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立岩真也:講義

(+非常勤講師・集中講義等)
2003 2005



■非常勤講師について

 ※200404追記:以下の件、場合によっては認められることもあるようです。お問い合せください。

 ※2003年度以降、立岩は先端総合学術研究科の専任教員となり、この職について以下の規定がありますので、非常勤講師をお受けすることができません。あしからず。

>> 4.専任教員の他学への非常勤応嘱について
>> 1週8時間を限度として認められているが、教授会の議を経て学部長の
>> 決済を要する(注)。
>> (1)留意事項
>>  A先端総合学術研究科専任教員は、他学への出講は原則として認めな
>>  い。
>>
>>  (注)独立研究科においては、「教授会」は「研究科教授会」に、「
>>     学部長」を「大学院部長」として読み替える。


 
 

[2003]


*2003年度〜所属する大学院先端総合学術研究科の2年次以降の講義は2003年度はありませんので、その分他の大学院等の講義を担当することになります。2004年度には担当しないことになるでしょう。

*学外の人も(場合によっては規定の時間以外に、時間・場所を設定しますので)(今年度立命館に来る人の)本をいっしょに読むこと討議に参加することを歓迎します。問合せは立岩までTAE01303@nifty.ne.jpどうぞ。講義関連のメイルマガジン?*のようなもの?をお送りするつもりです。)

先端総合学術研究科院生宛・2003
研究会等の案内・2003
学部講義講義受講者宛・2003年度
2003年度学部講義受講者の作成したファイル

◆立命館大学大学院先端総合学術研究科・公共論史
 前期・金・2(10:40〜12:10 創思館プロジェクト研究会室305)

□講義内容・テーマ(「シラバス」より…あまり信用しないこと)
 一つに、自由について語られたこと、自由主義として語られたことがいったいなんであったのかを振り返って考えてみたい。一つに、とくに戦後になされた議論を辿り、その意味を考えてみたい。社会のあり方の変更の可能性とその困難について何が言われたのか。それは学問の領域にあった議論でもあるが、それにも接して、様々の社会運動の中でも自問されたり、論争があったりした。そしてその歴史を引き継いで何を言うことができるかを考えるところまで行きたい。いわゆる社会思想史のごく基礎的な知識はすでにあることを前提としたいが、必要な場面では過去に遡って先人たちが何を言ったのかを確認することも必要にはなるだろう。なおこの講義内容と関連し文学研究科で「人文科学の主要問題V」および「VI」が開講される。

◆立命館大学大学院文学研究科・人文科学の主要問題V・VI
 通年・月・5(16:20〜17:50 学而館246)

□講義内容・テーマ(「シラバス」より…あまり信用しないこと)
 所有と存在について考える。[…]2003年度、ジョルジョ・アガンベンアマルティア・センアイリス・マリオン・ヤングが講義、講演で立命館大学を訪れる。そのことにも対応し、これらの人たちの書物を読み、討議する時間をもつことにする。受講者の都合・希望を聞いた上でだが、可能であれば、設定された時間以外に場・時間をもち、他の大学院の院生等も含めた議論ができればよいと思う。なお人文科学の主要問題のVとVIは内容的に連続したものだが、1つを選んで履修することもできる。

 *4月からしばらくアイリス・マリオン・ヤングJustice and the Politics of Differenceをすこし読んでみています。

◆立命館大学政策科学部・政治経済システム論
 後期・月曜・1(09:00〜10:30 洋洋館958)
 学部講義講義受講者宛・2003年度
 2003年度学部講義受講者の作成したファイル

◆「研究会」
 月2回ほど、土曜、になるかと思います。
 これは「私的」なものであって、参加しても単位を取得できたりはしません。
 1回に4コマ分くらい(6時間くらい)〜やろうと思います。
 参加は自由ですが、基本的に先端総合学術研究科とそこに所属する院生の研究水準の向上を目指したものであり、運営はその線に沿ったものになることを承知おきください。
 予定は当HP内の「研究会」の頁に掲載します。

◆立命館大学大学院文学研究科応用人間科学研究科 対人援助学演習II&対人援助学研究法II
 後期・6&7(18:00〜19:30 19:40〜21:10)
 複数の教員が担当する科目で、立岩はその一人として(この年度と次年度前期に限り)参加するというものです。


 
 

[2005]


◆障害学研究H(応用人間科学研究科) 前期・金曜
 →院生に出したメイル

◆公共論史 後期・金曜 4限 創思館K404
 →院生に出したメイル

◆プロジェクト演習/プロジェクト予備演習
 →院生に出したメイル

◆東京大学大学院教育学研究科・集中講義 2005年12月
 19(月)〜22(木)4日間連続・1日目は午後1時から。2日目からは午前から。
 教育学部棟*3階359演習室 *赤門入って左

 シラバス原稿:「できること/できないことは、明らかに、この社会に大きな場所を占めている。もちろん教育や教育学も、強く、関わっている。しかしこのことについて、考えられるべきことがあまり考られてこなかったのではないかと私は思い、仕方がないから、これまで考えてきた。この科目では、そうして私が考えてきたことを話す。またこれから考えてようと思うことを話す。そして、質問を受け、議論する。いまのところ著書が4冊あり、じつはみな読んでおいてほしいのだが、それは、おもに経済的に、なかなか大変なことであるだろうから、2冊目の『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』(青土社、2000)と3冊目の『自由の平等――簡単で別な姿の世界』(岩波書店、2004)を使おうかと思う。なお、私のホームページ(http://www.arsvi.com)には、この主題に関連して私が書いたものなどが様々掲載されているので、ご覧いただければと思う。また、ここを経由して著者購入価格で本を買うこともできたりするので、利用したい人は利用するのもよいだろう。」


 
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[非常勤講師歴]


■1988

◆立川高等看護学院非常勤講師(社会学)

■1989

◆立川高等看護学院非常勤講師(社会学)

■1990

◆立川高等看護学院非常勤講師(社会学)
◆東洋大学社会学部非常勤講師(現代社会学理論)

■1991

◆東洋大学社会学部非常勤講師(現代社会学理論)

■1992

◆東洋大学社会学部非常勤講師(現代社会学理論)
◆横浜国立大学経済学部非常勤講師(社会科学概論)

■1993

◆東洋大学社会学部非常勤講師(現代社会学理論)
◆横浜国立大学経済学部非常勤講師(社会科学概論)
◆横浜国立大学教育学部非常勤講師(総合科目:女性と社会のうち3回)
◆国際日本文化研究センター共同研究員(現代文明と生命)
◆社会医学技術学院非常勤講師(生活環境論のうち4コマを担当)

■1994

◆東洋大学社会学部非常勤講師(現代社会学理論)
◆日本社会事業大学非常勤講師
 基礎演習(通年)/社会学(後期)
◆日本社会事業学校非常勤講師(社会学:後期)
◆国際日本文化研究センター共同研究員(現代文明と生命)
◆社会医学技術学院非常勤講師(生活環境論のうち4コマを担当)

■1995

◆1995/11/06 千葉大学
 www.fine.chiba-u.ac.jp/database/siryou/98/kougi98.html
◆国際日本文化研究センター共同研究員(現代文明と生命)

■1996

◆千葉大学文学部・集中講義(社会学特講:社会的境界の社会学)
◆1997/02/
 富山大学文学部・集中講義(集中講義:福祉と人権)

■1997

◆富山大学文学部非常勤講師(集中講義:福祉と人権)

■1998年度

◆お茶の水女子大学教育学部非常勤講師(集中講義:現代社会論)
◆講義(1.5時間)
 千葉大学文学部非常勤講師(科学技術の発達と現代・1回)
 www.fine.chiba-u.ac.jp/database/siryou/98/kougi98.html
◆1999/01/ 集中講義:社会学特講II
 筑波大学第一学群非常勤講師
◆信州大学共通教育センター非常勤講師(社会福祉学)

■1999年度

◆1999/09/20〜22
 お茶の水女子大学大学院非常勤講師(集中講義)
◆1999/12/27講義(1.5時間×2)
 愛知教育大学非常勤講師(2回)
 一般教育科目「人間と性」
◆1999/11/12講義(1.5時間)
 千葉大学文学部非常勤講師(科学技術の発達と現代・1回)
◆信州大学共通教育センター非常勤講師(社会福祉学)

■2000年度集中講義等

◆2000/09/27〜29
 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科・集中講義
◆2000/12/19〜22
 金沢大学大学院・集中講義
◆2001/02/20〜22
 九州大学大学院
 九州大学大学院法学府 フレックス・アドバンスコース
 法人間学特講第二 集中30時間
◆2000/11/22 大分医科大学医学部看護学科大学院
 基礎看護学演習 4時間 (2000.04.01〜2001.03.31)
 cf.
 大分医科大学
 http://www.oita-med.ac.jp/index.html
 大分医科大学医学部看護学科
 http://cs.oita-med.ac.jp/nursing/kangogak.html
◆2000/12/25〜27
 三重大学・集中講義
◆2000/前期
 信州大学共通教育センター非常勤講師(社会福祉学)

◆2000/07/06
 長野大学(講演)
◆2000/10/05
 (医療社会学について)」
 淑徳大学大学院社会学研究科社会学専攻「現代社会学特講――現代社会学の最前線」

■2001年度集中講義等

◆2001/10/09
 大分医科大学医学部看護学科大学院
◆2001/10/30〜11/02
 東北大学大学院文学研究科・集中講義
◆2001/12/22〜23
 筑波大学大学院心身障害学研究科・集中講義
◆2001/前期
 信州大学共通教育センター非常勤講師(社会福祉学)

■2002年度集中講義等

◆2002/07/25〜07/27
 福祉臨床特論III(障害学)
 法政大学大学院人間社会研究科・集中講義
◆2002/08/19〜21
 演習・医療と社会
 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・集中講義
◆2002/08/22〜24
 演習・バイオポリティックス
 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・集中講義
◆2002/12/16〜19「遠離・遭遇 ―境界の思考と機構の構想―」
 京都大学大学院文学研究科・京都大学文学部 集中講義

■2003年度

 ※2003年度以降、立岩は先端総合学術研究科の専任教員となり、この職について以下の規定がありますので、非常勤講師をお受けすることができません。あしからず。

>> 4.専任教員の他学への非常勤応嘱について
>> 1週8時間を限度として認められているが、教授会の議を経て学部長の
>> 決済を要する(注)。
>> (1)留意事項
>>  A先端総合学術研究科専任教員は、他学への出講は原則として認めな
>>  い。
>>
>>  (注)独立研究科においては、「教授会」は「研究科教授会」に、「
>>     学部長」を「大学院部長」として読み替える。


 
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[2002]


■女性政策 政策科学部・前期・金曜・0900〜1030

◆講義内容・テーマ(200字程度)
 できるだけこの講義の題名に関わらせながら、とは思うけれど、話はもっと広がっていってしまうだろうことをあらかじめお断わりしておく。例えば差別について、それはなんなのか、また、なんとかできるものなのか。あるいは、政治的な介入の是非と有効性について、等。その分、「女性」固有の問題への言及が手薄になりそうなのだが、できる限り関係する資料の所在を示すことで補わせていただく。

◆受講生に関わる情報(100字程度)

上にも記したように、講義ではせいぜい情報源を示せるだけといったことがある。限られた回数の講義の時間と別に、インターネット等を利用していろいろと読んでみたりしてもらいたい。

◆評価方法・基準
 期末にレポートを提出してもらい、基本的にはそれを評価する。よく考えられたレポート、力の入ったレポート、おもしろいレポートが高く評価される。

◆テキスト
「女性政策」を主題とする本ではまったくないが、立岩『私的所有論』(勁草書房,1997年,445+66p.)を使用する。有料でレンタルする。講義後ももっていたい人は買いとることもできる。初回の講義で説明する。

少子・高齢化社会はよい社会・1
少子・高齢化社会はよい社会・2
属性の差別/能力の差別・1
属性の差別/能力の差別・2
属性の差別/能力の差別・3
なぜ市場で女性が差別されるか・1
なぜ市場で女性が差別されるか・2
雇用への政策的介入論・1
雇用への政策的介入論・2
いわゆる「家族政策」について・1
いわゆる「家族政策」について・2
こどもという存在・1
こどもという存在・2

◆参考書:ホームページ上に掲載する。資料を印刷して配布することがある。関連する私の書きものはホームページから全文を読むことができるようにする。
◆ホームページにリンク集を置く。この講義についてのページのURLは正式に決まったらお知らせするが、ひとまず私の名前で検索するとトップページには行けると思う。
◆教員に関わる情報:立岩真也(たていわ・しんや)。1960年生。専攻:社会学。TAE01303@nifty.ne.jp。この4月着任ゆえ他は未定。どうぞよろしく。
◆その他:たぶん出席はとらないが、講義の内容は連続したものなので、続けて出席しないと何が話されているかわからないかもしれない。


 
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■ライフデザイン論 2 立岩 真也 政策科学研究科・前期・木曜・1300〜1430

◆講義目的
 大きくは、この社会の中に生きることがどんなことであるかについて考えるということになるだろう。でないと、たんにつまらない処世術の講義になってしまう(むろん、つまらない処世術がつまらないのであって、処世術そのものはつまらなくはない、誤解なきよう)。例えば、デザインされた生はよい生であるだろうか。よくはない、とも言いきれないだろうけれど、しかしそんなことも考えておく必要はあるだろう。また例えば、一人一人の生をデザインしないために、社会のあり方をデザインするという方向もあるかもしれない。あるいは、自由主義を標榜するある人たちが、自由な生のために自由な社会を、と言うとき、その社会はどのように自由なのか。

◆講義内容・テーマ
 私がこれまで考えてきたのは、所有について、関連して、分配(的正義)について。この生にとってまったく基本的な事柄は、政治哲学や経済学の領域でいくらか論じられてきた主題でもある。そこでの議論も紹介しながら、いまさらのように、しかしいまだからこそ、平等や自由について考えてみる。
 そして、そんな理屈を捏ねる仕事をしている私は、いくらかは偶然的な事情にもよって、いわゆる社会福祉や医療に関わる領域について、また生命倫理と呼ばれる分野にも関わり少しばかりの仕事をしてきた。共著に『生の技法』(1990年,増補改訂版1995年,藤原書店,副題は「家と施設を出て暮らす障害者の社会学」)という本があったりもする。リクエストがあれば、そちらの方にも話を振ってみようと思う。

◆受講生に関わる情報
大学院という場でもあるからには、積極的・批判的・創造的な参加を期待しています。わけのわからない本も読むこと。偉い人が言っているからといって鵜呑みにしないこと。

◆評価方法・基準
たぶん期末にレポートを提出してもらう。よく考えられたレポート、力の入ったレポートが高く評価される。その他、この講義に対する関与、貢献度が評価される。

◆テキスト
立岩『私的所有論』(勁草書房,1997年,445+66p.)『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』(青土社,2000年,357+25p.)を使用。著者割引価格(20%off)で直接配布するので事前購入の要なし。

◆参考書
参考書のリストはホームページに掲載する。研究室には関連する書籍が分野別に並んでおり(研究室にある本はホームページで確認できる)、貸し出す。積極的な利用を期待している。また私の書いたものを印刷して配布することがある他、過去の書き物のかなりの部分はホームページに掲載されているので、ご覧いただきたい。


1.どんな社会に生きているのか・1
2.どんな社会に生きているのか・2
3.どんな社会に生きているのか・3
4.自由の平等・1
5.自由の平等・2
6.自由の平等・3
7.自由の平等・4
8.生命と生存について・1
9.生命と生存について・1
10.停滞する資本主義のために・1
11.停滞する資本主義のために・2
12.暮らしについて・1
13.暮らしについて・2
14.国家と国境について・1
15.国家と国境について・2

◆授業の方法
討議の時間が多くあるとよいと思う。どのような形態が望ましいか、受講者と話し合いながら決めていく。上記の15回の配列は仮のものであり、中身と順序は、受講者の要望に合わせ、また私もいろいろと考えながら話していくから、変わっていくだろうと思う。

◆参考になるWWWページ
私のホームページにリンク集を置く。この講義についてのページのURLは正式に決まったらお知らせするが、ひとまず私の名前で検索するとトップページには行けると思う。「50音順索引」、「全文掲載」等からも情報を得られると思う。

◆教員に関わる情報
立岩真也(たていわ・しんや)。1960年生。専攻:社会学。TAE01303@nifty.ne.jp。この4月着任(その前の7年は信州、その前の16年は東京)ゆえ他は未定。どうぞよろしく。書きもののリストはホームページでご覧ください。

◆その他
大きな教室で話すのには慣れ、それはそれで独演会のようなものと思えもするが、小さな部屋でただしゃべっているのはときに虚しくもあるので、なんでもしゃべってください。

REV:......20030208,19,0326,0403,04,21 200504020 1201, 20161030
立岩真也 
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