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コメント

立岩 真也 2007


京都府長岡京市の開業医がALSの義母に告知をせず、死に至らしめた件

◆『朝日新聞』2007-7-2夕刊

 *以下『朝日新聞』(京都支局)へのコメント。
  (そのまんまに近いかたちであれば、私のコメントとして使っていただいてかまいません。)

電話取材をもとにいただいた案
 立命館大学の立岩真也教授(社会学)の話 私は本人に可否を聞きさえすればいいとは思わないし、告知をしないこともあり得ると考える。だが、ALSは先の長い病気であり、告知をすべきだったと思う。本人には呼吸器を着けて生きる実感がわからないかもしれないが、実際には着けて普通に生きることが出来る。生きられる人間が生きられる環境をつくるのが医療の原則だ。医師はなすべきことをなさなかったといわざるを得ない。

それをもとに私が書いた案
 立命館大学の立岩真也教授(社会学)の話 説明と同意がなかったことが当然問題とされようが、それだけが問題だとするのは間違いだ。死ぬと言われたらそのまま死なせればよいか。そうではないだろう。説明と同意は絶対の原理ではない。それは生きられる人を生きられるようにするのが基本だからだ。この医師が行なったのはそれと逆のことであり、呼吸器を使って長生きできる人を死なせた。そのことを書いて専門誌に投稿し、問題にされなかった。それが問題なのだ。

◆読売テレビ 2007-7-2 18時からのニュース

 *上と同趣旨のことを話しました。


UP:20070802 REV:
ALS  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa
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