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自立生活センター・大田IKJ


last update: 20160625


■自立生活センター・大田IKJ

  名称:自立生活センター・大田IKJ
   〒:144
 事務局:東京都大田区蒲田3-23-7-801
   tel:03-5711-2836
   fax:03-5711-3108
  発足:19930400
JIL加盟:19940800
※ JIL会員:準会員
  代表:吾妻由実→伊沢博→
事務局長:伊沢博→鹿内忠一
 機関誌:『IKJつうしん』※※
 ※ JIL:全国自立生活センター協議会
※※ あり:立岩(途中から)

  

◆19990121

                    1999.1.21
各位
                   自立生活センター大田IKJ
                       事務局長 鹿内忠一

                 訃報

 私たち自立生活センター大田IKJの代表である伊沢博¥が、平成11年1月11日午前11時過ぎに他界しました。
 伊沢博は、昨年暮れ12月29日深夜、胃潰瘍により吐血。意識不明の状態で東邦医大付属病院に運ばれました。その後、意識は最後まで戻りませんでした。直接の死因は、誤嚥(ごえん)性肺炎。とても悔しく、残念な思いでいっぱいです。

1月13日に開かれた「お別れ会」で述べた弔辞を弔文として載せさせていただきます。
                 弔文

 伊沢 博様
 長い間本当にご苦労さまでした。体調が思わしくなかった中で自己決定、自己責任という生活を送っていく事は生易しいことではなかったと思います。それなのに、私や大田IKJの事をいつも気にしていただき、相談事に乗っていただいたこと、アドバイスをいただいたこと、心から感謝いたします。ありがとうございました。
 私が今ここに立っていられるのも、大田IKJの仕事に就けた事も、すべて伊沢さんのおかげです。感謝してもしきれません。伊沢さんは私にとって大切な心の支えでした。まだまだ未熟者の私です。もっといろいろな事を教えていただきたかったのに残念です。
 伊沢さんが築き上げてきた事はとても大きな事だと思います。重度障害を持っていても地域で普通の生活が出来る。そのことを体現してこられた事は、大田区の障害を持たれた方のみならず、様々な方々に大きな影響をもたらしたと信じています。私もその一人として伊沢さんの生き方や考え方を引き継ぎ、これからも多くの方々に障害を持つ方の自立とは何か、生きるとはどういう事かを伝えて行きたいと思います。
 伊沢さん、どこかで見守っていてください。
 最後に、伊沢さんに改めて教えられた事があります。それは、行き方だけではなく、死に方やその後の方法(お通夜、告別式は行わない、という希望を生前から出されていました。)も自己決定する事が自立なんだという事です。ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
                             鹿内忠一


REV: 20160625
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