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21世紀動かす40代100人

『AERA』2001年No.1('01.1.1-8 合併増大号):8-13,29-36



以下、アンケートへの回答

1)お名前(よみがな)生年月日・西暦2001年1月1日現在の年齢

立岩真也(たていわ しんや)
1960年8月16日生まれ(40歳)

2)代表的な肩書

信州大学医療技術短期大学部助教授

3)今取り組んでいる仕事上のテーマは何でしょうか。また、10年後は
どんなお仕事をされていると思いますか。

「停滞する資本主義」や「分配しかしない国家」の可能性を
を考えることなど。10年後は、今の仕事の続きをしているはず。

4)2000年現在の日本の政治、経済、くらしなとを総合した「生き易さ」を
「悪い」から「良い」までで五段階評価すると?

―(無回答)

5)10年後の日本を予測して同じ基準で五段階評価すると?

―(無回答)

6)「右肩上がり」の時代が終わりを告げた今、21世紀初頭のニッポンを
良くするためには、どうしたらいいでしょうか。その「処方箋」を、百字程度
にまとめてご紹介下さい。

無理をしない。と言っても誰も驚かないが、例えば景気対策はその
無理であり、少子高齢社会は危機ではない。他方、仕事と生産物を
分割し分配することに臆病にならないこと。「国家目標」を立て
「よいこと」をするのでなく、わるいことをしないこと。そして
国境の正しさを信じないこと。

7)首相にしたい人のお名前を一人挙げて下さい(現職議員に限りません)。

現実的ではないが、誰でも勤まる状態が望ましい。

8)高齢化がピークに達すると言われる「25年後」(2025年)のあなたの
夢は何ですか? また、25年前(1975年)ごろの夢は何でしたか?

2025年、頭が動いていれば今の仕事を続ける、でなかったら安楽に
暮らす。1975年、その時の望みはあったが、将来の夢はなかった。

B)

1)1か月の平均的な休日数は。好きな休日の過ごし方は。

 4日 酒を飲むこと・火を燃やすこと

2)パソコンに向かう時間 1日あたり 12時間

3)家族との会話時間 1日あたり 1時間30分

4)欲しいものと理由

 お金。お金のための仕事を減らせる、売れない本が書ける。

5)子供たちに残したいもの 滑稽

6)残してはならないもの 愚痴

7)注目する人 50代の人たち

8)その人に一言

 あなた方の言ってることを真に受けてものを考え始めた者としては、
落とし前をつけろとまでは言わないが、もちょっと元気にものを言って
ほしい。


cf.
◆01/01/11「つよくなくてもやっていける」(論壇・正月シリーズ・「21世紀の入り口で」)
     『朝日新聞』2001-01-11朝刊


UP:2001
立岩 真也
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