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なんのための「緩和」?

立岩 真也 2009/08/27
第15回日本難病看護学会学術集会 特別シンポジウム 於:山形県立保健医療大学
http://square.umin.ac.jp/intrac/convention.htm


■特別シンポジウム「難病療養者の緩和ケアを考える」

  2010/08/27 13:00〜15:00
 ・中島 孝(国立病院機構新潟病院)
 ・阿部 まゆみ(名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻)
 ・立岩 真也(立命館大学大学院先端総合学術研究科)

■お話したこと

 シンポジウムの録音記録はいずれ文字化され、公開されるとうかがっている。以下は、15分ほどで話した話の一部をさらに縮めたもの。

◇立岩 真也 2010/**/** 「なんのための「緩和」?」,『日本医事新報』 [原稿送付:2010/09/08]

■「むしろ当日話せないだろうことについて」(抄録集のために送ったった文章)

  『ALS――不動の身体と息する機械』(2004、医学書院)、『良い死』(2008、筑摩書房)、『唯の生』(2009、筑摩書房)に、まず書かねばならないと私が思ったことは、書きました。自分で決めること、とか、自然に死ぬこと、とか、一つひとつについて、ひとまとまりのことを言おうとすると、相当の時間を要します。私の言いたいことの基本は単純ですが、それでも、短い時間にお話しするには適していないだろうと思います。そういうことごとについては、すみませんが、本の方を読んでいただければと思います。また私がどんなことを考えてきた人なのかについては、この8月に出版していただいた理論社の「よりみちパン!セ」シリーズ(総ルビ入り、「中学生以上すべての人の」を謳っているシリーズです)の一冊、『人間の条件――そんなものない』をご覧ください。これまでの私の本の中では一番安価な本でもありますし、イラストも入ってますし。(下記するホームページに入っていただくと、それらの本の紹介があります。またそこから私の方に直接に注文をいただくこともできます。)
  また、ここ数年の間に様々起こったことについては、また現在様々に試みられていることについては、ホームページ他をご覧ください。現在私たちは、立命館大学グローバルCOEプログラム〈「生存学」創成拠点――障老病異と共に暮らす世界の創造〉の活動をしています。「生存学」で検索すると初めの方に出てきます。そこに「神経難病」「良い死?」「異なる身体のもとでの交信」といった項目があり、そこから――残念ながらあまり中身のないものもかなりあるのですが――様々なページにリンクされています。私たちのところの大学院(先端総合学術研究科)の院生他の学会報告などもご覧になることができます。また『生存学』という雑誌を発行しています。生活書院から発行されており、書店でお買い求めいただけます(詳細はやはり上記のHPを)。その創刊号(2009)には、西田美紀「独居ALS患者の在宅移行支援(1)――2008年3月〜6月」から始まる、(1)から(4)の4本の論文の論文が掲載されています。また第2号には堀田義太郎「単なる生の質――終末期医療とQOLの臨界」、川口有美子「患者会組織の国際的展開――ALSにグローバル・スタンダードは必要なのか?」等が収録されています。どうぞご覧ください。
  当日は、他の演者のみなさんのお話を受けつつ、その場でお話しするとよいと思ったことをいくつか、手短に、と思います。なにより、演者の方々や会場のみなさん、学会員の皆さんからいろいろと教えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


UP:20100506 REV:
「難病」  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa
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