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大阪精神障害者連絡会(愛称・ぼちぼちクラブ)


last update: 20160627


■2006/08/19

大精連例会
「心神喪失者等医療観察法、施行後1年
みえてきた実態を知りたい」
話題提供:里見和夫さん
(弁護士・NPO大阪精神医療人権センター代表理事)
大久保圭策さん
(精神科医・大久保クリニック院長)

日時:8/19(土)13:30-16:30
会場:アピオ大阪5階 松の間
http://www.apio-osaka.or.jp/access/
(最寄り駅JR・地下鉄「森ノ宮駅」)
資料代:大精連会員は無料、会員以外は500円
内容:

大精連8月例会  

1:30   開会 司会進行(山本深雪:大精連)
1:35  「付添人活動から」里見 和夫さん(弁護士)
2:35   質問
2:50   休憩
3:00  「鑑定入院と治療」大久保 圭策さん(精神科医)
4:00   質問
4:30   終了

お問い合わせ先
大阪精神障害者連絡会(ぼちぼちクラブ)
06-6973-1289


 
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■2004/05/08 精神保健福祉と介護保険との統合を考えるシンポジウム

Date: Thu, 01 Apr 2004 11:35:30 +0900
Subject: [jsds:9229] 5月8日精神保健福祉と介護保険との統合を考えるシンポ

皆様へ
山本真理です。
以下のシンポがあります。

精神保健福祉と介護保険との統合を考えるシンポジウム
厚生労働省精神保健福祉課長来たる
5月8日(土) 午後2時
さんくすホール 大阪市東成区中道3-14-17 賛究縫機ビル1階
        電話06-6972-3942
        ファックス 06-6972-3945

参加費 一般 500円
    障害者 300円
呼びかけ団体
  大阪精神障害者連絡会
  大阪府精神障害者家族会連合会
  障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議

 

◆2001/06/16
 「大阪教育大付属池田小学校事件報道による二次被害を受けている精神障害者の訴えたいこと」
◆2003/06/06
 「「医療観察法案」 参議院法務委員会における強行採決に 対する緊急抗議声明」



 
 

「大阪教育大付属池田小学校事件報道による二次被害を受けている精神障害者の訴えたいこと」

2001年6月16日
大阪精神障害者連絡会(愛称・ぼちぼちクラブ)

 *「障大連ニュース」からの記事転載です。
  発行:障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議 133号(6月号)

 去る6月8日、大阪府池田市にある大阪教育大付属池田小学校に包丁をもった男が乱入し、児童を次々と刺し、児童8名があやめられ10数名の児童、教員がけがを負った。事件はあまりに痛ましすぎて、私たちの心は現実感をもてなくされている。
 事件以降、マスコミ各社により容疑者の男をめぐり「精神科に入・退院をくりかえしていた」「措置入院歴あり」などと連日報道されている。
 私たちは思う。容疑者の男が子どもたちをあやめ、人を傷つけたという行為と精神症状との間に何らかの具体的なむすびつきは一切明らかになっていない。
 「精神科・神経科に入・退院をくりかえしていた」「措置入院歴あり」などと津波のように報道する事は、「精神疾患と事件が何らかの結びつきがあるかのような」また「精神障害者は何をするのかわからない」という精神障害者に対する偏見と差別意識を流布するものである。
 今、町の居酒屋で、喫茶店で客たちが話し合っている事は「精神障害者は何をするかわからない」「人を殺しても罪にも問わないのか」「そんな奴らは一生閉じこめとく必要がある」というものだ。そしてこれまであいさつを交わしていた町の人から、冷たく鋭い視線で見られるなかまも出てきている。また精神障害者の人権を擁護する団体へ「きちがいが人に迷惑をかけている事を考えろ」「人殺しの味方ばかりするな」「殺され損で、泣き寝入りしろと考えているのですか」と匿名の電話が続いている。
 同時にぼちぼちクラブの相談窓口をはじめ多くの相談窓口には「事件報道を見ていたら怖くて、外に出れない」「孤独感にさいなまれる。生きている事が悪いかのように思えてくる」等々精神障害者なかまの不安感やしんどさが寄せられている。
 これらの事はマスコミ各社による人為的な世論形成のひとつの結果である。私たち精神障害者は事件報道という二次被害の中で、日々いわれのない苦しみを負わされ、精神的に大きな負担になっている。
 私たちは思う。私や私たちは事件に一切関与していない。
 また容疑者の男が「なぜ子どもたちを殺めたのか」という事も客観性をもって何ら明らかにされていない。
 だから私たちは精神疾患を体験し、障害を持った事を何も負い目に感じる必要はない。治療薬として薬を服用している事に何の不安を感じる事もない。私たちの事を信じてくれる本当の友人は少なからずいる。だから不安な事をなかまで語り合おう。ひとりで孤独になっているなかまがいないか、静かに耳をすまそう。疲れ果てた心と体を布団に横たえてゆっくりしっかり眠ろう。
 ぼちぼちクラブを大阪で結成して10年になる。その10年の間、会の活動やなかまの事で塗炭(とたん)の苦しみも味わってきた。
 だからぼちぼちクラブは胸を張ってここに宣言する。
 ひとりぼっちをなくそう!
 いわれなき差別と偏見に立ち向かおう!
 病院ではなく、町の中でありのままの日々を刻んでゆこう!

 
 

2003年6月6目
医療観察法案」 参議院法務委員会における強行採決に 対する緊急抗議声明

大阪精神障害者違絡会代表 塚本正治

 去る6月3日「心神喪失者医療観察法案」が参議院法務委員会において、
政府―与党の賛成多数で可決されました。与党側の動議で一方的に審議が
打ち切られ、野党委員や傍聴する仲間たちの怒号の中で、強行採決された
のです。
 「精神障害者の生命と人権」に深く関わる法案であるにも関わらず、参
議院法務委員会での審議時間は29時間30分というありさまです。社会的弱
者である「精神障害者の生命と人権」に深く関わり多くの問題点が指摘さ
れている法案であるにも関わらず、十分な審議も尽くさず強行採決を行っ
た事は、私たち「精神障害者の生命と人権」が与党議員によっていかに軽
視されているのかを明らかに示しています。
 今回の強行採決は精神障害者に対する多くの人権侵害や人生に傷を負わ
せてきた「精神科特例」をはじめとする誤った国の施策に対する政府―与
党による何の反省もない事、また精神障害者が医療施設に隔離されるので
はなく、地域であたりまえの市民として暮らしていく施策を推進する政策
内容も判断ももたない事を赤裸々にしています。
 また、この法案を成立させようとする「目本精神科病院協会」から、こ
の法案の成立に力をいれてきた多くの自民党議員に対して、政治献金がな
されていた事が明らかになり、「法案が金で買われていた」のではないか
との疑惑が出ています。今回の強行採決は、こうした疑惑隠しの目的もか
ねているものと私たち精神障害者は受け止めています。これら一切の所業
は、精神障害者に対するさらなる人権侵害や人生に傷を負わせようとする
ものです。
 この法案が成立すれば、私たち精神障害者にとって国会は、憲法の重要
な柱である基本的人権を尊重するための機関ではなく、「差別と偏見を助
長し強める反人権・反民主的機関」に成り下がったと断言できます。
 昨年の札幌におけるDPI世界大会において確認された「障害者の権利条
約」「障害者差別禁止法」づくりの国際的潮流の中にある私たち精神障害
者は、「精神障害者は何をするのかわからない」という杜会的偏見にもと
づく新たな「隔離法案」である「心神喪失者医療観察法案」に対して、廃
案を求め続けるとともに、「医療観察法体制」―「新たな隔離体制」を廃
棄する戦いを全国の仲間とともに障害種別をこえて、自らの人生を賭けて
行う事を明らかにし、「医療観察法案」づくりの口実にされた「池田小事
件報道2カ年」の時、緊急の抗議声明とします。


REV:..20030804
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