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生存学

立岩 真也 2009/04/30
望月昭・サトウタツヤ・中村正編『対人援助学キーワード事典』,晃洋書房,p.127-128


■生存学 (羅)Ars Vivendi
 過去に他の使用例がないわけではないが、立命館大学的には、グローバルCOEの申請にあたりごく短い標語を求められ、2006年末に考案された語で、採択されたために、2007年度から若干の予算とともに実在することになった。その研究企画・拠点は、正しく(長く)は「立命館大学グローバルCOEプログラム〈生存学〉創成拠点――障老病異と共に暮らす世界の創造」と呼ばれる。その英訳には苦慮し、結局「Ars Vivendi: Forms of Human Life and Survival」となった。「Ars Vivendi」とはラテン語で「生の技法」といった意味である。生存学がなんであるのか、それを定義する必要はたぶんない。申請書類等、上記拠点の関係者が何をしようとしているのかは、また上記拠点その他で毎日産出される「成果」は、そのウェブサイトに掲載されている。人手は常に不足しており、おそらく経済的にはどんな利得ももたらさないであろうが、研究活動への参画を常に歓迎している。

文献:『生存学』(生活書院、2009年に創刊号発刊)
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執筆者名:立岩真也、たていわしんや、立命館大学大学院先端総合学術研究科・教授


UP:20090106 REV:
立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa
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