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日本障害者協議会
(Japan Council on Disability=JD)
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last update: 20190522
■目次
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優生 2019(日本)
◆
2019/04/24 国は憲法違反を認め、被害者の人権回復を!「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」成立にあたっての声明
◆
優生 2018(日本)
◆
日本障害者協議会(Japan Council on Disability=JD)
◇JDの趣旨・目的
◇加盟団体
◇活動概要
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■国は憲法違反を認め、被害者の人権回復を!「旧優生保護法に基づく優生手術を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」の成立にあたっての声明
2019年4月24日
国は憲法違反を認め、被害者の人権回復を!
「旧優生保護法に基づく優生手術を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」の成立にあたっての声明
NPO法人
日本障害者協議会(JD)
代表 藤井 克徳
「旧優生保護法に基づく優生手術を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」が参議院本会議で全会一致で成立した。なお、本法の成立前に厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課から法案や手続きの事務的なフロー図まで、国会で審議中にもかかわらず、法成立を前提に関係団体にメール配信された。行政機関の国会軽視といえる姿勢・対応に、憲法に定められた三権分立が揺らいでいることを危惧する。
多くの問題点を残した本法であるが、内容面の不十分さに加えて、当事者不在で進められたことに強い憤りを覚える。障害者権利条約の締約国として、「私たち抜きに私たちのことを決めないで」という願いにも反し、国会の場で被害を受けた人たちの意見を聞く機会は、設けられなかった。また、国による謝罪もあいまいなままで、法成立時の内閣総理大臣の「反省とお詫び」は、いかにも形式的で空疎な感を否めない。改めて、国権の最高機関である国会において、謝罪決議を行うよう求める。
拙速に法案を成立させたことにも疑問が残る。国会サイドは、まるで法律の早期成立と高水準の法律にすることが相いれないような論調を繰り返してきた。長年にわたって放置しておきながら、なぜ目前に迫っている仙台地裁での優生保護法被害裁判の判決を待てなかったのか。
残念ながら、法律は多くの問題点を残したまま成立してしまった。懸念されるのは、優生保護法被害の本質問題の固定化である。わけても、子どもを持つ権利、持つか持たないかを自ら選択する権利が奪われ、生涯にわたる心身への影響を与え続けることへの代償が320万円の一時金というのは余りに低すぎる。このままでは禍根になってしまう。
国は憲法違反であることを認め、裁判動向も勘案し、また今般の法案作成段階で被害者や弁護団、障害関連団体から提示された内容を踏まえるなど、優生保護法の被害問題解決の新たな方向を模索すべきである。当面は、被害者と障害関連団体の信頼に足りうる検証体制の確立が急がれる。
私たちは、原告や被害者の人権と尊厳の回復に連帯しながら、全国7地裁で進められている優生保護法被害裁判の原告をこれからも支援し続ける。そして、優生保護法被害問題から学び、被害者とともに優生思想や障害者排除・差別を乗り越え、すべての人のいのちを大切にする社会の実現に向けて力を注いでいく所存である。
cf.
http://www.jdnet.gr.jp/opinion/2019/190424.html
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■日本障害者協議会(Japan Council on Disability=JD)
■JDの趣旨・目的は?
「障害の種別や立場、考えの違いを乗りこえ、障害のある人々の社会における「完全参加と平等」や「ノーマライゼーション」の理念を具体的に実現することを目的として、各種事業を全国的に展開しています。
■加盟団体は?
全国的な、あるいは広範な活動をしている障害者やその家族を含む当事者団体と障害者分野の関係団体を正会員に、会の目的に賛同・協賛する団体・個人を賛助会員として構成しています
cf.
http://www.jdnet.gr.jp/guide/index.html
■活動概要
本協議会(略称:JD)は、1980年4月19日、国連・国際障害者年(1981年)を日本でも成功させようと、障害のある本人、家族、施設、専門職、研究者等、100を超える全国的な障害者関係団体が日本で初めて大同団結した「国際障害者年日本推進協議会」として発足した。以来、調査研究や政策提言の作成と公表、大会・セミナー等の開催、情報誌やホームページ等による情報の提供、広く国民に向けた啓発運動などを行なっている。
1993年4月、「国連・障害者の十年(1983〜1992)」の終わりを機に、“完全参加と平等”のテーマに沿った運動を継続し具体化させることを重要理念とし、名称を「日本障害者協議会(JD)」と改め、新たにスタートした。また、日本の主要な障害者関係団体で構成する日本障害フォーラム(JDF、2004年10月設立)の構成団体として、より広い立場からその一翼を担い、活動をしている。
2008年10月31日、障害者本人による日本初の集団訴訟となった障害者自立支援法訴訟の和解の結果交わされた「基本合意」の完全実現をめざす会に関する情報の拠点として、事務局を務めている。
2012年4月2日、特定非営利活動法人(NPO法人)認可、2015年3月10日、「認定NPO法人」としての認定を受けた。社会的責任を認識し役割を果たすべく活動を行なっている。
cf.
http://www.jdnet.gr.jp/guide/jd.html
近年の主な活動
提言及び調査・研究等
1.各政党及び行政等に対する政策提言等
「障害者自立支援法案」に関する提言・要望等
「改革のグランドデザイン案」に関する提言・要望等
「無年金障害者に対する年金支給」に関する提言・要望等
各政党との障害者問題等に関するヒアリングへの参加
社会保障審議会障害者部会への意見発表等
衆参両議院厚生労働委員会への参考人意見陳述等
2.調査・研究
障害者IT支援・サポートモデル調査研究(長寿社会福祉基金助成)
障害者の定義・認定に関する研究(ヤマト福祉財団助成)
社会啓発活動
1.セミナー・研修会等の開催
「介護保険と障害者保健施策を考える公開対話集会」
「パソコンカンファレンス」
「障害者運動リーダー研修」
「国士舘大学公開講座」への講師団派遣
「『支援費制度及び介護保険制度』をめぐる連続学習会」
2.障害者関連問題等に関する行動
「障害者自立支援法を考えるみんなのフォーラム」(2005年5月12日)
「障害者自立支援法案に関する緊急行動」(2005年7月5日)
情報の収集・提供
1.情報「すべての人の社会」の発行・配布(日本自転車振興会補助)
2.ホームページ及びJDe-Letterによる情報提供
◆組織形態 (2007年6月1日現在)
顧問‥‥代表‥‥理事会‥‥協議員総会(正会員推薦 125人 代表委嘱 10人)
理事会の下に以下の委員会を置く。
総務委員会(組織強化・財政問題の検討)
政策委員会(各種障害問題の調査・研究、施策提言の策定)
1.所得保障制度と家族制度・扶養義務問題
2.障害者差別禁止法・権利擁護制度
3.障害の定義と認定、等級制度
4.新・障害者基本計画ならびに新・障害者プラン
5.福祉用具(補助機器等)
広報委員会(広報啓発、月刊「すべての人の社会」の編集発行)
企画委員会(研修会・学集会等の企画・運営)
情報通信委員会(情報保障、パソコンボランティアの連携推進)
精神障害者政策特例委員会
事務局(事務局長1人)
◆会員
(財)安全交通試験研究センター
きょうされん
口と足で描く芸術家協会
(独)高齢・障害者雇用支援機構
埼玉県障害者協議会
障害者(児)を守る全大阪連絡協議会
障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会
障害者の生活保障を要求する連絡会議
障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会
全国LD親の会
全国救護施設協議会
(NPO)全国ことばを育む会
全国視覚障害児(者)親の会
全国肢体不自由児施設運営協議会
全国社会就労センター協議会
(福)全国重症心身障害児(者)を守る会
(NPO)全国障害者生活支援研究会
全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会
全国障害者問題研究会
(社)全国腎臓病協議会
全国身体障害者施設協議会
(NPO)全国精神障害者団体連合会
(NPO)全国精神障害者地域生活支援協議会
全国知的障害者施設家族会連合会
全国聴覚障害者親の会連合会
全国特別支援教育推進連盟(全国特別支援学校長会)
(社)ゼンコロ
(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
(財)鉄道弘済会
(福)鉄道身障者福祉協会
東京都身障運転者協会
長野県障害者運動推進協議会
奈良県障害者協議会
日本音楽療法学会
(NPO)日本介助犬アカデミー
(社)日本筋ジストロフィー協会
日本車いすシーティング協会
(NPO)日本ケアフィットサービス協会
(社)日本作業療法士協会
(福)日本肢体不自由児協会
(社)日本自閉症協会
(社)日本社会福祉士会
(社)日本手話通訳士協会
(財)日本障害者スポーツ協会
(財)日本障害者リハビリテーション協会
日本職業リハビリテーション学会
(社)日本整形外科学会
(社)日本精神保健福祉士協会
(社)日本てんかん協会
(福)日本点字図書館
日本難病・疾病団体協議会
(NPO)日本脳外傷友の会
(社)日本発達障害福祉連盟
日本病院・地域精神医学会
(福)日本盲人社会福祉施設協議会
(社)日本リウマチ友の会
(社)日本理学療法士協会
(社)日本リハビリテーション医学会
発達保障研究センター
(社)花と緑のハート事業協会
(福)ぶどうの木・ロゴス点字図書館
無年金障害者の会
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*増補:塩野 麻子・
北村 健太郎
UP:20101016 REV:
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