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『五体不満足』についてのコメント

立岩 真也 19990715

■19990715

ロスアンジェルスタイムズ東京支局御中

昨日&今朝お電話をいただいた立岩です。

 ……以下……

「五体満足でないと不幸だ」というきまりごとに日本人もまた息苦しさ
を感じているのではあり、そこに、乙武さんが「五体不満足であること
は不便であるだけだ」と言い、実際にそのように暮らす姿を示したこと
は、ある種の解放感をもって受け止められたのだと思う。と同時に、彼
は十分にハンサムであり、頭がよくて、その意味で現代の社会の価値を
脅かすことにならない。このちょうどよいバランスがベストセラーの一
因になっていると思う。

 ……以上……

新聞の常でごく短くてシンプルものが求めてられているでしょうから、
ここまで、です。
以下は、書いている過程の産物。不要です。

さんざん苦労し困難を乗り越えた末の成功物語という従来の描かれ方は
もう流行らないと思っている人々にとって、彼の青春の記は、さわやか
で軽々とした、しかし障害があることはやはり大変だろうと思う自らに
とっては十分に立派な、克服的でない克服の物語として受け取られるこ
とになる。

よろしかったら、下記のホームページを御覧ください。
 http://itass01.shinshu-u.ac.jp/tateiwa/1.htm

「本」のコーナーに『五体不満足』の紹介等がのっています。
また「S’s&eS」というコーナーに関連がなくはないメイ
ル(とその返信)が掲載されています。

 ニフティサーブ経由でFAXお送りしますが、確実に着くか
 どうか、若干の不安があります。
 着いたこと(のみ)(FAX等→自宅)連絡いただければと
 思います。
 では失礼いたします。

立岩真也(たていわしんや)
TAE01303@nifty.ne.jp
390-0861 松本市蟻ケ崎1892-4
phone & fax 0263-39-2141
勤務先 0263-37-2369 信州大学医療技術短期大学部

■言及

◆立岩 真也 2018 『病者障害者の戦後――生政治史点描』,青土社


UP:1999
立岩 真也  ◇病者障害者運動史研究 
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