HOME > 組織 >

長野ヒューマンネットワーク(長野市)


last update: 20160627


■長野ヒューマンネットワーク(長野市)

  名称:長野ヒューマンネットワーク
   〒:381
 事務局:長野県長野市下駒沢216-1池田様方
   tel:0262-96-5798
  発足:19910401
JIL加盟:19911100
JIL会員:正会員

 ※ JIL:全国自立生活センター協議会

cf.発足当初
  住所:〒380長野市七瀬689共同事務所「ちぎりの家」内      TEL/FAX 0262-23-1171      障害者TELネット 0262-23-7909   所長:黒田悦子   会費:正会員年3000円・賛助会員年1口3000円・団体会員年1口10000円      (立岩92年度賛助会員
■「長野ヒューマンネットワーク計画 1991年3月27日
                 長野ヒューマンネットワーク準備会」
1991年3月27日
長野ヒューマンネットワーク準備会
代表 黒田 悦子

1. 幼児的福祉から人間的福祉へのプロセス
 従来の福祉政策において,障害者はサービスを受けるだけの存在として見られてきました。また,社会においても。ボランティアとして障害者にかかわる人々にとっても,障害者は与えられるだけの存在だったといえます。その一方通行の関係が障害者差別を生み出す原因でもあったのではないででしょうか。受けるだけの人間とは『幼児』であり障害者が人々から幼児扱いされることは日常良くあることなのです。
 ヒューマンネットワークは障害者自身がスタッフになり,障害者の視点から,障害者が一個の人間として自立的に生活できるようさまざまな援助を行い,障害者が主体的に参加できる社会の実現を追求しています。
 自立とはアパートを借りて一人で生活することとは限りません。自らの意志と価値観で自分の生活を形成し,社会に働きかける技を持つこと,すなわち対等の人間として社会の中に自分の場所を持つことが必要なのです。そのための援助は非常にメンタルなものであり,同じ障害を持つもの同士での援助が非常に重要なのです。

2. ILCについて
 私たちが作りたいと考えている『長野ヒューマンネットワーク』は,アメリカにおける自立生活センター(ILC−independent living center)をモデルとしています。
 「自立生活センターの定義には,利用者(障害者)によってコントロールされていること(理事かスタッフの半数以上が障害者であること),地域に基盤を持ち,非営利団体であること,居住施設を持たないが障害者が利用できる住宅リストを用意していること,アテンダント(介助者)を登録しているか直接介助者を派遣すること,ピアカウンセリングを行い,法律または経済的相談を行うこと,何らかの種類の制度改善運動を行うこと,センターの主要な目的が自立生活技術を短期訓練することにではなく,障害者が住んでいるところでの,継続的なサポートシステムを提供することに置かれていることなど厳しい条件がつけられています。」(『自立生活へのチャレンジ』障害者自立生活問題研究会・刊より)

3. ヒューマンネットワークの活動と位置付け(次項の図を参照)



◆カウンセリングマニュアル
電話受付時間 月曜日〜土曜日 午前10時〜午後3時を原則とする
第一回のカウンセリング
 カウンセリングシートに必要事項を書き込む。それによってクライアントのニーズおよび全体像を把握する。
 言葉の裏にあるクライアントの気持ち,ニーズを把握するようにつとめる。
 『あなたは〜といっているのですね』『あなたは〜したいのですね』と言葉やきもちを受け止める言葉をはさみ込むことで,クライアントの信頼を得られるようにつとめる。
 これからの援助,アドバイスは必要最小限にとどめる。
 最後に,『良くわかりました。アドバイザーの先生とも良く相談しなければなりませんので少し時間をください。他の人には一切相談内容は漏らしませんので安心して下さい』の言葉で終了する。
カンファレンス
 カウンセリングシートの資料をもとに複数メンバーで今後の援助方針を検討する。必要に応じてアドバイザーの同席を求める。
アポイント
 クライアントに電話連絡し,情報提供する。またはカウンセリングの継続が必要なら,場所,時間のアポイントをとる。
料金 情報提供−一件1000円
   カウンセリング−一回1000円
   ※料金のことは一回目のカウンセリングのときに,きちんと説明しておく。
   『事務所の維持のために,相談者に対する責任を持つということで頂くものです』

長野ヒューマンネットワーク活動内容
1) 介助サービス
  現状)現在は独自の介護人の登録者はいないが,地域資源(ボランティアセンター    ・社協・生協)と連携を取って,介助サービスをしている。
2) 自立生活プログラムの実施
  現状)テレネットの電話相談より,希望者も出てきているので,来年度から具体的    に実施予定。
3) ピアカウンセリングの実施
  現状) 9月13日〜15日   長野県内にて集中ピアカウンセリング講座実施 参加    者25名
     来年度は県内2ヶ所で実施予定
4) 自立生活に必要な住宅,年金などの各種相談
  現状)テレネット実施;障害者による,障害者の為の電話相談,必要に応じて,訪    問・面接にて相談にのる。
     各方面から,いろいろな相談が寄せられている。そのため,各専門分野のア    ドバイザーもお願いしてある。
5) 障害者の海外旅行企画
  現状)参加者を集めるべく,海外旅行に関しての情報を提供し,参加見込・候補者    リストを作っている。
6) 自立生活に関するその他必要な業務
  現状)テレネットの相談より,障害者の要求・要望をひろい,できるところから活    動を具体化している。
    例)@県に陳情(障害者の自立の為に,訓練ホームの解放を!)
      Aこの指止まれコンサート
 予定)@来年度障害者を中心にした青年学級を実施する。
    A来年5月米国より講師を呼んで,ADAの学習会を長野県で実施する。

長野ヒューマンネットワーク事務局スタッフ
 役  職       担 当 者 氏 名
 所  長     黒田 悦子  (障)
事務局長     滝川 久子  (障)
 企  画     榎本 恵子  (障) ・ 黒岩 明  (障)
 広  報     松丸 道男   ・ 島田 光代 (障)
 渉  外     富永 房枝  (障)
コーディネーター  黒田 悦子  (障)
 会  計     西沢せつ子      ・ 西 徹   (障)
 会計監査     池田 純   (障)


長野ヒューマンネットワーク 事務局所在地
〒380  長野市七瀬689
     共同事務所「ちきりの家」内
     TEL/FAX. 0262(23)1171
     障害者TELネット 0262(23)7909

長野ヒューマンネットワーク活動報告
1991年
4月1日      「長野ヒューマンネットワーク」 オープン
4月1日      障害者による障害者の為の電話相談「障害者TELネット」を始 める
5月19日〜20日  女性障害者ネットワークin長野 開催
7月より3ヶ月   榎本恵子さんをILプログラムの研修に町田ヒューマンネットワ ークへ派遣
9月13日〜15日  集中ピアカウンセリング講座
10月13日     長野における障害者の「自己表現の場」として“この指止まれコン         サート”を始める
          会場  長野市内喫茶店 ポエム
11月15日     第2回“この指止まれコンサート”
          会場  更埴市内喫茶店 ラ・フォレ
12月13日     第3回“この指止まれコンサート”
          会場  長野カトリック協会


@ ヒューマンネットワーク
 この組織は『長野ヒューマンネットワーク』と称し,障害者が自立した生活を営んでいくために必要なサービスを,障害を持つ当事者の立場から提供し,共に生きる地域生活作りを目指した活動を行う。
 この組織の運営は事務局において行うものとし,事務局は事務局長一人と,事務局スタッフ(6〜10人)とで構成される。
 具体的な運動,サービスについてはCDEにおいて後述するが,その位置するところは既存の各種サービスとクライアントの問にあって,サービスを最大限に活用し,クライアントのニーズに最適な支援をコーディネートするものである。
 行政の縦割りに対する,クライアントサイドからのケースごとの横割り活動という点では社協の働きと同列に位置し,社協にたいしては,相互批判をしつつ協力し合うという関係を保ちたい。
A クライアント
 ヒューマンネットワークのサービスの対象は,長野県内に住む障害者及びその家族,隣人とする。サービス活動の提供と同時にクライアントに対してヒューマンネットワークへの参加を呼びかけ,その会員化を図っていく。
B ニーズ
 クライアントとの最初の接点は,電話を通して行う。91年4月より始まる『障害者テレネット』をそのまま将来のヒューマンネットワークの窓口として活用することと長野県の広い地理的条件を考慮して,の,2点がその理由である。最初のカウンセリングの内容を踏まえ,その後の対応の方法を選択していく事とする。
C レスポンス
 クライアントのカウンセリングによって,そのニーズを導き出しながらレスポンスを行っていく。そのレスポンスにも既存のサービスをケースに沿ってコーディネートして提供するものと,ヒューマンネットワーク独自のサービスを行うものとの2通りがある。
(1) 既存のサービス
  ◇行政の制度化されたサービスにもこちらから申請しなければ提供されないものも 多い。また,どのようなサービスがあるのか知らないケースも多い。ヒューマン ネットワークはクライアントのニーズに適したサービスを捜し,情報提供する。
  ◇ニーズに適したボランティア団体,ボランティアサービスを捜し,クライアント  に紹介する。
(2) 独自のサービス
  ◇情報提供  障害者に部屋を貸してくれる家主や,部屋を捜してくれる不動産社   会を開拓,障害者を雇用する企業を開拓,クライアントに適した介助者の紹介, 一人では自立が難しいが違った障害を持つ人と共同で生活すれば自立できるとい うケースのクライアントに適したルームメイトを紹介する,等さまざまな有効情 報をストックし,提供する。
 ◇ピアカウンセリング  同じ障害を持つものという立場で,クライアントのニー   ズに対し,実際生活面でのアドバイスをしたり,ニーズの実現にむけて心理的, 情緒的に支えになる。 
◇自立訓練プログラム  自立生活とは,本人の意思と責任にもとずく生活である   と定義する。その主体である自立的な障害者を育てるさまざまな訓練過程である。 (料理,洗濯,掃除,買い物などの家事,住宅の管理,金銭管理,時間の管理, コミュニケーション,社会資源の活用etc)
  ◇障害者テレネット  上記のサービスの補助的手段としてこのサービスを継続し て行う。移動に困難を持つ障害者にとって電話は大きな武器であり,ピアカウン セリングをテレネットを使って行うといったケースもあり得る。
D ニーズを反映させ,制度改善を働きかける
 ヒューマンネットワークはあくまでも障害者によって運営され,障害者からの視点で運営される。障害者のニーズから行政の制度を検証し,直すべき点,足りないものを提案し,その実現を求めていく。
E ボランティアおよび介護者の育成
 ボランティアおよび介護者自身の意識改革を進め,障害者の自立についての正しい理解をもたせる。


REV: 20160627
NPO in 長野県  ◇全国自立生活センター協議会(JIL)  ◇自立生活センター  ◇組織
TOP HOME (http://www.arsvi.com)