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ピア大阪が正しい商人となることを期待します

立岩 真也 1994年12月
『ピア大阪通信』2号


 →『生の技法 第3版』

  なかのよい人たちのグループもたくさんあったらよい。でも,ピア大阪は,同じ人ばかりじゃなくて,いろんな人,知らない人が入れ替わりたくさん来るような場になってほしいと思います。不特定多数に開かれている場という姿勢をたもってほしい。そしてそのためにはなんといっても事業,サービスで勝負です。公立の施設や機関の多くはなんとなくしんねりむっつりした感じがします。それは公立に限らないかもしれない。そうじゃなくて,活気のあるお店やさんのような感じがあるといいなと思います。そのためには魅力あるメニューをどれだけそろえられるか。お客さんをどうやって呼んでくるか。たとえば,今始められている個人向けの事業とともに,いくつかの自立生活センター(CIL)で行なわれているように,多人数の人たちに対して,自立生活プログラムを行うのもよいかもしれません。それも今各地で行われているのより自由な発想でやってよいと思います。福祉制度のことを知って活用するための短期集中講座とか。(実際にはもらわなくてもいいですが)お金をもらえるような仕事をやっていく。民間の任意団体のCILはそこのところでいろいろ苦労したり工夫したりしているのです。
  そしてできるだけ,いろんなところに種がまかれるように,広がりを持つように展開していってほしいと思います。すべてを自分たちだけでやる必要もないでしょう。おもしろい活動をしそうなグループがあったら,やってもらう。いろんな事業をプロデュースし,コーディネイトするようなかたちでかかわったってよいだろうと思います。また障害をもつ人をどんどんスタッフ,活動の主体として受け入れ,仕事のしかたを学んでもらい,別の場所で活躍できるように応援していく場所にもなってほしい。
  大阪市による設置。そして強力なメンバーがそろっている。ピア大阪は資金的,人材的に有利な位置にあると思います。だからピア大阪ならいろんなことができる。そこからいろんなところに広がっていく場になることができる。活躍を期待しています。


REV: 20161031
自立生活支援センター・ピア大阪  ◇立岩 真也
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