昨年は『自閉症連続体の時代』をみすず書房から出してもらった。また「身体の現代・集積」というシリーズを、電子媒体で、といってもただのワードのファイル他で、かつgumroad経由で発行・販売することを始めた。去年この欄で出すと記した『私的所有論』(初版1997・勁草書房、第2版文庫版2013・生活書院)の英語版の刊行はならなかった。準備がほぼ整ったのでまずこれを出す。それから『現代思想』の連載の体をなしていない連載から『造反有理――精神医療現代史』(青土社・2013)の続きにあたるような本が次になるか。他にも書いて本にせねばならないことがとてもたくさんあってしまいどうしたものかと悩みつつ、長い話を短くした新書形式のものもほんとうは書くべきなのだろうとも思ったりしている。