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末廣ハウス


last update: 20160627


■末廣ハウス

※石塚美由紀 19960229 「アメリカのNPO活動と日本の市民活動」
 (千葉大学文学部社会学研究室『NPOが変える!?──非営利組織の社会学』,第1章)より

 『ボランティア もう一つの情報社会』(金子[1992])の著者でもある,金子郁容氏を代表とするNPOであり,場所である★09。場所は中野区,JR中野駅から歩いて10分ほどのところにある。上記の本の印税を使ってアパートを改装,1994年4月から活動を開始した。近くの電柱に「末廣ハウス」という蕎麦屋のような広告?がかかっている。2階はかなり広いスペースがあり,机・電話・ファックス・コピー機等があって,事務関係の仕事ができるようになっている他,大きなテーブルがあって会合等に使える。1階にも,車イスのままで10人くらい集まれる部屋がある。寝泊まりできる部屋もある。障害者にもアクセス可能な仕様になっている。
 火・木・金の午後とプログラムのある土曜日にオープンしている(1995年3月現在)。障害者や学生,企業人,ボランティア,近くの住民といったいろいろなフィールドの人達を引き合わせ,新しいつながりを作ることを目的としている。プログラムとして以下のようなものがある。
 @金曜日サロン:94年春から夏までのNPOセミナーを発展させた,金曜日の夜ごとにテーマを決めていろいろな人が集まって話し合うサロン。たとえば第3金曜日は「テラリスト」(→第6章)がコーディネートする「企業人サロン」。
 Aピアカウンセリング/コーカウンセリング:フレームリットというグループがコーディネート。アサーティブな自己を確立し,他者や社会と積極的に関わり,よりよい関係性を作り出していく。
 Bスタイリッシュ・ヘアカット・プログラム:月一回,心身に障害をもちながら自立している人,もしくは自立をめざしている人を対象に,プロのヘアアーティストが無料でカット&スタイリングする。
 Cマックサロン:アップルコンピュータ社やクラリス社,インタープログ社から提供してもらったハードとソフトを使い,マッキントッシュのセミナーを行う。スタートアップセミナーとアドバンストセミナーがある。受講生は障害をもつ人やその家族,介助者などを優先。講師はマック関係の各雑誌の編集者,大学院生,テクニカルライター,JCAメンバーなど,無給のボランティア。
 D会計・経営セミナー:ボランティア団体・非営利団体の人などが非営利組織の会計について学ぶセミナー。公認会計士の宮内氏が無給のボランティア講師を務めている。
 このほかにも新しいプログラムが予定,実施されている。ここでは特別な人に対してというよりも,普通の人に対して普通に気楽にやろうといった感じで場を提供しているようだ。「金曜日のセミナーなんかは,学生だけじゃなくて,社会人も前から来てる人もいるし,地域のおじさんでノート取っちゃったり,というようなことが起こっているからけっこうおもしろい。学生だけでやるとか,身体障害者だけでやるとかいうんじゃなくて…。」(金子氏) NPO,市民団体についていろいろ議論がなされているが,一番大切なのは一般の人々の意識を高めることだと思う。末廣ハウスは,わたしも何かできるんじゃないかしらと思ったときに,こういうこともあるし,こういうこともおもしろいよ,といった感じで情報を得られる場である。ここでまた新しい人とのつながりができ,活動の輪を広げることもできる。市民活動は,まだ一般の人には取っ掛かりにくいところがあると思う。末廣ハウスのような場によってそういった先入観を取り除くことができれば,市民活動はもっと参加しやすいものになるだろう。★10

 

1995/03/09 09:29
小菅さんより

 インターVネットのプレスリリースやニューズレターに記載されている「末廣
ハウス」って何なの?という疑問をもたれている方が多いようですので、紹介
させていただきます。ある人にとっては被災者救援活動に関係のないつまらない
情報かもしれません。でも「被災者救援を第一の目的としたインターVネット」
を有効かつスムーズに活用させていくために、大勢の方々の疑問をなるべく早い
うちに解いておく必要があると考えます。それにはインターVネットを利用して
お知らせするのが筋ですし、末廣ハウスもNPOのひとつですので、ここにアップ
させていただきます。

【末廣ハウス】

 末廣ハウスは慶応義塾大学教授であり、岩波新書『ボランティア-もうひとつ
の情報社会』の著者でもある金子郁容が代表をつとめる非営利組織です。
 昨年4月にスタートし、試行錯誤しながら続いてきました。助成金などは一切
いただかず、運営しております。スタッフは全員無給です。今のところ、火・木・
金の午後とプログラムのある土曜日にオープンしています。

 1階には車イスのままで10人くらいが集まれるアクセスルーム『花』と、自
立生活者や自立をめざしている障害者のかたが宿泊できる部屋『風』があります。

2階は今週サンのコンピュータ等が設置されるオフィス『鳥』と、おもにコンピ
ュータのお守りをしてくださる人たちに宿泊してもらう部屋『月』があります。

●金曜サロン

 昨年の春より毎週金曜の夜にNPOセミナーを開催し、非営利組織について経済
学、医療の現場、アメリカの現状、税制などなどさまざまな角度から学び、意見
を述べ合うということを行なってました。インターVネットの運営委員で大阪連
絡担当の樋口尚弘さんと、東京連絡担当の北村直人さんは、このNPOセミナーの
熱心な参加者でした。

 NPOセミナーは昨年夏に一応終了し、それを発展させたかたちで、現在は
『金曜サロン』を開催しています。これは金曜日の18:30〜21:00頃まで(ゲス
トの都合などにより19:00〜の日もありますので、詳しくはお問い合わせくださ
い)、毎週実施しています。第1金曜日は「障害をもつ人、もたない人が語り合
うアビリティーズサロン」、第3金曜日は多業種の企業人で作っているボランタ
リーなグループ「テラリスト(大阪連絡担当の樋口尚弘さんもメンバーのひとり
です)」がコーディネートする「企業人サロン」です。
 第2週と第4週は各々「地域のボランティアネットワーク」「高齢者」をメイ
ンテーマに掲げたサロンでしたが、4月より内容が変わります。

 この金曜サロンは予約は不要です。大学生、他の非営利組織の人、障害をもつ
人、会社帰りに寄るサラリーマン、近所の主婦、行政の人、大学教授などさまざ
まな人が集まります。ゲストスピーカーをお招きしていることが多いのですが、
主役はすべての参加者です。ただお話しを聞くというのではなく、語り合い、
学び合う場です。末廣ハウスに興味をもち、金曜の晩に東京近辺にいて、時間の
都合がよろしければ、ぜひ参加してみてください。参加費は無料ですが、資料コ
ピー代などを実費でいただくこともあります。寄付も歓迎します。

 なお、最近では金曜サロンの席上で、金子よりインターVネットの近況報告を
行なうこともあります。そもそも2月3日のインターVネット立ち上げの説明会
も金曜サロンの特別版として行なったのでした。

●マックサロン

 アップルコンピュータ社やクラリス社、インタープログ社などにマック4台と
ソフトをご提供いただき、昨年11月より開始。Macintoshの基本的な使い方を
教えるスタートアップセミナー、少し実用的なアドバンストセミナーを開催してい
ます。受講生は障害をもつ人やその家族、介助者などを優先しています。講師は
マック関係の各雑誌の編集者、大学院生、テクニカルライター、JCAのメンバー
などで、無給のボランティアです。
 マックサロンからもインターVネットにアクセスできるようになる予定で、現
在、通信コース等を検討中です。PC-VAN の無料イントロパックを、講師のひと
りでJCAメンバーの中山kajaさんを通じて数十部いただいております。

●スタイリッシュヘアカット・サロン
 心身に障害をもちながら自立している人、もしくは自立をめざしている人の髪
を無料でカット&スタイリングするサロンです。美容師はロンドンで修行し現在
は代官山でサロンを開いているプロで、匿名希望です。毎月1回実施。次回は3
月16日(木)10時〜16時頃までです。カットを受ける参加者、および介助
などのボランティアをしてくれる人を募集しています。

●会計/経営セミナー
 一般的な組織(主に企業)のものとは異なる非営利組織の会計について学ぶセ
ミナーです。この分野では日本での第一人者である公認会計士の宮内氏が無給の
ボランティア講師を務めて下さっています。受講生は国際NGO, NPO ,障害者団
体の人など多彩です。インターVネットのネットワーク担当で立ち上げに大活躍
の吉村順子さん(JCAの会計担当)も、受講生のひとりです。昨年末に開始、
8回連続のコースが進行中です。

●ピアカウンセリング/コーカウンセリング
 フレームリットというグループがコーディネートしています。アサーティブな
自己を確立し、他者や社会と積極的に関わり、よりよい関係性を作り出していき
ます。

以上に今回、<インターVネット>が加わったわけです。

なお、<マックサロン>と<スタイリッシュヘアカット・サロン>は、わたし
小菅がコーディネートしています。お問い合わせ、参加お申し込みはわたしに
お気軽にどうぞ!
NIFTY ID : VYC02446 または 末廣ハウスへお電話、FAX 入れてください
ませ。

 また金曜サロン以外は、予約が必要です。突然訪ねて来られても閉まっていた
り、対応できなかったりします。金曜の夜以外に来訪ご希望の場合は必ず、事前
に電話その他でご連絡ください。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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          【末廣ハウス】
        中野区中央4-42-4
        電話:03-5340-5241 
        FAX:03-5340-5242
   オープン:火・木・金の午後、プログラムのある土曜日

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REV: 20160627
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