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KIDS




※佐野剛士・成井正之 19960229 「企業人のボランティア活動──2つのボランティア・グループ,そしてボランティアする契機」(千葉大学文学部社会学研究室千葉大学文学部社会学研究室『NPOが変える!?──非営利組織の社会学』,第6章)より
。同じ報告書の中の土屋葉 19960229 「レジャーとしてのボランティア/生活すべてがボランティア──企業人の意識・主婦の意識」の中でも取上げられています。

 1991年11月,外資系の企業に勤めるアメリカ人のリード・メジャースさんと,日本人の山本幹夫さんが知的障害者の施設の運動会に参加した。その際に,閉鎖的な社会で生活する彼らをディズニーランドに連れていったら面白いのではと考え,ディズニーランド・プロジェクトを発案し,仲間を集め始めた。そして翌1992年の2月,「KIDS」と名前を決めて活動を開始した。「KIDS」は,「子どもたち」という意味のほかに「Knowing Is Doing Something」という意味も含む。日本の公益法人格を得ることが制度上難しいこともあり,現在も任意団体として活動している。
 「子どもたちへの継続的社会教育の奨励および支援」「市民一人一人の社会貢献意識の高揚」「国,企業,老若男女そしてさまざまな枠組みや障害を越えた共存社会の提案」の3つを活動方針とし,「子どもたちとの交流(施設・学校訪問)」「ディズニーランド・プロジェクト」「スマイリング・フェイス・プロジェクト(写真展)」の3つの活動を柱としている(後述)。
 発足当初は発起人の1人がアメリカ人ということもあり,中心メンバーにはかなり外国人がいたが,現在は,彼らが会社の都合などで本国に帰るなどして,日本人の活動者が中心となっている。現在企画などに携わるメンバーは約40人。社会人と学生がいるが,中心は一般企業に勤めている人達である。年齢層は大学生から50歳代までにわたるが,中心となっているのは20代後半から30代の人である。男女比は男性2:女性8で,女性の方が多い。1995年からは「KIDSサポーター」という会員も募集している。年会費は1200円,『KIDS FORUM』が送られる。募集を始めるにあたり,組織全体の年間の収支報告を行うようにし,組織構成も整備した。
 ディズニーランド・プロジェクト (略)
 子どもたちとの交流──施設・学校訪問(略)
 スマイリング・フェイス・プロジェクト──写真展(略)


ボランティア  ◇NPO
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