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物語と歴史研究会

2009年度グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト
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関連事項 ナラティヴ・物語


■■本ページ目次
 ■研究会趣旨
 ■活動記録
 ■催しもの
 ■関連文献ファイル
 ■生存学HP内関連ファイル


■物語と歴史研究会とは

(1)研究内容、目的、意義
「歴史は物語(ナラティヴ)である」との視点に立ち、歴史記述に関する独特な批判的研究を展開し、歴史学のみならず、物語論に対して大きな影響を与えたヘイドン・ホワイトの歴史=物語論を吟味検討する。またホワイト招聘に携わるとともに、ホワイトに対する批判的言説を含めた歴史=物語論を研究する。

(2)「生存学」創成拠点にもたらす効果
2008年度のアーサー・フランク氏特別公開企画に代表されるように(生存学研究センター報告5)、生老病異の当事者たちの「語り」から導き出された知識を集積し歴史化することは「生存学」創成拠点の主たる課題の一つである。歴史と語りの連続性を指摘したホワイトの言説を吟味することは、そのような生老病異の近現代史の捉え直しとしての「生存学」の諸研究に理論的方法論的な層をもたらすことが期待される。また、具体的な成果としては生存学研究センター報告の発行、生存学HPの「ナラティヴ」http://www.arsvi.com/d/n08.htmページの増補が挙げられる

 ■メンバー *所属などは2009年度当時

 代表:櫻井悟史(立命館大学大学院先端総合学術研究科・公共領域3回生)
 岩田京子(立命館大学大学院先端総合学術研究科・共生領域1回生)
 大谷 通高(立命館大学大学院先端総合学術研究科・公共領域5回生)
 岡田清鷹(立命館大学大学院先端総合学術研究科・共生領域2回生)
 小川 浩史(立命館大学大学院先端総合学術研究科・OD)
 金城美幸(立命館大学大学院先端総合学術研究科・共生領域6回生)
 篠木涼(立命館大学衣笠総合研究機構・PD)
 中田 喜一(立命館大学大学院先端総合学術研究科・公共領域4回生)
 西嶋一泰(立命館大学大学院先端総合学術研究科・共生領域1回生)
 廣瀬太介(立命館大学応用人間科学研究科)
 松田有紀子(立命館大学大学院先端総合学術研究科・共生領域2回生)
 村上潔(日本学術振興会特別研究員(PD))
 山口真紀(立命館大学大学院先端総合学術研究科・公共領域4回生)
 吉田寛(立命館大学大学院先端総合学術研究科・准教授)


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■過去の研究会

◆第1回研究会 2009/06/25 於:創思館414 18:00〜22:00  テキスト
 ◇White, Hayden, 1973, "Nietzsche: The Poetic Defense of History in the Metaphorical Mode" in Metahistory: the Imagination in Nineteenth-century Europe, The Johns Hopkins University Press(=1998, 田中祐介訳, 「歴史への意志」(『メタヒストリー』所収)『現代思想』青土社, 26(14):59-83)
 発表者:櫻井 悟史 レジュメ:「生に対する歴史の功罪――ヘイドン・ホワイト「歴史への意志」を読む」
 ◇White, Hayden, 1980, "The Value of Narrativity in the Representation of Reality" Mitchell, W.J.T. ed. On Narrative, The University of Chicago Press(=1987, 原田大介訳, 「歴史における物語性の価値」海老根宏・原田大介・新妻昭彦・野崎次郎・林完枝・虎岩直子訳『物語について』平凡社, 15-49)
 発表者:中田 喜一 レジュメ

今回の目的
・ヘイドン・ホワイト氏招聘企画の打ち合わせ
・ホワイト氏の著作を読む

 ゲスト
 ◇東洋大学文学部史学科教授 岡本 充弘


◆第2回研究会 2009/07/09 於:創思館416 18:00〜
 テキスト
 ◇野家啓一, 2005, 『物語の哲学』, 岩波書店
 ・第一章:「物語る」ということ――物語行為論序説
  発表者:小川 浩史 「野家啓一『物語の哲学』第一章「「物語る」ということ――物語行為論序説」 読解」
 ・第七章:物語り行為による世界制作   発表者:西嶋 一泰 「野家啓一『物語の哲学』第七章「物語り行為による世界制作」 読解」

今回の目的
・ヘイドン・ホワイト氏特別講義の内容検討
・物語論に関する造詣を深める


◆第3回研究会 2009/07/23 於:創思館416 18:00〜
 テキスト
 上村 忠男, 1994, 「表象と真実――ヘイドン・ホワイト批判に寄せて」『歴史家と母たち――カルロ・ギンズブルク論』, 未來社, pp.156-207
 ・発表者:篠木 涼 一〜三
 ・発表者:大谷 通高 四〜六 レジュメ

今回の目的
・ヘイドン・ホワイト氏特別講義の内容検討
・表象に注目しつつホワイトを知る

◆第4回研究会 2009/08/10 於:存心館706 15:00〜
 村上享子さんセミナー
 ・タイトル:「元英兵捕虜和解問題を通して戦争の想起について考える」("Social organisation of remembering and reconciliation: A case of former British prisoners of war")
 *レクチャーは日本語で行なわれます【終了後、懇親会を予定しております】

 ・村上享子さん(バース大学)紹介
 http://www.bath.ac.uk/education/people/profiles/kmurakami.html

 言説分析、言説的心理学、和解、社会的想起、アイデンティティと社会的行為、技術の社会的形成、現場実習(work placement)における学習、社会的言語能力、社会活動とコミュニティ開発など。

 主要論文(HPより)
 「救済と和解のための位置」
 「配列への志向性:言説によって成立する間主観性」
 「和解の社会的実践:「イルカ・ボーイズ」の和解旅行」
 「困難な過去のナラティヴの再構成における、母の記憶の社会的組織的活用」
 「異文化間心理学における文化の筋書きを超えて」
 「コメについて話す:文化研究への言説論的アプローチ」
 「行為におけるアイデンティティ:戦争の想起における非難と謝罪」
 「重要なのは墓場である:想起と和解における集合性と媒介物の創発的効果」(Middleton, Dとの共著)
 「ナラティヴ学習としての現場実習:学習と対位法旋律のための物語」(Sims, D., Murray, L., Chedzey, K.との共著)

◆第5回研究会 2009/08/26 於:創思館416 18:00〜
 上村 忠男, 1994, 「表象と真実――ヘイドン・ホワイト批判に寄せて」『歴史家と母たち――カルロ・ギンズブルク論』, 未來社, pp.207-230
 ・発表者:岩田 京子 補論「アウシュヴィッツと表象の限界」
 ・講演会の打ちあわせ

◆第6回研究会 2009/09/03 於:創思館416 18:00〜
 ヘイドン・ホワイト, 上村忠男訳, 1994, 「歴史のプロット化と真実の問題」ソール・フリードランダー編, 上村忠男・小沢弘明・岩崎稔訳『アウシュヴィッツと表象の限界』, 未來社, pp.57-89
 「ヘイドン・ホワイト氏特別講義研究報告についての発表」(仮)
 ・発表者:金城 美幸
 「日本の国民的歴史学運動について」(仮)
 ・発表者:西嶋 一泰

◆第6.5回研究会 2009/09/04 於:創思館416 13:00〜
 ・ヘイドン・ホワイト氏特別講義に向けての対訳表作り
 担当者:小川 浩史金城 美幸篠木 涼松田 有紀子村上 潔

◆第7回研究会 2009/09/14 於:創思館416 13:00〜
 「《ホロコースト》をどう呼びうるか?――言語・政治・歴史的想像力」
 ・発表者:金城 美幸
 「歴史は誰がなぜどう描くか――国民的歴史学運動と生活記録運動に即して」
 ・発表者:西嶋 一泰
 「ポストモダニズムと歴史叙述 Postmodernism and Historiography」翻訳検討
 ・岩田京子・岡田清鷹金城美幸櫻井悟史篠木涼西嶋一泰松田有紀子村上潔・吉田寛

◆第7.5回研究会 2009/09/18 於:創思館416 13:00〜
 「ポストモダニズムと歴史叙述 Postmodernism and Historiography」翻訳検討

◆第8回研究会 2009/10/02 於:洋洋館960
 再検討「《ホロコースト》をどう呼びうるか?――言語・政治・歴史的想像力」(英語・日本語)
 ・発表者:金城 美幸
 再検討「歴史は誰がなぜどう描くか――国民的歴史学運動と生活記録運動に即して」(英語・日本語)
 ・発表者:西嶋 一泰


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■物語と歴史研究会関連催しもの

アフター・メタヒストリー
―ヘイドン・ホワイト教授のポストモダニズム講義―

日時:2009年10月22日(木)16:20より (開場15:50)
会場:立命館大学衣笠キャンパス以学館2号ホール
    京都府京都市北区等持院北町56-1  URL:http://www.ritsumei.jp/campusmap/pdf/kinugasa_map.pdf

◆総合司会:
 吉田 寛(立命館大学大学院先端総合学術研究科・准教授)

◆逐次通訳:
 平賀 緑(立命館大学大学院先端総合学術研究科・英語論文指導スタッフ)
 岡本 充弘(東洋大学文学部・教授)

◆プログラム
【第一部】(16:20〜17:50)
Thinking with Hayden White〜ホワイト教授を囲んでのセミナー
・研究報告1 金城 美幸(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
「《ホロコースト》をどう呼びうるか?―言語・政治・歴史的想像力」
・研究報告2 西嶋 一泰(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
「歴史は誰がなぜどう描くか?―国民的歴史学運動と生活記録運動に即して」
【第二部】(18:00〜19:30)
Postmodernism and Historiography〜ホワイト教授によるレクチャー
・ホワイト教授の紹介とイントロダクション(岡本 充弘)
・ホワイト教授のレクチャー
「ポストモダニズムと歴史叙述 Postmodernism and Historiography」

(※第一部では当研究科所属大学院生が、ホワイト教授の仕事を手がかりにしつつ、各自の専門分野での研究発表を行ない、それに対してホワイト教授から応答を頂き、その後会場を交えた全体ディスカッションを行ないます。第二部では講演原稿とその日本語訳を会場に配布する予定です。第一部、第二部とも逐次通訳サポートが付きます。)

ヘイドン・ホワイト(Hayden White)教授略歴
⇒1928年生まれ。歴史家。カリフォルニア大学サンタクルーズ校名誉教授、スタンフォード大学教授。主著に『メタヒストリー』(1973年)。

◆主催:
 立命館大学大学院先端総合学術研究科(2009年度後期「表象論史」特別講義)

◆共催:
 東洋大学人間科学総合研究所
 立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点/立命館大学生存学研究センター
 物語と歴史研究会(立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト)
 歴史社会学研究会(立命館大学大学院先端総合学術研究科公募研究会)

◆事前申込み不要・無料

◆お問い合せ先
立命館大学生存学研究センター事務局(担当:佐山)
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1  TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8342
E-mail:ars-vive[アットマーク]st.ritsumei.ac.jp  URL:http://www.arsvi.com/

※お願い:駐車場がございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。



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■生存学HP内関連ファイル

 ◆ナラティヴ・物語
 ◆ライフヒストリー/生活史



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■参考文献

◇Ankersmit, Frank & Domanska, Ewa & Kellner, Hans Kellner ed., 2009, Re-figuring Hayden White (Cultural Memory in the Present), Stanford University Press
◇Brown, Callum, 2005, Postmodernism for Historians, Longman
◇Docker, John & Curthoys, Ann, 2005, Is History Fiction?, UNSW Press
◇Domanska, Ewa, 1998, Encounters: Philosophy of History After Postmodernism, University Press of Virginia
◇野家啓一, 2005, 『物語の哲学』, 岩波書店
◇上村忠男, 1994, 『歴史家と母たち』, 未来社
◇Ginzburg, Carlo, 2003, Leggere la Storia in Contropelo(=2003, 上村忠男訳, 『歴史を逆なでに読む』, みすず書房) ◇White, Hayden, 1973, The Greco-Roman Tradition, Harper & Row
◇White, Hayden, 1973, Metahistory: the Imagination in Nineteenth-century Europe, The Johns Hopkins University Press ◇White, Hayden, 1973, "Nietzsche: The Poetic Defense of History in the Metaphorical Mode" in Metahistory: the Imagination in Nineteenth-century Europe, The Johns Hopkins University Press(=1998, 田中祐介訳, 「歴史への意志」(『メタヒストリー』所収)『現代思想』青土社, 26(14):59-83)
◇White, Hayden, 1979, Tropics of Discourse: Essays in Cultural Criticism , The Johns Hopkins University Press
◇White, Hayden, 1980, "The Value of Narrativity in the Representation of Reality" Mitchell, W.J.T. ed. On Narrative, The University of Chicago Press(=1987, 原田大介訳, 「歴史における物語性の価値」海老根宏・原田大介・新妻昭彦・野崎次郎・林完枝・虎岩直子訳『物語について』平凡社, 15-49)
◇White, Hayden, 1987, The Content of the Form: Narrative Discourse and Historical Representation, The Johns Hopkins University Press



*作成:櫻井 悟史
UP:20090629 REV:20090718, 0808, 0830, 0915, 1106,20100423, 0528
組織  ◇歴史社会学研究会
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