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町田ヒューマンネットワーク1991年度事業報告+決算書


last update: 20160625


■町田ヒューマンネットワーク1991年度事業報告+決算書<

●町田ヒューマンネットワーク1991年度事業報告

 豪華な食事と心暖まるもてなしで感嘆の声をあげた昨年の研修旅行を思い出し、「今年の研修もホテル・エフで」との声で、昨年の6月頃より研修の準備を始めた。ところが、さまざまなハプニングが続出、行き先は、千葉、大地沢(町田)とコロコロ代わり、その大地沢も本番3日前に「山道の舗装工事のため通行規制」とのこと。あわただしく連絡をとり、結局市内の「ひかり療育園」の会議室を借りて、2月15・16日の2日間の通いの研修回となった。以下に、その概要を報告し、1991年度の事業報告に代える。

@ 自立部門について
 ILPは第2期〜4期を開催。とくに第4期では、コミニケーションが困難な、比較的障害者の重い人たちを対象に、テーマをこれまでの「自立生活のイメージ」から「生活の質」に移し、生活圏や経験を広げるためのプログラムを行なった。さらに1期〜3期の同窓生によるサポートグループもでき、同時にピアカウンセラーの育成も積極的に行っている。新規事業としては、7月より念願の親対象プログラムを実施、その後、スタッフの一人を中心にサポートグループが月1回開催されている。

A 介護部門について
 MHNの介護サービスは、「障害者の自立を支えること」を原則としており、より地域に浸透させるには、質、内容ともにきめ細かな検討が必要である。派遣時間数の拡大、コーディネーターの仕事内容の確認、利用者宅への訪問を仕事として位置づけていくこと、日曜・祝日の派遣確認、利用者及びケア・スタッフ向けのマニュアルの必要性など、さまざまな課題が話された。それらを検討するため、月2回介助問題の会議をもつことが決定。
 また、ケア・スタッフ、利用者懇談会を随時開催していくこと、介助講習会は、これまでは一般向けに3回シリーズで行なってきたが、今後は、介助登録者向け、学生向け、一般向けなど、対象を明確にして開催していくことになった。
 さらに、質の高い、安定した介助派遣に向け、派遣体制や介助料金の見直し、スタッフの就業規程・給与規程の作成が急務となった。
 これらの事業を着実に遂行していくため、部門別の担当者を決める。

B 会計報告について
 92年度は、新事務所オープンに伴い、改装費、維持費等で多額の経費が見込まれているが、現段階では市の補助金は得られておらず、引きつづき市に働きかけていくことが確認された。また、新事務所の会議室を貸し出して、英会話教室を開催するという新規事業も決定された。
 さらに、自立生活を目視しているMHNのスタッフの賃金が「自立可能」なものか、障害年金受給者と無受給者の格差をどう埋めていくかなどについても話し合う。「いますぐに」は無理でも、時間をかけて「自立可能な賃金体系づくり」を行なっていくことを確認。
 なお、講師、講師派遣、マスコミの取材、テレビ出演など、勢力的にこなし、当事者主体のMHNが社会的注目を浴びていることを実感させられた一年間だった。
 ともかく、会議だけ(!)の日程ながら、MHN発足当時化らを皆でふりかえりつつ、3年目の活動に夢をふくらませつつ、2年間をエネルギシュに終えた。

●町田ヒューマンネットワーク1991年度決算書

T.収入の部
 会費収入                1,029,000
  正会費 386,000
  賛助会費 438,000
  団体会費 205,000
 事業収入 5,546,399
  旅行企画、バザー、書籍販売など
 助成金 10,940,000
  都振興財団 10,500,000
  朝日新聞東京厚生文化事業団 300,000
 町田市社会福祉協議会          140,000
 寄付金                  658,035
 雑収入                  120,186
 受取利息                 296,220
 事務費収入(介助手数料)         952,410
 前年度繰越金              1,778,771
  合  計              21,321,021

U.支出の部
 人件費          10,095,181
  賃 金         9,422,110
  介助料          175,670
  社会保険料        497,401
 備品費           977,376
 講師謝礼          208,000
 会議費           359,501
 研修費           696,160
 旅費交通費         202,871
 印刷製本費         654,100
 通信費           448,297
 事務用品費          44,050
 消耗品費           30,093
 支払保険料         100,800
 他機関関連費         50,500
 事務所借上費       1,869,900
 事務所借上保証金     4,000,000
 雑費             57,085
  合  計        19,793,914

V.繰越の部
 現金             67,452
 普通預金@          11,740
 普通預金A          2,592
 郵便振替           3,147
 有価証券         1,442,176
  合 計         1,527,107

特別会計
1. 収入の部        2. 支出の部
 預り金 4,980,000      有価証券 4,980,000
 合 計 4,980,000 合 計 4,980,000
介助会計
1. 収入の部        2. 支出の部
 介助料 3,366,900      介助料  2,414,490
               事務費   952,410
 合 計 3,366,900      合 計  3,366,900

 上記の決算は、関係書類と照合したところ、誤りはなく、正当であることを認めます。
       1992年4月10日  会計監査  臼井 健一


会員のみなさまへ
 昨年度は、暖かいご支援とご協力をいただきまして、ありがとうございました。
 さて、1991年度の決算書と1992年度の予算書をお届けいたしますので、ご覧ください。もし、なにか、ご不明な点や、ご質問がありましたら、事務局までお問い合わせください。今後とも、よろしくお願いいたします。事務局長 樋口 恵子


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