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DPI日本会議メールマガジン・2022 9月〜12月

1月〜4月/5月〜8月/9月〜12月 DPI日本会議

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last update: 20230430






■DPI日本会議メールマガジン(22.09.01)第745号

☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
   DPI日本会議メールマガジン(22.09.01)第745号
        DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2022年9月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これをみれば一目瞭然!

▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202209/

■──── 今月はここに注目! もくじ ─────■
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凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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【地域生活】
◎9月中 障害者権利委員会による総括所見(勧告)の発表

【バリアフリー】
◎国土交通省移動等円滑化評価会議(日程未定)
◎第1回「車椅子使用者用駐車施設等の適正利用に関するガイドライン作成に係る検討会」(日程未定)

【権利擁護】
◎障害者権利条約 総括所見が今月中に出ます!第1回日本の建設的対話(審査)
◎第70回障害者政策委員会 9月26日(月)午後
◎9月20日(火)午後 第1回建設的対話報告&ヨナス・ラスカスさん講演会(JDF主催)

【教育】
○通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議

【国際協力】
◎DPI日本会議主催TICAD8公式サイドイベント
○国連障害者インクルージョン戦略
○障害者のための健康の公平性に関するWHOグローバルレポート
△ユニセフがアジアの障害児の脱施設化を推進

【障害女性】
◎優生保護法裁判期日
◎全国一斉提訴行動・関連訴訟他
○「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会〜命に優劣はない!優生思想を断ち切り、差別のない未来へ〜」

【雇用労働・生活保護・所得保障】
○The 14th Asian Human Rights Forum開催


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地域生活
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◎大注目!
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9月中 障害者権利委員会による総括所見(勧告)の発表
<ワンポイント解説>
8月22日、23日の2日間にわたって行われた障害者権利条約の初の建設的対話(対日審査)を受けて、9月中には障害者権利委員会から総括所見(勧告)が出される見込みです。
地域生活に関するところでは、入所施設や病院からの地域移行に関する課題をはじめとする条約の19条やそれに関連する条文で有効な勧告が出されることが期待されます。



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バリアフリー
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◎大注目!
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国土交通省移動等円滑化評価会議(日程未定)
<ワンポイント解説>
2018年のバリアフリー法改正で設置された当事者による評価会議です。日程は発表されておりませんが、毎年9月に開催されているので、今月開かれると思います。今年度は、国交省が駅等の新しい評価基準の作成に取り組んでおり、その経過報告があると思われます。また、6月から8月にかけて、全国10の地方運輸局に設けられている移動等円滑化評価会議地域分科会が開催され、その報告もあると思われます。

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◎大注目!
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第1回「車椅子使用者用駐車施設等の適正利用に関するガイドライン作成に係る検討会」(日程未定)
<ワンポイント解説>
昨年から駐車場の検討会が始まっています。全国の自治体でパーキングパーミット制度の導入が進んでいますが、具体的な基準にばらつきがあるため、今年度は国交省として指針をとりまとめる予定です。



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権利擁護
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◎大注目!
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障害者権利条約 総括所見が今月中に出ます!第1回日本の建設的対話(審査)
<ワンポイント解説>
8月22日〜23日にスイス・ジュネーブの国連欧州本部で日本の建設的対話(審査)が開かれました。今月末には日本政府へ総括所見(勧告)が出される見込みです。1条から33条まですべての条文で勧告がでます。どのような内容かご注目ください。
▽日本の建設的対話の様子は、以下の国連TVで録画が見られます!
https://media.un.org/en/webtv/schedule
・8月22日 1回目の建設的対話→「594th Meeting、27th Session」 を選んでください。
・8月23日 2回目の建設的対話→「595th Meeting、27th Session」 を選んでください。

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◎大注目!
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第70回障害者政策委員会 9月26日(月)午後
<ワンポイント解説>
日本の建設的対話も終わり、総括所見が出されるタイミングで政策委員会が開かれます。現在、障害者差別解消法の基本方針の改定作業と、第5次障害者基本計画の策定に取り組んでいます。いずれも建設的対話で委員から多数の質疑が出された課題です。建設的対話と総括所見を踏まえて、どのような討議がされるか注目です。

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◎大注目!
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9月20日(火)午後 第1回建設的対話報告&ヨナス・ラスカスさん講演会(JDF主催)
<ワンポイント解説>
8月22日〜23日に日本の建設的対話(審査)が開かれましたが、JDF傍聴談による報告会と、日本の国別担当者である権利委員のヨナス・ラスカスさんの講演会を開きます。詳細未定ですが、オンラインで開催される見込みです。追ってご案内しますので、ぜひ、ご参加ください。



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教育
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○注目!
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「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第3回)」
9月9日(金)16:00〜18:00 【オンライン傍聴】
<ワンポイント解説>
今年4月、文科省は「特別支援学級在籍の児童生徒は、その半分以上を支援学級で学ぶべき」という通知を出し、どんな障害があっても地域の学校で学ぶという実践を行う本人・保護者等に強い衝撃を与えました。
では、通常の学級で、すべての障害のある児童生徒が学ぶことができるのか?という内容も検討する会議となっています。(今回は、通級指導の課題・ヒアリングという内容)
※「事前登録」が必要となります。以下のリンクから申し込んでください。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/181/kaisai/1422833_00002.htm



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国際協力
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◎大注目!
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DPI日本会議主催TICAD8公式サイドイベント
<ワンポイント解説>
TICAD(Tokyo International Conference on African Development、アフリカ開発会議)はアフリカの開発をテーマとし、1993年以降日本政府を中心に、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催されています。
チュニジアで8月27日〜28日に開催された第8回アフリカ開発会議(TICAD8)のオンラインでの8月1日〜9月30日に開催されるサイドイベントで、DPI日本会議の企画が公式サイドイベントとして認定されました。
過去横浜で開催された2008年のTICAD4と2019年のTICAD7にはJICAのサイドイベント主催者としてアフリカからの研修生とともにDPI日本会議が、横浜での2003年のTICAD3とケニア・ナイロビでの2016年のTICAD6ではアフリカ市民社会の代表の一員としてアフリカのDPIメンバーが参加しています。今回のTICAD8への参加がさらなるアフリカとの連携強化に貢献することを願っています。

<テーマ>
アフリカにおけるアクセシビリティの向上─アフリカ障害者コミュニティのインクルーシブ開発におけるアクセシビリティの推進と日本の障害者の協力
■日時:9月27日(火)日本時間17:00〜18:30  (10:00〜11:30 ザンビア、南アフリカ)
■趣旨:日本では、障害者運動の成果もあり、特に公共交通でのアクセシビリティは高く評価されています。アフリカでも障害に配慮したアクセシビリティへの関心も徐々に増え、日本からの助言が活かされ自分たちなりのアクセシビリティの工夫や、モデルに倣っての計画の立案などがみられます。日本での運動のあり方を振り返るとともに、アフリカでの進捗状態を発表してもらいます。
<プログラム>
1)開会あいさつ DPI日本会議議長 平野みどり
2)基調講演
「アフリカのアクセシビリティ CRPD 9条の実践」
アフリカ障害フォーラム事務局長 シュアイブ・チャルクレン
3)各国の状況 報告
3−1「日本の状況」DPI日本会議事務局長 佐藤 聡
3−2「ザンビアの状況」ザンビア障害者機関 ニコラス・ゴマ
ザンビア障害者連盟 ジャスティン・バカリ 
3−3「南アフリカの状況」ハウテン州政府知事室 ゼイン・ブルブリア
4)まとめと閉会 アフリカ障害フォーラム事務局長 シュアイブ・チャルクレン
■通訳:日英逐次通訳、日本語手話通訳、日英文字通訳
▽ウエビナーでのお申し込みはこちらから
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_d8U9uOcrRnGcQq8SZbafDg
▽DPIホームページでもご案内しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/ticad8-official-side-event/

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○注目!
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国連障害者インクルージョン戦略
<ワンポイント解説>
グテーレス国連事務総長の2018年4月の提案により、国連全体が取り組んでいる国連障害者インクルージョン戦略をご存じですか。「私たちが障害者の権利を確保するとき、私たちは世界を国連憲章の中核的価値と原則の支持に近づけます。」と事務総長は言います。
国連の活動のすべての柱を通じて、障害者インクルージョンに関する持続可能で変革的な進歩のための基盤を、戦略が提供します。障害者の国連システム全体へのアクセシビリティと権利の主流化を強化するために、戦略がつくられました。

▽国連障害インクルージョン戦略(英語)
https://www.un.org/en/content/disabilitystrategy/

国連システム全体のポリシー、説明責任の枠組みが含まれ、詳細はそれぞれの国連ファミリーのメンバーで実践されています。例えば人権高等弁務官事務所は、「国連障害インクルージョン戦略進捗報わかりやすい版」を作成しました。
▽国連障害インクルージョン戦略進捗報わかりやすい版(英語)
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.ohchr.org%2Fsites%2Fdefault%2Ffiles%2FDocuments%2FIssues%2FDisability%2Fohchr-undis-entity-reporting-2021-easytoread.docx&wdOrigin=BROWSELINK

また、ダスキンアジア太平洋障害者リーダー育成事業元研修生のナムチョックは国連ボランティアを経て、同団体のアジア太平洋事務所のスタッフとなっています。この戦略は、障害者権利条約やその他の国際人権文書の実施、持続可能な開発目標、人類のためのアジェンダ、仙台防災枠組の達成に役立っているはずであり、障害者のインクルージョンとアクセシビリティが組織でどのように実施されたかを評価中です。

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○注目!
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障害者のための健康の公平性に関するWHOグローバルレポート
<ワンポイント解説>
2021年5月の第74回WHO総会で採択された「障害者の達成可能な最高水準の健康」決議は、保健部門における障害者のインクルージョン促進のため、特に2022年末までに障害者の達成可能な最高水準の健康に関するグローバルレポートを作成するよう求めました。
レポートの草案で指摘されているのは、多くの障害者が早期死亡率、より高い罹患率および機能制限の点で健康上の不平等を経験していて、不平等の背後には対処が必要な要因があること、各国が保健に対する人権に基づくアプローチを採用し、障害のある人に適切なケアを提供するために保健システムを強化することなどです。また、細分化されたデータ収集を含む障害に関する保健政策は、障害者の不平等の要因に対処するための理解と行動を支援するために必要なことも示されました。完成版は、今年度末までに発表されることになっています。
現在、英語での要約版のみがダウンロードして読めるようになっていて、9月8日(木)までに
disability@who.int
に意見を送れます。

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△よかったら見て
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ユニセフがアジアの障害児の脱施設化を推進
<ワンポイント解説>
障害者インクルージョンの方針と戦略を最終決定しているユニセフは、世界中で少なくとも270万人の子どもたちが居住型養護施設で暮らしていることを踏まえて、特にアジア太平洋地区で、障害児を居住型養護から外すよう改めて呼びかけました。
6月にバンコクで開催されたアジア太平洋地域教育大臣会議では、障害児は家族に見捨てられる可能性が高く、居住施設で不均衡に代表されていて、障害のある子どもは、緊急事態に置き去りにされる可能性が高く、多くの施設はそのような状況に対して十分な準備をしていなかったことが指摘されました。詳しくは「バンコク声明2022」をご覧ください。
▽バンコク声明2022(英語)
https://apasdg4education2030.org/apremc2022/#2022BangkokStatement



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障害女性
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優生保護法裁判は、2月22日大阪高裁・3月11日東京高裁で原告逆転勝訴したものの、いずれも国が最高裁に上告受理申し立てをしています。そしていよいよ高裁勝訴判決後初の地裁判決が、22(木)大阪地裁で行われますので、ぜひご注目ください!
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◎大注目!
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★優生保護法裁判期日
9月5日(月) 静岡地裁期日 武藤千重子さん
9月22日(木)14:00 大阪地裁判決 加山まり子さん(仮名) 加山徹さん(仮名)
12:45集合(大阪弁護士会館1Fロビー) 13:00〜 入廷行動
15:00〜「優生保護法被害の全面解決を求める関西集会──謝罪せよ!補償せよ!繰り返すな!」
会場:オンライン+大阪弁護士会館 1001・1002(〒530‐0047 大阪府大阪市北区西天満1丁目12‐5)
開催団体:大阪問うネット、大聴協、大阪弁護団、兵庫求める会、兵庫弁護団の共催
※控訴期日は10月6日(木)
▽DPIホームページでもご案内しています
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/oosaka-judgment-0922/

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◎大注目!
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・全国一斉提訴行動 
9月末に、名古屋市の聴覚障害のある70代の夫婦、及び、東京都日野市の脳性麻痺の女性が、国賠訴訟提訴を予定しています。

・関連訴訟他
9月13日(火) 大津地裁 滋賀県優生保護法被害者情報公開請求訴訟
9月29日・30日 日弁連人権擁護大会

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○注目!
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★優生保護法裁判期日
10月11日(火) 15:00 仙台高裁 飯塚淳子さん(活動名)本人尋問 佐藤由美さん(仮名)
10月17日(月) 16:00 仙台地裁期日  東二郎さん(仮名) Sさん
10月31日(月) 14:00 熊本地裁期日(結審予定)渡辺数美さん、川中さん(仮名、女性)

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○注目!
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10月25日(火)12:30〜15:00
日比谷の野外音楽堂(2,500人規模)で集会が開催される予定(詳細は未定)
「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会〜命に優劣はない!優生思想を断ち切り、差別のない未来へ〜」



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雇用労働・生活保護・所得保障
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○注目!
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The 14th Asian Human Rights Forum開催
<ワンポイント解説>
国連を含む国際社会は、「誰一人取り残さない」をモットーに、誰もが新しい技術に基づく明るい未来社会を実現するために、デジタル時代の平等な機会とインクルーシブな世界の実現を重視しています。
このような流れの中で、国連人権理事会諮問委員会は2019年から2020年にかけて韓国が主導した「新技術と人権に関する研究に基づく最終報告書」を提出し、2021年7月に国連人権理事会で『新デジタル技術と人権』について決議が採択されました。

この流れを受けて、韓国にて、人権研究 ・人権教育及び人権基盤開発協力事業を行い、アジア地域の人権保護体制の確立を目指しているNGOであるHuman Asia主催の「The 14th Asian Human Rights Forum」が2022年9月29日(木)にオンライン形式で開催され、伊藤特別常任委員が「新技術がもたらす障害者の人権への影響」というテーマで登壇する予定です。

。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと

9月に入って最高気温が30℃を下回る日が増えてきました。
夏が過ぎ去るのは本当にあっという間ですね。
さて、権利条約の第一回日本政府審査は終わりましたが、
障害者運動はこれからも続いていきます。
国連の障害者権利委員会からどのような勧告が出されるのか、
引き続き要注目です。

(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°

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▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
今回はDPI加盟団体である障害連イベントのご案内です。

明後日オンライン開催です、是非ご参加ください。

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障害連シンポジウム2022(オンライン)
「自分らしく生きる医療を」とは いうけれど・・・
〜障害当事者の視点から医療を考える〜
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「医療モデル」から「社会モデル」「人権モデル」へ。それは障害者について医療を否定するものではない。障害者も他の人々と同様に医療を受けられる環境が必要だ。

しかし、医療は私たちに合理的配慮をしているだろうか? どうして病院等で「放置」「虐待」が起きているのか? 医療サイドや病院が、私たち障害者の人権や尊厳を守れる仕組みづくりは果たして可能なのか。実は私たち障害者にとって医療は身近で深刻な問題なのだ。様々な視点から議論していく


■日時:9月10日(土)13:30-16:30
■開催形式:Zoomによるオンライン開催
■情報保障:手話通訳・要約筆記
■参加方法:こちらGoogleフォーム()からお申し込みください。後ほどzoomのURLをお送りします。

▽申し込みリンク 
https://forms.gle/sBXcZxwwFqALCiSX9

●内容
【発言】
・太田修平さん 障害連
・堀 楓香さん インクルネットほっかいどう
・黛 正さん 巣立っ子診療所
・松橋勇人さん
・松橋玲子さん
・山田悠平 精神障害当事者会ポルケ

【パネルディスカッション】

以上

。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°

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■DPI日本会議メールマガジン(22.10.01)第747号

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DPI日本会議メールマガジン(22.10.01)第747号
     DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。

10月5日(水)午後1時30分〜5時まで、緊急報告「国連障害者権利委員会の総括所見」で示されたこと〜南の国からインクルーシブの風を届けます〜」を開催します。

オンライン開催です、是非ご参加ください。

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10月5日(水)2022 DPI日本会議×CILイルカフォーラム
緊急報告「国連障害者権利委員会の総括所見」で示されたこと
〜南の国からインクルーシブの風を届けます〜
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2022年8月 国連障害者権利員会で日本政府との初めての建設的対話がもたれ、これをもとに日本政府が行う障害者政策・施策に対しての勧告を含む「総括所見」が提起されることとなっています。そこでは国連障害者権利条約の基本的な考え方と、日本国内の状況が対比されます。

沖縄でも「私たち抜きに私たちの事を決めないで」のスローガンのもと、共生社会条例の制定、インクルーシブ教育の推進等がなされてきました。

そこで今回パラレルレポートの作成など、JDF(日本障害フォーラム)の構成団体としてけん引してきたDPI日本会議と、沖縄で活動している自立生活センター・イルカにおいて、その社会的インパクトを検証するフォーラムを開催します。

■目的
「国連障害者権利委員会の総括所見」について学び、今後の社会づくりに生かすため開催します。

■開催日時
2022年10月5日(水)午後1時30分〜5時(午後1時〜入室可能)

■開催形式 :オンライン形式(Zoomウェビナー)

■お申し込み方法
下記参加申し込みフォームからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_H3D6wyBQTjm_4baaOsmQTw

上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1お名前、
2ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス、
3電話番号、
4団体名(あれば)、
5必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、点字データ、テキストデータ)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)


■情報保障:手話通訳、PC文字通訳あり、その他情報保障(データ資料等)は必要な方へのご提供あり

■プログラム
・午後1時30分 開会挨拶  平野みどり(DPI日本会議議長)
・後援・助成団体ご挨拶

午後1時45分 基調報告「国連障害者権利委員会 日本政府に対する総括所見について〜世界のあたりまえって何?〜」報告者:崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)
・午後2時25分 休憩
・午後2時35分 再開
・午後3時15分 休憩

午後3時25分 パネルディスカッション
「国連障害者権利委員会の総括所見について期待すること、問題意識について」
パネリスト
・仲村美和氏 (仲村伊織さんの母)
・新垣 香代子氏 (障害のある子どもの放課後保障連絡会沖縄代表/元南城市立馬天小学校校長)
・長位 鈴子(CILイルカ代表)
コーディネーター : 西尾 元秀 (DPI 日本会議常任委員/教育部会長)
コメンテーター : 崔 栄繁

・午後4時20分 休憩
・午後4時25分 質疑応答
・午後4時55分 閉会の挨拶 長位 鈴子

■事務局
CILイルカ内 〒901−2221 沖縄県宜野湾市伊佐4-4-1 電話:098-890-4890 ファックス:098-897-1877 メール:iruka441☆gmail.com(☆→@)(担当:早坂佳之)

◇主催 :DPI(障害者インターナショナル)日本会議、沖縄県自立生活センター・イルカ(CILイルカ)
◇後援 :沖縄県、沖縄県教育委員会
◇助成:キリン福祉財団助成、令和4年度 沖縄県障害者社会活動推進事業補助金活用事業

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【寄付・募金のお願い】
●DPI日本会議も協力している、特定非営利活動法人 ゆめ風基金の障害者救援活動にご協力ください。
■障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
https://yumekazek.com/blog/

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▽寄付金控除についての詳細はこちら
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【会員募集中】
●正会員(団体のみ)、賛助会員(団体・個人)を募集中です。
詳細はホームページまで
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【大注目!】
◎日比谷野音で大集会開催!
「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会」にぜひ参加ください

【バリアフリー】
○高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準に関するフォローアップ会議

【権利擁護】
◎第71回内閣府障害者政策委員会 10月5日(水)9:00〜12:30
第72回内閣府障害者政策委員会 10月24日(月)午後

【教育】
○通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第4回)

【国際協力】
◎「アジア太平洋障害者の十年」最終評価ハイレベル政府間会合(HLIGM)
会合のテーマとサブテーマに焦点を当てたサイドイベント
◎ワーカビリティ・ジャパン(WJ)国際オンラインセミナー
○キム・ウォニョン著『希望ではなく欲望』日本語版2022年秋に刊行

【障害女性】
◎優生保護法裁判期日
○優生保護法裁判期日予定、関連訴訟他

【雇用労働・生活保護・所得保障】
◎障害者雇用(ぷるも)訴訟
○2022年9月13日: 日本政府は「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を策定


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◎大注目!!
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優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会
〜命に優劣はない!優生思想を断ち切り、差別のない未来へ〜
■日時:2022年10月25日(火) 12:30〜15:00
■場所:日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)
■プログラム(案)全国原告の訴え ミニシンポ 「優生保護法の全面解決に向けて」
※15時の閉会後にデモ行進を予定
■情報保障:手話通訳・要約筆記あり *事前ご連絡ください。
yuuseirenjimu☆gmail.com(☆→@)
■共同主催:優生手術被害者・家族の会、優生弁護団、優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会(優生連)
▽詳しくはDPIホームページでのご案内をご覧ください。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/1025-hibiya/



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バリアフリー
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○注目!
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日程未定 
高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準に関するフォローアップ会議
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000150.html
<ワンポイント解説>
2021年3月に小規模店舗のバリアフリーガイドラインが策定され、それをきっかけとして出来た会議です。
年に2回ほど開催され、建築物のバリアフリーに関する取組状況や課題等を共有するとともに、「建築設計標準」を継続的に点検、改善していくため、学識経験者、関係団体と情報共有、意見交換することが目的です。おそらく、10月中に開かれると思います。



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権利擁護
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◎大注目!
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第71回内閣府障害者政策委員会 10月5日(水)9:00〜12:30
第72回内閣府障害者政策委員会 10月24日(月)午後
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html
<ワンポイント解説>
これまで、障害者差別解消法基本方針と第5次障害者基本計画について議論してきましたが、いずれも終盤に差し掛かっています。前回9/26は基本方針について議論し、ほぼまとまりつつあります。
9月に障害者権利委員会から出された総括所見も踏まえて、政策委員会の役割が一段と問われてきています。会議は内閣府のHPに申し込むとYouTubeの同時配信で見られます。どのような議論が展開されるか、ご注目ください。

▽第71回内閣府障害者政策委員会 10月5日(水)9:00〜12:30(外部リンク」:内閣府)
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/71_youkou.html
▽内閣府障害者政策委員会(外部リンク:内閣府)
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html



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教育
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○注目!
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「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第4回)」
10月18日(火)14:00〜16:00【オンライン傍聴】
<ワンポイント解説>
4月、文科省は「特別支援学級在籍の児童生徒は、その半分以上を支援学級で学ぶべき」という通知を出し、地域の学校で学ぶと実践を行う本人・保護者等に強い衝撃を与えました。また総括所見では「通知を撤回すること」と出されました。
では、通常の学級で、すべての障害のある児童生徒が学ぶことができるのか?という内容も検討する会議となっています。(今回も、通級指導の課題・ヒアリングという内容)
※「事前登録」が必要となりますが、まだ公表されていません。(開催の一週間前ぐらいと思います。) 会議のタイトルで検索してください。



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国際協力
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◎大注目!
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「アジア太平洋障害者の十年」最終評価ハイレベル政府間会合(HLIGM)
会合のテーマとサブテーマに焦点を当てたサイドイベント
<ワンポイント解説>
アジア太平洋ではインチョン戦略によって、障害インクルーシブ開発を目指してきました。戦略の目標3物理的環境、公共交通機関、知識と情報・コミュニケーションへのアクセスの向上においては、「物理的環境、公共交通機関、知識、情報およびコミュニケーションへのアクセスは、障害がインクルーシブな社会においてその権利を実現するための前提条件である。」(13)と明記されています。
このサイドイベントでは、アジア太平洋障害者の十年最終年にあたり、公共交通でのアクセシビリティを取り上げ、障害者の自立生活を中心とする権利実現のための交通機関のアクセシビリティの進捗状況を展望します。
■テーマ:障害者団体の積極的関与を含む、インチョン戦略におけるアクセシブルな交通の発展
■日時:10月21日(金)15:00〜16:10
■プログラム:
1開会:DPI日本会議 平野みどり 
2発表:
2−1パキスタン (Mr. Shafiq Ur Rehman, Milestone)
運動によるアクセスの向上
2−2タイ(Mr. Sawang Srisom, T4A: Transportation For All)
タイの当事者活動の一環としてのT4Aの活動
2−3韓国 (Ms. Eun Jung Kim, DPI-Korea)
運動によるアクセスの向上
2−4Japan (Ms. Toshiko Kudo, DPI-Japan)
法整備、行政とのコラボ、地方で解決すべき問題
3まとめ:Saowalak Thongkuay, UN CRPD Committee/Former DPI Asia-Pacific Development Office
■通訳:日英逐次通訳、日本語手話通訳、日本語文字通訳、英語文字通訳
■申込み:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_O8T0QO8yRSq-tK9DGEo_qA
上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1)お名前(必須):
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス(必須):
3)電話番号:
4)団体名(あれば):
5)必要な個別支援:(日本語手話通訳、日本語要約筆記、英語自動文字起こし)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)

■主催:DPIアジア太平洋ブロック評議会、DPI日本会議
▽DPIホームページでもご案内しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/1021highlevel-side-event/

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◎大注目!
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ワーカビリティ・ジャパン(WJ)国際オンラインセミナー
<ワンポイント解説>
国連障害者権利委員会の日本への総括所見でも、シェルタード・ワークショップ、いわゆる授産所についても勧告が出されています。委員会が定義するシェルタード・ワークショップは日本の授産所と同義で語られているのかの議論も出ています。
セミナーは、委員会などでシェルタード・ワークショップについて消極的な意見が出されていますが、日本をはじめ、諸外国でも多くの障害者の働く場となっている現実を踏まえて、日本と仏独の制度や具体的な事例等も比較しながら、シェルタード・ワークショップの役割と今後はどうあるべきかについて確認し、『障害のある人の働く』を支える制度の更なる発展を目的としています。

■日時:2022年11月15日(火)16:00〜20:30
■プログラム(敬称略):
1)開会あいさつ / WJ 代表理事 阿由葉 寛
2)障害者権利条約第27条の解説と課題提起/法政大学名誉教授 松井 亮輔
3)フランスの部
・フランスの制度概要/上智大学法学部教授 永野 仁美
・フランスのシェルタード・ワークショップについて /Unapei
・パネルディスカッション:マリー = オード・トレス・マグダノ、永野 仁美、WJ 副代表理事 中村 敏彦
・ファシリテーター: WJ副代表理事 斎藤 なを子、WJ理事 佐野 竜平
4)ドイツの部
・ドイツの制度概要 / 立正大学法学部教授 高橋 賢司
・ドイツのシェルタード・ワークショップについて/ドイツ障害者ワークショップ協会
・パネルディスカッション: カターナ・バスト、高橋 賢司、WJ副代表理事 中村 敏彦
・ファシリテーター: WJ副代表理事 斎藤 なを子、WJ理事 佐野 竜平
5) まとめ・総括 / WJ 理事 藤井 克徳
■対象者:どなたでも参加できます。(当事者、 障害福祉サービス事業所職員、国会議員、行政職員、障害福祉等を学ぶ学生等)
■参加費:一般 3,000 円、当事者・学生 1,500 円
■定員:最大 500 名
■参加申込:10月31日(月)
■主催:ワーカビリティ・ジャパン (WJ)
▽申込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScpup9XheB0s8Z-To_sROrLIRhamANniqQFevnbc1-uyvDq-g/viewform

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○注目!
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キム・ウォニョン著『希望ではなく欲望』日本語版2022年秋に刊行
<ワンポイント解説>
韓国の骨形成不全症の車いす使用者のキム・ウォニョン氏が20代に執筆したエッセイ『希望ではなく欲望』(2010年に刊行)が、クオンから2022年秋に発売されます。
「綱の上で」と題された日本語版の序文で、著者は「人間として闘い、踊り、欲望するようみずからを駆り立てるものを求めて時には綱渡りもしなければならない人生は、これからも続いていきます。」と語っています。
ソウル自立生活センターのパク・チャノさんも推薦の本です。
▽序文全文および刊行の詳細は、出版社CUONのウェブサイトで見られます。
http://cuon.jp/sub/2545



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障害女性
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優生保護法裁判は、2月22日大阪高裁・3月11日東京高裁で原告逆転勝訴したものの、いずれも国が最高裁に上告受理申し立てをしています。その後の地裁判決では初となる大阪地裁判決が、9月22(木)に行われましたが原告側敗訴という、不当判決となってしまいました。
しかし、控訴することを表明され、また9月26(月)には、仙台・東京・愛知で、6名の追加提訴も行われましたので、ぜひ今後もご注目ください!
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◎大注目!
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★ 10月25日(火)12:30〜15:00(冒頭に詳細があります)
 「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会
  〜命に優劣はない!優生思想を断ち切り、差別のない未来へ〜」

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◎大注目!
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優生保護法裁判期日
10月11日(火) 15:00 仙台高裁  飯塚淳子さん(活動名)本人尋問 佐藤由美さん(仮名)、証人尋問:浅野史郎氏
10月17日(月)16:00 仙台地裁期日 東二郎さん(仮名)Sさん
10月26日(水)札幌高裁 小島喜久雄さん
10月31日(月) 14:00 熊本地裁期日(結審の予定)渡辺数美さん、川中さん(仮名、女性)

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○注目!
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優生保護法裁判期日予定
11月15日(火)15:00 大阪高裁 兵庫第1回控訴審(結審?):鈴木由美さん、故小林喜美子さん、寶二さん、故高尾辰夫さん(仮名)、奈美恵さん(仮名)
11月21日(月)10:00 静岡地裁浜松支部 武藤千重子さん 

関連訴訟他
12月13日(火)14:30 大津地裁 滋賀県優生保護法被害者情報公開請求訴訟



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雇用労働・生活保護・所得保障
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◎大注目!
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障害者雇用(ぷるも)訴訟
第8回期日は、2022年11月14日(月)11:00〜/東京地裁527号法廷
※今のところは上記の予定ですが、新型コロナの感染状況などにより、変更する可能性があります。
※各回、先着順で傍聴席にご案内致します。満席の場合は傍聴できない可能性もございますが、口頭弁論後、代理人弁護士とともに控室にて簡単な報告会を行う予定です。

■訴訟を通して、働く障害者の権利と合理的配慮について考えよう
<審議のポイント>
・第7回期日では、原告側からは、前回の主張に不足事項があり、補足陳述を行った。前回の確認では、合理的配慮義務違反について、どういった合理的配慮(入社時に細かく書いて提出・その後数回配慮されないので要求)を求め、それに対し企業側の対応についての反論がどう出るかということだったが、代理弁護士が、8月半ばに辞任し、変更になったため仕切り直し、改めて10月中に被告側の反論が出る予定です。
【ポイント】
1)合理的配慮義務違反について、どういった合理的配慮(入社時にかなり細かく書いて提出・その後数回配慮されないので要求をしているらしい)を求め、それに対し企業側の対応についてどういう反論が出るか。
2)雇用契約法19条「有期雇用の雇止めの問題」は、労働契約法の条件、状況を満たしているのかどうかということについて、特に上司から契約の継続を控える証言があるので、ここを強調して主張しています。

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○注目!
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2022年9月13日: 日本政府は「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を策定

経済産業省が2022年3月から策定を始め、8月8日から25日までパブリックコメントが実施されていた「サプライチェーンにおける人権尊重のためのガイドライン」に関し、「ビジネスと人権に関する行動計画推進円卓会議及び同作業部会構成員賛同者」が、9月2日に「ステークホルダー合同コメント(緊急要請)〜日本政府「サプライチェーンにおける人権尊重のためのガイドライン」について〜」を「ビジネスと人権に関する行動計画の実施に係る関係府省庁施策推進・連絡会議」宛に提出しました。
このガイドラインの策定は日本政府のビジネスと人権に関する行動計画の実施の一環であることから、同推進・連絡会議宛に提出されたものです。
合同コメントでは、ガイドラインの「プロセスにおいてステークホルダーとの有意義な協議を経て正当性を担保することが極めて重要」であるにもかかわらず、その協議が不十分であったとして、
1)パブリックコメントに出された意見を十分に踏まえて協議し、議論を尽くすこと、
2)ガイドラインの普及、モニタリング、改定においてもステークホルダーと協議し、実質的な協働の上、実施すること、
3)ガイドラインの推進を含むNAPの実施、検証、改定プロセスにおいて、現状の政府の施策や企業の取組みのギャップの分析をステークホルダーの参加のもとに行うこと、
この3点を求めています。


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今月のひとこと

障害者運動というのは社会のあらゆる分野や場面に
「問い」を投げかけることだと私は個人的に捉えています。
今ある常識やマジョリティの価値観、思い込みに、
風穴を開ける、一石を投じる、思考に余白を生む、
つまり可能性を広げる、そういうものだと思っています。
障害者運動の存在が、今の閉塞感にまみれた社会の空気を
打破するのだろうと信じて、今日も運動に取組みます。


(ゆ)
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▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
今回は、イベント案内号です。

介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットの主催イベントです。
オンライン開催です。ぜひご参加ください。
「介護保障ネット」は、重度障害者が在宅でヘルパーの1日24時間等の介護を受けながら生活する権利=「介護保障」の実現をめざして活動をしている団体です。

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世界からみた介護保障ネットの10年
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台湾・韓国・日本3か国同時通訳
■日時:2022年11月23日(水・勤労感謝の日)午後1時30分〜4時30分
○第1部(13:30〜14:20) 介護保障ネットの10年 活動報告
介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット運営委員  弁護士 長岡健太郎
10年間に及ぶ介護保障ネットの活動について

1部〜2部 適宜、動画メッセージを折り混ぜながらの進行です。

○第2部(14:25〜16:30) パネルディスカッション
コーディネーター立岩真也さん立命館大学「生存学研究所」教授
台湾 翁 国彦 (オ コクゲン)弁護士
台湾財団法人法律扶助基金会
台湾24時間介助保障訴訟の報告
台湾財団法人法律扶助基金会からの報告
林 君潔(クーン-シェ リン)さん台北市新活力自立生活協会
台湾での障害者の自立生活運動の報告

韓国 イ・ソア弁護士
韓国の介護保障裁判報告

藤岡毅弁護士 当会共同代表 介護保障ネットの未来 世界との連携

○介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットが支援した10年間の全国各地からの当事者からの肉声動画メッセージ
ALS,筋ジス、頚損など重度の障害を持ち、介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットの支援で1日24時間介護を実現した方々です。
岩崎航さん(詩人:著書「点滴ポール 生き抜くという旗印」)
成尾れい子さん(山口県山口市)
内田由佳さん(徳島県徳島市)
小林さゆりさん(長野県長野市)
日永由紀子さん(東京都江戸川区)
熊井恵美子さん(福岡県北九州市) 
萩田小百合さん(静岡県浜松市)

◇後援団体
台湾財団法人法律扶助基金会/韓国障害者法研究会/日本障害フォーラム/社会福祉法人日本身体障害者団体連合会/
一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会/一般社団法人ゼンコロ/公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会/
特定非営利活動法人DPI日本会議/特定非営利活動法人日本障害者協議会/公益社団法人日本社会福祉士会/きょうされん/
障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会/ NPO法人障害児・者人権ネットワーク/公益社団法人全国脊髄損傷者連合会/
公益財団法人日本知的障害者福祉協会/医療法人社団悠翔会/一般社団法人日本ALS協会

シンポはYouTubeで配信します。
URLは11月初旬に介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットHPに掲載いたします。
▽介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットHP
http://kaigohosho.info/
文字テロップ付視聴(UDトークと人的補正を利用した文字通訳)も可能です。(QRコードは、介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットHPに掲載)

◇主催・問い合わせ:介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット
メール kaigohoshou☆gmail.com(☆→@)

▽チラシダウンロード(PDF)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2022/10/284974dccc1a0c51bbc46abf1ea07383.pdf

▽ワード版
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2022/10/8203e87294f6193b544bd54c9fc06d80.docx

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■障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
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▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
https://yumekazek.com/blog/


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   DPI日本会議メールマガジン(22.10.14)第750号
        DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。

12月3日(土)、4日(日)に「第11回DPI障害者政策討論集会」を開催します
今年の政策討論集会も新型コロナの状況をふまえ、オンラインで行います。
是非ご参加ください!

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第11回DPI障害者政策討論集会
総括所見を活用し、障害者権利条約の国内実施を進めよう!
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2022年、足かけ4年目に入ろうとするコロナパンデミックとの闘いの出口がまだ見えない中、私たちは平和の危機に瀕する国々に生きる障害を持つ仲間たちの恐怖と苦痛の日々を案じています。

障害者にとって生存を脅かす最たる事態が、紛争や戦争であり、平和なくして障害者の権利もインクルーシブな社会も絵にかいた餅でしかありません。彼らが一日も早く平和な日常を取り戻し、ともにインクルーシブな世界の実現に取り組んで行きたいものです。

一方、私たち日本の障害者にとって、2022年はエポックメイキングな年でもありました。2年遅れで開催された障害者権利条約の対日審査が8月に行われ、障害者団体、市民団体の団結した働きかけが功を奏し、日本政府に対してとても詳細かつ厳しい総括所見(勧告)が、わずか2週間で出されました。ボールが日本政府とともに私たちにも投げられたと言えます。

これまで以上に、英知を結集して、世界が希求するインクルーシブ社会を実現するための具体的取り組みに更に乗り出していかなければなりません。

今年度の政策討論集会には、障害者権利委員会副委員長で、対日審査の日本担当委員であり、感動的な閉会挨拶をされたキム・ミヨンさんをお迎えします。

8月の対日審査を振り返りながら、総括所見で示された日本の数多くの課題について、改めてご教示いただき、議論を展開していきたいと思います。総括所見を受けての地域生活、権利擁護、障害女性、国際協力の分科会も行われます。

志をともにする多くの障害当事者、支援者、研究者、その他の皆さん、本集会へのご参加を心からお願いいたします。

■日時:
12月3日(土)13:00-18:30 全体会、 権利擁護分科会
12月4日(日)10:00-16:40 国際協力、障害女性、地域生活分科会

■開催方法:Zoom Webinar
■参加費:無料
■情報保障:PC文字通訳、手話通訳、点字資料、データ資料
※PC文字通訳、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと機種によって資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。

■お申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽ウェブフォームはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_JgL71uI2Sa-DmBWhCEN_Hw

上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、 下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1.お名前、 2.ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス、 3.電話番号、 4.団体名(あれば)、 5.必要な個別支援(手話、 PC文字通訳、 点字資料、 テキスト資料、 その他)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)

■プログラム(敬称略)
1日目:12月3日(土)
13時〜13時15分 開会式、 主催者挨拶、 来賓挨拶

13時〜16時30分
■全体会「総括所見を活用し、障害者権利条約の国内実施を進めよう!」
8月22日-23日にスイスのジュネーブで、障害者権利条約批准後初となる日本の建設的対話(審査)が開かれ、日本から約100名もの障害当事者、関係者が現地に赴き、傍聴及びロビー活動を行いました。

こうした日本の障害当事者や関係者の積極的な取り組みにより、9月9日に権利委員会から日本政府へ提出された総括所見(勧告)には、分離教育の中止や精神科病院への強制入院を可能にしている法律の廃止を求めるなど、日本の課題を的確に指摘した内容となっています。

全体会では、障害者権利委員会副委員長で日本の国別担当者として総括所見作成に大きくかかわっていたキム・ミヨンさんをお招きし、総括所見の内容や今後の国内実施を進めていくための取り組みについて、また、総括所見と同日に公表された脱施設化ガイドラインについてもお話を伺います。

後半では、建設的対話に現地で参加したDPIメンバーを中心に、ロビー活動等の現地の様子や、総括所見のポイントについてお話しいただき、総括所見を活用した今後の運動展開についても議論を深めます。

13時15分〜14時15分 
第1部 
「日本の総括所見、国内実施で良い事例、脱施設ガイドライン等について」
報告:キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長)

14時15分〜14時25分 休憩

14時25分〜14時45分 「ジュネーブ概要報告」
報告:曽田夏記(DPI特別常任委員)、降幡 博亮(DPI常任委員)

14時45分〜15時25分 「総括所見のポイント」
報告:尾上浩二(DPI副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)、崔 栄繁(DPI議長補佐)

15時25分〜15時35分 休憩

15時35分〜15時55分 「ロビー活動報告」
報告:岡本直樹(DPI常任委員、CILふちゅう)、川端舞(つくば自立生活センターほにゃら)他

15時55分〜16時30分 「今後の運動」
尾上浩二(DPI副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)、佐藤聡(DPI事務局長)、崔 栄繁(DPI議長補佐)
コメンテーター:キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長)

16時30分〜16時45分 休憩

16時45分〜18時30分
■権利擁護分科会「精神科病院の『中』の声から人権を考え、何ができるか考える」
日本には精神科病床が33.8万床あり、これは世界の精神科病床の20パーセントにあたります。平均在院日数も全ての診療科の平均在院日数は29.1日ですが、精神科の平均在院日数は285日です。今もまだ年単位で入院を強いられる精神障害者が数多く、病院の『中』に留め置かれています。その多くが、強制入院を強いられたり、身体拘束を受けさせられたりするなど、何重にもわたる深刻な人権侵害を受け続けています。

国連障害者権利条約の勧告は、日本の精神医療の深刻な立ち遅れについて、早急な改善を強く求めています。今回の分科会は、このような人権被害に遭った精神障害者の声を聞き、いったいどのようなことが病院の中で起こっているのかを知り、私たちに何ができるかを考える機会としたいです。

○報告者(依頼中)
有我譲慶(認定NPO法人大阪精神医療人権センター理事・看護師)「人としての尊厳が守られ、安心してかかれる精神保健の実現にむけて」として、様々な情報や取り組みをYouTube等で発信し続けている。
社会的入院の体験者
強制入院の体験者・小田原孝(大精連ぼちぼちクラブ)
身体拘束の体験者・大橋聖子(大精連ぼちぼちクラブ)
コーディネーター:加藤眞規子(精神障害者ピアサポートセンターこらーる・たいとう)

2日目:12月4日(日)(10:00〜16:40)
10時00分〜11時45分
■国際協力分科会「総括所見の国別インパクトー勧告をどう受け止め、どう実践したか」
障害者権利員会は、締約国からCRPDの実施に関し2年に一度報告を受け取ることになっています。報告を読んだ委員会からの質問や建設的対話を経て出された総括所見にいかに対応したか他国の例を検討し、今後の日本での参考とします。

○報告者
<アジア>
・韓国(2014年) 崔 栄繁(DPI日本会議)
・タイ(2016年) Arunee Limmanee(ラチャスダ大学)
・ネパール(2018年) Anjana K C(ポカラ自立生活センター)
・モンゴル(2015年) Chuluunaa Andrakhbayar(ユニバーサル・プログレス自立生活センター理事)

<南米>
コスタリカ(2014年) 井上武史(メインストリーム協会)

<アフリカ>
交渉中 ビデオ出演

<まとめ、総括コメント>
東 俊裕(熊本学園大学、国連障害者権利条約アドホック委員会日本政府代表団アドバイサー)

休憩(11時45分〜12時45分)

12時45分〜14時30分
■障害女性分科会「6条だけではない!〜障害者権利条約における複合的・交差的差別の位置づけ〜」
国連障害者権利委員会では多くの委員から、障害女性への複合的・交差的差別について横断的課題として、多岐にわたる視点からの質問がありました。

そして日本政府に出された総括所見には、地域生活、教育現場、施設や病院での虐待など14の条項に渡って懸念や勧告が書き込まれ複合的・交差的差別問題は、女性条項と言われる6条の課題であることは言うまでもなく、権利条約におけるメインストリーム的課題として認識される必要があることを強く訴えるものでした。

今回、国連障害者権利委員会副委員長のキム・ミヨン氏から担当専門官として日本への勧告における所見、ジュネーブで直接対日審査に参加した女性部会の藤原久美子常任委員、そして研究者として参加された田中恵美子氏からジュネーブでの対日審査について報告いただき、今後の私たちの取り組みについて考えていきたいです。

○登壇者
キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長)
藤原久美子(DPI常任委員・DPI女性障害者ネットワーク代表・NPO法人CIL神戸Beすけっと)
指定発言 田中恵美子(東京家政大学)
14時30分〜14時45分 休憩

14時45分〜16時30分
■地域生活分科会「総括所見、脱施設化ガイドラインから見た改正障害者総合支援法の到達点と課題」
今年の6月、社会保障審議会障害者部会において、障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて(報告書)がとりまとめられました。その報告書の内容をふまえた障害者総合支援法の改正案が秋の臨時国会、または来年の通常国会で提出される見通しとなっています。

一方で8月にはスイスのジュネーブで条約批准後はじめてとなる障害者権利条約の対日審査(建設的対話)が行われ、9月には障害者権利委員会による総括所見が公表されています。

また、同じタイミングで障害者権利委員会の脱施設ワーキンググループによる脱施設化ガイドラインも策定されるなど、地域移行の推進に向けた具体的かつ実効的な取り組みが求められています。

法案提出が予定されている障害者総合支援法の改正案の内容は、果たしてこうした国際的なトレンドをふまえたものになっているのでしょうか。障害者権利委員会が出した総括所見や脱施設化ガイドラインからみた改正障害者総合支援法案の到達点と課題について議論を深めたいです。

○登壇者(予定)
田中 恵美子(東京家政大学)
丹羽 彩文(全国地域生活支援ネットワーク事務局長)
田中 正博(全国手をつなぐ育成会連合会専務理事)
*その他、調整中

。°+°。°+ °。°。°+°。°+

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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2022年11月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!

▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202211/

■──── 今月はここに注目! もくじ ─────■
--------------------------------------------------
凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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【地域生活】
○障害者総合支援法の改正案が閣議決定され、今後、国会で審議予定

【バリアフリー】
△第3回(スポーツ施設におけるユニバーサルデザイン化等推進事業) 11月22日


【権利擁護】
◎第73回内閣府障害者政策委員会 11月14日(月)午後
◎旅館業法改正法案の国会審議

【教育】
○通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第5回)

【国際協力】
◎「アジア太平洋障害者の十年」をさらに2032年まで実施
○Fable Pathwaysの障害者による障害者のための無料オンラインコース
△海外の障害者状況を紹介した書籍

【障害女性】
◎優生保護法裁判期日
○優生保護法裁判期日予定、関連訴訟他

【雇用労働・生活保護・所得保障】
○障害者総合支援法、障害者雇用促進法の改正案が審議されます


■───────────────────────■
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地域生活
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○注目!
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障害者総合支援法の改正案が閣議決定され、今後、国会審議される予定です。
<ワンポイント解説>
今回の障害者総合支援法の改正内容は以下の通りです。

1)共同生活援助(グループホーム)の支援内容として、一人暮らし等を希望する者に対する支援や退居後の相談等が含まれることを、法律上明確化する。

2) 障害者が安心して地域生活を送れるよう、地域の相談支援の中核的役割を担う基幹相談支援センター及び緊急時の対応や施設等からの地域移行の推進を担う地域生活支援拠点等の整備を市町村の努力義務とする。

3) 都道府県及び市町村が実施する精神保健に関する相談支援について、精神障害者のほか精神保健に課題を抱える者も対象にできるようにするとともに、これらの者の心身の状態に応じた適切な支援の包括的な確保を旨とすることを明確化する。



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バリアフリー
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△よかったら見て
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第3回(スポーツ施設におけるユニバーサルデザイン化等推進事業) 11月22日(火)
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop02/list/1380329_00010.htm
<ワンポイント解説>
誰でもスポーツを楽しめるようにスポーツ庁が事業者向けにガイドブックを作成します。今年度4回開催してまとめるのですが、8月に続いて今回が3回目となります。



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権利擁護
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◎大注目!
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第73回内閣府障害者政策委員会 11月14日(月)午後
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html
<ワンポイント解説>
年内の障害者政策委員会は今回が最後の予定です。今年は障害者差別解消法基本方針と第5次障害者基本計画の議論をしてきましたが、今回で最終まとめとなります。会議は内閣府のHPに申し込むとYouTubeの同時配信で見られます。どのような議論が展開されるか、ご注目ください。なお、来年は各省庁で差別解消法の対応指針の改定が行われる予定です。


--------
◎大注目!
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旅館業法改正法案の国会審議
<ワンポイント解説>
コロナ対策で旅館業法の改正法案が今国会に上程されています。障害者への差別を容認することになるのではないかと危惧しています。これまでに日弁連、ハンセン病市民学会、DPI(10月11日)が声明を出しております。今国会で審議されるのか微妙な情勢です。審議される場合は、法案は衆参の厚生労働委員会で審議されますので、それぞれのインターネット中継で見ることが出来ます。

▽衆議院インターネット中継 
https://www.shugiintv.go.jp/jp/
▽参議院インターネット中継 
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
▽DPI声明
https://www.dpi-japan.org/blog/demand/20221011-statement/



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教育
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○注目!
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「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第5回)」
11月17日(木)10:00〜12:00【オンライン傍聴】
<ワンポイント解説>
4月の文科省通知「特別支援学級在籍の児童生徒は、その半分以上を支援学級で学ぶべき」等は、多くの方々に強い衝撃を与えました。総括所見ではこの通知に関して「撤回すること」と出されたことは、ご存じの方も多いと思います。
この会議は「通級指導教室」のことと、「通常の学級で障害のある児童生徒が学ぶこと」の2つがテーマとなっています。
11月から、いよいよ後半のテーマとなる可能性もありますので、是非ご注目ください。
※「事前登録」が必要となりますが、まだ公表されていません。(開催の1週間前ぐらいと思います。) 会議のタイトルで検索をお願いします。



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国際協力
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--------
◎大注目!
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「アジア太平洋障害者の十年」をさらに2032年まで実施
<ワンポイント解説>
アジア太平洋障害者の十年では2012-2022年はインチョン戦略によって、障害インクルーシブ開発を目指してきました。10月19〜21日にジャカルタでハイブリッドにより開催されたESCAPによる「10 年」の最終レビューに関するハイレベル政府間会合の参加者は、 2023〜2032年の「アジア太平洋障害者の10年」に関するジャカルタ宣言を採択しました。
宣言は来年のアジア太平洋経済社会委員会第79会期に提出され、検討と承認を得て正式決定されます。
▽ジャカルタ宣言(案)は、以下から読めます(英語)
https://www.unescap.org/sites/default/d8files/event-documents/B2200897_L4_E.pdf


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○注目!
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Fable Pathwaysの障害者による障害者のための無料オンラインコース
<ワンポイント解説>
Fable Pathwaysは、テクノロジー部門で働くことに興味がある障害者のためのスキル開発プログラムです。コースは、各界の専門家がユニークな考えを提供し、学習者が技術部門で働くための新しい技術的や非技術的なスキル構築に役立ちます。無料のアクセスしやすいオンデマンドのコースで、英語ですが自分のペースで作業できます。
1)ジュディ・ヒューマンのコースからキャリアを前進させるために必要なスキルを学べます。自分の物語を共有し、他の人が自分の話を分かち合うことができるようにすることで、より大きな障害運動の一部になれます。
2)マイクロソフト・シニア プログラム マネージャーのKelly Ford のコースから、VS Code、GitHub の基本と、Web 開発に必要なスキルについて、スクリーンリーダーを使用したデモンストレーションから学び、新しい開発スキルを自分のプロジェクトに適用する練習をします。
3)Fableのアクセシビリティイノベーションの責任者であるKate Kalcevichのコースから、「マネージャーになる」では人々のチームを率いるために、またリーダーになるために必要なスキルを学びます。
コースは1〜2時間で、いくつかのモジュールで構成され、書面コンテンツとビデオコンテンツの両方が表示されます。各モジュールは20分以内で完了します。JAWS、NVDA、ナレーション、スクリーン拡大、ドラゴンナチュラルスピーキング、アイゲイズなど、多くの支援技術を使用して広範囲にテストされています。コンテンツは、ビデオ+トランスクリプトなど、複数のモダリティでも提供されます。
▽詳細・申し込み(英語)
https://makeitfable.com/pathways/


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△よかったら見て
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海外の障害者状況を紹介した書籍
<ワンポイント解説>
1)「日本・アメリカ・フィンランドからみる─障害者虐待の実態と構造─今われわれ社会に求められることとは」
増田公香著、2022年5月26日刊、明石書店、3,600円+税
やまゆり園事件発生以前にある知的障害者施設で起きた職員による障害者虐待事件を契機に著者が行った調査、その後の全国調査を中心に、海外の施設との比較も交え、日本の障害者虐待の深刻な状況を分析し、問題解決にむけた政策提言を行う。



2)「アジアの障害者の法的能力と成年後見制度─障害者権利条約から問い直す」
小林昌之編、2021年3月22日、生活書院、2,500円+税
障害者権利条約に照らしてアジア諸国の障害者の法的能力に焦点を当て、その位置付けと課題を明らかにする。精神障害当事者および知的障害当事者を中心において、とりわけ、成年後見制度などの代替的意思決定から支援付き意思決定への動きの有無に注目しつつ、アジア各国の知見の共有をはかろうとする協働の研究成果。



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障害女性
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<ワンポイント解説>
「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会〜命に優劣はない!優生思想を断ち切り、差別のない未来へ〜」では、日比谷野音に1300名近くが参集し、YouTube視聴者も1200名を超えました。
優生保護法裁判は、2月22日大阪高裁・3月11日東京高裁で原告逆転勝訴したものの、いずれも国が最高裁に上告受理申し立てをしています。その後の地裁判決では初となる大阪地裁判決が、9月22(木)に行われましたが原告側敗訴という、不当判決となってしまいました。しかし、控訴することを表明され、また9月26(月)には、仙台・東京・愛知で、6名の追加提訴も行われましたので、ぜひ今後もご注目ください!
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◎大注目!
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優生保護法裁判期日
11月14日(月) 東京地裁 第1回期日 西スミ子さん(9/26提訴)
入庁行動 14時15分〜 東京地裁前で入庁行動 その後、傍聴券配布・抽選
裁判期日 15時〜 東京地裁第103号法廷
オンライン報告集会 16時〜17時

11月15日(火)15:00 大阪高裁 兵庫第1回控訴審(結審?):鈴木由美さん、故小林喜美子さん、寶二さん、故高尾辰夫さん(仮名)、奈美恵さん(仮名)

11月21日(月)10:00 静岡地裁浜松支部 武藤千重子さん 

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○注目!
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優生保護法裁判期日予定
2023年1月23日(月)14時 熊本地裁

関連訴訟他
12月13日(火)14:30 大津地裁 滋賀県優生保護法被害者情報公開請求訴訟



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雇用労働・生活保護・所得保障
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◎大注目! 
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会計年度任用職員”3年目公募問題”(2022年度末問題)と障害者雇用
<ワンポイント解説>
今、国は「期間業務任用制度」、地方自治体では「会計年度任用制度」により非正規雇用が制度化されました。このうち、地方自治体の会計年度任用職員の任用期間は1年としています。
そして、今年度(2022年度)は、「会計年度任用職員制度」がはじまってから3年目を迎え、今年度末には、全国の地方自治体で働いている会計年度任用職員は、いったん雇止めとなり、継続雇用を希望する場合は、再度「公募」に応じることが必要であるため、多くの「雇止め/公募」が実施される見込みです。
そして、現在、この不安定な雇用制度が、障害者雇用にも広がってきており、障害者の法定雇用率にカウントされています。
私たちは、安心・安定な障害者雇用を推進する立場から、この問題に取り組むために以下の集会に岡本常任委員が出席しDPI日本会議の立場から発言することとしました。

11.9 はむねっと・緊急院内対話集会

■日時 11月9日(水)17:30〜19:00(17時開場 正面玄関入口で入館証配布)
■場所 衆議院第一議員会館大会議室(300人定員)
■参加方法 会場参加(申込不要)・オンライン配信あり(アーカイブ配信予定)
https://nrwwu.com/events/1852/

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○注目!
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障害者総合支援法、障害者雇用促進法の改正案が審議されます。
<ワンポイント解説>
今国会では、障害者雇用に関して以下の改正内容が審議されます。
1)就労アセスメント(就労系サービスの利用意向がある障害者との協同による、就労ニーズの把握や能力・適性の評価及び就労開始後の配慮事項等の整理)の手法を活用した「就労選択支援(仮称)」を創設するとともに、ハロワークはこの支援を受けたものに対して、そのアセスメント結果を参考に職業訓練等を実施する。

2)雇用義務の対象外である週所定労働時間10時間以上20時間未満の重度身体障害者、重度知的障害者、精神障害者に対し、就労機会の拡大のため、実雇用率において算定できるようにする。

3)障害者の雇用者数で評価する障害者雇用調整金等における支給方法を見直し、企業が実施する職場定着等の取組に対する助成措置を強化する。


。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと

なんだか、一足飛びで秋から冬に突入したような気がします。
気候もそうなのですが、この前ハロウィンが終わったと思ったら
もうお正月の「おせち料理」のポスターを街なかで見かけました。
クリスマスもこれからなのに……。
少しでも先へ、先へということなのかもしれませんが、
もう少し季節をゆっくりと堪能したいものです。

(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°

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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。

第11回DPI障害者政策討論集会、いよいよ今週末になりました。

12月3日(土)、4日(日)にオンライン開催します。
今年のテーマは「総括所見を活用し、障害者権利条約の国内実施を進めよう!」です。

全体会では、障害者権利委員会副委員長で、対日審査の日本担当委員であり、
感動的な閉会挨拶をされたキム・ミヨンさんをお迎えします。
分科会は権利擁護、地域生活、障害女性、国際協力分科会を開催します。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

▽詳細、お申し込みはこちら(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/11th_seisakuron_kaisai/

───────────────────────
第11回DPI障害者政策討論集会
総括所見を活用し、障害者権利条約の国内実施を進めよう!
───────────────────────
2022年、足かけ4年目に入ろうとするコロナパンデミックとの闘いの出口がまだ見えない中、
私たちは平和の危機に瀕する国々に生きる障害を持つ仲間たちの恐怖と苦痛の日々を案じています。

障害者にとって生存を脅かす最たる事態が、紛争や戦争であり、
平和なくして障害者の権利もインクルーシブな社会も絵にかいた餅でしかありません。
彼らが一日も早く平和な日常を取り戻し、ともにインクルーシブな世界の実現に取り組んで行きたいものです。

一方、私たち日本の障害者にとって、2022年はエポックメイキングな年でもありました。
2年遅れで開催された障害者権利条約の対日審査が8月に行われ、障害者団体、市民団体の団結した働きかけが功を奏し、
日本政府に対してとても詳細かつ厳しい総括所見(勧告)が、わずか2週間で出されました。
ボールが日本政府とともに私たちにも投げられたと言えます。

これまで以上に、英知を結集して、世界が希求するインクルーシブ社会を実現するための
具体的取り組みに更に乗り出していかなければなりません。

今年度の政策討論集会には、障害者権利委員会副委員長で、対日審査の日本担当委員であり、
感動的な閉会挨拶をされたキム・ミヨンさんをお迎えします。

8月の対日審査を振り返りながら、総括所見で示された日本の数多くの課題について、
改めてご教示いただき、議論を展開していきたいと思います。総括所見を受けての地域生活、権利擁護、障害女性、国際協力の分科会も行われます。

志をともにする多くの障害当事者、支援者、研究者、その他の皆さん、本集会へのご参加を心からお願いいたします。

■日時:
12月3日(土)13:00-18:30 全体会、 権利擁護分科会
12月4日(日)10:00-16:40 国際協力、障害女性、地域生活分科会
■開催方法:Zoom Webinar
■参加費:無料
■情報保障:PC文字通訳、手話通訳、点字資料、データ資料
※PC文字通訳、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと機種によって資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。

■お申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽ウェブフォームはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_JgL71uI2Sa-DmBWhCEN_Hw

上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、
下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1.お名前、 2.ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス、 3.電話番号、
4.団体名(あれば)、 5.必要な個別支援(手話、 PC文字通訳、 点字資料、
テキスト資料、 その他)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)

■プログラム(敬称略)
1日目:12月3日(土)
13時〜13時15分 開会式、 主催者挨拶、 来賓挨拶

13時〜16時30分
■全体会「総括所見を活用し、障害者権利条約の国内実施を進めよう!」
8月22日-23日にスイスのジュネーブで、障害者権利条約批准後初となる日本の建設的対話(審査)が開かれ、日本から約100名もの障害当事者、関係者が現地に赴き、傍聴及びロビー活動を行いました。

こうした日本の障害当事者や関係者の積極的な取り組みにより、9月9日に権利委員会から日本政府へ提出された総括所見(勧告)には、分離教育の中止や精神科病院への強制入院を可能にしている法律の廃止を求めるなど、日本の課題を的確に指摘した内容となっています。

全体会では、障害者権利委員会副委員長で日本の国別担当者として総括所見作成に大きくかかわっていたキム・ミヨンさんをお招きし、総括所見の内容や今後の国内実施を進めていくための取り組みについて、また、総括所見と同日に公表された脱施設化ガイドラインについてもお話を伺います。

後半では、建設的対話に現地で参加したDPIメンバーを中心に、ロビー活動等の現地の様子や、総括所見のポイントについてお話しいただき、総括所見を活用した今後の運動展開についても議論を深めます。

13時15分〜14時15分 
第1部 
「日本の総括所見、国内実施で良い事例、脱施設ガイドライン等について」
報告:キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長)

14時15分〜14時25分 休憩

14時25分〜14時45分 「ジュネーブ概要報告」
報告:曽田夏記(DPI特別常任委員)、降幡 博亮(DPI常任委員)

14時45分〜15時25分 「総括所見のポイント」
報告:尾上浩二(DPI副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)、崔 栄繁(DPI議長補佐)

15時25分〜15時35分 休憩

15時35分〜15時55分 「ロビー活動報告」
報告:岡本直樹(DPI常任委員、CILふちゅう)、川端舞(つくば自立生活センターほにゃら)他

15時55分〜16時30分 「今後の運動」
尾上浩二(DPI副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)、佐藤聡(DPI事務局長)、崔 栄繁(DPI議長補佐)
コメンテーター:キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長)

16時30分〜16時45分 休憩

16時45分〜18時30分
■権利擁護分科会「精神科病院の『中』の声から人権を考え、何ができるか考える」
日本には精神科病床が33.8万床あり、これは世界の精神科病床の20パーセントにあたります。平均在院日数も全ての診療科の平均在院日数は29.1日ですが、精神科の平均在院日数は285日です。今もまだ年単位で入院を強いられる精神障害者が数多く、病院の『中』に留め置かれています。その多くが、強制入院を強いられたり、身体拘束を受けさせられたりするなど、何重にもわたる深刻な人権侵害を受け続けています。

国連障害者権利条約の勧告は、日本の精神医療の深刻な立ち遅れについて、早急な改善を強く求めています。今回の分科会は、このような人権被害に遭った精神障害者の声を聞き、いったいどのようなことが病院の中で起こっているのかを知り、私たちに何ができるかを考える機会としたいです。

○報告者(依頼中)
・有我譲慶(認定NPO法人大阪精神医療人権センター理事・看護師)「人としての尊厳が守られ、安心してかかれる精神保健の実現にむけて」として、様々な情報や取り組みをYouTube等で発信し続けている。
・社会的入院の体験者
・強制入院の体験者・小田原孝(大精連ぼちぼちクラブ)
・身体拘束の体験者・大橋聖子(大精連ぼちぼちクラブ)
・コーディネーター:加藤眞規子(精神障害者ピアサポートセンターこらーる・たいとう)

2日目:12月4日(日)(10:00〜16:40)
10時00分〜11時45分
■国際協力分科会「総括所見の国別インパクトー勧告をどう受け止め、どう実践したか」
障害者権利員会は、締約国からCRPDの実施に関し2年に一度報告を受け取ることになっています。報告を読んだ委員会からの質問や建設的対話を経て出された総括所見にいかに対応したか他国の例を検討し、今後の日本での参考とします。

○報告者
<アジア>
・韓国(2014年) 崔 栄繁(DPI日本会議)
・タイ(2016年) Arunee Limmanee(ラチャスダ大学)
・ネパール(2018年) Anjana K C(ポカラ自立生活センター)
・モンゴル(2015年) Chuluunaa
Andrakhbayar(ユニバーサル・プログレス自立生活センター理事)

<南米>
コスタリカ(2014年) 井上武史(メインストリーム協会)

<アフリカ>
南アフリカ 降幡博亮(DPI常任委員)

<まとめ、総括コメント>
東 俊裕(熊本学園大学、国連障害者権利条約アドホック委員会日本政府代表団アドバイサー)

休憩(11時45分〜12時45分)

12時45分〜14時30分
■障害女性分科会「6条だけではない!〜障害者権利条約における複合的・交差的差別の位置づけ〜」
国連障害者権利委員会では多くの委員から、障害女性への複合的・交差的差別について横断的課題として、多岐にわたる視点からの質問がありました。

そして日本政府に出された総括所見には、地域生活、教育現場、施設や病院での虐待など14の条項に渡って懸念や勧告が書き込まれ複合的・交差的差別問題は、女性条項と言われる6条の課題であることは言うまでもなく、権利条約におけるメインストリーム的課題として認識される必要があることを強く訴えるものでした。

今回、国連障害者権利委員会副委員長のキム・ミヨン氏から担当専門官として日本への勧告における所見、ジュネーブで直接対日審査に参加した女性部会の藤原久美子常任委員、そして研究者として参加された田中恵美子氏からジュネーブでの対日審査について報告いただき、今後の私たちの取り組みについて考えていきたいです。

○登壇者
キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長)
藤原久美子(DPI常任委員・DPI女性障害者ネットワーク代表・NPO法人CIL神戸Beすけっと)
指定発言 田中恵美子(東京家政大学)

14時30分〜14時45分 休憩

14時45分〜16時30分
■地域生活分科会「総括所見、脱施設化ガイドラインから見た改正障害者総合支援法の到達点と課題」
今年の6月、社会保障審議会障害者部会において、障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて(報告書)がとりまとめられました。その報告書の内容をふまえた障害者総合支援法の改正案が秋の臨時国会、または来年の通常国会で提出される見通しとなっています。

一方で8月にはスイスのジュネーブで条約批准後はじめてとなる障害者権利条約の対日審査(建設的対話)が行われ、9月には障害者権利委員会による総括所見が公表されています。

また、同じタイミングで障害者権利委員会の脱施設ワーキンググループによる脱施設化ガイドラインも策定されるなど、地域移行の推進に向けた具体的かつ実効的な取り組みが求められています。

法案提出が予定されている障害者総合支援法の改正案の内容は、果たしてこうした国際的なトレンドをふまえたものになっているのでしょうか。障害者権利委員会が出した総括所見や脱施設化ガイドラインからみた改正障害者総合支援法案の到達点と課題について議論を深めたいです。

○登壇者(予定)
田中 恵美子(東京家政大学)
丹羽 彩文(全国地域生活支援ネットワーク事務局長)
田中 正博(全国手をつなぐ育成会連合会専務理事)
---

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■DPI日本会議メールマガジン(22.12.01)第753号

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   DPI日本会議メールマガジン(22.12.01)第753号
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2022年12月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!

▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202212/

■──── 今月はここに注目! もくじ ─────■
--------------------------------------------------
凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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【地域生活】
◎障害者総合支援法等の参議院の審議はじまる
○第134回社会保障審議会障害者部会開催

【バリアフリー】
○令和4年度第1回道路空間のユニバーサルデザインを考える懇談会(日程未定)

【権利擁護】
◎第74回内閣府障害者政策委員会 12月1日(木)午後

【教育】
○通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第6回)

【国際協力】
◎国際障害者デー(IDPD)2022年12月3日
◎ESCAPの新刊書
○第5回アジア太平洋地域コミュニティベースド・インクルーシブ開発(CBID)会議
△冬休み、そして年始年末を控えての推薦洋画

【障害女性】
◎優生保護法裁判期日、関連訴訟他
◎12月19日(月)日弁連による全国一斉電話相談会
◎旧優生保護法違憲国賠兵庫訴訟(控訴審)において公正な判決を求める要請署名(大阪高裁宛)
○優生保護法裁判期日予定

【雇用労働・生活保護・所得保障】
◎障害者雇用(ぷるも)訴訟
○障害者総合支援法、障害者雇用促進法の改正案が衆議院を通過しました


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地域生活
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◎大注目!
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障害者総合支援法等の参議院の審議はじまる
<ワンポイント解説>
障害者総合支援法、精神保健福祉法、障害者雇用促進法、児童福祉法、難病法の5つの法案を束ねた一括法案が国会で審議されています。

11月21日に衆議院本会議で可決し、12月より参議院での審議がはじまる見込みです。

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○注目!
--------
第134回社会保障審議会障害者部会開催

12/19(月)15:00〜17:00に障害者部会が開催され、第7期障害福祉計画および第3期障害児福祉計画の基本指針見直しに向けた検討が行われる予定です。
この基本方針が、障害者権利委員会の総括所見を踏まえた内容になっているかどうかが注目すべきポイントになっています。



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バリアフリー
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○注目!
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令和4年度第1回道路空間のユニバーサルデザインを考える懇談会(日程未定)
<ワンポイント解説>
道路のユニバーサルデザインについては、昨年度この懇談会が開かれ、本年6月に道路の移動等円滑化に関するガイドラインを改定しました。今回は、継続検討課題を今後どのように進めるか議論する予定です。



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権利擁護
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-------- 
◎大注目!
-------- 
第74回内閣府障害者政策委員会 12月1日(木)13:30〜16:30
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html
<ワンポイント解説>
障害者差別解消法の基本方針は前回の第73回で確定し、今後はパブリックコメント、閣議決定という流れの見込みです。来年度は各省庁の対応指針の改定が始まります。
今回の政策委員会の議題は第5次障害者基本計画となっています。今回で議論は終わりとなる見込みです。



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教育
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○注目!
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「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議(第6回)」
12月16日(金)10:00〜12:00【オンライン傍聴】
<ワンポイント解説>
4月の文科省通知は、多くの方々に強い衝撃を与えました。またこの通知を「撤回すること」と総括所見でも記されたことは、ご存じの方も多いと思います。
この間5回の会議では、主に通級指導教室の議論のみですが、11月会議で「これまでの主な意見等」という資料が出されるなど、年度末のまとめに向けて、どのような会議になるか注視する必要があります。
次回は委員からの意見もあり「通常学級で学ぶ22条3に係る児童生徒について」などの議論があるようです。
※「事前登録」が必要となりますが、まだ公表されていません。(開催の一週間前ぐらいと思います。) 会議のタイトルで検索をお願いします。



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国際協力
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◎大注目!
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国際障害者デー(IDPD)2022年12月3日
<ワンポイント解説>
今年のテーマは「包摂的な開発のための変革的ソリューション:アクセス可能で公平な世界を促進する上でのイノベーションの役割」です。1992年に国連総会決議47/3によって宣言され、障害問題の理解を促進し、障害者の尊厳、権利、福祉への支援を動員することを目的としています。日本ではほとんど注目されていませんが、他の国々、特に途上国の国では式典や祭典が開かれています。
12月5日9am - 12pm (NY時間)にオンラインで開催されるTransformative solutions for inclusive development: the role of innovation in fueling an accessible and equitable worldは、3つの異なるインタラクティブな対話で次のテーマをカバーします。
1)雇用における障害インクルーシブ開発のためのイノベーション(SDG8):革新的で急速に変化する技術環境において、すべての人が雇用にアクセスするために必要な雇用、知識、スキルの関連性と、支援技術が雇用へのアクセス可能性を高め、職場で主流化される方法について議論します。
2)不平等削減における障害者インクルーシブ開発のためのイノベーション(SDG10):障害インクルーシブであり、職場の多様性の促進に関心のある公的部門と民間部門の両方で不平等を削減するためのイノベーション、実用的なツール、および好事例について議論します。
3)障害者インクルーシブ開発のためのイノベーション: これらすべての側面が融合するセクターとして模範的なケースであり、良い実践例としてのスポーツであり、イノベーション、雇用、公平性の場です。
登録はhttps://bit.ly/UN-2022IDPD

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◎大注目!
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ESCAPの新刊書
HARMONIZATION OF NATIONAL LAWS WITH THE CONVENTION ON THE RIGHTS OF PERSONS WITH DISABILITIES
<ワンポイント解説>
「国内法と障害者権利条約の調和」は、アジア太平洋諸国の国内法と障害者権利条約の調和における傾向を研究するためのESCAP研究プロジェクトからでたものです。報告義務が適時かつ実質的な方法でどの程度履行されたか、また国内の人権機関と市民社会組織、特に障害者組織がそのプロセスにどのように関与してきたかを調べています。
さらに、調和における好事例と、アジア太平洋地域における条約の実施に関連して一般的に生じた課題を分析しています。分析地域の概要は、上記のESCAPプロジェクトの下で作成された5か国のケーススタディ、およびその他の信頼できる情報源から引き出されています。この出版物は、国内法と条約の効果的な調和と条約の実施のさらなる強化に向けて、ESCAP加盟国の注意を引くための推奨事項を示しています。
▽PDFダウンロード(英語)
https://www.unescap.org/sites/default/d8files/knowledge-products/CRPD%20publication_final.pdf

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○注目!
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第5回アジア太平洋地域コミュニティベースド・インクルーシブ開発(CBID)会議
<ワンポイント>
障害者の権利の視点でみると、ILは重要な権利です。しかしCBIDのなかでは地域開発の戦略の実施上専門家の意見が重視された結果、その一部と考えられています。CBRマトリックス( https://www.normanet.ne.jp/~jannet/cbr_net/cbr_matrix.pdf )を参照してください。
2023年3月15日〜17日にカンボジア・プノンペンで開催されるCBID会議では、ILの意義や重要性を論じて、CBIDが有効なものか検討してください。
https://cbid5.dac.gov.kh/ 
に順次詳細が掲載される予定です。


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△よかったら見て
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冬休み、そして年始年末を控えての推薦洋画
<ワンポイント>
過去に話題になったものをリストアップしておきますので、まだ見ていない方はこの機会にどうぞ。

■知的障害関連
・レインマン(1988)
・フォレスト・ガンプ(1994)
・ギルバート・グレイプ(1993)
・アイ・アム・サム(I am Sam)(2001)
・アルジャーノンに花束を(2006)

■精神障害関連
・シャイン(1996)
・17歳のカルテ(2000)

■肢体不自由関連
・マイレフト・フット(1989)
・最強のふたり(2012)

■難病等
・レナードの朝(1990)

■ルッキズム関連
・エレファントマン(1980)
・ワンダー 君は太陽(2017)
・グレイテスト・ショーマン(2017)



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障害女性
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<ワンポイント解説>
優生保護法裁判は、2023年初めには1月熊本、2月静岡、3月兵庫控訴審(大阪高裁)にて判決が相次ぎます。そこに向け、兵庫では署名活動も始まりました。また12月19日(月)は日本弁護士連合会(日弁連)による全国一斉相談会も開催されます。ぜひ今後もご注目ください!

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◎大注目!
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■優生保護法裁判期日
12月6(火)15:30〜名古屋地裁 第1回期日長嶋恵子さん(仮名)、長嶋啓一さん(仮名)
 14時45分〜 入庁行動 @名古屋地裁前
 15時30分〜 裁判期日 @名古屋地裁1号法廷
 16時45分〜 報告集会 @桜華会館松の間+ZOOM
※事前学習会「優生保護法ってなに?〜今も続く優生思想に立ち向かうには〜」12月1日(木)18時〜20時 会場:イーブルなごや、ZOOM併用。参加費無料。 
・12月22日 (木) 福岡地裁 故・朝倉彰さん(仮名) 朝倉典子さん(仮名) 期日

■関連訴訟他
12月13日(火)14:30 大津地裁 滋賀県優生保護法被害者情報公開請求訴訟

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◎大注目!
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12月19日(月)日弁連による全国一斉電話相談会
10時〜16時(地域により変わります)
ナビダイヤル 0570-012-190 ファクシミリ 022-726-2545
新潟県内電話のみフリーダイヤル 0120-315533

▽全国の相談窓口一覧のチラシ(PDF)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2022/11/4abecf22c379f8b70ca3681d24e63a93.pdf

▽詳細はDPIホームページをご覧ください。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/202212yusei_hotline/

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◎大注目! 
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旧優生保護法違憲国賠兵庫訴訟(控訴審)において公正な判決を求める要請署名(大阪高裁宛)
・一次締め切り12月20日(火)、二次締め切り1月31日(火)目標5万筆 

▽ご協力のお願い(ワード)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2022/11/cd6bf009d5403925c08b1b91c5d5f035.docx

▽署名用紙ダウンロード(ワード)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2022/11/f9482aefddb896581e2d0648821209f2.docx

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○注目!
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優生保護法裁判期日予定
2023年
■1月
16日(月) 仙台高裁 佐藤由美さん(仮名)飯塚淳子さん(活動名)期日(結審予定)
☆判決!23日(月)14:00〜 熊本地裁 渡邊数美さん 川中ミキさん(仮名)
■2月
13日(月)14:00〜静岡地裁浜松支部期日 武藤千重子さん
☆判決!24日(金)14:30〜静岡地裁 宮川辰子さん(仮名)
■3月
☆判決!23日(木)15:00〜大阪高裁 兵庫訴訟控訴審 故・高尾 辰夫さん(仮名)・高尾 奈美恵さん(仮名)、小林 喜美子さん・小林 寶二さん、鈴木 由美さん



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雇用労働・生活保護・所得保障
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◎大注目! 
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障害者雇用(ぷるも)訴訟
第10回期日は、2023年1月23日(月)11:00〜/東京地裁527号法廷
※今のところは上記の予定ですが、新型コロナの感染状況などにより、変更する可能性があります。
※各回、先着順で傍聴席にご案内致します。満席の場合は傍聴できない可能性もございますが、口頭弁論後、代理人弁護士とともに控室にて簡単な報告会を行う予定です。

■訴訟を通して、働く障害者の権利と合理的配慮について考えよう
<審議のポイント>
・第9回期日では、新たに就任された代理弁護士(被告側)より、10月に相手方の反論の準備書面がようやく提出された。被告側の主張に対しては、代理人が変わったこともあって、事実誤認があり指摘・反論していた。原告側は、合理的配慮義務違反を請求する根拠づけについて、第10回期日で主張することを伝え、併せて、被告側が反論する予定。今度は各自の証拠等を踏まえ必要に応じ証人喚問などを検討しているようです

【ポイント】
1)合理的配慮義務違反について、どういった合理的配慮(入社時にかなり細かく書いて提出・その後数回配慮されないので要求をしている)を求め、それに対し企業側の対応についてどういう反論が出るか。
2)雇用契約法19条「有期雇用の雇止めの問題」は、労働契約法の条件、状況を満たしているのかどうかということについて、特に上司から契約の継続を控える証言があるので、ここを強調して主張しています。
3)労働条件明示義務違反について、障害者が雇用される際、配属先となった部署で働いているつもりだったが、実際は障害者だけ別の配属先となっているなど、契約とは異なる対応は問題があると主張しています。

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○注目!
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障害者総合支援法、障害者雇用促進法の改正案が衆議院を通過しました
<ワンポイント解説>
今国会では、障害者雇用に関して、就労アセスメントの手法を活用した「就労選択支援(仮称)」の創設や超短時間雇用、障害者雇用調整金等における支給方法の見直しについて審議され、以下の附帯決議が盛り込まれました。

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(一部抜粋)
 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずるべきである。
三 重度障害者の職場及び通勤中における介護について、現在実施している雇用と福祉の連携による取組の実施状況や、重度障害者の働き方や介助の実態を把握した上で、連携の取組の改善及び支援の在り方について検討すること。また、重度障害児の学校及び通学中における介護の在り方についても、教育と福祉の連携による取組の実施状況を踏まえて検討すること。さらに、地域生活支援事業により実施されている移動支援について、個別給付とすることも含め、その見直しを検討すること。
十 重度障害者に対する職場における支援のための助成金の利用が低調な理由について分析するとともに、重度障害者の就労ニーズの掘り起こし等を検討すること。
十一 難病患者など障害者手帳は取得できないが障害によって働きづらさを抱える者への就労支援のために必要となる就労能力の判定の在り方について検討し、必要な施策を講ずること。
十二 障害者雇用率制度における除外率制度の廃止に向けた取組を行うほか、事業主が、単に雇用率の達成のみを目的として雇用主に代わって障害者に職場や業務を提供するいわゆる障害者雇用代行ビジネスを利用することがないよう、事業主への周知、指導等の措置を検討すること。



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今月のひとこと

ラニーニャ現象により、今年の冬は平年より寒くなるそうです。
節電が呼びかけられているので、いかに電気を使わずに
暖を取るかを考え、毛布を着られたらいいなと思い至ったのですが、
すでに「着る毛布」は何種類も販売されていて、
必要は発明の母だなと改めて感じました。
寒さが一段と厳しくなります。皆さまどうぞご自愛ください。

(ゆ)
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■障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
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*作成:伊東 香純 *更新:伊東 香純田場 太基
UP: 20230415 REV:随時


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