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(大谷氏の一件についての取材に)

立岩 真也  2004/04/08夕刻 於:京都北山通


 *朝日新聞社の記者が取材→掲載されることはなかったもよう

・あまりまじめに反論する気になれない。
 「推進派」のやり方としてもあまり利口なやり方だと思えない。

・(学会を除名された後)訴訟を考えているそうだが、そこで主張されるらしい
 憲法の自由権の規定によって、彼の所業を擁護することはできない。
 (いつも私が言っていることだが、そしてこればかり言っているわけだが)
 ふつう自由とは自分のことについての自分の自由であり
 どんな子が生まれるか、生まれないかは
 どうしても、自分のことについてとは言えないからである。

・学会は業界と同じではないから、業界として規制すべきものを
 学会が規制するのにはたしかに限界がある。
 ただし、業界(あるいは学会)の規則にすぎないから
 守らなくてもよいという理屈は成り立たない。
 (し、また、そのように考えるなら、謝罪など、どういう事情から
 であるにせ、すべきでない。)

cf.
◇立岩 真也 2004/05/00 「自己決定という言葉が誤用されている」
 『人権ジャーナルきずな』2004-5:10(兵庫県人権啓発協会)http://www.hyogo-jinken.or.jp/


UP:20040414 REV:0415,25,1201
出生前診断・選択的中絶  ◇立岩 真也
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