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国際連帯運動




*山口さんより

以下、3日朝に届いたISMのレポートの邦訳。
訳者の山田さんと同じく、私も悔しく、怒りに震えています。

******転載・転送可*******

山田和子@久留米です。

先ほど(5月3日、午後1時過ぎ)のNHKニュースで、「イスラ
エルが国際平和活動グループ、ISMを国外退去させる命令を出し
た」との情報を聞きました。(冒頭、聞き損なったので、他のグ
ループについてどうかはわかりません)

骨子は−−

最近、ISM活動家の殺傷事件が続いた。
テル・アヴィヴで自爆攻撃事件があった。
この実行犯は、イギリスのパスポートを持っていた。
ISMはこの事件にかかわっている可能性がある。
ISMが国際テロ活動家たちの隠れ蓑になっている可能性がある。
したがって、イスラエルは、ISM全員の国外退去を命令した。

コメントなどはいっさいなかったものの、イスラエル側の一方的な
情報によることは明白で、このニュースそのものが、「ISMはテ
ログループとかかわりがありそうだ」という印象を与える流れに
なっています。

今さら言うことでもありませんが、NHKのこうした姿勢(NHK
に限りませんが)は、本当にジャーナリズム精神のかけらもないと
言わざるをえません。

以下、ISMから出された緊急プレスリリースの翻訳です。
NHK(&同じ報道をした他のメディア)に対する抗議の意も込め
て、できるだけ広く転送していただければと思います。

////////////
国際連帯運動
2003年5月2日

プレスリリース

[ISMメディアオフィス・ベツレヘム、パレスチナ]

国際連帯運動(International Solidarity Movement=ISM)は、暴
力的で不法なパレスチナ占領に対する非暴力の抵抗活動を支援して
います。パレスチナの人々は長い間、平和的な抵抗の行動にかかわ
るだけで、死や投獄、拷問の危険にさらされてきましたが、外国人
が現場にいることで、そうした危険はいくぶん低減されるように
なってきました。しかし、イスラエル軍は現在、外国人の平和活動
家も同様にターゲットにし、国際法を無視して、被占領地域におけ
るあらゆる抗議の手段を抑圧しようとしています。

2003年4月30日、ひとりの自爆攻撃者と協力者とが、テル・アヴィ
ヴのバー「マイクズ・プレース」に入ろうとしました。ひとりは、
自分自身のほかに3人の人を殺害し、もうひとりは逃げました。ふ
たりともイギリスのパスポートを持っていました。こうした行動
は、ISMの非暴力抵抗運動の活動と目的とは完全に相反するもので
す。

このふたりとISMとを結びつけようとするメディアレポートがいく
つか流されました。ISMとふたりの間にはいっさい関係はありませ
ん。彼らはISMに潜入を試みたこともありません。ISMにコンタクト
をとってきたこともありません。先日、ラファで開かれたレイチェ
ル・コリーの記念式(memorial service)は、すべての人に対して
開かれていたので、ふたりが参加した可能性はあります。私たちが
知る限り、ふたりがISMの後援するデモに加わっていたというレ
ポートは間違っています。ただ、このデモもまた、一般のすべての
人が参加できるオープンなものでした。

基本方針として、ISMはすべての参加者に2日間のトレーニングを求
めます。これは、非暴力平和抵抗のトレーニングおよびISMの活動
方針へのオリエンテーションという面に加えて、スクリーニング
(審査)の機能も果たしています。私たちのグループはすべて、コ
ンセンサス(合意)に基づいて動きます。このプロセスによって、
一時的な感情・衝動に駆られて動こうとする個人は誰であれ活動を
阻まれることになります。私たちはISM参加者の全員を知ってお
り、その内の誰ひとりとして、いかなる攻撃的行動、対決的行動、
不法な行動に関与したこともなければ、関与したとして告発された
こともありません。

イスラエル軍のヤアロン将軍(General Yaalon)は、ユダヤ教の祝
祭日である過ぎ越しの祭の前夜、ISMをヨルダン川西岸地区とガザ
地区から排除せよという命令を出しました。この命令は、テル・ア
ヴィヴでの爆発事件よりずいぶん前の時点で出されています。イス
ラエル軍が私たちを国外退去させたがっている理由は、私たちが、
イスラエル軍によってなされている残虐行為の目撃証言を伝えてい
るからです。イスラエルと合衆国はこれまで、国連やその他の中立
的な国際機関がパレスチナに国際監視人(International
Observers)を送ることがないよう、あらゆる手立てを講じてきま
した。ISMの参加者たちは、この占領の残虐性、暴力性、占領の目
的にかかわる真実を伝えることに取り組んできたのです。

トム・ウォーレス
ISMメディア・コーディネーター
ベイト・サルーフ、被占領パレスチナ
ism-alert@palsolidarity.org
+972-2-277-4602
+972-(0)52-360-241
+972-(0)67-862-439

フウェイーダ・アラーフ
+972-(0)67-473-308

(山田和子訳)


UP:20030511
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