覧ください。
と書いていたら、公式サイト以外にこちらにも、ページを作ればいいんだと思った。それで作ってみた→『風は生きよという』。あまり更新できないだろう、文字だけのページになるだろうが、ごらんください。
■cf.
◆立岩 真也 2009/08/10 「人工呼吸器の決定?」
[English]/[Korean]/[Chinese]
◆立岩 真也 2004/11/15 『ALS――不動の身体と息する機械』,医学書院,449p. ISBN:4260333771 2940 [amazon]/[kinokuniya] ※
□第5章 呼吸器のこと
□1 選択、とされること
□2 事態の到来
□3 家族が尋ねられる
□4 本人が決める
□5 決定の変更
□6 まず起こること
□7 知った上で決めればよい、か
□第9章 その先を生きること
□1 危険
□2 機械の肯定
□3 無為
□4 遮断
□5 世界の受信
□6 送信
□第10章 その先を生きること・2
□1 暮らすこと
□2 暮らすためのもの
□3 暮らすためのもの・二〇〇〇年以降
□4 「医療行為」
□5 戦略について