2010年8月28日に「障害者運動/学於日本・7――韓国の人たちと」という短文を書いた。
http://www.arsvi.com/ts/20100097.htm
これはこの年の9月、リーズ大学のコリン・バーンズ氏とアリソン・シェルドン氏が集中講義にいらした折、日本のことをいくらかでもお知らせする必要があると思い、またそれを行わないことは失礼であると考え、急ぎ書いたものの一つである。日本語・英語・コリア語になっている。
どこで何を、とか誰が、といった情報が多いのだが、そうしたことごとでも記録・発信しておくいくらかの意味はあると考えてのことだった。ご覧いただければと思う。またこのたび、10月20日、韓国ソウル市で開催された「障害学国際セミナー 2014」のお礼・報告とともに英語・コリア語のフェイスブックにもこの短文の所在を知らせた。
ただこの文章は2010年までのことしか記していない。その続きを書く必要がある。まずその概要、記録のための素材だけを列挙することにする。本便はその第一報ということになる。
「障害学国際セミナー」は2010年、バーンズ氏らが来日され帰国された9月から2か月後、11月に第1回が開催された。研究協力協定にもとづき、隔年でソウル・京都を会場とし、おおまかにいうと旅費を訪問する側が、宿泊等の費用を訪問を受け入れる側が負担するという形でこれまで進められてきた。そして今年が第5回だった。こうして続いてきて何を思っているか、これからどうなっていくのかはまた書くとしよう。今回の第5回では今回は中国からの参加があり、そして来年中国での開催の提案もいただいた。このことも含めて今後のことを考えていくことになる。
その前に、これまでのことを。その概要は以下の通り。
・第1回2010年(於:ソウル)
http://www.arsvi.com/a/20101123.htm
・第2回2011年(於:京都)
http://www.arsvi.com/a/20111109.htm
・第3回2012年(於:ソウル)
http://www.arsvi.com/a/20121123.htm
・第4回2013年(於:京都)
http://www.arsvi.com/a/20131122.htm
・第5回2014年(於:ソウル)
http://www.arsvi.com/a/20141120.htm
と記すとずいぶん短いのだが、上記のひとつひとつの頁をご覧いただきたい。コリア語と日本語で各報告を読むことができる。全部を合わせればずいぶんな量になる。とりわけ韓国からの留学生の方々の多大な協力をえてこれらの作業はなされた。そうした仕事にけっして高い報酬を支払えたわけではないが、センターの予算もずいぶん投じられてはいる。全部読みとおすのは大変だろうけれど、関心のあるものから読んでいただきたい。
立岩真也
http://www.arsvi.com/ts/0.htm