Subject: [jsds:6095] 世界盲ろう者連盟(WFDb)誕生 !
先週の18日、19日にニュージーランドの
オークランドで世界盲ろう者連盟
World Federation of the Deafblind(WFDb)
の設立・第1回総会が開かれ、規約が採択され、
盲ろう者の世界組織が誕生しました!
これは週の前半に同地で開かれた
第7回世界ヘレンケラー会議に引き続いて
開かれたものです。
(私は日本代表団の日英音声通訳者として
同行しました。本来、通訳者の守秘義務として仕事の
内容、また場合によっては仕事自体に
触れることはできませんが、守秘義務解除
をもらったためここに書いています。代表団の
福島智さんからは書いてくださいと言われています)
参加者リストに掲載されている参加国・地域は全部で42。
アルゼンチン、オーストラリア、バングラデシュ、
ベニン、ボリビア、ブルガリア、カナダ、チリ、コロンビア、
クロアチア、キューバ、チェコ、デンマーク、ドミニカ共和国、
エクアドル、エチオピア、フィンランド、ガテマラ、ホンジュラス、
香港、インド、日本、ケニア、オランダ、ニュージーランド
ニカラグア、ノルウェー、ペルー、ポーランド、ロシア、
ルワンダ、南アフリカ、スペイン、スリランカ、
スウェーデン、タンザニア、英国、ウルグアイ、米国
べネズエラ、ザンビア、ジンバブエ、
ただしこの中には、盲ろう者の代表ではなく
オブザーバーだけの国も含まれています。
中南米の国からの参加が比較的多いのは、スウェーデンの
SHIAというスウェーデンの障害者組織が作った国際協力組織
の援助によるようです。
他の国際的障害者組織からは、世界盲人連合と
インクルージョンインターナショナルからは共に
会長(現・国際障害同盟会長)
が出席していました。前者はスウェーデンから。
後者はたまたま、会長が
オークランド在住だからでしょう。世界ろう連盟は
会長のカウピネンさんのメッセージ。DPIからは
何もなし。
初代会長には、スウェーデンのスティグ・オールソン氏が
選出されました。また、執行委員会にはアジア地域代表
として福島さんが選出されました。アジアは盲ろう者本人の
参加が非常に少なく、あとはバングラから来ていた人に
会えたくらいでした。
盲ろう者のコミュニケーションは触手話、触指文字、PC筆記、指点字など
多様で、実際に会って、触れあう場としての意義は深いのでしょうが、
事務的な決定をその場で下していくのには困難を感じました。
書類やメールでほうが現実的かなという感想。
面白かったのは、拍手の方法。
手をひらひらさせるデフクラッピングだと見えない人がいるし、
音の拍手では、聞えない人がいるということで、
足を踏みならす方法が提案され実行されていました。
会場は木造で、足を踏みならすとよく響いていました。
これは盲ろう者の文化?
通訳者という仕事で、世界盲ろう者連盟誕生という
歴史的瞬間にいられてラッキーでした。
規約への様々な意見など、20年前のDPIのシンガポール大会も
こんな感じだったのかだろうかと想像。
福島さんや他の参加者の方から様々な形で
報告があると思いますが、本MLでとりあえず。
長瀬修
Date: Mon, 22 Oct 2001 17:16:18 +0900 (JST)
From: fukusima@rcast.u-tokyo.ac.jp
Reply-To: jsds@fuji.u-shizuoka-ken.ac.jp
To: jsds@fuji.u-shizuoka-ken.ac.jp
Subject: [jsds:6102] Re: 世界盲ろう者連盟(WFDb)誕生 !
福島です。
長瀬さん、宮本さん、みなさんこんにちは。
長瀬さん、世界盲ろう者連名の発足についての書き込みありがとうございました。
本来私からみなさんにご報告すべきなのですが、
いつものように、海外出張の後は体調がすぐれず、
公私の仕事が山積しておりまして、おねがいしてしまいました。
これで、盲ろう者の世界組織がようやくできたわけですが、
思えば、ヘレン・ケラー生誕から121年、没後からでも33年、
長い道のりでした。
国際的な他の障害者団体から比べるといろいろな意味で未熟で、
今後さまざまなトラブルの発生も予想されますが、
どうかみなさんよろしくご支援のほどをおねがいいたします。
なお同連名の規約採択日は、10月12日(金)です。
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