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生存学と文学

2010/2011年度グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト
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last update:20120416

■目次

活動/成果
計画


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■活動

◆研究会企画

●「文学と盲目性」

講師:野田康文(福岡大学非常勤講師)
 cf. http://www.e-jnn.com/cgi-bin/vtemp.cgi?dir=onair/070226015000
司会:西成彦
コメント:加藤有希子(生存学PD)ほか

日時:2011年6月26日(日)14時〜18時
場所:創思館403・404

今回は、福岡大学非常勤講師で、日本研究者で、大岡昇平や谷崎潤一郎を研究しておられる野田康文さんをお招きします。
野田さんは視覚障害を克服しながら文学を研究されている中堅の研究者で、このたび、文学のなかに表象された視覚障害を論じて、「谷崎潤一郎と盲者の〈視覚性〉」を発表され、話題になっています。
今回は、その野田さんの論文を事前に読み合わせた上で、「文学と盲目性」について議論したいと思います。

主催:立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 院生プロジェクト「生存学と文学」

―『ジャムの空壜』『おれのおばさん』で知られる―作家・佐川光晴氏を囲んで

司会:西成彦

日時:2011年2月17日(木)午後14時〜17時
会場:立命館大学創思館401・402教室
主催:立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 院生プロジェクト「生存学と文学」


◆定例研究会

○「生存学と文学」研究会 第12回 2011年11月17日(木) 16時30分〜19時 於:創思館4階 406号教室
 報告:
  泉谷 瞬 「教化される感覚――多和田葉子「犬婿入り」におけるローカリティ」

○「生存学と文学」研究会 第11回 2011年10月6日(木) 16時20分〜19時 於:創思館4階 406号教室
 報告:
  秋吉 大輔 「「吃る」身体を身につけること――寺山修司作品における「吃音」を読む」

○「生存学と文学」研究会 第9回 2011年1月28日(金) 13時〜16時 於:創思館4階 412号教室
 報告:
  田中 壮泰 「解雇可能な生――女性労働の現場から見た『変身』」

○「生存学と文学」研究会 第8回 2010年12月17日(金) 16時半〜 於:諒友館3階 834号教室
 今敏監督のアニメーション映画『千年女優』(マッドハウス 2002)の上映後、報告討議を行いました。
 報告:
  禧美 智章 「アニメーションにおける老人――今敏『千年女優』から」

○「生存学と文学」研究会 第7回 2010年10月15日(金) 16時半〜 於:創思館4階 411教室
 報告:
  (1) 泉谷 瞬  「「身体」を見るということ――松浦理英子「肥満体恐怖症」について」

○「生存学と文学」研究会 第6回 2010年9月17日(金) 15時〜 於:創思館4階 411教室
 報告:
  (1) 友田 義行 「消滅する身体――安部公房『完全映画』とその周辺」

○「生存学と文学」研究会 第5回 2010年7月16日(金) 15時〜 於:創思館4階 411教室
 報告:
  (1) 秋吉 大輔 「寺山修司における吃音表象――二川進「吃りの告白」を中心に」

○「生存学と文学」研究会 第4回 2010年7月2日(金) 16時〜 於:創思館4階 411教室
 報告:
  (1) 雨宮 幸明 「古井由吉『円陣を組む女たち』における身体緊張と女性表象――時間・記憶・暴力」

○「生存学と文学」研究会 第3回 2010年6月4日(金) 15時〜 於:創思館4階 411教室
 報告:
  (1) 鳥木 圭太 「プロレタリア文学の中の身体――葉山嘉樹『淫売婦』を起点として」
  (2) 友田 義行 「佐川光晴と「ままならぬ身体」」

○「生存学と文学」研究会 第2回 2010年5月21日(金) 15時〜 於:創思館4階 411教室
 報告:
  (1) 木 聡司 「強要される変身と生命・アイデンティティ(仮)――麻生俊平『ミュートスノート戦記』より」
  (2) 倉本 知明 「戦争文学における同性愛表象――陳千武『猟女犯』を中心に」

○「生存学と文学」研究会 第1回 2010年5月7日(金) 15時〜 於:創思館4階 412教室
 「生存学と文学」研究会活動についての討議


■成果

2011年度
□論文 ◆秋吉大輔 201203「「吃る」身体を身につけること――寺山修司作品における「吃音」を読む」、『生存学』vol.5、立命館大学生存学研究センター編、生活書院、pp.182-194
加藤有希子 201203「芸術は生存に関われるか――エネルギー論からみるアート」、『生存学』vol.5、立命館大学生存学研究センター編、生活書院、pp.119-133
◆田中壮泰 201203「グレーゴルと女性たち――介護文学としての『変身』」、『生存学』vol.5、立命館大学生存学研究センター編、生活書院、pp.166-181
友田義行 201105「テクノロジーと身体―安部公房のバーチャル・リアリティ」『生存学』vol.4、立命館大学生存学研究センター編、生活書院、pp.182-195

□口頭報告
泉谷 瞬 201112「教化される感覚――多和田葉子「犬婿入り」におけるローカリティ――」、昭和文学会 第四九回研究集会、於専修大学神田キャンパス

2010年度
□論文
泉谷 瞬 201005 「遠藤周作『深い河』論――「混沌」の女性/インド」、『論究日本文學』、立命館大学日本文学会、第92号、pp.29-40
雨宮 幸明 201011 「海外炭鉱映画からの視点―『KAMERADSCHAFT』論―」『立命館大学言語文化研究』、立命館大学国際言語文化研究所、22巻1号 [掲載予定]
友田義行 201011 「日本の炭鉱映画史と三池――『三池 終わらない炭鉱の物語』への応答」『立命館言語文化研究』 第22巻2号、立命館大学国際言語文化研究所、pp.21-37
友田義行 201012 「ドキュメンタリー作家としての勅使河原宏――偶然性という作法」『踏み越えるドキュメンタリー 日本映画は生きている第7巻』(共著) 、岩波書店、pp.71-94 (依頼論文)
雨宮 幸明 201101 「プロキノ映画『山宣渡政労農葬』フィルムヴァリエーションに関する考察」『立命館言語文化研究』22巻3号、P11-P124
雨宮 幸明 201101 「解題 一九五八〜一九七一 戦後日本共産党との関わりから晩年の創作まで」(共著、和田崇/雨宮幸明)、『貴司山治研究』〈「貴司山治全日記 DVD版」別冊〉、不二出版、P165-P172
友田義行 201103 「目取真俊の不敬表現――血液を献げることへの抗い」『立命館言語文化研究』 第22巻4号、立命館大学国際言語文化研究所、pp.153-165

□その他印刷されたもの
鳥木 圭太 201010 「昭和9年〜昭和12年 第二次転向、分散抵抗の時代、「地下鉄」と「文学案内」 実録文学」、第三次(完全)転向」『貴司山治日記 DVD-ROM電子版』別冊収録「時代別日記紹介」、不二出版、[刊行予定]
友田 義行 201101 解題「占領期・開拓農民時代」pp.143-151、作品紹介「愛染」p.152、『貴司山治全日記DVD版』/別冊『貴司山治研究』貴司山治研究会編、不二出版、資料撮影・編集・人名索引データ作成・著作目録作成。
□口頭報告
泉谷 瞬 201004 「姫野カオルコ『受難』について――言説との対話」、「立命館大学日本文学会」第129回研究例会、立命館大学
雨宮 幸明 201011 「プロキノ映画『山宣渡政労農葬』における映像編集に関する考察 --京都花やしき所蔵フィルムをてがかりに──」、日本近代文学会関西支部2010年度秋季大会、奈良教育大学、2010年11月6日
発表要旨:http://www7b.biglobe.ne.jp/~kansai-amjls/pdf/youshi2010shuki.pdf
友田 義行 201102 「闖入する民主主義――戦後占領と安部公房」、『占領開拓期文化研究会』第4回研究会、ラボール京都。
雨宮 幸明 201103 "Nose Katsuo and Japan's Interwar Film Culture: 能勢克男の映画とその時代―シネポエム、ドキュメンタリー、ホームムービーの側面から―"、
A symposium and film screening
"NOSE KATSUO (1894-1979), THE POPULAR FRONT AND FILM CULTURE IN INTERWAR JAPAN"
Friday, March 18, 2011 14 :30- 19 :00 B-4340 Pavillon 3200 Jean Brillant Bldg. Metro/Subway Cote-des-Neiges 
The Department of Comparative Literature and the Center for East Asian Studies (CETASE) of the University of Montreal  


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■計画

■2011年度

◆研究課題:文学におけるままならぬ身体

◆プロジェクト研究メンバー:計13名 *所属などは2011年度当時
西嶋 一泰 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程) *プロジェクト研究代表者
田中 壮泰 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程/日本学術振興会特別研究員)
加藤有希子 (立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)
雨宮 幸明 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
大野 藍梨 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)
中倉 智徳 (立命館大学大学院非常勤講師/衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)
鄭 卉芸 (大阪大学大学院博士後期課程)
泉谷 瞬 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
秋吉 大輔 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
禧美 智章 (立命館大学研究生)
鳥木 圭太 (立命館大学研究生)
村田 裕和 (立命館大学非常勤講師)
友田 義行 (立命館大学非常勤講師/衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)

◆事業推進担当者:西 成彦

■2010年度

◆研究課題:文学におけるままならぬ身体

◆プロジェクト研究メンバー:計13名 *所属などは2010年度当時
雨宮 幸明 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程) *プロジェクト研究代表者
西嶋 一泰 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)
田中 壮泰 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程/日本学術振興会特別研究員)
大野 藍梨 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)
木 聡司 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)
倉本 知明 (立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程/日本学術振興会特別研究員)
中倉 智徳 (立命館大学大学院非常勤講師/衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)
鄭 卉芸 (大阪大学大学院博士後期課程)
泉谷 瞬 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
秋吉 大輔 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
禧美 智章 (立命館大学大学院文学研究科博士後期課程)
鳥木 圭太 (立命館大学研究生)
友田 義行 (立命館大学非常勤講師/衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)

◆事業推進担当者:西 成彦

T.研究内容等および「生存学」創成拠点にもたらす効果
(1)研究内容、目的、意義
 文学作品に描かれた「ままならぬ身体」を再考する。具体的には、朱天心、ゴンブローヴィッチ、カフカ、古井由吉、安部公房、寺山修司といった作家の作品や近代演劇から、身体を束縛する社会的拘束力と、それに対抗し逸脱する身体の様相を検討することを主な目的とする。生存学に文学研究の視点を加えることで、医療や労働といった現代的・社会的問題からは掬いきれない生存表象について知見を深めていくという学問的意義がある。

(2)「生存学」創成拠点にもたらす効果
 「生存学」創成拠点では、これまで主に医療や労働の問題が取り上げられてきたが、言語による表象の問題を扱う文学を新たに接続することで、生存学という領域をより拡張する効果がもたらされる。立命館大学で文学を研究する院生は先端総合学術研究科と文学研究科にまたがっているが、生存学を共通テーマにすることはその境界を越える試みとなり、相互の研究を深化・活性化する効果が期待される。なお、教員やPD以外のメンバーも、多くは学術雑誌等への掲載経歴を持っており、低回生への支援も含め旺盛な論文執筆の土壌が整っている。

U.研究計画・方法・研究成果発表の方法
2010年7月から、隔週ペースで研究会を開催する。初回は『生存学』(vol.1,2)をテキストにして、生存学の基本的な枠組みを共有する。二回目以降は、毎回二名程度が、各自の関心と生存学を結ぶ研究構想を発表していく。互いの関心を共有するとともに、意見交換を通して問題意識を深め、知識を涵養していく。二巡目からはより踏み込んだ形での研究報告を行い、論文化に向けて構想を固めていく。その間も研究会の内外で互いに連絡を取り合い、資料と情報の交換を行っていく。
研究成果は本プロジェクトの研究会のほか、国内外の学会およびシンポジウム等で随時口頭発表し、そこで得られた批判と提言を基に再構成して、各種媒体に論文成果を公表する。また、生存学拠点のHP上でも本プロジェクトのページを作成し、公開していく予定である。さらに現役作家の佐川光晴を招聘し、今年度の夏から秋(2010年8月〜10月)にかけて座談会を組んで、生存学と文学の回路を探求する研究会及びセミナーを行う予定である。


*作成:中倉 智徳
UP: 20100623  REV:20100701, 0703, 0704, 0714, 0716, 0721, 0916, 0928, 1208, 1215, 1223, 20110107, 0120, 0125,0301,0329, 0625, 20120416
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