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なるこ会(Japan Narcolepcy Association)


http://www2s.biglobe.ne.jp/~narukohp/index.html

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◆→警察庁交通局運転免許課法令係 20010928
 「発作により意識障害又は運動障害をもたらす病気関係としてナルコレプシーを指定することに強く反対します」
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~narukohp/2101.html
 cf.◆自動車の利用に関わる欠格条項・2001


◆ナルコレプシー*  *なるこ会のホームページより。ぜひ直接上記のホームページをご覧ください。

Q101.ナルコレプシーとはどのような病気ですか。
A101.
(1) 症状
 ナルコレプシーは「居眠り病」といわれるようにその最も目立つ症状は、時と場所に関係なく居眠りを一日に何回も繰り返えすことです。
 次に、大喜びしたり「やった!」「しめた!」と得意になったときなど喜怒哀楽の感情の激しいとき急に顔や首、手足の力がかくんと抜けるという症状があり、この間意識は正常で周囲の話が理解できます。
 この2つの症状が確実にあって何ヶ月も毎日続いていればナルコレプシーの疑いが十分にあります。他の症状としては、寝入り際に鮮明な怖い夢を見たり体を動かそうとしても動かせないいわゆる金縛りにあう、日中に居眠りをする反面、夜間に熟睡できない等の障害があります。
 詳しいことは、Q103/A103 で説明していますのでご覧下さい。
 なお、これらの症状はすべてが同一時期に発症するのではなく時間をおいて発症するのが普通です。

(2) 病気のメカニズム
  ナルコレプシーの症状は、次の2つの病態生理に起因しています。
    ア.睡眠・覚醒リズムの乱れ(睡眠の多相化)
        ⇒ 日中繰り返す過剰な眠気
    イ.レム睡眠が不適当な時間に起きる
        ⇒ 情動脱力発作、入眠時幻覚、睡眠発作、睡眠麻痺
  なぜこのような組み合わせになるのかとか、さらにその原因は、まだ十分明らかになっていません。

(3) 有病率
 日本人のナルコレプシーの有病率は1万人当たり16人〜18人という研究報告があります。この数値の開きは調査対象地域や対象年齢層の違い、調査年の相違などによるものと考えられ、一般的には約600人に1人とみられます。
 ナルコレプシーはすべての人種において発病が見られますが、日本人の有病率は世界で最も高く、最も低いのはイスラエル(ユダヤ人)であることが知られており、欧米では1万人に2〜4人(4000人に1人)といわれています。
 男女の有病率の差はないと考えられていますが、病院で治療を受けている患者では男性の比率が高くなっています。この理由は男性の方が女性より会社勤務など社会的に活動しているため自分でも困りまた、周囲から指摘をうけることが多いためと考えられます。

(4) 発症年齢別
  発症年齢は、10代から20代前半に集中しており、特に14〜16歳にピークがあります。


Q115.“ナルコレプシー”というのはどんな意味ですか。
A115.
 ナルコレプシー(narcolepsy)は、一般に「居眠り病」と呼ばれており、「過眠症」の中の代表的な病気です。 ナルコレプシーという病名は、1880年にフランスの医師ジェリノー(Gelineau)により名付けられたもので“ナルコレプシー”の“ナルコ(narco)”は「麻痺、脱力」を、“レプシー(lepsy)”は「発作」を意味するギリシャ語に由来しています。(なおGelinau自身は「narco」を眠りと考えて使ったようです。)
 従って「ナルコレプシー」という言葉は脱力発作を意味し、最も顕著な症状である日中の過剰な眠気を表していないのですが、新聞、雑誌、テレビなどでも「ナルコレプシー」という言葉が一般的に使われておりまた世界的に使われています。


REV:20230626
自動車の利用に関わる欠格条項・2001 ◇障害者団体
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