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『人間の条件――そんなものない』表紙
人間の条件   そんなものない
立岩 真也 2010/08/16
 『人間の条件――そんなものない』
 Kyoto Books
目次
簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く[序文]
この本を巡る悲しい話
書評・紹介 □訂正

English  □Korean

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◆立岩 真也 2010/08/10 「本出ました+余談――人間の条件・31」
◆2010 紀伊國屋じんぶんべスト30に採択
 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/bookfair/jinbun2010.html

 
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 ◆目次

■■ 簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く

■■序 

 ■1 なにが書いてあるか
 ■2 なぜそんなことを

■■T できなくてなんだ

 ■1 できることはよい
 ■2 できないことがよいことでもあること
 ■3 だが勝手に持ち上げられたら迷惑であること
 ■4 自分でしない方が楽なことがある
 ■5 代わってもらえない場合
 ■6 他人がいてしまうこと
 ■7 他人は信用できない、から自分で
 ■[補] 民主主義
 ■8 たしかにできないと困る、のだが
 ■9 以前から足りていて、そして楽になっている

■■U ならどうならよいか・1

 ■1 一人ひとりが自分の分という案
 ■2 苦楽の公平はありだと人は思っている

■■V しかしこの世の仕組み――私たちの社会は変だ

 ■1 きまりA:私の作ったものが私のもの/価値B:私がすることできることが私
 ■2 そのことが気になったこと
 ■3 同じにできるようにはならないし、できたからどうというものでもない
 ■4 どうということではないという気持ちをもらったこと
 ■5 「学問」でないものからもらったこと
 ■6 私の作ったものが私のものであるが正しい、理由はない

■■W でも社会はそうじゃないかという話

 ■1 人がそうなるならそうなるという話
 ■2 関係が人を決めるという話
 ■3 ならまず社会を変えてしまえばよいという話
 ■4 順番に、小分けにして、考えてみようと思ったこと

■■X 人は違うものを信じている

 ■1 人は違うものを信じている
 ■2 他者がいた方がよいと思っている
 ■3 たんに私は生きたいと思っている
 ■4 譲れないもののために分けられる

■■Y 差は仕方がない、必要だというお話について

 ■1 そうなってしまうというお話の繰り返し
 ■2 これできまりという答はない、が
 ■3 自然はそうなっているという話
 ■4 都合よく自然をもってきてしまう

■■Z 「機会の平等」というお話がいけてない話

 ■1 差は縮まるという話
 ■2 それなりのことはなされ外堀が埋められる
 ■3 しかしそれでも
 ■4 学校の話・続
 ■5 より「深い」ところに差があるという話
 ■6 で、どうするのか?

■■[ むしろ差は大きくなる

 ■1 差は大きくなる
 ■2 「貧困」の再浮上
 ■3 多くの人を相手にできる商売
 ■4 身体系の商売の一部
 ■5 作り手を限るきまり

■■\ 文句の言い方

 ■1 このままでよい・対・いやよくない
 ■2 搾取?
 ■3 「最低限」を保障でよくはないか、について
 ■4 貧乏の証明問題

■■] 世界の分け方

 ■1 世界を分ける
 ■2 人数で割ってしまえ、という案
 ■3 A:苦労には報いる+人数割り 〜同じだけ働いて同じだけ受けとるという案
 ■4 苦労した分よけいに受けとるという案
 ■5 なかなかそうもいかない→B
 ■6 税を使ってBをAに近づけるという方法

■■XI 違いへの応じ方

 ■1 同じから始めることについての復習
 ■2 違うからこそまず「総額」を同じにすること
 ■3 必要なものが違うとき
 ■4 「ほしいだけ」はなしか
 ■5 経済学が言うことは似ているようで全然違う
 ■6 ありなこともある

■■XII 材料も仕事も分ける

 ■1 お金を分けるだけでよいか
 ■2 材料(知識含む)を分ける
 ■3 人は余る、それはわるいことではない
 ■4 生産を増やすという方法はあまりうまくいかない
 ■5 再び、人は足りないのか多いのか
 ■6 仕事を分ける

■■ 終わりに

 ■ 本の紹介
 ■ 予告

■■ 補
 ■ 補・1 教科書に書いたこと
 ・少子高齢化は「大変」か
 ・政治は何をやるべきか
 ・何を、どう配分するか
 ・世界は世界を救えるか
 ■ 補・2 三人のひとと話してみた
 ・「できる」ことは「人間の価値」ではない――社納葉子さんと
 ・明るくないけど、変えることは不可能じゃない――山田真さん
 ・それでも世の中は回っていく――岡崎勝さんと

 
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簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く[序文]

 2010年に20歳になった子がいて、質問したら、RCサクセション・忌野清志郎といったあたりはあまり聞かないと言う。だから、中学生以上はどうぞ、というこのシリーズの本に書いてもだめかなとは思いつつ、書くのだが、この本を仕上げねばと仕事をしていた2010年の5月2日は清志郎(1951年生まれ)の1周忌の日で、FMで一日中彼の歌をやっていて、すくなくともそれから数日、はまってしまった。ユーチューブをそれまでほとんど使ったことのない私は、「スローバラード」(1976年)の各種ライブ版やらいくつかの 種類のを、そして、それまで聞いたたことのない曲やら含めて、ずっと聞きながら、この本の原稿をなんとか仕上げようとしてきたのだ。
じつは彼のものをそう聞いてきたわけではない。むしろ「洋もの」を聞くことが多くて、それは原稿仕事をしながら音をかけているので、英語の歌詞だと頭に入らなくてよいという事情もあったように思う――おかげで、かどうなのか、英語を私は言語としてまるで認識できないようになってしまっている。そしてここ長くは「歌もの」を聞くことも少なかった。のだが、ここ数日は「スローバード」(1976)ばかり聞いている。
 いくらあらためて感動したにしても、なんでこんなことをここに書いているかは、この本のVの4(95ページ〜)を読んでもらうとすこしわかってもらえるかもしれない。この歌は、なにか新規なというよりは、ものすごく正統なコード進行とメロディーと、そしてものすごく短い歌詞の歌で、しかし、他の数あるまともな歌たちもまたそうであるように、あるいは歌でない様々なものたちもまたそうであるように、それだけでよいのだ、ほんとうは。
 でも私は字を書いている。なんで、そして何を書いて来たのか、書いているのか。この本では、他に書いてないこともいくらかまぜながらそんなことを少し書いてみた。

 一人で書いた3つめの本の副題が「簡単で別な姿の世界」という(2004年)。本題は「自由の平等」というすごくべたな題なのだが、その表紙はひと工夫したつもりで、この二つの題を「自由の平等――簡単で別な姿の世界」と普通にならべて読むこともできるのだが、「自由の簡単な姿」「平等で別の世界」と読むこともできる。

 そんなことを考えていて、書いている。
 なんでそんなことをわざわざという気もする。けれども、書いた方がよいのだろうと思うところもあって、書いている。
 そして、歌うならともかく、字を書くなら、退屈でも、長くなっても、順番通りに書こうと思ってきた。それで、まわりくどいとか、ぐねぐねしているとか、私の書きものの評判はさんざんなのだ。けれどもそれは仕方がないと居直ることにした。短く言えることや言葉もいらないようなことは清志郎のような人に歌ってもらったらよい。私(たち)はそのずっと後にいて、退屈な、でも必要だとは思う仕事をする。そういうことだろうと思う。
 それでもこの本を、今までのものに比べてぐねぐねしないように、書こうと思った。ただ部分的には、ちかごろは大人の間でもしないような話が混ざっていて、いま的には普通でない話もあることはある。てきとうに飛ばしてもらってもよい。
 でも、基本的には、むだなことは書いてないはずだ。ただ、もうすこし――これもまたよく言われるのだが――「具体的」な話を続けてしたいなとは思っている。この本は、理論社のウェブ連載「人間の条件」――すごい題をつけてもらったものだと思う――がもとになっている――ただし、かなり大幅な順番の入れ替えなどを行なった――のだが、それをまだしばらく続けてさせてもらい、この本の続篇をまたそのうち出してもらえればと思っている。

                        2010年5月5日

 
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■この本を巡る悲しい話

 本書は2010年8月16日に発行されました。発行後半年だったかに印税の支払いということでしたが、その前、2010年の秋に理論社は会社更生法の適用を受けることになりました。つぶれたかつぶれたに近いことになりました。まったく突然のできごとでありました。それでひさじふりにまとまった額が払われる予定であった印税――私が書くような本はだいたい初刷2500部ぐらいのものですがこの本はたしか10000部刷ったのではないかと――はまったく支払われないままになりました。そして本書(とよりみちパン!セシリーズの多く)は、その時の会社の対応のこともあり、担当の編集者から話があり、ここからは販売されないことになりました。まあまあ売れていた本書はしばらく入手できないことになりました。
 その後、この本(とよりみちパン!セシリーズの多く)はイースト・プレスという出版社で販売されることになりましたが、ここでも会社との間で問題が起こったようで、ここでの販売もされないことになったようです。そしてここでも印税は支払われていません。アマゾンなど見るとまだ販売されているようですが、その事情はよくわかりません。
 というような次第です。別の出版社からという話もないではないですが、今のところ実現はしていません。それでとりあえず「唯のテキストファイル版」を出すことにしました。ふりがなと挿絵がなくなってしまいましたが、文章は読めます。この版を作るにあたりひさしぶりに見返してみると、微妙にくだけた文体がこういうものでよかったかという思いはあるものの――しかし他のやり方は思いつかず――中身的にはけっこうよいではないかと思えました。まず一冊、これを読んでいただけると、と思います。400円です。→Gumroad
 そしてさらにもう少しという人は、やはりこのたび電子書籍版で出た『私的所有論』他をお買い求めていただきますようお願いいたします。電子書籍版『私的所有論』1000円です。→Gumroad

※以下は2011に記した注記。現在は上記のような状態です。

説明は略しますが、理論社に対して契約解除の手続きを行いました。(理論社はこの本を、書店に出ている分については仕方ないみたいですが、販売することができません。& 理論社は印税を現在まで売れた分も含めてまったく払いません。)
今後アマゾン等含む書店でお買い求めの際は上記、イーストプレス版(今後はここから「よりみちパン!セ」シリーズの再刊・新刊が出ていくことになります。)でお願いいたします。(2011.7)
 →http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=1335

■『人間の条件 そんなものない』を読んだ人に

 著者 立岩真也さんからのおすすめメディア
 恥ずかしついでに中〜高校の時に読み聞きしていたもの順番に。小説は忘れたので略。
◇『谷川俊太郎詩集』(1965、思潮社、「続」は1979、思潮社)
今でも希に本の題とかに使える言葉がないかと開くことあり。成功したことはなし。
◇The Rolling Stones のいろいろの中の幾つか
学校に行く前威勢よくなるため聞いていたのがどれだったのか、特定できませんでした。
◇Eric Dolphy at the Five Spot, Volume 2(録音1961、CDあり)
偉すぎてめったに聞かない人ですが、“Aggression”は頭に来てる時とかよいです。
◇武満徹「ガーデンレイン」(録音1974、LP『ミニアチュール第5集』、題名の違う中身の同じCDは廃盤だが他で探せなくはない)
高校の図書館で借りた『音、沈黙と測りあえるほどに』(1971、新潮社)を見つけて知って最初に買ったLPに収録。初期の曲の方が私は好き。
最後のは大学に入ってから
◇『1900年』(1976、ベルナルド・ベルトルッチ監督)
映画観ていると人生終わりそうなので、25年ほど前に観るのをやめました。


 
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書評・紹介・言及

◆2016/10/06 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/783909527481573376
 「じつは本屋で売っていけない『人間の条件――そんなものない』唯のテキストファイル版、この10月3つめ発売。400円。悲しい事情は→http://www.arsvi.com/ts/2010b2.htm#e 久しぶりに見たらけっこういい本でした。本一覧→http://www.arsvi.com/ts/sale.htm gumroad使わない人はメールください。」

……

◆2012/07/20 http://taiyoumidori.blog61.fc2.com/blog-entry-349.html

◆2012/03/10 http://1000nens.com/2012/03/%e4%ba%ba%e9%96%93%e3%81%ae%e6%9d%a1%e4%bb%b6/

◆2012/01/31 http://oh-akubi.sblo.jp/article/53384410.html

◆2012/01/04 http://d.hatena.ne.jp/nekohashiru/20120104

◆2011/11/30 http://qqmasa.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-a2d7.html

◆2011/11/20 http://book.akahoshitakuya.com/b/4652078552

◆2011/08/27 http://blog.goo.ne.jp/ambient_samurai/e/d4169867448d913a08f741ef03991f8d

◆2011/08/12 http://blog.goo.ne.jp/ambient_samurai/e/ba9bfcba50cbbbeca6faa4064decfe77

◆2011/08/05 http://blog.goo.ne.jp/ambient_samurai/c/c52e565feb0b5c2ab52031f8ee65beb6

◆2011/08/01 http://passion-fruit.blog.so-net.ne.jp/2011-08-01-3

◆2011/07/13 http://twitter.com/#!/tsu91/status/91078438932324352

◆2011/05/22 http://twitter.com/#!/wsary/status/72267488909463553

◆2011/05/13 http://ameblo.jp/kitakawatinotorako/entry-10890194272.html

◆2011/05/01 http://plaza.rakuten.co.jp/gekijyou218/diary/20110501/

◆2011/02/11 http://d.hatena.ne.jp/subekaraku/20110211/p4

◆2011/01/31 http://d.hatena.ne.jp/tkfms/20110131#p1

◆2011/01/29 http://d.hatena.ne.jp/tkfms/20110129#p1

◆2011/01/29 http://twitter.com/TomTomJoad/status/31331456601030656

◆2011/01/12 http://komobunailand.blog10.fc2.com/blog-date-20110112.html

◆2011/01/07 http://chiiki-sapmed.blogspot.com/2011/01/blog-post_07.html

◆2011/01/07 http://twitter.com/papaiya5/status/23165650197291008

◆2011/01/02 http://twitter.com/yoshihiro_abe/status/21389352160460800

◆2010/12/08 http://twitter.com/hahaguma/status/12384025280782337

◆2010/11/25 http://blog.goo.ne.jp/wamgun/e/cc352260c78fa59054e7d961943b3aee

◆2010/11/07 http://twitter.com/akirevolution/status/1092851836391424

◆2010/11/07 http://d.hatena.ne.jp/ortica/20110513/p5

◆2010/11/07 http://twitter.com/fryer_tokyo/status/1054936863350785

◆2010/11/07 今週の本棚・新刊:『人間の条件 そんなものない』=立岩真也・著 (理論社YA新書よりみちパン!セ・1575円)
 毎日新聞 2010年11月7日 東京朝刊
 http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20101107ddm015070034000c.html
 「『私的所有論』(九七年)以来、何冊もの話題作を世に送ってきた著者だが、いかんせん、文章が入り組んでいて読みにくかった。限定句が多く、論理をたどるのが大変なこともしばしば。ところが、この本は中学生向けという。冒頭には漫画。「立岩先生の本は、分かりにくくて、ぐねぐね」。こんな台詞( せりふ )を受けての本だ。「立岩ワールド」への恰好(かっこう)の案内書かも。
 それにしても、「人間の条件」とは、いかにも重いテーマだ。立岩先生の断、「そんなものない」と。そのことを、一切の妥協もなしに、論理を尽くして説明しきる。「ぐねぐね」感が払拭(ふっしょく)されたとはゆかないけれど、抵抗感が薄れたのは確か。既読の他の作品を、もう一度読み直す気にさせた一冊。(た)」

◆2010/11/01 http://twitter.com/ICC55052/status/29356541724

◆2010/10/23 http://twitter.com/gen_genya/status/28681901648

◆2010/10/23 http://twitter.com/KARAIMOBOOKS/status/28487455796

◆2010/10/23 http://twitter.com/ugasu/status/28524739764

◆2010/10/22 http://d.hatena.ne.jp/kimashita/20101022/1287759945

◆2010/10/18 http://mainichi.jp/area/kagawa/letter/news/20101018ddlk37070384000c.html

立岩 真也 2010/10/15 「正義は語られた方がよいのだがどんな具合に語られているのだろう」,『週刊金曜日』819:26-27

◆2010/10/15 http://twitter.com/KARAIMOBOOKS/status/27408063131

◆2010/10/15 http://twitter.com/yowayowa/status/27391492639

◆2010/10/12 http://blog.goo.ne.jp/wamgun/e/6062d8c41addbadfe23bae17c9a4919a

◆2010/10/10 http://twitter.com/mxnishi/status/26917912709

◆2010/10/09 http://blog.goo.ne.jp/wamgun/e/e7c34efac14e13b426ceffe47a8cbf72

◆2010/10/09 http://twitter.com/silly_fish/status/26814134596
◆2010/10/07 http://twitter.com/kenichiHesse/status/26642154697
◆2010/10/07 http://twitter.com/aquamosh_natsu/status/26624250007
◆2010/10/07 http://twitter.com/aquamosh_natsu/status/26623663771
◆2010/10/07 http://twitter.com/yomisuke/status/26608371238
◆2010/10/07 http://twitter.com/akirevolution/status/26605759402
◆2010/10/07 http://twitter.com/myzkyss/status/26601418519
◆2010/10/06 http://twitter.com/akirevolution/status/26605759402
◆2010/10/06 http://twitter.com/Carubo35/status/26557493856
◆2010/10/06 http://twitter.com/warakoichi/status/26554429082
◆2010/10/06 http://twitter.com/lifegoesontokyo/status/26544880372
◆2010/10/06 http://blog.goo.ne.jp/wamgun/e/70a03af0b68ec972706160184ccc504b
◆2010/10/01 http://d.hatena.ne.jp/yuruyurutei/20101001#1285920670
◆立岩 真也 2010/10/01 「人間の条件?――唯の生の辺りに・6」,『月刊福祉』2010-10
◆立岩 真也 2010/**/**  「人間の条件→そんなものない」 ,『バクバク』(バクバクの会) 2010/08/01の講演の記録
◆2010/09/28 http://sonia.asablo.jp/blog/2010/09/28/5374004
◆2010/09/26 http://blog.goo.ne.jp/wamgun/e/124c0341de6d335cb60b4031cf33d821
◆2010/09/25  http://twitter.com/heartfulmachine/status/25492992950
◆2010/09/24 http://blog.canpan.info/katatsumuri/daily/201009/24
◆2010/09/24 http://twitter.com/takaoknd/status/25359535504
◆2010/09/23 http://chishu.blog.so-net.ne.jp/2010-09-23-1
◆2010/09/23 http://newmoon555.jugem.jp/?day=20100923
◆2010/09/22 http://we23randoku.blog77.fc2.com/blog-entry-1529.html
◆2010/09/22 http://chishu.blog.so-net.ne.jp/archive/20100922
◆2010/09/18 http://www.libro.jp/m/recommend/2010/09/001383.php
◆2010/09/17 http://sbb.flop.jp/2010/09/
◆2010/09/17 http://rakuhoku.blog87.fc2.com/blog-entry-622.html
◆2010/09/15 http://twitter.com/yoshida45/status/24487018123
◆2010/09/13 http://twitter.com/takakedo/status/24367384791
◆2010/09/13 http://twitter.com/anhebonia/status/24344467582
◆2010/09/11 http://twitter.com/teikeido/status/24186365292
◆2010/09/11 http://d.hatena.ne.jp/sociologist/20100911
◆2010/09/10 http://twitter.com/daiota/status/24105111643
◆2010/09/08 http://osaka-ikuseikai.or.jp/sonota/file/vector/vector143.pdf
◆2010/09/07 http://blog.canpan.info/ikuseikaiosaka/archive/181
◆2010/09/07 http://blog.canpan.info/ikuseikaiosaka/daily/201009/07
◆片岡 義博 2010/09/06 「現代の「正しさ」を疑うレッスン」(共同通信配信)
 『東奥日報』 http://www.toonippo.co.jp/news-kyo/entertainment/20100906010003211.asp
 『琉球新報』2010-09-06 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167263-storytopic-142.html
 『神戸新聞』 http://www.kobe-np.co.jp/knews/book/0003404253.shtml
 『信州 Live on』 http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_164079
 『47CLUB』 http://flat.kahoku.co.jp/u/bookreview/?y=2010&m=09&d=6&ca1=
 『47NEWS』 http://www.47news.jp/topics/entertainment/2010/09/post_3366.php
 『fu+』 http://www.fukuishimbun.co.jp/fu/000_news/detail.php?page=article&storyid=5710
 『岐阜新聞』 http://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/entertainment-culture/books/EN20100906010003211204591A.shtml
 『福島民報』 http://town.sanyo.oni.co.jp/news-k/d/2010090601000321
 「できることはよいことか、という問いから本書は出発する。
 この社会では、できると得をする。ここから能力主義というテーマが導かれる。それは障害者差別や老人介護の問題につながる。
 できる人は価値があると見なされる。できなければ価値がないという見方は、尊厳死の論議を呼び、自己決定・自己責任という主題に連なる。
 できる人は対価を多くもらえる。貧困や格差の問題が浮上する。できない人にも最低限の生活をという主張からは、ベーシックインカムやワークシェアリングの話になる。
 さあ、そんなふうに著者は現代社会が直面するテーマを原理的に問い直し、どのレベルで何が問われているのかを腑分けしながら問題のありかを探り出す。そして、世間で正しいと言われていることは必ずしも正しくはないし、当然とされていることは言うほど当然ではないことを解き明かしていく。できることは別によいことではないのだ、と。
 本書の真価は導かれた結論にではなく、むしろそのプロセスにある。読者は著者の千思万考を追いながら「疑う作法」を学び、「思考のレッスン」を受けることになる。
 中学生以上に向けた「よりみちパン!セ」シリーズの1冊なので難しい専門用語はいっさいないが、かなり厚めで(約400ページ!)、著者独特のうねうねした文章に付いていくのはそう簡単ではない。
 一気に読み通そうとすると脳細胞が疲弊する。1日1章、行きつ戻りつゆっくりと読むことをお勧めする。
 (理論社 1500円+税)=片岡義博
片岡義博のプロフィル
 かたおか・よしひろ 1962年生まれ。共同通信社文化部記者を経て2007年フリーに。共著に『明日がわかるキーワード年表』。日本の伝統文化の奥深さに驚嘆する日々。歳とったのかな。たかが本、されど本。そのあわいを楽しむレビューをめざし、いざ! (共同通信)」(全文)
◆2010/09/05 http://kyushu.seikyou.ne.jp/shared/book_ranking/ranking_jinbun.php(10位)
◆2010/09/02 http://favotter.net/status.php?id=22787155129
◆2010/09/01 http://www.lococom.jp/MachicomTownBlogDetail.next?blogseq=180143&miseurl=osteo
◆2010/09/01 http://www.lococom.jp/MachicomTownBlogDetail.next?blogseq=180143&miseurl=osteo
◆2010/09/01 http://d.hatena.ne.jp/x0123456789/20100901
◆2010/09/01 http://lifeforone.exblog.jp/13893386/
◆2010/08/31 http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A2JJQEIXV7U0GB/ref=cm_pdp_rev_title_1?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview
◆2010/08/29 http://twitter.com/anhebonia/status/22425919875
◆2010/08/29 http://twitter.com/beerhole/status/22495873637
◆2010/08/28 http://twitter.com/libro_jp/status/22348148899
◆2010/08/28 http://blog.livedoor.jp/yusuke-kakita/archives/2010-08.html#20100828
◆2010/08/27 http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20100827
◆2010/08/26 http://d.hatena.ne.jp/eirene/20100826
◆2010/08/26 http://d.hatena.ne.jp/eirene/20100826/1282803148
◆2010/08/26 http://twitter.com/acoela/status/22162070271
◆2010/08/25 http://askatasuna.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-a906.html
◆2010/08/23 http://twitter.com/yan19821028/statuses/21906048995
◆2010/08/22 http://blog.with2.net/find_item-cache.php?id=128244760400&key=%B3%D8%B9%BB+%B6%B5%B0%E9
◆2010/08/22 http://favotter.net/status.php?id=21675720073
◆2010/08/22 http://ameblo.jp/yoursinger/entry-10626759098.html
◆2010/08/22 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20100822/p2
◆2010/08/22 http://saruta.exblog.jp/14448058/
◆2010/08/21 http://we23randoku.blog77.fc2.com/blog-entry-1470.html
◆2010/08/21 http://d.hatena.ne.jp/bokosu/20100821
◆2010/08/21 http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A2QTDR59J1LA5G/ref=cm_aya_bb_rev
◆2010/08/21 http://favotter.net/status.php?id=21674673312
◆2010/08/20 http://twitter.com/sobsin/status/21674673312
◆2010/08/20 http://d.hatena.ne.jp/honkinomi/20100820
◆2010/08/20 http://d.hatena.ne.jp/nozomimatsui/20100820
◆2010/08/20 http://twitter.com/sobsin/status/21675720073
◆2010/08/19 http://jane07.blog104.fc2.com/blog-entry-277.html
◆2010/08/19 http://jane07.blog104.fc2.com/blog-date-20100819.html
◆2010/08/19 http://jane07.blog104.fc2.com/blog-entry-277.html
◆2010/08/19 http://twitter.com/asahipress_2hen/status/21571358319
◆2010/08/18 https://twitter.com/suzukisgr/status/21490417539
◆2010/08/18 「人間の条件、そんなものない。」
 『ライター社納葉子のテララ町ぶるーす』 http://www.handworks.jp/leaf/?p=555
◆2010/08/17 http://d.hatena.ne.jp/algreen/20100817/
◆2010/08/16 http://twitter.com/junkuike_jinbun/status/21294923236
◆2010/08/16 http://twitter.com/sasakiatsushi/status/21488264650
◆2010/08/16 http://twitter.com/Ryoko_is/status/21297116769
◆2010/08/10 http://twitter.com/ootsukit/status/20762926817
◆立岩 真也 2010/08/10 「本出ました+余談――人間の条件・31」
 理論社・ウェブマガジン http://www.rironsha.co.jp/special/ningen/no031.html
◆2010/08/10 http://twitter.com/Ryoko_is/status/20770037952
◆2010/08/09 http://twitter.com/ayayasatsuki/status/20702926116
◆2010/08/09 http://www.twaitter.com/UserPages/ShowMessage.aspx?msg=20764202059
◆2010/08/07 http://twitter.com/leikoi/status/20592340511
◆2010/08/03 http://d.hatena.ne.jp/ajisun/20100803#
◆2010/08/01 http://www.lococom.jp/mblist/osteo/180143/
◆立岩 真也 2010/08/01 「障害者運動とそのいのち観」
 バクバクの会結成20周年記念総会「今こそ“いのちを考える”人工呼吸器からつながる未来へ世界へ」,於:東京
◆2010/07/21 http://twitter.com/ryoko_is/status/19071926967
◆2010/07/21 http://twitter.com/morino-kumasan/status/19070243238
◆立岩 真也 2010/07/10 「本出ます――人間の条件・30」
 理論社・ウェブマガジン http://www.rironsha.co.jp/special/ningen/no030.html

※理論社版の時のアマゾンのカスタマーレビュー

◆2011/04/07 中身は硬派
By cabaret voltaire (六甲山系)
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0

同時期に出た『ベーシック・インカムの哲学』の第一部で筆者が展開する議論
が簡潔に記されている。どちらがわかりやすいかは人それぞれ。
補論として収録された高等学校の教科書に寄せたエッセイがいい。
学校では教科を学ぶことの「意味」の自明さが少なくとも建前としては(いや
、最近は教師も本気で信じているかもしれないと感じることもあるが)承認さ
れているが、その前提自体を問いに付す契機となるような内容を含む。じっさ
いに中高生と中身を議論したみたら面白い。周りに中高生がいる方、どう?

◆2011/03/31 「高校生の著者が居眠りをする」の図が良い。
By ゆちょ
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0

本書は著者がこれまで出版してきた本に関する著者自身による解説書という印象。シリーズ自体は子ども向けなのだが、家の子(小4)には読めなかった。ふりがなをふってあるが使われている言葉が難しいとのこと。
一方で、著者の本をこれまで読んできた人間にとっては裏話を聞きながら著者の本をふり返るようで面白かったし、なるほどと思う部分が多かった。

◆2011/02/22 かなりらでぃかる,
By N.K
"自分が生産したものは自分のもの"、"自分がすること出来ることが自分の価値"、みんなあたりまえのように受け入れているけれど、これって正しくないんじゃないのってことを証明しようとしている本。
できること(何かしらの能力)が人の存在価値を決めるのはおかしいっていう議論はよく聞くけど、生産したもの(労働の成果)を本人が受け取ることへの疑問は初めて見ました。
モノが余って働く必要がある人が減るから失業が起こる。消費を刺激して需要を増やすのがセオリーだが、そもそも労働需要がないってことは悪いことなのか。稼ぎがないってことが問題なのであって、労働の必要がなくなるっていうことは自体は良いことなのではないか。というようなことも言っていますが、ホントその通りだと思います。
できない・作れない人達の側に立ったただの理想論とも受け取れますが、この著者は目立つために極論を言っているのではなく、本当に実現を願っているという気持ちが伝わってきました。
こういう姿勢、かっこいいなぁって思います。

◆2010/10/28 「余り者」が勝手に動く(働く)ことの価値,
By halfofheart1980
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0

この本を読んで私がいちばん触発されたのが、主婦とか、学生とか、「就労弱者」とかの、「余っている労働力」の「働き」の問題です。
そもそも、労働力が「余らされている」ということは、「足りている」証拠であり、したがって「余らされている」当人たちが責められる筋合いはないし、その人たちの価値が低いということにはならない、というのはまさにもっともです。
そうすると、問題はそこから先。余らされている人たち(この人たちが「労働者」とみなされていないことはこの場合、損失でも利点でもある、やっかいな問題なのですが)が、どうするかということ。「働きたくないから働いていない」人はその中でそう多くはないでしょう。本当は働いているつもりなのに、そうカウントしてもらえない。好きな仕事を少しずつしていきたいけど、そんな働き方は世間では通用しない。だからしょうがなくその「余らされた」立場にい続けてしまう。そうすると、「余っている労働力」の本来できる/やりたがっている/実はしている「労働」の価値をどう捉えていくのかということになります。家事労働に値段をつけるのが正解なのか? 「非営利」であるべきなのか?、それとも「起業」して稼ぐほうがいいのか? 稼げなかったら誰に保障してもらうのか?――いろいろ問題が出てきます。それを、政策的な視点だけでなく、当事者による「働きの価値づくり」の志向も視野に入れながら、考えていけたらいいな、と(この本を読んで、私個人的に)思いました。
PS. 私は先日、とあるシンポジウムで、「ろくすっぽ働けていない者たちの労働運動」のおもしろさについて話したのですが、国の「福祉的」政策や企業の「良心的配慮」なんかを期待するより先に、どんなかたちであれ働いている人たちが、勝手に集まって勝手に価値を作っていく、必要ならその価値の保障を求めて声を上げる、といったことをやっていくことのほうが先にあるべきで、あるはずだと思い、期待を寄せています。

◆2010/08/31 能力主義の近代社会のむこうに新たな社会の姿を描くために,
かものはしお
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0

 この本を読んで、能力主義への批判とその対案を著者は考えているし考えてきていたのかと素朴に思った。著者は近代社会を能力主義を根本原則とする社会としてみなしている。そしてそのオルタナティブ(「簡単で別な姿の世界」と著者はいう)を提出している。と、いうことは、著者は近代ではない社会のあり方を提示するために物を書いてきたのだ。そのことが、本書を読んでようやくはっきりとわかった気がした。
 著者は、自分の書いていることは障害者運動を含む運動のなかで言われてきたことでもあり、自分は「後衛」としてそれを一つ一つ考えているに過ぎないと述べているけれども、たぶんそれだけではない。原理だけでは世界や社会は作られていないから、具体化するためにさまざまなことを付け加えて考えなければいけないからだ。
 能力主義へのオルタナティブとして著者が考えている方向性は、とりわけ障碍をめぐって端的に現れてくる、できるとかできないとかいう個々人の能力のちがいが、その人の境遇を決定的に規定してしまわない社会である。そして著者は、原理だけではなく手段(分配する対象や税の取り方など)についても、一歩一歩具体的にしていきつつある。でも、まだその世界は姿を完全に現してはいないように思われる。
 著者の言っていることにわかりにくさがあるとすれば、それが我々も著者もまだ暮らしたことのない新たな世界(というか、近代社会のオルタナティブということであれば、それは「世界」ではなく、やはり「社会」ということになるのでは)について、あまり知られていない書き方で書いてあるからであるように思える。本書は、その姿がはっきり現れてくるまでの見取り図としても使うことができるだろう。

◆2010/8/21 じつは「社会学的啓蒙」の書?,
By みけにゃんこ7号 "hwb25586"
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0

 〈人間の価値と,できる/できないは別〉〈ただ生きているだけでいい〉〈働ける人が働いて,必要な人が取ればいい〉……という著者の主張.そしてそれらの主張を根拠づけている〈私的所有を根拠づけている主張には論理的整合性も正当性もない(だからそんな主張を信じる必要はない)〉〈現状では,分配するための財が足りないというのはウソ(だからそれを口実に再分配を否定するのは誤り)〉……という著者の指摘.それらはじつに〈明快〉であるし,〈適切〉であるし,しかも一貫している.にもかかわらず,著者の書きもの,そして主張は〈わかりにくい〉ともっぱらの評判である.
 本書は「よりみちパン!セ」シリーズの一冊である.そのせいかどうかはわからないが,著者による主張の明快さ・適切さ・一貫性はそのままだが,だいぶ〈わかりやすい〉文章となっている.文体はこれまでの著者の書きものとほとんど変わらない「まわりくどい」「ぐねぐねした」ままにもかかわらず,だ.ならば,著者の主張を〈わかりにくい〉ものにしてきたのは,けっして著者の文章・文体ではない,ということになる.
 本書を一読すれば,著者の主張をわかりにくいものとしてきたのは,われわれにとって相対化できない,しかし実際のところ複数あるうちの一つでしかない〈世界のあたりまえの姿〉なのだということがわかる.そして,そんなものを信じる必要もなければ,別様の世の中のあり方を,構想し作りあげることが可能であることも,わかる.
 その意味で本書は,すぐれて「社会学的啓蒙」の書だといえる(著者や,著者のファンがどのように考えているのかは,わからないが).

■連載についての言及

◆2010/10/07 http://twitter.com/ktomooka/status/26603541469
◆2010/02 http://twilog.org/bokosu/date-100202
◆2010/01/27 http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/1261/
◆2009/02 http://ameblo.jp/sin-cos-tan/entry-10278487122.html
◆2008/08 http://d.hatena.ne.jp/nichiten/200808
◆2007/08 http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070825/1187971594
◆2007/02 http://yourchoice.exblog.jp/m2007-02-01/
◆2007/02/14 http://mblog.excite.co.jp/user/yourchoice/entry/detail/?id=4736933
◆2006/08 http://d.hatena.ne.jp/falcon1125/20060808

 
>TOP

■訂正

◆p.13・6行 「この本のU(77ページ〜)」→「この本のVの4(95ページ〜)」

入試問題

◆2011年度海城中学校・国語
 「人間が、外界を……すぐには見つからないはずだ」
 http://www.keimeisha.jp/examination/11_analysis/pdf/kaijou.pdf

■Gumroadでの告知

 広告・解説→http://www.arsvi.com/ts/2010b2.htm
 一人で書いた3つめの本の副題が「簡単で別な姿の世界」という(2004年)。本題は「自由の平等」というすごくべたな題なのだが、その表紙はひと工夫したつもりで、この二つの題を「自由の平等――簡単で別な姿の世界」と普通にならべて読むこともできるのだが、「自由の簡単な姿」「平等で別の世界」と読むこともできる。
 そんなことを考えていて、書いている。
 なんでそんなことをわざわざという気もする。けれども、書いた方がよいのだろうと思うところもあって、書いている。
 そして、歌うならともかく、字を書くなら、退屈でも、長くなっても、順番通りに書こうと思ってきた。それで、まわりくどいとか、ぐねぐねしているとか、私の書きものの評判はさんざんなのだ。けれどもそれは仕方がないと居直ることにした。短く言えることや言葉もいらないようなことは清志郎のような人に歌ってもらったらよい。私(たち)はそのずっと後にいて、退屈な、でも必要だとは思う仕事をする。そういうことだろうと思う。
 それでもこの本を、今までのものに比べてぐねぐねしないように、書こうと思った。ただ部分的には、ちかごろは大人の間でもしないような話が混ざっていて、いま的には普通でない話もあることはある。てきとうに飛ばしてもらってもよい。
 でも、基本的には、むだなことは書いてないはずだ。
 (本書冒頭「簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く」より)


 

■古い情報
唯のテキストファイル版発売(2016/10/06)400円です→gumroad経由 その事情


UP:20100506 REV:20100507, 08, 09, 10, 0703, 21, 0803, 06, 07, 12, 13, 19, 20, 25, 27, 29, 31, 0901, 02, 03, 07, 08, 09, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 24, 1001, 04, 05, 07, 09, 12, 15, 18, 23, 29, 1101, 07, 25, 1215, 23, 20110107, 16, 21, 30, 0202, 11, 0309, 0509, 16, 0703, 16, 0807, 17, 0902, 20120105, 21, 0205, 0315,0720, 20141201, 20161006, 07, 12
Kyoto Books  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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