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優生学・優生思想
優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
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last update:20210826
■目次
組織概要
メールニュース
■組織概要
メールニュースより
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」とは
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」は、この問題に関心をもつ個々人をゆるやかにつなぐネットワークです。国の謝罪と補償を求める被害者の闘いに伴走するとともに、優生手術被害の歴史を学び、当事者の声に耳を澄ませる場をつくります。それぞれに生活の場をもつ人々がともに考えることで、地域社会での「共生」の実現をめざします。多くの人々の参加を呼びかけます。
ホームページ:
https://tomoniayumu.wixsite.com/mysite
Facebook:
https://www.facebook.com/tomoniayumumiyagi/
testify19481996@
arsvivendi.com
gmail.com
■メールニュース
目次:メールニュース
◇
2021/10/07 「1)次回仙台高裁控訴審期日日程予告/2)10月18日 第3次・第4次提訴第10回口頭弁論期日案内」
◇
2021/08/29 8月29日 「8月29日(日)学習会のご案内――第6弾は初のオンライン開催!」
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外部リンク
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チラシ
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2020/06/22 6月25日 仙台第3次・第4次提訴 第6回口頭弁論期日案内
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2019/02/08 2月8日(金)旧優生保護法国賠訴訟 第5回口頭弁論 於:仙台地裁
◇
2018/06/16 第2回口頭弁論が開かれる/弁護団声明(2018年6月7日)
◇
2018/03/28 「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」呼びかけ文
2021/10/07 「1)次回仙台高裁控訴審期日日程予告/2)10月18日 第3次・第4次提訴第10回口頭弁論期日案内」
★トピックス★
1)次回仙台高裁控訴審期日日程予告
2)10月18日 第3次・第4次提訴第10回口頭弁論期日案内
10月に入ると銀杏の実が歩道に落ち始め、独特のにおいに仙台の秋の訪れを感じます。
昼間はまだ暑いくらいですが、朝夕はとても涼しくなってきました。
寒暖差がありますので、みなさまどうぞ体調に気をつけてお過ごしください。
1)9月の高裁期日の傍聴・報告集会にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
次回の仙台高裁の控訴審期日は12月8日(水)16:00〜です。どうぞご予定ください。
2)さて、また直前になってしまい申し訳ございません。
10月18日の第3次・第4次提訴第10回口頭弁論期日のご案内です。
まん延防止等重点措置は解除されていますが、感染症対策のため傍聴席は少なくなる可能性があります。
ただ、以前よりは人数制限も緩和されていますので、ご都合のつく方はぜひお越しください。
参加される方は感染対策もどうぞよろしくお願いします。
また、遠方からも参加できるよう、報告集会のZoomによるネット中継を行います。
URLをご希望の方は前日までに申込みフォーム(
https://forms.gle/HAjGb9ArBn3bNgSH6
)にてお申し込みください。
事務局の負担軽減のため、メールではなく申込みフォームからお願いします。
※ただし、会場のインターネット環境、スタッフの確保など、環境が整わず、中継ができなくなる場合もあることをご了承ください。
※申し込みフォームには、メールアドレスに誤りのないようにご入力ください。
アドレスに間違いがあるとこちらから連絡がとれません。
前日までにオンラインチケットのメールが来ない場合は、直接事務局までご連絡ください。
なお、当日の参加が難しい方で、原告へのメッセージなどをお寄せくださる方がいらっしゃれば、ぜひメールにてご連絡ください。
以下、案内です。
ーーーーーーーー転送・転載歓迎です!ーーーーーー
◆◆旧優生保護法下の優生手術被害者による国賠訴訟を応援してください!◆◆
◆旧優生保護法裁判 仙台地裁第3次・第4次提訴 第10回期日ご案内◆
◆2021年10月18日(月)は、旧優生保護法下で不妊手術を強制された宮城県の東二郎さんとSさんが、国に謝罪と補償を求めて起こした裁判の第10回目の口頭弁論期日です。
感染症対策のため傍聴席が通常より少なくなる可能性がありますが、ご都合のつく方はぜひお越しください。
◆傍聴や報告集会では、マスクの着用、手指消毒などにもご協力ください。
また、遠方からも参加できるよう、報告集会のネット中継を予定しています。ご希望の方は前日までに申込みフォーム(
https://forms.gle/HAjGb9ArBn3bNgSH6
)にてお申し込みください。
1.旧優生保護法国賠訴訟 第3次・第4次提訴 第10回口頭弁論期日 傍聴
日 時:2021年10月18日(月)16:00〜
(集 合:14:20 仙台地裁)
※傍聴の抽選券の配布時間は14:20〜14:30と予想されます。
仙台地裁のホームページでもご確認ください。
各自指定の場所に並んで抽選券を受け取ってください。
裁判所の入り口にセキュリティチェックがあります。時間に余裕を持ってお越しください。
2.入廷行動
日 時 :2021年10月18日(月)15:30〜
仙台地裁正門前にお集まりください。
3.報告集会 *手話通訳・要約筆記あり
日 時: 同日 17:00〜(開場16:45)
場 所:仙台弁護士会館 4階大会議室
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2−9−18
内 容:裁判の報告、当事者の発言 全国の裁判状況 等
集会開催費:300円
呼びかけ人:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
優生手術に対する謝罪を求める会
旧優生保護法弁護団
連 絡 先:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
E-mail: testify19481996@gmail.com
◆「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」とは◆
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」は、この問題に関心をもつ個々人をゆるやかにつなぐネットワークです。国の謝罪と補償を求める被害者の闘いに伴走するとともに、優生手術被害の歴史を学び、当事者の声に耳を澄ませる場をつくります。それぞれに生活の場をもつ人々がともに考えることで、地域社会での「共生」の実現をめざします。多くの人々の参加を呼びかけます。
・ホームページ:
https://tomoniayumu.wixsite.com/mysite
・Facebook:
https://www.facebook.com/tomoniayumumiyagi/
☆関心のある方は、testify19481996@
arsvivendi.com
gmail.comまでご連絡ください。
以上
(記:よこがわ)
***************
☆歩む会では、活動をともに担える仲間を募っています。「自分も事務局スタッフに加わってみたい」「いっしょに学習会の企画をしたい」等、運営に関心のある方、活動をコラボしたい方,ぜひお気軽にご連絡ください。大・大・大募集中です!
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」事務局
testify19481996@
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2020/08/29 「リプロダクティブ・ライツって?――優生保護法に奪われた自己決定権」
☆☆☆優生手術被害者とともに歩むみやぎの会学習会☆☆☆
――第6弾は初のオンライン開催!――
●●リプロダクティブ・ライツって?●●
〜優生保護法に奪われた自己決定権〜
◆2021年8月29日(日)13:00〜16:00 Zoom開催 [
チラシ
]
◆参加費:500円
◆事前申し込み制
こちらからお申し込みください↓
https://forms.gle/ZRCT1ermKY8PeSQ49
HPからもお申し込みいただけます。
◆締切:手話通訳・要約筆記を希望の方は8/22まで
参加申込締切は8/28 18:00まで
【講演】
「性と生殖に関する権利の歴史」
長沖暁子さん
(SOSHIREN女(わたし)のからだから)
講師プロフィール:
東京在住。SOSHIREN女(わたし)のからだからのメンバー。
ほかに、目黒区内の障害者と健常者がともに生きる地域をめざすスペース「柿のたね」、フィンレージの会、女の空間NPO、国際セーフアボーションデージャパンプロジェクト、ナダァ―(スリランカの女性たちの支援)などで活動。
近著に『AIDで生まれるということ−精子提供で生まれた子どもたちの声』(共編著)がある。
【報告予定】
大阪、兵庫、東京など各地の裁判の状況について
【メッセージ】
優生保護法裁判原告のメッセージ 予定
【学習会趣旨】
2019年5月28日、旧優生保護法下での強制不妊手術は、憲法で保障される「リプロダクティブ権」を侵害しているとの判決が仙台地裁でくだされました。
一方で、国会でリプロダクティブ権について十分な議論がなかったこと、これまで裁判の判例がなかったことから、国や国会の責任は問われませんでした。
そして、結果的に原告の請求は棄却されてしまったのです。
リプロダクティブ権が憲法で保障されていると明言したのは、今回の判決が初めてです。
そもそもリプロダクティブ権(リプロダクティブ・ライツ)とは、何でしょうか? 日本語では、「性と生殖の権利」と訳されています。
子どもを産むか産まないか、いつ産むか、何人産むかは個人の自由であり、国家によって制限されたり、勝手に決定されたりしないという権利です。
子どもを産むこと/産まないことは、個人のとてもプライベートな問題であり、他人が決定することではありません。
でも、産めよ増やせよ、と女性が出産を強く奨励されていた時代がありました。
一方で、障害のある人や遺伝性の病気がある人などは、子どもを産むべきでないという考え方によって法律もつくられていました。
この優生保護法のもとで多くの人が強制的に不妊手術や中絶手術をさせられたのです。
被害者は、意思を無視され、身体や心を傷つけられ、その後の人生の可能性を否定されました。
今回は、リプロダクティブ権(産む/産まないを自己決定する権利)について学びます。
リプロダクティブ権の考え方は、どのように生まれ、どんなふうに広がったのでしょうか?
また、日本では本当に十分な議論がなかったのでしょうか?
歴史や、現状をきちんととらえることから始めましょう。
また優生保護法裁判は各地で行われています。
東京、大阪、兵庫など、他地域で裁判の支援をしているグループから進行状況などを報告する予定です。
命が分けられることのない社会をつくるために、一緒に考えたいと思います。
ぜひご参加ください。
◆優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
E-mail: testify19481996@
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◆科研費 基盤C「社会的少数者の家族成員間での体験共有と関係性の(再)構築をめぐる研究」
(研究代表者 黒坂愛衣)
★みやぎ生協福祉活動助成金より助成を受けて活動をしています★
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2020/06/22 「6月25日 仙台第3次・第4次提訴 第6回口頭弁論期日案内」
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◆◆旧優生保護法下の優生手術被害者による国賠訴訟を応援してください!◆◆
●2020年6月25日(木)は、旧優生保護法下で不妊手術を強制された宮城県の甲3さん、東二郎さん、Sさんが国に謝罪と補償を求めて起こした裁判の第6回目の口頭弁論期日です。
●今回は、感染症対策のため傍聴席が非常に少なくなっています。記者席と特別傍聴券(原告・家族・支援者等)を除く一般傍聴席は8席です。傍聴できる人数は少ないのですが、入廷行動や報告集会は行うことにしましたので、ご都合のつく方はぜひお越しください。
●報告集会は1時間程度の予定です。マスクの着用、手指消毒などにもご協力ください。
また、遠方からも参加できるよう、報告集会のネット中継を検討しています。ご希望の方にURLをお伝えしますので、当会へメール(testify19481996@
arsvivendi.com
gmail.com)でお問い合わせください。
※ただし、会場のインターネット環境、スタッフの確保などが整わず、できなくなる場合もあることをご了承ください。
◆1.旧優生保護法国賠訴訟 第3次・第4次提訴 第6回口頭弁論期日 傍聴
日 時:2020年6月25日(木)16:00〜
(集 合:14:20 仙台地裁1階ロビー)
※傍聴の抽選券の配布時間は14:20〜14:30です。
並んで抽選券を受け取ってください。
裁判所に入るときセキュリティチェックがあります。
時間に余裕を持ってお越しください。
※今回は傍聴席が非常に少ないため、法廷での手話通訳はありません。
大変申し訳ありませんが、ご了承ください。
◆2.入廷行動
日 時 :2020年6月25日(木)15:30〜
仙台地裁正門前にお集まりください。
◆3.報告集会 *手話通訳・要約筆記あり
日 時: 同日 17:00〜 (開場16:40)
場 所:仙台弁護士会館 4階大会議室
(〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2−9−18)
内 容:裁判の報告、当事者の発言、全国の裁判状況 等
集会開催費:300円
呼びかけ人:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
優生手術に対する謝罪を求める会
旧優生保護法弁護団
連 絡 先:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
〒980−0804 仙台市青葉区大町1丁目2−1
ライオンビル3階 宇都・山田法律事務所 気付
TEL:022-397-7960 FAX:022-397-7961
E-mail: testify19481996@
arsvivendi.com
gmail.com
◆「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」とは◆
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」は、この問題に関心をもつ個々人をゆるやかにつなぐネットワークです。国の謝罪と補償を求める被害者の闘いに伴走するとともに、優生手術被害の歴史を学び、当事者の声に耳を澄ませる場をつくります。それぞれに生活の場をもつ人々がともに考えることで、地域社会での「共生」の実現をめざします。多くの人々の参加を呼びかけます。
・ホームページ:
https://tomoniayumu.wixsite.com/mysite
・Facebook:
https://www.facebook.com/tomoniayumumiyagi/
☆関心のある方は、testify19481996@
arsvivendi.com
gmail.comまでご連絡ください。
以上
(記:よこがわ)
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2019/02/08 「2月8日(金)旧優生保護法国賠訴訟 第5回口頭弁論 於:仙台地裁」
◆旧優生保護法下の優生手術被害者による国賠訴訟を応援してください!
2019年2月8日(金)は、旧優生保護法下で不妊手術を強制された宮城県の2人の女性が、国に謝罪と補償を求めて起こした裁判の第5回口頭弁論期日です。この日は、本人・証人尋問があります。原告や、ご家族が法廷で証言をする、とても大事な日です。ぜひ法廷で証言を聞き、ともに応援しましょう!平日の日中というお忙しい時間ですが、ぜひ、傍聴にご参加ください!遠方から来られる方には、誠に申し訳ありません。傍聴を予定されている方は、どうぞご都合をつけていただきますようお願いします。
1.旧優生保護法国賠訴訟 第5回口頭弁論期日 本人・証人尋問 傍聴
日時:2019 年2月8日(金)13:30〜17:00ごろ(集合:11:00仙台地裁1階ロビー)
仙台地方裁判所
http://www.courts.go.jp/sendai/
傍聴の抽選券の配布時間は11:00〜11:20です。集合時間は11:00、直接裁判所で抽選に並んでください。障害のあるなしにかかわらず、平等に同じ抽選となります。介助者等は抽選しないで、利用者が当選したらその人の介助者は一緒に入れます。抽選では優先順位がつけられて、順に車いすかどうか、介助者の有無、手話通訳をみるかどうかなどを確認されます。ここで少し時間がかかると思います。
時間については仙台地方裁判所のホームページもご確認ください。各自裁判所内に入って、並んで抽選券を受け取ってください。セキュリティチェックがありますので、時間に余裕を持ってお越しください。抽選結果が出たあとは、口頭弁論まで時間があります。セキュリティチェックさえすれば出入りはできます。各自、裁判所内地下の食堂や、近隣で時間を過ごしていただきますようお願いします。抽選のあと、昼食をとる時間はありますが、各階ロビー・待合室での食事はできません。地下食堂(11:30〜13:30)では、持ち込みでの飲食も可能です。
入廷行動:12:45〜
今回は入廷行動を予定しています。12:45までに仙台地裁正門前にお集まりください。
報告集会は17:30から弁護士会館4階の会議室です。こちらは、17:00開場となります。こちらもぜひお誘いあわせてご参加いただければ幸いです。
2.報告集会
日時:2019 年2月8日(金)17:30〜(開場17:00)
場所:仙台弁護士会館4階大会議室
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2-9-18
内容:1月28日・2月8日の裁判の報告、当事者の発言、等
*手話通訳・要約筆記あり
資料代:300円
連絡先:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
〒980−0804 仙台市青葉区大町1丁目2-1
ライオンビル3階 宇都・山田法律事務所 気付
TEL:022-397-7960 FAX:022-397-7961
E-mail: testify19481996@gmail.com
呼びかけ人:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
優生手術に対する謝罪を求める会
優生保護法被害弁護団
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2018/06/16 「第2回口頭弁論が開かれる/弁護団声明(2018年6月7日)」
◆第2回口頭弁論が開かれる
6月13日(水)、仙台地裁101号法廷にて第2回期日が開かれました。傍聴希望者は県内外から100名前後が集まり、今回も抽選となりました。マスコミも多数参集。引き続き高い関心が寄せられています。
法廷の冒頭、先月あらたに提訴した原告の飯塚淳子さん(仮名)が意見陳述。「わたしは16歳のとき、旧優生保護法に基づく強制不妊手術を受けさせられました。それから50年以上ものあいだ、わたしは国から一切の謝罪と補償を受けることなく、苦しい日々を送ってきました」。なんの説明もなしに不妊手術を受けさせられ、身体に傷をつけられ、子どもが産めない身体にされてしまったこと。手術から半年後、両親が話しているのを偶然耳にし、それが不妊手術であったと知ったときの驚き、悲しみ。手術後の体調不良。子どもが産めないことが理由で、なかなか結婚に踏み切れなかったこと。結婚後も、子どもができない身体であると相手に打ち明けられず、後ろめたい思いで結婚生活を続けたこと……。人生を大きく変えてしまった不妊手術の被害を、飯塚さんは国側代理人を目の前に、静かに力強く述べました。
続く弁論のなかで、国側は「被害回復の制度としては国家賠償法がある。旧優生保護法の被害にたいする補償制度をつくらなかったからといって、『国(国会および厚労大臣)の不作為』といった違法にはあたらない」と主張しました。これにたいし新里宏二弁護団長は「国は先ごろまで『優生保護法に基づく優生手術は当時合法だったのだから、謝罪や補償は必要ない』と言い続けてきた。ここへきて『国家賠償法があるのだから、補償制度の立法義務はない』などと言うのか。二枚舌だ」と強く批判しました。
また旧優生保護法を憲法違反だとする原告側の主張にたいし、国側は「合憲性は争点ではない」として主張を明らかにしませんでした。中島基至裁判長は「合憲か違憲かの判断を、裁判所は回避するものではない」と述べ、今後提出される書面のなかで主張を明らかにするよう国側に求めました。
閉廷後、仙台市戦災復興記念館の会議室にて報告集会が開かれました。多数の支援者やマスコミが参加し、立ち見の人が会場からあふれるほどでした。(ご来場のみなさまにはご迷惑をおかけしました。次回期日からは広い部屋を準備します!)弁護団からこれまでの活動の経緯の報告があり、原告の飯塚淳子さん(仮名)、原告義姉の佐藤路子さん(仮名)から発言がありました。最後の質疑応答では、障害当事者からさまざまな発言がありました。「30数年前、施設に入るとき『生理がなくなるよう手術を受けたらどうか』と勧められた。わたしの場合は、反対する看護婦がいたので免れることができた。その後わたしは2人の子を産み、いまでは成人している。あのとき手術を受けていたら、この子どもたちに会えなかった」「新里弁護団長には機会があればぜひ国側に『旧優生保護法は当時は合法だったと、もう言わないのですか?』と聞いてほしい。きょうの裁判は大きな転換点だ。この動きを宮城だけでなく全国に広げていこう」。たいへん熱気のある集会となりました。(次の「弁護団声明」もぜひお読みください。)
次回弁論期日:9月12日(水)16:00〜
次々回弁論期日:11月28日(水)16:00〜
*入廷行動を行なう際の集合時間など、詳細は後日お知らせします。
◆弁護団声明
2018年6月7日に出された弁護団声明を転載します。
弁護団声明
平成30(2018)年6月7日
旧優生保護法弁護団
弁護団長 新里宏二
本年6月6日、優生保護法による強制不妊手術被害について国に賠償を求めた訴訟(仙台地裁平成30年(ワ)第76号事件)について、国の具体的な認否・反論が示された。
国は、原告が訴状請求原因第4で主張した「優生手術の違憲性」に全く反論しないまま、優生手術被害者は補償制度がなくても国家賠償法により損害賠償を求めることができたことを理由に国に補償制度を作る義務があったものとは言えないとして、国(国会及び厚労大臣)における不作為の違法は認められないというべきである旨主張している。
本件訴訟で原告が主張し、司法判断を求めているのは、「憲法違反の法律の下で違法な手術が行われたこと」に関する国の責任である。
しかるに、今回の主張は、その根幹部分に全く答えないまま小手先の答弁に終始していると言わざるを得ない。
この問題については、厚労省が被害実態調査を都道府県に求め、国会議員の中で謝罪と補償に関する制度検討がなされるなどしているが、上記国の反論は、甚大なる人権侵害の事実に向き合い、これを反省する姿勢のかけらもみえない。
我々は、このような国の姿勢に強く抗議する。
(くろさか記)
☆歩む会では、活動をともに担える仲間を募っています。「自分も事務局スタッフに加わってみたい」「いっしょに学習会の企画をしたい」等、運営に関心のある方、活動をコラボしたい方,ぜひお気軽にご連絡ください。大・大・大募集中です!
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」事務局
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文責:黒坂 愛衣(「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」共同代表/東北学院大学教員/ハンセン病首都圏市民の会)
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2018/03/28 「『優生手術被害者とともに歩むみやぎの会』呼びかけ文」
2018年1月30日、旧優生保護法下での優生手術の被害者が、仙台地裁にて全国初の国賠訴訟を起こしました。市民の多くは、この間の報道をとおして、宮城県内でこのような優生手術の被害者が数多く存在していたことや、そもそも、「不良な子孫の出生を防止する」ことを目的のひとつに掲げた旧優生保護法が1996年まで存在した事実を、初めて知ることになりました。
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」では、わたしたち市民もまた、この問題の責任の一端を担っていると考えます。優生保護法の成立と、そのもとで生じた被害を長年にわたり見過ごし、ときに後押ししてきたこと。さらに、その事実の歴史を忘却してきたこと。いま、わたしたちの足元であげられた被害者の声に応答せずにいることは、さらなる過ちを重ねる行為にほかなりません。加えていえば、法律がなくなって20年以上が経過した現在も、命の価値の序列化や、「産むべき人/産むべきでない人」という社会的圧力による線引きは、けっして過去のものとはなっていません。
「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会」は、この問題に関心をもつ個々人をゆるやかにつなぐネットワークです。国の謝罪と補償を求める被害者の闘いに伴走するとともに、優生手術被害の歴史を学び、当事者の声に耳を澄ませる場をつくります。それぞれに生活の場をもつ人々がともに考えることで、地域社会での「共生」の実現をめざします。多くの人々の参加を呼びかけます。
活動内容
・法廷傍聴のほか、原告や弁護団の活動のためのカンパ集めなど、裁判の支援。
・学習会やシンポジウム、交流会の開催。
・メールニュースやホームページ等を通しての情報提供。
2018年3月28日
呼びかけ人(五十音順)
江口 怜(東北大学教員)
川久保 尭弘(NPO法人POSSE仙台支部)
黒坂 愛衣(東北学院大学教員)
杉山 裕信(
CILたすけっと
)
中島 崇法(東北大学サークル「学問と社会をつなぐサロン」)
前野 久美子(book cafe 火星の庭)
宗片 恵美子(NPO法人イコールネット仙台)
森 進生(NPO法人POSSE仙台支部)
横川 ひかり(
優生手術に対する謝罪を求める会
)
cf.
https://tomoniayumu.wixsite.com/mysite/statement
*作成:
北村 健太郎
UP:20180526 REV:20180618, 20190209, 20200622, 0623, 20210826(
岩ア 弘泰
)
◇
優生 2019(日本)
◇
優生学・優生思想
◇
優生手術被害者とともに歩むあいちの会
◇
不妊手術/断種
◇
障害学
◇
組織
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◇