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ひぐち恵子の100%バリアフリー日記 第9号 2001/6/14




 ひぐち恵子を応援する「自立生活ピアネット」
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  ひぐち恵子の100%バリアフリー日記 第9号 2001/6/14

     「自分を好きになれる社会に」

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▼名刺を交換したり、メールをいただいた方をメルマガに登録させていただき
ました。必要のない方は事務局までご連絡ください。削除させていただきます。

★1.ひぐち恵子のあっちこっち日記(6/5〜6/10)
☆2.ひぐち恵子イベントのお知らせ
★3.ILピアネット事務局より

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★1.ひぐち恵子のあっちこっち日記

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 6月5日(火) 八王子バリチェ   高比良さんとニュースペーパー企画
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午後から町田市内まわりをしたあと、車で八王子へ。駅前で車いすの仲間たち
と合流し、街宣と放射線道路を通っていちょうホールへ。ホールまでの途中、
マスコミの取材カメラと、自立生活センターの取材カメラとともに、ちょっと
だけ街のバリアチェックをしながら向かいました。


歩道が車の出入りのためカーブカットされているところは電動車いすなど重い
車いすは特に車道のほうへ流れていくのでとても危ないと思うことが数回あり
ました。視覚障害の人にとっての配慮は必要ですが、歩道を高くする必要はな
いのではという気がします。


相模原では一部の道路は、車道と歩道の段差がなく、境目はコンクリのブロッ
クでしきられていて、これなら視覚障害の人にとっても、車道に誤って出ると
いうことはないし、車いすの人にとってもよいし、車の歩道への乗り入れもで
きないし、よい方法のように思いますが普及できないものでしょうかね。


八王子のいちょうホールでは、同じ比例区予定候補の高比良正司さんとジョイ
ントイベント。コント・ニュースペーパーのコントに爆笑したあと、「てつこ
の部屋」ならぬ「大介の部屋」というコーナーで、高比良さんとのトークをし
ました。自立生活センターの仲間と、こども劇場のお母さんたちとが一緒になっ
た楽しい企画でした。


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 6月8日(金) 部落解放同盟女性部大会   フラットの取材
        小学生無差別殺人事件
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朝一番ののぞみに乗り、大阪へ。部落解放同盟大阪府連合会女性部の第31回定
期大会に出席、5分間スピーチの機会をいただきました。


皆さん「部落解放基本法を勝ち取ろう」のスローガンを染めぬいた黄色いゼッ
ケンをつけ、解放歌の合唱、全国水平舎宣言の読み上げなど最初から並々なら
ぬ力が入ったというか、力のみなぎる集会でした。


最初の40分ぐらいいさせてもらっただけですが、部落解放の運動は、私たち障
害者の問題ときわめて共通の課題を持っており、障害者解放運動の先にいる存
在だということを痛感しました。


いままでこんなに力のある集会へ参加したことがなくて、とても情緒的に揺さ
ぶられ、感極まる一場面もあり、ピアカウンセリングをするときにいつも、
「カウンセリング以外の場で感情を解放するのはおもらしよ」と言っています
が、ちょっとおもらししたひぐち恵子でした。


           ◇             ◇


そのあと、隣の部屋で、“フラット”というホームページ上の人権情報誌の取
材を受けました。
武者小路公秀さん(元国連大学副学長)が理事長をつとめているニューメディ
ア人権機構というNPOのホームページで、インターネットを使った人権情報の
発信に取り組んでいます。

生い立ちから自立生活運動まで、一気にしゃべった感がありますが、どんな形
で掲載されるのか楽しみです。

 ◇人権情報誌フラットのアドレス    http://www.jinken.ne.jp/


名古屋へ移動する新幹線のなかで、大阪で起きた小学生無差別刺殺事件の報道
を知りました。
何でこんなひどいことがという思いと、報道の端々に精神的な問題を内在して
いる犯人像が感じられ、精神障害の仲間たちの心境を思うと胸がちぢまる思い
でした。


名古屋ではヘルパー研修の講師として、「ヘルパー概論」で50人ぐらいの人た
ちと2時間をすごしました。そして、また大阪へ。
今や新幹線は私にとって小田急線や横浜線のように身近な“足”になっていま
す。


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 6月9日(土) あっちこっちバリアチェック   パワフル西宮
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大阪のJR吹田駅前で、吹田に住む視覚・聴覚・肢体・知的障害の方々と合流し、
阪急吹田駅まで“バリチェ”をしました。頚椎損傷など体温調整が難しい人も
いて、真夏のような暑さの中の1時間あまりでしたが、楽しく、でも、街づく
りが複雑だと障害者は動きずらいということがよくわかりました。


反対側の道路にいくために作られた地下道は、スロープもあるのですが、あま
りにも急で、車いすでは一人以上の介助者がつかないと危ないという状況でし
た。
きっとこれを作った人たちの頭には、車いす利用者の存在は入っていなかった
のでしょう。


といったことを話し合っていたら、70歳を超えた(?)女性が、自転車に乗っ
たまま、すごいスピードでそのスロープを降りていったので、下りついてみん
なほっとしました。

           ◇             ◇

JR吹田駅から西宮へ。
西宮へは阪神大震災の10日後に訪問して以来、6年ぶりの訪問で、駅前が見違
えるように変わっていて、ピープルパワーを感じました。


兵庫県下の自立生活センターが合同で開催した、「2003年どうなる障害者の自
立?支援費支給方式と障害者の自立」勉強会に講師として出席しました。


100人近い人が集まってくれていて、社会福祉基礎構造改革の中身への関心の
高さとみんなの不安に思っている気持ちが読み取れました。


そして今回の近畿日程最後は、阪急伊丹駅でのバリアチェック。ここは震災で
全壊したあと、設計段階から障害者が参加して作られたということで有名な駅。
伊丹に住む障害者の方が集まってくださり、周辺のバリアチェックを一緒にし
ました。


長距離を歩くことができない方も歩いてくださったので、ちょっとのデコボコ
が危険だということ。
またモザイク模様のタイルは、視覚障害の人の白杖に引っかかって歩くにくい
ことなど、状態が違う人同士での意見交換ができました。


さらに駅周辺の放置自転車は、歩道を占領していて、どの障害の人にとっても
危険です。
建物た通路ができたあとに、使い勝手がよいかどうか、もう一度点検すること
が大切だと感じました。


そして伊丹空港から熊本へ。
熊本空港では、県議の平野みどりさんが出迎えてくださり、遅い夕食をとって
団欒をし、ホテルのベッドについたのは翌日になっていました。


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 6月10日(日) 熊本めぐり   ハードな旅の終わり
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熊本市内外の作業者や授産施設、個人で作った製品を展示販売しているスペー
スと、ひまわりという喫茶店に行きました。障害児や障害者の親、障害者本人、
保育園の保護者や仲間の方、障害児保育を受け持ってくれた学生さんたちなど、
多彩な人とお会いしました。


偶然に、何年か前にカリフォルニアの知的障害者のプログラムの研修ツアーを
コーディネートしたときの参加者の方がボランティアで働いておられ、なつか
しい再会をしました。


午後からは福祉講演会で、衆議院議員の石毛えい子さんと、熊本の予定候補者
のこうやま真理子さんとお話をしました。


講演会の終了後、熊本の自立生活センターの仲間たちと一緒にアーケードの繁
華街を歩きながら、こうやま真理子さんや石毛さん、民主党熊本県連の松野さ
んと街宣をして、空港へ。
2泊3日の旅をおえて、東京へ戻りました。

                             ひぐち恵子


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☆2.ひぐち恵子イベントのお知らせ

○水島広子政治スクール特別ゲスト
6月16日(土)14:00〜 宇都宮市総合コミュニティセンター
「エンジョイ自立生活〜障害を最高の恵みとして」というテーマで講演します。

○「女性の元気で日本を変えよう!」
6月16日(土)18:30〜 仙台市 勝山館
鳩山代表と共に、シンポジウムで発言します。

○交通行動夏の陣
6月17日(日)13:00〜 新宿西口周辺(新宿柏木公園集合)
新宿駅西口でバリアチェックしながら、通行中の市民に「バリアフリーの重要
性」を訴えます。


いずれも参加です。
お問い合わせはILピアネット事務局(keiko@ilpeer-net.com)まで。

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★3.ILピアネット事務局より

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局にメールをください。

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ていただきます。

ピアネットニュース、ピアネットカードともに無料です。あなたの周りで配っ
てください。(送料無料)


また、カンパ・市民債も募集しています。よろしくお願いします。
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            ◇             ◇

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電話・所属団体・登録するメールアドレス・一言メッセージを書いて送って下
さい。



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REV: 20160622
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