last update: 20211202
■DPI日本会議メールマガジン(21.09.01)第721号
☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
DPI日本会議メールマガジン(21.9.1)第721号
こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2021年9月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これをみれば一目瞭然!
▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/kokonichuumoku202109/
■──── 今月はここに注目! もくじ ─────■
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凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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【地域生活】
○社保審障害者部会 障害者総合支援法の見直しに向けた論点整理はじまる
【バリアフリー】
◎バリアフリー基準等に関する検討会
◎第6回移動等円滑化評価会議 9月29日(水)午後
○移動等円滑化評価会議特性に応じたテーマ別意見交換会
【権利擁護】
◎第56回&第57回内閣府障害者政策委員会
【インクルーシブ教育】
◎2021インクルーシブ教育推進フォーラム特別企画〜南の国からインクルーシブ教育を届けます〜
【国際協力】
○国連障害者権利委員会は脱施設化を目指しています
△ビデオ「MAZEKOZEアイランドツアー」
【障害女性】
◎優生保護法国賠訴訟&情報公開請求裁判
○今後の裁判日程
【雇用・労働・生活保護・所得保障】
◎「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」に関するアンケート実施中
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地域生活
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〇注目!
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社保審障害者部会 障害者総合支援法の見直しに向けた論点整理はじまる
<ワンポイント解説>
社保審障害者部会では、障害者総合支援法の見直しに向けた論点整理の議論がはじまりました。
6月から12月まで、月に2回のペースで検討が行われます。9月の開催日はまだ公表されていませんが決定すると下記のURLにUPされますので、こまめにチェックしてみてください。毎回オンラインで傍聴が可能です。(事前申し込み不要)
なお、障害者部会とは別に、「障害児通所支援の在り方に関する検討会」(外部リンク:厚生労働省)というものも始まっています。
6月14日(月)に第1回が開かれて以降、9月頃のとりまとめに向けてこれまで月2回のペースで開催されています。
9月に取りまとめるということは、その後に社保審での議論に提出され、12月の総合支援法見直しの考え方のとりまとめに含まれてくると思われます。
主な検討事項の中で、とりわけ次の3項目(II〜IV)は注目です。
II 児童発達支援・放課後等デイサービスの役割・機能の在り方について
III インクルージョンの推進について
IV 障害児通所支援の支給決定の在り方について
▽詳しくはこちらをご覧ください(外部リンク:厚生労働省)(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000791516.pdf
▽社会保障審議会 障害者部会(外部リンク:厚労省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126730.html
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バリアフリー
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◎大注目!
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バリアフリー基準等に関する検討会
<ワンポイント解説>
バリアフリー法の具体的な基準は、義務の基準(移動等円滑化基準等)と義務ではないがまもって欲しいという基準(ガイドライン、建築設計標準等)という2階建てになっています。これらの基準を改定するときに開かれるのがこの検討会です。まだ確定ではないですが、今月後半に開かれるようです。どの基準が改正されるか注目です。
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◎大注目!
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第6回移動等円滑化評価会議 9月29日(水)午後
<ワンポイント解説>
2018年のバリアフリー法改正で当事者による評価の仕組みとして、移動等円滑化評価会議が設置されました。9月と3月の年2回開かれてきました。今後の評価のあり方について議論されるようです。新しい展開があるかもしれませんので、大注目してください。
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◎大注目!
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駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する意見交換会(非公開) 中間とりまとめ発表へ!
<ワンポイント解説>
こちらは非公開のものですがおそらく、今月開かれると思います。現在、中間とりまとめが準備されているので、意見交換会で確定したら公表されると思います。この中間とりまとめは大注目です。
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◯注目!
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移動等円滑化評価会議特性に応じたテーマ別意見交換会
<ワンポイント解説
移動等円滑化評価会議の下に特性に応じたテーマ別意見交換会というものが設けられています。「知的障害、発達障害、精神障害及び認知症」「肢体不自由」「視覚障害、聴覚障害」などに分けられて年に1回程度開かれています。より具体的な意見交換がされています。今月はそれぞれのテーマ別意見交換会が開催されます。
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権利擁護
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◎大注目!
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第56回内閣府障害者政策委員会 9月13日(月)午後
第57回内閣府障害者政策委員会 9月27日(月)午後
<ワンポイント解説>
障害者差別解消法の改正を受けて、障害者政策委員会では基本方針の改定作業が始まります。差別の定義、法の対象範囲、ワンストップ相談窓口、障害女性等の重要課題が山積ですので、大注目です。YouTubeで同時配信されると思いますので、ぜひ内閣府のHPで確認し、御覧ください。なお、内閣府では9月に障害者団体ヒアリング(30団体)、10月に事業者ヒアリングも予定しています。
※10月以降の日程(いずれも午後)
10月4日(月)、10月18日(月)or25日(月)、11月1日(月)、11月15日(月)、12月13日(月)
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インクルーシブ教育
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◎大注目!
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DPI日本会議×CILイルカ
2021インクルーシブ教育推進フォーラム特別企画
〜南の国からインクルーシブ教育を届けます〜
■日時:2021年10月3日(日)13:30〜16:30
■形式:オンライン形式(Zoomウェビナー)
■主催:DPI日本会議、沖縄県自立生活センター・イルカ(CILイルカ)
■内容(予定)
・主催者挨拶、総合司会:西尾元秀(DPI日本会議常任委員/教育部会長)
・沖縄県教育長挨拶
・行政報告「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議 報告」
報告者:小林美保氏(文部科学省 初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育企画官)
・活動報告1「沖縄県における、学校バリアフリー化の現状と課題」
・活動報告2「特別支援学校と障害者団体連携の取り組み」
報告者:CILイルカ
・基調講演「沖縄におけるインクルーシブ教育の動向と課題」
講 師:島村 聡 氏(沖縄大学人文学部 福祉文化学科 社会福祉専攻/地域研究所 所長)
・パネルディスカッション 「沖縄県から、インクルーシブ教育の風を送ります」
パネリスト
山崎 陽太さん (中学1年生)、保護者
長位 鈴子(CILイルカ代表)
崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)
コーディネーター: 尾上浩二(DPI日本会議副議長/内閣府障害者施策アドバイザー)
コメンテーター: 島村 聡氏
閉会の挨拶 MARUKO(CILイルカ事務局長)
▽こちらからお申し込み下さい(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/2021_inclusiveforum/
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国際協力
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○注目!
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国連障害者権利委員会は脱施設化を目指しています
アジア太平洋では、5月12 日に国連障害者権利委員会が「孤立、不可視性、分離から地域社会への障害者のインクルージョン」と題した障害者および当事者団体とのオンライン地域コンサルテーションを開催しました。 <ワンポイント解説>
DPI日本会議はJILとともに書面で意見を提出し、その結果オンラインでの場に招かれ意見陳述も行いました。私たちの意見をもとにまとめられた問題点には、平等と非差別、施設化の諸形態と脱施設化への経路、国の19条実施にあたっての障壁などが指摘され、脱施設施策の実施や啓発、国際的情報交換などの提案がなされました。詳細は、アフリカ、中南米、ヨーロッパ、北米、中東などの地域と一緒に、委員会のウエブサイトにでています。
https://www.ohchr.org/en/hrbodies/crpd/pages/crpdindex.aspx
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△よかったら見て
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ビデオ「MAZEKOZEアイランドツアー」
もともとは2020パラリンピックを意識して制作されたビデオです。
<ワンポイント解説>
ジェンダー・年齢・国籍・障がいなど様々な人たちがわたしたちの周囲にいます。それらの個性・特性のあるアーティストやエンターティナー等のアートや音楽、パフォーマンスなどが繋がり交じり合う島々を巡り、「まぜこぜ=多様性」を可視化いたビデオです。「それはまさに共生社会の居心地の良さに気づく旅。この「MAZEKOZEアイランドツアー」によって、視聴者は自分と同じ人などひとりもいないということに気づくことにもなり、共生社会の実現にむけた 「きっかけ」「出会い」「共鳴・共感」へと誘う物語。」を体験してください。
https://www.youtube.com/watch?v=waK22pnvFRY
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障害女性
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◎大注目!
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★優生保護法国賠訴訟
・9月13日(月)14:30〜熊本地裁 匿名女性
・9月17日(金)仙台高裁 控訴審第5回 飯塚淳子さん(仮名) 佐藤由美さん(仮名)
★情報公開請求裁判
・9月21日(火)大津地裁 京都新聞社 14:30〜
<ワンポイント解説>
8月3日に神戸地裁で出された全国6例目の判決は、憲法違反を認め、国会議員の責任を問いながらも、20年を経過したという除斥期間を機械的に適応した不当判決でした。舞台は今後、大阪高裁へと移っていきますが、仙台では、控訴審が第5回目を迎えます。
除斥期間適応の可否が、全国の優生裁判に大きく関わってくるため、仙台での審議が注目されます。
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〇注目!
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今後の裁判日程
・10月4日(月) 東京高裁 北三郎さん(仮名) 控訴審第3回
・10月18日(月) 仙台地裁第10回期日 東さん Dさん
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雇用・労働・生活保護・所得保障
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◎大注目!
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アンケート実施中!
DPI日本会議は、通勤や職場などで必要な介助について、重度訪問介護や同行援護など障害者総合支援法に基づく制度を利用できることを求めて活動しています。
一方、厚生労働省は、2021年4月から市町村が実施する地域生活支援促進事業として「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」を開始しています。DPIでは実体を把握すべく、アンケートを実施しています。
報道などから、既に実施している市区町村(さいたま市、香川県観音寺市・三木町)がいくつかわかっています。あなたが関わる自治体では実施されていますか?もしご存じでしたら詳しい情報を教えて下さい。
▽アンケートはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdNEofj3acCeZISW3jmz0s3N373FxKo6aSP4KsK1OaFjJlosg/viewform?fbclid=IwAR23YZSYCBn_gj5LryJPnyzXSZ61mN1T0PGTeAEzWT6fF65c_dvPe3SvpXA
(締切:9月10日(金)まで延長します!!)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと
仕事からの帰り道、急に強い雨が降ってきたので
「ああ、肘笠雨だなー」とふと思いました。
一説によると、日本語には雨の呼び方が400種類以上あるそうです。
世界各国の雨の名称も知ってみたいです。
まだ知らないことを知るということは、
日々の中でのちょっとした冒険だと思います。
(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
【寄付・募金のお願い】
●DPI日本会議も協力している、特定非営利活動法人 ゆめ風基金の障害者救援活動にご協力ください。
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00980-7-40043
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■DPI日本会議メールマガジン(21.09.28)第720号
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DPI日本会議メールマガジン(21.9.28)第720号
こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
「障害を理由とした欠格条項にかかわる相談キャンペーン」について、
本日10時から20時、電話・ファックスによる相談を受け付けています。
◆◆◆障害を理由とした欠格条項にかかわる相談キャンペーン◆◆◆
こんな体験はありませんか?あきらめていませんか?
「試験に合格したのに入学を拒否された」「持病があると告げただけで運転免許
を更新できないと言われた」・・・
欠格条項など法制度のバリアを取り除き、生きやすくしたい。
一緒に考え、一緒に取り組みます。
----------------
9月28日(火)午前10時から午後8時まで、
電話、FAX、メールで連絡できる窓口を設けます。
また、この日を含む一週間を相談週間として、
相談専用のメール窓口を開きます。
不安なこと、これまでにあった不当な経験。是非、声をお寄せください。
〇電話(東京)9月28日(火)午前10時から午後8時
・03-5282-3137
・03-5282-3138
〇電話(大阪)9月28日(火)午前10時から午後8時
・06-6314-0061
・06-6314-0062
〇FAX 9月28日(火)午前10時から午後8時
・06-6314-0063
〇相談専用メールアドレス(9月27日から10月3日まで)
soudan.week40@dpi-japan.org
相談フォーム
※https://forms.gle/Xm89GPBeg1xpnA5v7
〇手話による相談
9月28日の18-20時に、東京相談センターに、ろうの弁護士さんと手話通訳者がいます。
手話での相談を希望するかたは、メールの題名に「手話で相談希望」と明記し、
本文にお名前とご連絡先を書いて相談専用メールアドレスにお送り下さい。ご連
絡先は、送って下さったメールへの返信がもし届かない時のために、他の連絡方
法もあればお書き下さい。相談専用メールアドレスは9月27日(月)から利用で
きます。
soudan.week40@dpi-japan.org
※9/24記者会見動画(字幕付き)
https://www.youtube.com/watch?v=LutKjhGPlXQ
※ちらしのリンク
https://www.dpi-japan.org/friend/restrict/topix/topix2021/index.html
※プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000085120.html
◆主催:障害を理由とした欠格条項にかかわる相談キャンペーン実行委員会
共同代表
大熊由紀子(障害者欠格条項をなくす会共同代表)
竹下義樹(障害と人権全国弁護士ネット代表)
お問合せ先: 障害者欠格条項をなくす会事務局 メールアドレス
info_restrict@dpi-japan.org
実行委員会参加団体(五十音順)
大阪精神障害者連絡会(代表 山本深雪) ・埼玉県精神医療人権センター(代表 星丘匡史)・視覚障害をもつ医療従事者の会(ゆいまーる)(代表 守田稔) ?
・障害者欠格条項をなくす会(共同代表 福島智 大熊由紀子)・障害と人権全国
弁護士ネット(代表 竹下義樹) ・全国自立生活センター協議会(代表 平下耕
三)・特定非営利活動法人こらーるたいとう(代表 加藤真規子)・特定非営利
活動法人DPI日本会議(議長 平野みどり)・東京アドヴォカシー法律事務所(所
長 池原毅和)・認定NPO法人大阪精神医療人権センター(共同代表 位田浩 大槻
和夫) ・聴覚障害をもつ医療従事者の会(代表 関口麻理子)・ヒューマンケア
協会(代表 中西正司)
後援・日本障害フォーラム(JDF)(代表 阿部一彦)
以上
。°+°。°+ °。°。°+°。°+
【寄付・募金のお願い】
●DPI日本会議も協力している、特定非営利活動法人 ゆめ風基金の障害者救援活動にご協力ください。
■障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
11月27日(土)、 28日(日)に「第10回DPI障害者政策討論集会」を開催します。
今年の政策討論集会も新型コロナの状況をふまえ、オンライン開催といたします。
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第10回DPI障害者政策討論集会
Withコロナ時代のインクルーシブな社会へ
───────────────────────
変異自在な新型コロナウィルスと私たちとの闘いは足掛け3年に及んでいます。 既に、 尊い多くの命が奪われ、 感染の恐怖は日常的に私たちを苦しめています。
特に、 精神病院でのクラスター発生により、 医療や療養も受けられず、 放置・隔離されて無残に命を落とした仲間たちの無念は筆舌に尽くしがたく、 あらためて精神科医療の恒常的な問題をあぶり出しました。
また、 人を介しての支援が不可欠である在宅の仲間たちも、 支援の不確実性や感染のリスクに、 日々直面しています。 コロナ禍は、 「人権後進国」である日本が、 長年に亘り抜本的な人権回復への取り組みを後回しにしてきたこととも関連し、 「差別・貧困・格差」を浮き彫りにしていると言えるのではないでしょうか。
さて、 コロナ蔓延下での開催となった東京オリンピック・パラリンピックでしたが、 ここから私たちが学んだことは、 障害者も参加するスポーツは当たり前で、 日常のスポーツ活動も含め、 競技施設や競技方法など「誰もが」利用でき、 参加できる仕組みを整備することが重要であるということでした。
スポーツのみならずコンサートや大規模イベントなどに活用される国立競技場のバリアフリー化に、 DPI日本会議は中心となって参画してきました。
つまり、 今後、 この国も世界も、 SDGsを意識しない経済活動が成り立たなくなっていることと同様に、 SDGsにも組み込まれている「人権」を考えない経済活動は成り立たなくなると言っても過言ではありません。
毎日のように報道される、 合理的配慮を求めた障害者へのバッシング、 性被害を告発する女性へのセカンドレイプ的な誹謗中傷、 在日外国人の入管による虐待死問題に加え、 コロナ禍によるDV被害、 子どものいじめ、 孤独は深刻化しており、 2020年の自殺者は11年ぶりに増加となり、 特に子どもや女性が急増しています。
危機的状況にある私たちですが、 この状況は、 深刻な事態に正面から立ち向かえば、 解決へと舵を切るチャンスにつながるとも考えることができます。
今回の政策討論集会では、 コロナ禍の「人権」をフォーカスした課題を取り上げています。 Withコロナ時代、 つまり感染症と対峙しながらの日常は、 当面続いていくと思われます。 そんな時代を生き抜くために、 多様な生活スタイル、 生き方の手法、 価値観を認め合い、 差別・貧困・格差を無くしていく強い信念と取り組みを、 この国全体で進めていかなくてはなりません。
多くの障害当事者、 支援者、 研究者、 その他の皆さんの本集会へのご参加を心からお願いいたします。
■日時:
11月27日(土)13:00-17:00 全体会、 権利擁護分科会
11月28日(日)10:00-16:40 地域生活、 障害女性、 国際協力分科会
■開催方法:Zoom Webinar
■参加費:無料
■情報保障:PC文字通訳、 手話通訳、 点字資料、 データ資料
■お申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽ウェブフォームはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_YvsHyCAhQdS5fJQ9uQEXDw
上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、 下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1.お名前、 2.ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス、 3.電話番号、 4.団体名(あれば)、 5.必要な個別支援(手話、 PC文字通訳、 点字資料、 テキスト資料、 その他)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
■プログラム(敬称略)
1日目:11月27日(土)
13時〜13時15分 開会式、 主催者挨拶、 来賓挨拶
13時15分-13時45分
■全体会 第1部「差別解消法見直し」基本方針の改訂
本年5月に障害者差別解消法が改正され、 9月からは内閣府障害者政策委員会で基本方針の見直しが始まりました。 9月は障害者団体ヒアリング、 10月は事業所団体ヒアリングを実施するとともに相談体制の調査研究も行っています。 差別の定義、 法の対象範囲、 ワンストップ相談窓口、 障害女性の複合差別等重要課題はどうなるのか。 最新の情勢とともに、 基本方針に盛り込みたい重要課題を整理し、 今後の見通しを報告します。
報告:佐藤 聡(DPI日本会議事務局長)
13時45分-14時45分
■全体会 第2部「コロナ禍で障害者が置かれている状況」
新型コロナウィルス感染拡大で、 各地の入居施設や精神科病院でクラスターが発生しています。 沖縄では入居施設と精神科病院での死亡者が70名を超えましたが、 どのような状況で発生したのか情報の開示はなく、 実態が見えてきません。 自立生活センター・イルカでは、 感染が確認された際には速やかに転院出来る体制を構築することや、 クラスターの原因究明と公表を県に働きかけ、 運動に取り組んでいます。
一方、 在宅でコロナ感染者がでるとどうなるか。 今年の夏にある介助派遣事業所で感染者がでましたが、 濃厚接触者が特定されないなど保健所が機能していない実態が明らかになってきました。 さらに、 その介助派遣事業所でクラスターが起こっているという風評被害にあったり、 他の事業所が介助派遣を引き上げるなど、 深刻な問題が起きています。
このような状況の中、 国連障害者委員会では、 脱施設ガイドラインの策定に取り組んでいます。 ヨーロッパ、 ラテンアメリカ、 アジア・オセアニア地区等でコンサルテーション(障害者団体等のヒアリング)を実施し、 DPIも参加しました。 これらの意見を元に脱施設ガイドラインが策定され、 9月には素案が公表され、 来年には確定する見込みです。 今後、 日本での地域移行を進める大きなポイントになるものなので、 どのようなものかガイドラインの内容についてご報告いただきます。
コロナ禍で起きている各地の課題を把握し、 いまこそ地域移行を進めるために、 議論を深めたいと思います。
1.自立生活センターからの報告
・長位 鈴子(沖縄県自立生活センターイルカ理事)、 早坂佳之(同 スタッフ)
・今村 登(自立生活センターSTEPえどがわ理事長)、 市川裕美(同 コーディネーター)
2.「国連の障害者権利委員会 脱施設ワーキンググループの取り組みについて」
長瀬 修(立命館大学衣笠総合研究機構教授)
3.まとめ
コーディネーター 平野 みどり(DPI日本会議議長)
14時45分-15時 質疑応答
15時-15時15分 休憩
15時15分-17時
■権利擁護分科会「精神障害者の人権を考える。 わたしたち障害者の役割」
大型クラスターが多発する精神科病院。 「腎不全をおこしている」「排便の処理さえされておらず、 何日も下着を替えてもらえなかった」「床ずれがひどく、 深い傷跡になっている」患者さんたち。 もっと早く気づけばよかったと思います。 しかし彼らがいたのは治療の名のもとに成立しているはずの精神科病院です。
「精神障害者を社会の保安のために入院させているんだ。 精神科病院がその役割を果たさないと困るのは警察と保健所だ」と言い放つ日本精神科病院協会会長の山崎學医師。
隔離収容主義のもとに成立する精神科病院は、 狭く、 閉ざされていて、 精神科特例で人的配置も一般科に比べて少ないです。 コロナ感染症が猛威をふるう条件が揃っています。 しかし忘れてはいけません。 インフルエンザの流行のときも、 この精神科病院の悲惨な状況はあぶりだされていました。 「いい精神病院が成立するためには、 周縁に悪い精神病院を必要とする」という真実は、 宇都宮病院事件(1983年)の当初からいわれていることです。
どうしたら、 この犯罪的ともいえる権利侵害を繰り返す精神医療、 精神医療行政を変えることができるのか。 わたしたち障害者がなすべきこと、 自分ができることは何かを問い直したいです。
報告者
1.青山 浩平(NHKディレクター「ETV特集『精神科病院と新型コロナ』」制作者)
この特集は、 都立松沢病院のコロナ感染症集中治療室を1年間に渡り取材し、 新型コロナなあぶり出した日本の精神医療・精神医療行政の問題点を的確に表した。 当事者や医療従事者の生の声を聞くことができるドキュメント。
2.吉田明彦(兵庫精神医療人権センター)
神出病院事件に取り組む吉田明彦さんから、 明るみになってきた事件の真相と神出病院存続を支える背景を語って頂きます。
3.体験者(登壇依頼中)
東京都内の精神科病院で30年以上の社会的入院を体験し、 コロナ感染症になり都立松沢病院に入院。 全快後、 元の精神科病院に帰され、 現在も入院中の精神障害当事者の方に登壇を依頼中。
コーディネーター:加藤真規子(精神障害者ピアサポートセンター・こらーるたいとう)
2日目:11月28日(日)(10:00〜16:40)
10時〜11時45分
■地域生活分科会「どう変える!?障害者総合支援法〜権利条約の完全実施につながる法改正を!〜」
現在、 障害者総合支援法の見直しに向けた検討が社会保障審議会障害者部会で進められています。 国連障害者権利委員会による日本の条約審査も控えている中、 条約の完全実施という視点からの総合支援法改正が必要です。
国連障害者権利委員会では脱施設ワーキンググループによる地域別コンサルテーションが実施され、 脱施設ガイドラインの策定も進められています。 こうした条約体の動向も踏まえ、 現状ではあまり進んでいない日本における施設や病院、 親元からの地域移行を推し進めていく上での課題についても議論します。
登壇者
・丹羽彩文(全国地域生活支援ネットワーク事務局長)
・鈴木良(同志社大学)
・今村登(DPI日本会議事務局次長)、 他調整中
休憩(11時45分-12時45分)
12時45分〜14時30分
■障害女性分科会「NIPT(出生前遺伝学的検査)に潜む課題とリプロ-それぞれの生き方を認める社会へ-」
2013年に導入されたNIPT(母体血を用いた出生前遺伝学的検査)は非認定施設で拡大の一途をたどります。
厚労省の専門委員会が検討し、 今年5月に報告書が公開されました。
これに対し、 DPI女性障害者ネットワークは障害女性の立場から意見書を作成、 厚労省などに提出しました。 この意見書を通じて社会に伝えたいことは何かを語ってもらいます。
一方、 障害男性はどう捉えるのか?後半は、 NIPT検査とリプロ(性と生殖に関する健康・権利)について、 障害当事者が自らの体験を元にパネルディスカッションを行い、 共に考えたいと思います。
〇報告
・須賀 ナオ(DPI女性障害者ネットワーク)
・米津 知子(DPI女性障害者ネットワーク)
〇パネルディスカッション
佐々木 和子、 他調整中
休憩(14時30分-14時45分)
14時45分〜16時30分
■国際協力分科会「アジア太平洋からみたSDGs」
2015年9月25日に国連総会でSDGs(持続的開発目標)が採択されてから6年目、 SDGs達成期限まで残り9年あまりとなっています。 「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念を実現するための政策・施策では、 特にコロナ禍でのその達成の難しさが言われています。
障害分野では、 CRPD(障害者権利条約)実施の原動力ともなっている「アジア太平洋障害者の十年(2013‐2022)」終了後も見据えて、 「取り残されない」ための戦略を「十年後」のあり方を含め討論していきます。
〇基調講演1.「Covid-19と障害者」
ビデオ出演:WHO(世界保健機関)
コロナ対策の最前線にあるWHOから、 世界レベルでの障害者へのCovid-19の影響を報告して頂く。
〇基調講演2.「コロナ禍の混乱した現実から障害インクルーシブなアジア太平洋の未来へ」
報告:秋山愛子(国連ESACP(アジア太平洋経済社会委員会)障害担当官)
〇対話「私たちはどう国際社会と歩みをあわせていくのか」
アジア太平洋のCovid-19による厳しい現実も伝えられる中、 私たち障害者団体はCRPDやSDGsを通して様々なことを試みてきました。 このピンチをチャンスとしてさらに障害者の権利が強固なものとなるよう、 アジア太平洋障害者の十年後、 SDGsが終わる2030年後の障害をめぐる状況を考えます。
登壇者:秋山愛子×西村正樹(DPI日本会議副議長)
司会・進行 平野みどり(DPI日本会議)
16時30分〜16時40分 閉会の挨拶、 終了
。°+°。°+ °。°。°+°。°+
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■DPI日本会議メールマガジン(21.10.18)第725号
☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
DPI日本会議メールマガジン(21.10.18)第725号
こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
DPI日本会議では、普段の集会では時間の関係で深く掘り下げる事ができないテーマを取り扱う「DPI連続フォーラム(全4回オンライン)」を開催することにしました。
第2回は「バリアフリー」について、10月21日(木)にオンラインフォーラムを行います。(第3回地域雇用フォーラム、第4回教育フォーラムは来年度開催予定です。)
是非ご参加ください。
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【第2回DPI連続フォーラム】10月21日(木)
2021年最新の動き(無人駅中間まとめ、特急車両の新バリアフリー基準等)
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バリアフリー分野における2021年度の大きな動きは駅無人化問題と特急車両のバリアフリー基準の見直しです。
2020年度から国交省では「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する障害当事者団体・鉄道事業者・国土交通省の意見交換会」と「特急車両におけるバリアフリー対策に関する意見交換会」が開かれています(非公開)。
駅の無人化は全国で広がっており、48%もの駅が無人化されている。無人化によって障害者の鉄道利用が著しく制限されています。社会的障壁を除去して、障害のある人も自由に鉄道を利用できるようにするために、どのような取り組みが必要か検討会で議論され、2021年度夏には中間まとめが出されました。
また、2020年には新幹線のバリアフリー基準が新しく策定され、大幅に改善されましたが、特急車両は旧基準のままです。多くの地方に行くためには特急列車の利用が不可欠であることから、2021年から基準見直しの意見交換会が始まり、年度内には新基準がまとまる予定です。
主にこの2つの検討会の経過や、中間まとめ、新基準について報告するとともに、今後の運動方針も議論します。
■日時:2021年10月21日(木)14:00〜16:15
■テーマ:2021年最新の動き(無人駅中間まとめ、特急車両の新バリアフリー基準等)
■開催方法:ウェビナー
■お申し込みはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_s_IbRvhbRnm0aBTQOHNkrQ
上記フォームからお申し込みが難しい方は「お名前(ふりがな)、電話番号、メールアドレス、所属団体(あれば)、情報保障(PC文字通訳、手話、点字資料、点字データ)」をDPI事務局笠柳((★→@に変えてください))までご連絡ください。
■情報保障:手話通訳、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料
■参加費:無料
■プログラム
14:00〜14:05 あいさつ、概要説明
14:05〜15:10 検討会の報告・今後の運動の方針 講師:佐藤聡(DPI事務局長)
15:10〜15:25 休憩
15:25〜15:45 課題の整理 講師:川内美彦(元東洋大学教授)
15:45〜16:10 質疑応答
16:10〜16:15 まとめ
■後援、助成
全日本自治団体労働組合、東京都労働組合連合会、東京交通労働組合、真如苑、株式会社土屋
。°+°。°+ °。°。°+°。°+
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■DPI日本会議メールマガジン(21.11.01)第726号
☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
DPI日本会議メールマガジン(21.11.01)第726号
こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2021年11月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これをみれば一目瞭然!
▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/kokonichuumoku202111/
■──── 今月はここに注目! もくじ ─────■
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凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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【地域生活】
○社保審障害者部会 障害者総合支援法の見直しに向けた二巡目の議論がはじまる
【バリアフリー】
◎第2回「車椅子使用者用駐車施設等のあり方に関する検討会」 11月18日(木)
○第1回都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン改訂委員会 11月5日(金)
○ユニバーサルデザイン 2020 評価会議(第5回) 11月5日(金)
△第5回成田空港UD分科会 11月30日(火)
【権利擁護】
◎内閣府障害者政策委員会 第58回11月1日(月)、第59回11月15日(月)
【国際協力】
○国連障害者権利委員会の障害を持つ女性と少女に関するワーキンググループ
○「SDGsボトムアップ・アクションプラン2021 ─ 市民社会によるSDGs達成に向けた政策提言 ─」
△福島県ゆかりの隊員によるJICA海外協力隊オンライン活動報告会
△障害者の問題と高齢者の問題は表裏一体です
【障害女性】
◎仙台「強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト」院内集会
○今後の裁判日程
○「熊本旧優生保護法裁判」第15回期日傍聴報告
【雇用・労働・生活保護・所得保障】
◎「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」実施状況調査結果
○週20時間未満の障害者を雇用する事業主に対する特例給付金 申請時期の到来
○労働政策審議会 (障害者雇用分科会) 第110回が開催される
○「雇用と福祉の分野横断的な基礎的知識・スキルを付与する研修の構築に関する作業部会」第2回が実施される
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地域生活
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〇注目!
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社保審障害者部会 障害者総合支援法の見直しに向けた二巡目の議論がはじまる
<ワンポイント解説>
社保審障害者部会では、障害者総合支援法の見直しに向け、各論点について二巡目の議論がはじまりました。
6月から12月まで、月に2回のペースで検討が行われています。11月の開催日は5日(金)に予定されています。
5日(金)以降の日程についてはまだ公表されていませんので、関心のある方はこまめに厚労省のHPを確認してみてください。
○開催日時:令和3年11月5日(金)15:00〜17:00(予定)
※議題など詳細については今後厚労省のHPに掲載される予定です。
▽社会保障審議会 障害者部会(外部リンク:厚労省)
※当日の資料は資料欄に、Youtube配信のリンクは開催案内のページに記載されますのでご注意ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126730.html
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バリアフリー
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◎大注目!
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第2回「車椅子使用者用駐車施設等のあり方に関する検討会」 11月18日(木)
<ワンポイント解説>
8月に立ち上がった駐車場の検討会の2回目となります。DPIでは9月にwebでアンケートを実施しましたが、約240名もの方からご回答をいただけました。
これをまとめて、意見として提出予定です。不適切利用や、数の不足、パーキングパーミット制度の全国統一基準など、重要な課題が討議されますので、注目の検討会です。
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○注目!
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第1回都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン改訂委員会 11月5日(金)
<ワンポイント解説>
公園もバリアフリー法の対象なのですが、公園のガイドラインは10年ほど改定されておりませんでした。10月にDPIはヒアリングを受けましたが、このたび都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン改訂委員会が立ち上がることになりました。公園の入り口にはバリカーなど車椅子が入ることを妨げているものがあったり、バリアフリールートが不十分だったりという課題もあります。どのような改定がされるか注目です。
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○注目!
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ユニバーサルデザイン 2020 評価会議(第5回) 11月5日(金)
<ワンポイント解説>
東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、内閣官房が主催して行われていたUD2020評価会議ですが、今回で最終となります。ユニバーサルデザイン2020評価会議の総括(案)が示され、討議する予定です。東京オリパラで進展したこと、これから未来に引き継いでいくことがまとめられる予定です。
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△よかったら見て
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第5回成田空港UD分科会 11月30日(火)
<ワンポイント解説>
成田空港は東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、当事者参画のもとにバリアフリー整備を推進してきました。この検討会は、内容は公開されていませんが、多様な障害当事者、研究者等が参画に、活発な議論を展開し、整備に取り組んできました。東京オリパラは終わりましたが、この成田空港UD分科会は継続して開催されており、さらなる整備に取り組んでいます。
なお、これまでの取り組みは、以下にまとめてあります。(いずれもPDF、外部リンク:成田空港)
▽成田空港ユニバーサルデザイン基本計画 2018年
https://www.naa.jp/jp/20180417-UniversalDesign.pdf
▽成田国際空港におけるユニバーサルデザインの取り組み 2020年
https://www.naa.jp/jp/action/cs/pdf/nrt_ud.pdf
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権利擁護
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◎大注目!本日開催
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内閣府障害者政策委員会 第58回11月1日(月)、第59回11月15日(月)
<ワンポイント解説>
障害者差別解消法基本方針の見直しが始まり、9月の第56回、57回は障害者団体ヒアリングでした。次は事業者団体ヒアリングです。同時に第4次障害者基本計画の実施状況の監視も行っており、11月1日の議題は、○障害者基本計画(第4次)の実施状況について、○障害者基本計画(第5次)の今後の審議の進め方について、この2つが予定されています。
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国際協力
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○注目!
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国連障害者権利委員会の障害を持つ女性と少女に関するワーキンググループ
<ワンポイント解説>
委員会は、ガートルード・フェフォアム氏とヴィヴィアン・トリホス氏を、障害を持つ女性と少女に関するワーキンググループの議長と副議長に任命しました。ワーキンググループの委員は、障害を持つ女性・少女の権利を促進・支持し、彼らに対する複数の交差的な差別を排除する上で、障害を持つ女性と少女の団体との関わりを強化することを目指しています。
フェフォアム女史はガーナ出身の視覚障害者で、世界盲人連合やサイト・セーバーなどでの国際団体でも活躍し、2018年6月の締約国会議で委員として選出されました。トリホス女史はパナマのファーストレディーとしてインクルージョン・キャンペーンを行ったり、国際スペシャル・オリンピック委員会のメンバーも務めた。
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○注目!
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「SDGsボトムアップ・アクションプラン2021 ─ 市民社会によるSDGs達成に向けた政策提言 ─」
障害に関する提言も含まれた、SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)が9月22日に発表した「SDGsボトムアップ・アクションプラン2021 ─ 市民社会によるSDGs達成に向けた政策提言 ─」が発表されました。日本政府が2018年以降毎年発表している「SDGsアクションプラン」に対し、SDGsジャパンに参加する140あまりの市民社会団体による、私たちの目指す「誰一人取り残さない」社会の達成に向けた政策提言を取りまとめです。
<ワンポイント解説>
政府が示す「日本のSDGsモデル」の4つの重点事項に対してボトムアップの視点で、市民社会の優先課題に注目した分野別の政策提案をまとめています。
重点事項1「感染症対策と次なる危機への備え」、「重点事項2よりよい復興に向けて、ビジネスとイノベーションを通じた成長戦略」、重点事項3 「SDGsを原動力とした地方創生、経済と環境の好循環の創出、重点事項4「一人ひとりの可能性の発揮と絆の強化を通じた行動の加速」のそれぞれを、障害者を含む「誰一人取り残さない」ための視点で読んでみてください。
▽こちらからダウンロードできます。(外部リンク:グーグルフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsVcs3QkX90qEcA_-dR6l_icuIctGfY9JcI--FoWtCbBeNYQ/viewform
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△よかったら見て
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福島県ゆかりの隊員によるJICA海外協力隊オンライン活動報告会
青年海外協力隊員の活動です。
<ワンポイント解説>
福島県にゆかりのあるJICA海外協力隊員3名による活動報告会です。
■日時:2021年11月20日(土曜日) 10:00〜12:00 (9:40入室可能)
■会場:オンライン開催(Zoom使用)
■主催:福島県青年海外協力隊を支援する会、ふくしま青年海外協力隊の会、独立行政法人国際協力機構 二本松青年海外協力隊訓練所
■内容:世界的なコロナウイルス感染拡大を受け一時帰国を余儀なくされたり、再派遣を叶えた隊員など3名が報告します。3人の報告者の一人、西山典子さんは作業療法士としてベトナムに派遣されていました。
■募集定員:100名 (先着順)
申込方法:タイトルに“オンライン活動報告会参加”と記載し、11月17日(水)正午までに、jicanjv-bk@jica.go.jp
へメールを送ってください(本文は不要です)。11月18日(木)にイベント参加用ZOOMURLをお知らせします。
◇お問い合わせ:JICA二本松 (オンライン活動報告会担当)
〒964-8558 福島県二本松市永田字長坂4-2
電話:0243-24-3211 (担当直通)、メール:jicanjv-bk@jica.go.jp
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△よかったら見て
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障害者の問題と高齢者の問題は表裏一体です
<ワンポイント解説>
2050年にアジア太平洋では、4人に1人が60歳以上の高齢となる。30年も経たないうちに13億人近くが高齢者になり、それは2010年の3倍にも相当します。
人の移動や都市化により高齢者を支える伝統的な扶助システムは機能しなくなり、まだ地域での年金受給者は高齢者の3分の1以下ですが、高齢人口の増加に伴い、年金の財源は増加傾向にあり、医療費の財政圧迫もあります。高齢化は脅威ではなく、チャンスと考えましょう。高齢化は、健康、栄養、経済、社会福祉といった分野で持続的な前進を続けた結果、多くの人々が長生きできるようになったからです。
2020−30年までの10年間は「健康な高齢化の10年」と宣言されました。すべての世代の人々のニーズに応える形で、先進的かつ人権とジェンダー平等を実現する政策に投資をしていかなければなりません。そうすることで、アジア太平洋地域の国々は、誰ひとり取り残すことなく、すべての人にとってより良い未来を目指し、達成していくことができます。
(10月1日国際高齢者の日(国連人口基金(UNFPA)アジア太平洋地域事務所長のメッセージ抜粋 https://tokyo.unfpa.org/ja/node/62796より)
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障害女性
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◎大注目!
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仙台「強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト」院内集会
11月29日(月)11:30〜参議院議員会館+オンライン併用
<ワンポイント解説>
仙台の学生たちで立ち上げたこのプロジェクトを中心に現在進めてきた、国(首相、厚生労働大臣、衆参両議長)宛ての署名の提出の院内集会。
内容の詳細は検討中だが、前回の神戸の判決を受けた院内集会のようにいろいろな方に発言いただいて、優生思想、障害差別、優生保護法の被害について議員や参加者に訴える機会にしたいと考えているそうです。(詳細は後日)
・10月18日(月) 仙台地裁第10回期日 東さん Dさん
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〇注目!
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今後の裁判日程
★優生保護法国賠訴訟
・12月2日(木)第1回控訴審札幌高裁小島喜久雄さん
・12月8日(水)仙台高裁 控訴審第6回 飯塚淳子さん(仮名) 佐藤由美さん(仮名)
・12月13日(月)熊本地裁 匿名女性
・12月15日(水)第2回控訴審 札幌高裁 道央匿名カップル
★情報公開請求裁判
・12月7日(火)第6回期日14:30〜大津地裁
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〇注目!
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「熊本旧優生保護法裁判」第15回期日傍聴報告
DPI日本会議の加盟団体「ヒューマンネットワーク熊本」の植田洋平さんに、熊本県の優生裁判傍聴の報告を書いていただきました。
▽以下リンクからお読みください。(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/yuseikumamoto15/
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雇用・労働・生活保護・所得保障
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◎大注目
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2021年10月26日(火)
「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」実施状況調査結果
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/employment/juuhowork/
『重度障害者の通勤・職場支援の施策』として新たに市町村事業に加わった「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」の実施状況に関し、DPI日本会議が2021年8−9月にかけてオンライン及び電話等を通じて行った調査の報告です。
調査にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
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◯注目!
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2021年10月
週20時間未満の障害者を雇用する事業主に対する特例給付金 申請時期の到来
<この制度、知っていますか?>
実は、2020年4月1日より、障害者の短時間雇用に対する特例給付金制度が開始されています。これは、1年を超えて雇用される(見込みを含む)障害者で通所労働時間が10時間以上20時間未満の障害者が対象です。詳しくは、以下の通り。
https://www.mhlw.go.jp/content/000587504.pdf
○障がい者雇用の「特例給付金制度」申請スケジュール
特例給付金制度は、申請年度の前年度(4月1日〜翌年3月31日)の雇用実績を踏まえて申請する流れとなります。よって、直近では「2021年度の雇用実績により、2022年度に申請」といったスケジュールとなります。申請・支給期間の詳細については以下の通りです。
<申請>
・100人超事業主:申請年度の4月1日から5月15日までの間に、納付金の申告・調整金の申請と同時に実施
・100人以下事業主: 申請年度の4月1日から7月31日までの間に実施(報奨金の申請がある場合は同時に実施)
支給: 申請年度の10月1日から12月31日まで
※ただし、申請対象期間の中途に事業を廃止した場合、事業主は事業廃止の日から45日以内に申請
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◯注目!
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2021年10月12日(火) 労働政策審議会 (障害者雇用分科会) 第110回が開催される
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-rousei_126985.html
関係団体からのヒアリング(株式会社研進、特定非営利活動法人全国就業支援ネットワーク、全国社会就労センター協議会、全国就労移行支援事業所連絡協議会、NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会)が行われた。
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◯注目!
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2021年10月22日(金)
「雇用と福祉の分野横断的な基礎的知識・スキルを付与する研修の構築に関する作業部会」第2回が実施される
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21683.html
2021年6月にとりまとめが発表され終了した「障害者雇用・福祉施策の連携強化に関する検討会」の下に作られた基礎的研修作業部会で、2021年度に4、5回程度実施の予定、作業部会として要点をまとめた報告が同検討会に提出される見込みとのこと。
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと
今年は、季節が一足飛びに晩秋へ突っ込んだ印象があります。
急に寒くなったので体調管理が大変ですよね。
うまく眠れなかった日の明け方、朝焼けを見たのですが、
それがとても美しかったので、あまり眠れないことで自分を責めるのを
やめようかなと思い至った今日この頃です。
(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
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本集会の紹介ビデオを作成しましたので、是非ご覧ください。
▽紹介ビデオはこちら
https://www.dpi-japan.org/blog/events/10th_seisakuron_kaisai/
オンラインでご参加いただけます。
お一人でも多くの方をお待ちしております!
▽お申し込みはこちら
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第10回DPI障害者政策討論集会
Withコロナ時代のインクルーシブな社会へ
───────────────────────
■日時:
11月27日(土)13:00-17:00 全体会、 権利擁護分科会
11月28日(日)10:00-16:40 地域生活、 障害女性、 国際協力分科会
■開催方法:Zoom Webinar
■参加費:無料
■情報保障:PC文字通訳、 手話通訳、 点字資料、 データ資料
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■プログラム(敬称略)
1日目:11月27日(土)
13時〜13時15分 開会式、 主催者挨拶、 来賓挨拶
13時15分-13時45分
■全体会 第1部「差別解消法見直し」基本方針の改訂
本年5月に障害者差別解消法が改正され、 9月からは内閣府障害者政策委員会で基本方針の見直しが始まりました。 9月は障害者団体ヒアリング、 10月は事業所団体ヒアリングを実施するとともに相談体制の調査研究も行っています。 差別の定義、 法の対象範囲、 ワンストップ相談窓口、 障害女性の複合差別等重要課題はどうなるのか。 最新の情勢とともに、 基本方針に盛り込みたい重要課題を整理し、 今後の見通しを報告します。
報告:佐藤 聡(DPI日本会議事務局長)
13時45分-14時45分
■全体会 第2部「コロナ禍で障害者が置かれている状況」
新型コロナウィルス感染拡大で、 各地の入居施設や精神科病院でクラスターが発生しています。 沖縄では入居施設と精神科病院での死亡者が70名を超えましたが、 どのような状況で発生したのか情報の開示はなく、 実態が見えてきません。 自立生活センター・イルカでは、 感染が確認された際には速やかに転院出来る体制を構築することや、 クラスターの原因究明と公表を県に働きかけ、 運動に取り組んでいます。
一方、 在宅でコロナ感染者がでるとどうなるか。 今年の夏にある介助派遣事業所で感染者がでましたが、 濃厚接触者が特定されないなど保健所が機能していない実態が明らかになってきました。 さらに、 その介助派遣事業所でクラスターが起こっているという風評被害にあったり、 他の事業所が介助派遣を引き上げるなど、 深刻な問題が起きています。
このような状況の中、 国連障害者委員会では、 脱施設ガイドラインの策定に取り組んでいます。 ヨーロッパ、 ラテンアメリカ、 アジア・オセアニア地区等でコンサルテーション(障害者団体等のヒアリング)を実施し、 DPIも参加しました。 これらの意見を元に脱施設ガイドラインが策定され、 9月には素案が公表され、 来年には確定する見込みです。 今後、 日本での地域移行を進める大きなポイントになるものなので、 どのようなものかガイドラインの内容についてご報告いただきます。
コロナ禍で起きている各地の課題を把握し、 いまこそ地域移行を進めるために、 議論を深めたいと思います。
1.自立生活センターからの報告
・長位 鈴子(沖縄県自立生活センターイルカ理事)、早坂佳之(同 スタッフ)
・地村 貴士(自立支援センターぱあとなぁ代表)
2.「国連の障害者権利委員会 脱施設ワーキンググループの取り組みについて」
長瀬 修(立命館大学衣笠総合研究機構教授)
3.まとめ
コーディネーター 平野 みどり(DPI日本会議議長)
14時45分-15時 質疑応答
15時-15時15分 休憩
15時15分-17時
■権利擁護分科会「精神障害者の人権を考える。 わたしたち障害者の役割」
大型クラスターが多発する精神科病院。 「腎不全をおこしている」「排便の処理さえされておらず、 何日も下着を替えてもらえなかった」「床ずれがひどく、 深い傷跡になっている」患者さんたち。 もっと早く気づけばよかったと思います。 しかし彼らがいたのは治療の名のもとに成立しているはずの精神科病院です。
「精神障害者を社会の保安のために入院させているんだ。 精神科病院がその役割を果たさないと困るのは警察と保健所だ」と言い放つ日本精神科病院協会会長の山崎學医師。
隔離収容主義のもとに成立する精神科病院は、 狭く、 閉ざされていて、 精神科特例で人的配置も一般科に比べて少ないです。 コロナ感染症が猛威をふるう条件が揃っています。 しかし忘れてはいけません。 インフルエンザの流行のときも、 この精神科病院の悲惨な状況はあぶりだされていました。 「いい精神病院が成立するためには、 周縁に悪い精神病院を必要とする」という真実は、 宇都宮病院事件(1983年)の当初からいわれていることです。
どうしたら、 この犯罪的ともいえる権利侵害を繰り返す精神医療、 精神医療行政を変えることができるのか。 わたしたち障害者がなすべきこと、 自分ができることは何かを問い直したいです。
報告者
1.青山 浩平(NHKディレクター「ETV特集『精神科病院と新型コロナ』」制作者)
この特集は、 都立松沢病院のコロナ感染症集中治療室を1年間に渡り取材し、 新型コロナなあぶり出した日本の精神医療・精神医療行政の問題点を的確に表した。 当事者や医療従事者の生の声を聞くことができるドキュメント。
2.吉田 明彦(兵庫精神医療人権センター)
神出病院事件に取り組む吉田明彦さんから、 明るみになってきた事件の真相と神出病院存続を支える背景を語って頂きます。
コーディネーター:加藤真規子(精神障害者ピアサポートセンター・こらーるたいとう)
2日目:11月28日(日)(10:00〜16:40)
10時〜11時45分
■地域生活分科会「どう変える!?障害者総合支援法〜権利条約の完全実施につながる法改正を!〜」
現在、 障害者総合支援法の見直しに向けた検討が社会保障審議会障害者部会で進められています。 国連障害者権利委員会による日本の条約審査も控えている中、 条約の完全実施という視点からの総合支援法改正が必要です。
国連障害者権利委員会では脱施設ワーキンググループによる地域別コンサルテーションが実施され、 脱施設ガイドラインの策定も進められています。 こうした条約体の動向も踏まえ、 現状ではあまり進んでいない日本における施設や病院、 親元からの地域移行を推し進めていく上での課題についても議論します。
登壇者
・丹羽 彩文(全国地域生活支援ネットワーク事務局長)
・鈴木 良(同志社大学)
・田中 正博(全国手をつなぐ育成会連合会専務理事)
・尾上 浩二(DPI日本会議副議長・内閣府障害者施策アドバイザー)
休憩(11時45分-12時45分)
12時45分〜14時30分
■障害女性分科会「NIPT(出生前遺伝学的検査)に潜む課題とリプロ-それぞれの生き方を認める社会へ-」
2013年に導入されたNIPT(母体血を用いた出生前遺伝学的検査)は非認定施設で拡大の一途をたどります。
厚労省の専門委員会が検討し、 今年5月に報告書が公開されました。
これに対し、 DPI女性障害者ネットワークは障害女性の立場から意見書を作成、 厚労省などに提出しました。 この意見書を通じて社会に伝えたいことは何かを語ってもらいます。
一方、 障害男性はどう捉えるのか?後半は、 NIPT検査とリプロ(性と生殖に関する健康・権利)について、 障害当事者が自らの体験を元にパネルディスカッションを行い、 共に考えたいと思います。
〇報告
須賀 ナオ(DPI女性障害者ネットワーク)
米津 知子(DPI女性障害者ネットワーク)
〇指定発言
二階堂 祐子(国立民族学博物館外来研究員・近畿大学非常勤講師)
〇パネルディスカッション
佐々木 和子(京都ダウン症児を育てる親の会)、
佐々木 貞子(DPI女性障害者ネットワーク)、
下林 慶史(日本自立生活センター事務局長)、
野々村 好三(障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会事務局)
〇コーディネーター
村田 惠子(全国頸髄損傷者連絡会副会長・京都頸髄損傷者連絡会会長)
休憩(14時30分-14時45分)
14時45分〜16時30分
■国際協力分科会「アジア太平洋からみたSDGs」
2015年9月25日に国連総会でSDGs(持続的開発目標)が採択されてから6年目、 SDGs達成期限まで残り9年あまりとなっています。 「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念を実現するための政策・施策では、 特にコロナ禍でのその達成の難しさが言われています。
障害分野では、 CRPD(障害者権利条約)実施の原動力ともなっている「アジア太平洋障害者の十年(2013‐2022)」終了後も見据えて、 「取り残されない」ための戦略を「十年後」のあり方を含め討論していきます。
基調講演1「Covid-19と障害者」
コロナ対策の最前線にあるWHO(世界保健機関)から、世界レベルでの障害者へのCovid-19の影響をビデオで報告して頂く。
チャパル・カスナビス(WHO補助技術・医療機器ユニット長)
基調講演2「コロナ禍の混乱した現実から障害インクルーシブなアジア太平洋の未来へ」
秋山愛子(国連ESACP(アジア太平洋経済社会委員会)障害担当官)
〇対話「私たちはどう国際社会と歩みをあわせていくのか」
アジア太平洋のCovid-19による厳しい現実も伝えられる中、 私たち障害者団体はCRPDやSDGsを通して様々なことを試みてきました。 このピンチをチャンスとしてさらに障害者の権利が強固なものとなるよう、 アジア太平洋障害者の十年後、 SDGsが終わる2030年後の障害をめぐる状況を考えます。
登壇者:秋山愛子×西村正樹(DPI日本会議副議長)
司会・進行 平野みどり(DPI日本会議)
16時30分〜16時40分 閉会の挨拶、 終了
以上
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■DPI日本会議メールマガジン(21.11.25)第728号
☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
DPI日本会議メールマガジン(21.11.25)第728号
こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
シンガポールで知的障害のある少年が、司法プロセスを理解できるような配慮がされないまま、麻薬密輸の疑いで死刑執行が行われる予定となっています。
シンガポールの精神障害当事者活動家のEmmyさんが、知的障害者への死刑執行停止を求める要請への賛同を集めています。
賛同される場合は、emmy.charissa@gmail.comまで直接ご連絡をお願いします。
■概要
・当該の少年はマレーシア人でシンガポールで麻薬密輸の疑いで逮捕された
・知的障害があり、司法プロセスなどを理解できるような配慮がなされないまま公判が進められた
・判決は死刑、11月10日に執行されるとの通知が家族に来ていたが、死刑囚の当事者がコロナに感染し、延期になっている。
・12月6日からの休暇期間に入り、1月に持ち越しになるが、それまでに何らかの事態が起きるのか、わからない。
以下、We Who Witness(外部リンク)に掲載されていた呼び掛け文の翻訳になります。
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障害者からの呼びかけで、ナガエントラン a/l K ダルマリンガムの死刑執行が間近に迫っていることを阻止する。
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2021年11月23日、シンガポールからの更新。
皆さん、連帯してくださってありがとうございます。驚くべき反応があり、障害者の運動がいかに強力であるかを物語っています。
控訴裁判所の最終審問でCOVID-19の検査結果が陽性であったため、ナガエントランの死刑執行は一時的に停止されました。これは、彼が死刑を執行される予定だった前日のことでした。現在、彼は隔離されており、電話での連絡しか許されておらず、家族からは熱が出ているとの報告を受けています。彼の家族はマレーシアに戻っています。
控訴審の新たな審理日がいつになるのか、審理後どれくらいで死刑執行が行われるのかはわかりません。かつて、当初の死刑執行スケジュールでは、控訴審が不調に終わった数時間後に、家族に最後のお別れをする機会もなく、死刑が執行されたことがあったことを思い出します。
しかし、裁判所以外では、政府や大統領も死刑執行を止めることができます。この声明はまだ署名を受け付けていますので、署名をしたいけど機会がなかったという方は、まだ間に合います。ありがとうございました。
私たち障害者は、シンガポール政府と大統領に対し、知的・心理社会的障害者であるNagaenthran a/l K Dharmalingamの差し迫った死刑執行を停止するよう求めます。
この声明では、私たちが理解している、あまり知られていないかもしれないが、障害者の生命に対する権利と尊厳、そして司法へのアクセスを確保するために不可欠な点について、国民と国家に伝えたいと思います。私たちが取り上げるのは
1.障がい者とは?
2.知的障害者や心理社会的障害者に死刑を課さないようにという具体的な呼びかけがなされている理由
3.適正手続きと公正な裁判の保証の障害と、障害者のための手続き上の便宜の必要性
4.障がい者の司法への真のアクセス
5.障害者が何を必要としているかを認識し、それを実現するためのアクセス可能なタイムラインを提供する必要がある。
■前文
あまりにも長い間、障害者のニーズは、私たちが実際に言っていることに注意を払わない非障害者によって決定されてきた。私たちは、「複雑すぎて理解できない」と言われてきました。私たちは箱に入れられ、非障害者が理解しやすいように白黒のラベルを貼られてきました。そして、特定の診断ラベルに合うか合わないかで、特定のサポートを必要とするかしないかが決まり、他人の視点で特定の治療が適切か適切でないかが決まるのです。これでは、私たちの生活は成り立ちません。
また、私たちが求める支援が善意とみなされ、公正な裁判を受けることを含め、人生のあらゆる側面に公平に参加するための私たちの権利ではないのであれば、社会は包括的であるとは言えません。
■障がいのある人とは?
シンガポールが締約国となっている国連障害者権利条約(CRPD)では、障害に対して、個人的・医学的なアプローチではなく、相互作用に基づくアプローチをとっています。CRPDは次のように述べています。
障害は発展途上の概念であり、障害者が他の人と平等に社会に完全かつ効果的に参加することを妨げる態度的および環境的な障壁との相互作用から生じるものである。
つまり、Nagaenthran氏の正確な医学的診断は問題ではないということです。つまり、Nagaenthranの正確な医学的診断が問題なのではなく、彼の行く手を阻む障壁があったことが問題なのです。刑事訴訟制度は一人で乗り越えるのは難しく、裁判所の専門家でさえ、Nagaenthranさんがコミュニケーションや思考に大きな違いがあることを否定できませんでした。
私たちは、Nagaenthranが、注意力、言葉の流暢さ、セットシフト、抽象的な推論、戦略形成、問題解決に困難を抱えていることを知っていますし、誰を信頼すべきかを知ることにも困難を感じていたかもしれません。これは、知的障害者、心理社会的障害者、自閉症者である私たちの多くが経験していることです。
私たちは、Nagaenthran氏を知的障害者や心理社会的障害者の一人とみなしています。私たちは、彼があらゆる手続き上の便宜を図る権利を持っていたと確信しています。その中には、警察での取り調べや法廷での手続き上の便宜を主張し、偏見を払拭し、感情的なサポートやコミュニケーションの円滑化を図ることを仕事とする司法促進者も含まれています。これは、彼が逮捕された時から、刑事法制度との関わり合いの中で提供されるべきものでした。
■知的・心理社会的障害のある人への死刑廃止が具体的に求められている理由
シンガポールは、「障害者権利条約」に署名・批准しています。批准とは、国が法律を条約に合わせることに法的拘束力を持つことを約束することで、シンガポールの場合はその約束が守られています。それにもかかわらず、シンガポールは、障害者に対する死刑執行のような違反行為を直ちに停止しなければなりません。そして、大統領の慈悲や、その後の法律の変更による即時モラトリアムによって、それを実現することができるのです。
Nagaenthran氏を処刑することは、間違いなくCRPDに基づくシンガポールの義務に違反します。特に、生命への権利に関する第10条、司法へのアクセスに関する第13条、拷問または残虐、非人道的もしくは品位を傷つける取り扱いや罰からの自由に関する第15条などに違反することになります。
CRPD委員会は、複数の最終見解において、特に知的・心理社会的障害のある人の死刑を廃止するよう求めており、各国に対し、現在のすべての死刑判決を停止し、知的・心理社会的障害のある人の死刑執行を停止するよう求めています。
さらに、CRPD委員会は、イランに対する最終観測において、「障害者、特に心理社会的および/または知的障害のある人は、刑事手続きにおいて、手続き上の便宜が図られていないため、死刑に直面する危険性が高いかもしれない」と懸念を表明しています。
■適正手続きと公正な裁判の保証に対する不均衡な障壁、および手続き上の便宜の必要性
障害者の権利委員会が表明しています。
CRPD委員会は、知的障害者や心理社会的障害者に死刑を課さないという義務は、公正な裁判の保証や手続き上の便宜が不均衡かつ差別的に否定されていることに根拠があると考えています。
シンガポール自身も、手続き上の配慮の重要性を認めています。しかし、シンガポール版の司法ファシリテーターであるAppropriate Adult Scheme5は、
Nagaenthranが警察に取り調べを受けた2009年には存在していませんでした。ストレーツ・タイムズ紙は2015年にAppropriate Adult Schemeの重要性について報じており、同スキームのボランティアが、同スキームが支援しようとしている人は「警察などの権力者を恐れている」ために「簡単に告発に同意してしまう」ため、同プログラムは重要であると述べている6。このことは、Nagaenthranが最初の警察の捜査で行った自白を、彼の最も権威ある声明として受け取ることが公正であるか、あるいは正当な理由があるかどうかについて疑問を投げかけている。
さらに、裁判所が、ナガエントランが精神保健の専門家に対して一貫性のない供述をしていたと批判したことに対して、私たちは同じ障害者として、
医療や精神保健の専門家も絶対的に権威のある人物であり得ることを確認したいと思います。私たちの多くは、医療上のトラウマを経験したり、医師との間で人間性を失うような嫌な経験をしたりしています。犯罪ではない場合でも、医師のそばでは安心できないことがあります。また、医師のそばで安心できるかどうかによって、異なる専門家に異なることを言うことがあります。私たちが話す内容に矛盾があるのは、しばしば恐怖心からくるものです。
■障がい者の司法アクセスについてのシンガポールの発言
今年4月のCRPD委員会への回答の中で、シンガポールは強調して次のように述べています。
法的手続きのすべての段階で、障害者の司法への効果的なアクセスを促進する手続き上の便宜が図られています。警察は、精神障害のある容疑者や目撃者を特定し、捜査中に彼らが経験するトラウマを軽減するための措置をとるよう訓練されている。
Nagaenthran氏は、10年間にわたる警察とのやりとり、裁判、控訴において、これらの手続き上の便宜が図られませんでした。彼には弁護士がついていましたが、裁判所は、CRPD委員会が共同で発表した「障害者のための司法へのアクセスに関する国際原則とガイドライン」で求められている手続き上の便宜を図っていません。
■障がい者のための真の司法アクセス
障害者のための司法アクセスとは何かについての真の理解は、ごく最近になって顕著になってきたものであり、これは障害者自身のアドボカシーと中心的な参加によって達成されたものである。国連が発表した「障害者のための司法へのアクセスに関する国際原則とガイドライン」は、ナガエンスラン氏の控訴審裁判と2019年の大統領恩赦申請の失敗を受けて、昨年2020年8月に発表されたばかりです。
何世紀にもわたって差別されてきた私たちにとって、国家が司法へのアクセスを採用して実施することは、大きな変化をもたらすため、最も緊急を要することです。例えば、メキシコのNGO「ドクメンタ」による最先端のアドボカシーとトレーニングのおかげで、また、メキシコシティの刑事法制度で認められている司法ファシリテーターが導入されてからは、逮捕時から手続き上の便宜が図られていなかったために、障害を持つ被告人に対して刑事手続きを開始することはできないという判決が裁判官から下されたケースもあります。
■私たちがいなければ、私たちのこともわからない
今回の死刑執行が発表された後、私たちがアドボカシー活動を行う時間は、特に知的・心理社会的障害を持つ私たちにはほとんどないことに注目したい。私たちの中には、情報を読んだり、この問題について自分の考えを述べたりするのに長い時間がかかる人もいます。自分に起きていることについての情報にアクセスするために、読みやすいバージョンを必要とする人もいます。
私たちの中には、11月10日までにこれらのことをすべて行うことができず、私たちが対応する前にNagaenthranが処刑されてしまうかもしれません。私たちの多くは、物事をどれだけ早く終わらせるべきかという規範的な基準を満たさない自分を憎んでおり、ナガエ ントランの死についても自分を責める人がいるだろう。これは、死刑のような不可逆的な刑罰を障害者に課してはならないもう一つの理由です。
■差別的な社会、アクセスできない刑事法制度の後に、残酷で不可逆的な刑罰が待っている
ナガエントランさんの場合、警察での取り調べの際も、法廷での尋問の際も、最初から手続き上の便宜が図られておらず、全くない状態でした。つまり、障害者の司法アクセスに関する現在のベストプラクティス、さらにはシンガポール独自の現行基準に基づく真のデュープロセスが否定されたのです。
司法へのアクセスが障害者にとって平等に満たされているかどうかを確認するには、常に主観性とそれゆえの恣意性の要素が加わります。このような不均衡な恣意性が存在する場合には、死刑という最終的な刑罰を適用すべきではありません。
ナガエンスランのような人々、私たちのような人々は、日常生活の中で差別に直面しています。私たちのような人々は、日常生活の中で差別に直面しています。
雇用における差別に直面し、受け入れてもらうことが難しく、暴力、虐待、搾取を経験したり、脅かされたりする可能性が高くなります。私たちの多くは、このようなメッセージや、私たちの人生には生きる価値がないと言わんばかりの近寄りがたい社会によって、自殺に追い込まれています。私たちはあなたに尋ねます。このような状況下で、Nagaenthranの処刑は、私たちが障害者としての価値を持つことについて、どのようなメッセージを伝えるのでしょうか?
ナガエントランは、社会や刑事法制度によって障害を負った人です。そして今、彼にとってアクセスできない世界や裁判制度を乗り越えた後、彼は人間性の究極の拒絶である死刑に直面しています。
私たちは、ナガエントランが、自分の行動に対する精神的責任を免れ、したがって死刑を免れることになる「精神の異常」の資格を得るための一定のテストを満たしているかどうかではなく、国家が何を提供したか、あるいは提供しなかったかが中心的な問題であると考えます。このケースでは、国が提供しなかったのです。
私たちは、シンガポールの刑事法制度が、障害者のための司法や司法へのアクセスに関する最新の基準や新たなベストプラクティスを研究する必要があることを強調します。
私たちは、障害者権利条約および「障害者のための司法アクセスに関する国際原則とガイドライン」に沿って、障害者の死刑を直ちにモラトリアムすることを求めます。
私たちは、シンガポール政府とシンガポール大統領に対し、a/l K Dharmalingam の死刑執行を停止するよう求めます。
(www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました)
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▽呼びかけ動画(youtube)
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DPI日本会議メールマガジン(21.12.01)第729号
こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2021年12月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これをみれば一目瞭然!
▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/kokonichuumoku202112/
■──── 今月はここに注目! もくじ ─────■
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凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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【地域生活】
○社保審障害者部会 障害者総合支援法の見直しに関する中間とりまとめの議論がはじまる
【バリアフリー】
◎第2回都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン改訂委員会 12月17日(金)午前
◎パブコメ:軌道法施行規則及び鉄道事業法施行規則の一部を改正する省令案及び同制度案の運用細目を定める通達案に関するパブリックコメントの募集について
◎斉藤国土交通大臣に要望(日程未定)
○鉄道車両における車椅子対応トイレ・コンセント位置等に関する実証試験トイレの実証実験(非公開)
【権利擁護】
◎内閣府障害者政策委員会 第60回12月13日(月)午後
【国際協力】
◎知的障害者への死刑執行停止を求める要請に賛同しましょう。
○12月3日は国際障害者の日です
○「アメリカ大使館主催:インクルーシブな障害者雇用の実現に向けて - 障壁の除去、障害者の能力や才能を生かす取り組み」のビデオ
△「障害とビジネスフォーラム」に関するビデオ
【障害女性】
◎直近の裁判の日程
◎旧優生保護法裁判を支援する福岡の会 旧優生保護法違憲訴訟 提訴から2周年企画
○今後の裁判日程
○Zoom みんなで話してみよう がっこうの中の優生思想
【雇用・労働・生活保護・所得保障】
◎勉強会「雇用施策と福祉施策の連携による重度障害者等の就労支援」について学ぶ
○国連障害者委員会が障害者権利条約第27条(労働及び雇用) 第8号 一般的意見草案を公表し、草案への意見を募集中
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地域生活
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〇注目!
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社保審障害者部会 障害者総合支援法の見直しに関する中間とりまとめの議論がはじまる
<ワンポイント解説>
社保審障害者部会では、障害者総合支援法の見直しに向けた今後のスケジュール案として、
12月中に中間とりまとめ、令和4年5月以降にとりまとめという方向性が示されました。
12月の開催日は3日に予定されていますが、中間とりまとめに向けてどのような議論がされるのか、要注目です。動画についてはしばらくアーカイブでの閲覧も可能なようですので、当日リアルタイムでの傍聴が難しい方もお時間のある時にチェックしてみてください。
なお、3日以降の日程についてはまだ公表されていませんので、関心のある方はこまめに厚労省のHPを確認してみてください。
○開催日時:令和3年12月3日(金)14:00〜16:00(予定)
3.議題(予定):
(1)とりまとめ(案)について
(2)その他
▽社会保障審議会 障害者部会(外部リンク:厚労省)
※当日の資料は資料欄に、Youtube配信のリンクは開催案内のページに12月2日(木)までに掲載される予定です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126730.html
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バリアフリー
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◎大注目!
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第2回都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン改訂委員会 12月17日(金)午前
<ワンポイント解説>
9年ぶりに公園のガイドラインが見直されることになり、11月5日に第1回委員会が開かれました。バリアフリールートの複数化、公園の入り口の車止め(バリカー)の形状・配置の見直し、バリアフリートイレの機能分散、車椅子使用者用駐車施設の構造に関する記載の見直し・充実、適正利用の推進、野外音楽堂等の車椅子使用者用観覧スペースの設置数の最低数を記載等が盛り込まれることが示されました。実質的な議論は今回が最後になり、年明けの第3回で改訂内容が確定し、パブコメを経て3月末に確定というスケジュールです。
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◎大注目!
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パブコメ:軌道法施行規則及び鉄道事業法施行規則の一部を改正する省令案及び同制度案の運用細目を定める通達案に関するパブリックコメントの募集について
○ 意見募集期間:令和3年11月19日(金)〜令和3年12月18日(土)必着
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public
<ワンポイント解説>
鉄道の料金に最大10円上乗せし、そのお金でバリアフリー整備を進めるという新しい政策です。ホームドアやエレベーターの設置、ホームと車両の間の段差・隙間の縮小、バリアフリートイレ等の設備の費用に当てます。
当面は、東京、名古屋、大阪の事業者を対象にし、2023年春から新料金体系を導入予定です。この料金を導入する事業者は、国からのバリアフリー整備の補助は受けられなくなります(従来はエレベーターの設置費用の1/3は国が出していた)。その浮いた費用(国の補助金)は、地方に重点的に配分し、地方のバリアフリー整備を進めるということです。
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◎大注目!
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斉藤国土交通大臣に要望(日程未定)
<ワンポイント解説>
新たに就任された斉藤鉄夫国土交通大臣にバリアフリー整備の要望をしたいと考えています。日程は未定ですが、実施次第DPIのHPにてご報告します。
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○注目!
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鉄道車両における車椅子対応トイレ・コンセント位置等に関する実証試験トイレの実証実験(12月2日(木)・非公開)
<ワンポイント解説>
特急車両の基準見直しの意見交換会が春から開かれておりますが、車両内のバリアフリートイレの基準も見直したほうが良いのではないかという意見があり、実証実験を行うことになりました。非公開ですが、都内で10数名の車椅子ユーザー(手動、簡易電動、電動、ハンドル形)が参加し、トイレやコンセント位置のテストを行います。結果は、後日開かれる特急の意見交換会で報告されると思います。なお、今月中に第8回の特急車両の意見交換会が開かれ、取りまとめがまとまる見通しです。
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権利擁護
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◎大注目!
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内閣府障害者政策委員会 第60回12月13日(月)13:30-18:00
【議題】
○障害者差別解消法に基づく基本方針の改定に係る事業者団体等へのヒアリング
○障害者差別解消法に基づく基本方針の改定に係る地方団体へのヒアリング
○国連障害者権利委員会の審査に向けた審議
○障害者基本計画(第5次)の論点について
<ワンポイント解説>
政策委員会では、現在、1)障害者差別解消法基本方針の見直し、2)第4次障害者基本計画の実施状況の監視と第5次障害者基本計画の策定、の2つを並行して取り組んでいます。
1)の見直しは前回、地方公共団体と事業者団体のヒアリングが終わりました。2)については実施状況の監視が終わり、次回以降に第5次計画の論点が示され、議論が展開されて、2022年度中に第5次計画が策定されます。さらに、2022年夏に予定されている国連障害者権利委員会の対日審査に向けて、政策委員会としての意見の取りまとめも実施されることになりました。このように大きな3つの課題に取り組んでいきますので、ご注目ください。
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国際協力
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◎大注目!
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知的障害者への死刑執行停止を求める要請に賛同しましょう。
▽こちらにも掲載しています(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/advocacy/singapore_death_penalty/
<ワンポイント解説>
シンガポールの精神障害当事者活動家Emmyからの要請です。
・少年はマレーシア人で、シンガポールで、ティースプーン3杯分の薬物を持っていたため、麻薬密輸の疑いで逮捕された。
・知的障害があり、司法プロセスなどを理解できるような配慮がなされないまま公判が進められた。
・判決は死刑、10日に執行されるとの通知が家族に来ている。
その後、執行予定の11月10日の直前に死刑囚の当事者がコロナに感染し、延期になっています。現在、面会も禁止で家族との電話のみでの連絡とのことですが、無事のようです。
発熱があったとも聞いています。このままなら、12月6日からの休暇期間に入り、1月に持ち越しになりますが、それでどうなるか、それまでに何らかの事態が起きるのか、予断を許しません。
裁判所だけでなく、大統領など死刑執行停止を命令できる人はいます。賛同および国内外への働きかけをお願いします。国際的な圧力が必要です。
賛同はこちらにおねがいします。
メール emmy.charissa@gmail.com
英語での情報は
https://wewhowitness.wordpress.com/2021/11/06/joint-statement-nagaenthran
https://www.youtube.com/watch?v=4dFYiiDZkU4
もしくはChange.orgに署名する方法もあります。
https://www.change.org/p/pardon-the-death-sentence-of-an-intellectually-disabled-man
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○注目!
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12月3日は国際障害者の日です。
今年のテーマは「"Fighting for rights in the post-COVID era"(ポストCOVID時代の権利のために戦う)」
<ワンポイント解説>
国連は以下のように解説しています。
今年は、世界的なパンデミックの文脈で、障害を持って生きる人々の課題、障壁、機会を祝っています。
2020年3月以降、COVID-19に対する国内外の対応により、地球上のすべての人が政治的、社会的、経済的に大きな影響を受けています。
今年は、国際障害者の日は、障害を持つ人々がCOVIDパンデミックの中で最も影響を受けた人口の一つであると認識するよう使われるべきです。
多くの人々にとって、限界、差別、脆弱性、搾取が日常的な要因である場合、日常的な医療やリハビリテーションサービスへのアクセスの減少、社会的孤立の顕著さ、公衆衛生情報の不十分な調整、不十分に構築されたメンタルヘルスサービス、特別なニーズを持つ人々のための緊急対応の欠如により、悪い結果のリスクが拡大されています。
我々は、国内外の公衆衛生当局者、政治代表者、支持者、支持者、およびすべての地域社会のすべての市民に対し、このパンデミックの間に障害を持つ人々の経験から学び、地球上のすべてのコミュニティの障害者が直面する障壁を減らす社会経済的ビルディングブロックへのより有意義な投資を推し進めるよう求めます。
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○注目!
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「アメリカ大使館主催:インクルーシブな障害者雇用の実現に向けて - 障壁の除去、障害者の能力や才能を生かす取り組み」のビデオ
<ワンポイント解説>
11月4日(木)、米国大使館は障害者を持つアメリカ人法(ADA)30周年を記念して2020年より障害者の権利や機会をテーマにした様々な講演会を開催していました。今回は全米障害者協会前会長のヘレナ・バーガー氏をお迎えし、米国の障害者雇用の現状、障害者の雇用促進、よりインクルーシブな職場の構築に成功した事例をご紹介いただきました。司会はDPI日本会議 崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)です。日部同時通訳、手話通訳、文字通訳がつきます。
https://www.youtube.com/watch?v=QA3Zh-LqxNA
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△よかったら見て
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「障害とビジネスフォーラム」に関するビデオ
障害とビジネスフォーラム -ESG投資と障害者インクルーシブな企業の価値- <ワンポイント解説>
ビジネスにおける障害者インクルージョンは、グローバルなビジネスリーダーにとって重要な議題となっています。ESGやSDGsなど企業の社会的責任が問われる中、人権の尊重やD&Iの促進は企業の持続的な成長に不可欠な要素となってきています。
このフォーラムでは、民間企業の経営層を主な対象に、障害者雇用や障害のある顧客に対する市場の拡大など、ビジネスに障害の視点を取り込むことが企業価値の向上に繋がることについて、国内外のビジネスリーダーや投資家、V500加盟日本企業とともに議論を行います。
(日本語音声/日本語字幕 Japanese ver.)
タイトル:障害とビジネスフォーラム -ESG投資と障害者インクルーシブな企業の価値-
https://www.youtube.com/watch?v=CFjJEILEtxo
(英語音声/英語字幕 English ver.)
タイトル:Business and Disability Forum -ESG Investment and The Value of Disability Inclusive Company-
https://www.youtube.com/watch?v=8S9hyxQAnqM
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障害女性
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◎大注目!
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直近の裁判の日程
★優生保護法国賠訴訟
・12月2日(木)第1回控訴審札幌高裁小島喜久雄さん
・12月8日(水)仙台高裁 控訴審第6回 飯塚淳子さん(仮名) 佐藤由美さん(仮名)
・12月13日(月)熊本地裁 匿名女性
・12月15日(水)第2回控訴審 札幌高裁 道央匿名カップル
★情報公開請求裁判
・12月7日(火)第6回期日14:30〜大津地裁
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◎大注目!
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福岡にて提訴2周年の集会が開催されます。
旧優生保護法裁判を支援する福岡の会
旧優生保護法違憲訴訟 提訴から2周年企画
福岡県内のろう夫婦(朝倉夫婦・仮名)が福岡地裁に提訴したのは2019年12月24日。あれから、はや2年が経ちました。誰でも参加OKです!
■日時:2021年12月12日 (日)14:00〜16:30
■会場:福岡県弁護士会館(〒810-0044 福岡県福岡市中央区六本松4丁目2−5)
■参加料:500円
※講師の交通費・会場代に充当する予定です
■講師:全日本ろうあ連盟 理事長 石野富志三郎氏、日本障害者協議会 代表 藤井 克徳氏
■内容
・福岡弁護団からの報告 ・原告の挨拶 ・質疑応答
・事務局からのお知らせとお願い ・その他
※手話通訳・要約筆記あります
【お問い合わせ】
電話:092-406-3406
住所:〒810-0062 福岡市中央区荒戸3丁目3-39
メール:shienfukuoka@ffd.or.jp
〜支援する福岡の会へ入会お願いします!〜
一口1,000円です。
▽チラシはこちらからダウンロードください(PDF)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2021/11/bca5232c515028185e24878a14304dc7.pdf
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〇注目!
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今後の裁判日程
2022年
2月15日(火)大阪第3次原告第1回控訴審13:50〜加山まり子さん(仮名)徹さん(仮名)聴覚障害のあるカップル
2月22日(火)14:30〜大阪高裁判決 空ひばりさん(仮名)野村花子さん・太郎さん(仮名)
3月11日(金)東京高裁判決 北三郎さん(仮名)101号大法廷
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〇注目!
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<優生思想をほぐす Part 3>「Zoom みんなで話してみよう がっこうの中の優生思想」
今、出生前検査や着床前検査が急速に拡大しようとしています。これらは、妊婦らのニーズに応えるためであり、検査を受けるかどうか、検査の結果を受けて妊娠を継続するかどうかは妊婦(カップル)の「自己決定」だと言われています。しかしながら、障害のある“いのち”の多くが排除されているのが現状です。このような考えや思想は、いつ、どのようにして形成されるのでしょうか?
Part1と2では、障害のある人、妊娠した女性、障害のある人の親などといった立場から、出生前検査をめぐって日頃感じていること、考えていることについて率直に話し合ってきました。その中で、障害のある子を産まない/産めない・育てられないと考える背景には、その一端に、学校の中の差別や、日本が強く進めてきた障害児を地域から排除する分離教育があるのではないかとの意見が出されました。
そこでPart3では、パネリストや参加者それぞれの経験や、今、学校で起こっていることについて意見を出し合いながら、「がっこうの中の優生思想」をほぐしていきたいと思います。
Part 3も二部構成で行いたいと思います。
一部(午後2時〜3時15分)ではテーマについて、
藤原久美子さん(DPI女性障害者ネットワーク)、見形信子さん(神経筋疾患ネットワーク)、須賀ナオさん(DPI女性障害者ネットワーク)、佐々木和子さん(京都ダウン症児を育てる親の会)に対談形式でお話していただきます。
進行役は利光惠子さん(グループ生殖医療と差別)です。
二部(午後3時30分〜4時30分)では一部で話し合われたことについて「みんなで話してみよう」の実践ですので、話したいと思っておられる人におしゃべりに参加していただきます(15名に限定)。一部から聞いておられた方も、そのままおしゃべりを聞いていただければ、と思います。
次回のPart 4では「障害があっても地域で暮らす」を予定しております。
是非話し合いに参加してみたいと思っていただければとても嬉しいです。
■参加費:無料
■予約方法:予約は名前(ふりがな必須)、連絡先(E-mail 必須)、職種・団体(任意)、おしゃべりに参加する、又は聞くだけを明記の上、佐々木和子:kazuko-s@white.plala.or.jp まで申し込んでください。
■参加は事前予約とします(予約受付は、即日から 2022年1月25日(火)まで)。
■情報保障について当日は、手話通訳・要約筆記があります。必要な方は、予約時にご連絡ください。
■案内送付:予約された方には 1月26日(水)頃、案内および Zoom の URL をメールにて送信します。
■申し込みをされた方には、必ず「受付ました」の返信をしますので、1週間たっても受け付けの返信メールの届かない人はご連絡ください。 ■問い合わせ先:佐々木和子 E-mail:kazuko-s@white.plala.or.jp 携帯電話:090-8208-8622
主催:「優生思想をほぐす」実行委員会 共催:DPI女性障害者ネットワーク、グループ生殖医療と差別、神経筋疾患ネットワーク、
京都ダウン症児を育てる親の会、
後援:DPI日本会議・JWLI(Japanese Women's Leadership Initiative)
▽こちらにも掲載しています(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/20220129_zoom/
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雇用・労働・生活保護・所得保障
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◎大注目
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2021年12月6日(月)14:00〜
■勉強会「雇用施策と福祉施策の連携による重度障害者等の就労支援」について学ぶ」に岡部宏生・DPI日本会議常任委員が講師として登壇します。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/employmentokabe/
就労支援事業者や障害者雇用に関心のある企業を対象とした「重度障害者等就労支援特別事業」の勉強会に岡部宏生・DPI日本会議常任委員が講師として登壇します(※申込締切は11月30日(火)まで)。本制度は同行支援や介助が必要な重度身体障害等が通勤・勤務中に支援を受けられるよう、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)の助成金が地域生活支援促進事業と組み合わさる形で2020年秋から市町村事業として開始されたものです。
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◯注目!
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2021年12月6日(月)まで
■国連障害者委員会が障害者権利条約第27条(労働及び雇用) 第8号 一般的意見草案を公表し、草案への意見を募集中(締切12月6日(月))
詳細は以下(英文)をご覧ください。
https://www.ohchr.org/en/hrbodies/crpd/pages/crpdindex.aspx
この一般的意見の目的は、障害者の権利条約(CRPD)第27条に謳われている労働と雇用の権利の内容に関する締約国の義務を明確にするものであり、特に雇用・労働・所得保障部会としては、注目しています。
<一般的意見の目的>
一般的意見の目的については、規約上明示規定はありません。既に採択されている5件の一般的意見の目的について次のように示しています。
1)委員会による報告検討に関して得られた経験をすべての締約国の利用に供し、締約国による規約の一層の実施を促進させること。
2)非常に多数の報告で見られる不十分性につき締約国の注意を喚起すること。
3)報告手続きにおける改善を示唆すること。
4)人権の促進・保護につき国及び国際組織の活動を刺激すること、であり、全体として締約国の報告義務の遂行を援助すること、である。
以上の目的は、他の一般的意見にも当てはまるものであろう。
このような趣旨のゆえ、委員会は一般的意見の利用方法として、報告作成の際の利用及び報告検討の際の委員による利用(例えば、国家代表に対する質問に利用)を示している(もちろん、他に活用されることを阻止されるものではない)なお、従来採択の一般的意見は、特定国への言及はないが、それは「一般的」の語から当然ともいえよう。従って、特定国に対する援助ではなく締約国全体に対する援助と言うことになる。その意味では限界があるといえよう。
一般的意見に対し、締約国は見解(observations)を委員会に提出できる(第40条第5項)が、この権利を利用した国として、コンゴ(一般的意見12(21)及び13(21)につき)及びマダガスカル(一般的意見13(21)につき)がある。
【引用】規約人権委員会の一般的意見(佐藤文夫,成城大学法学部教授)
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今月のひとこと
朝、落ち込んでいたことを夕方にはすっかり忘れてしまう日がありました。
その日の日中は忙しくて、悩んでいるどころではなかったのです。
数年前の自分からは想像もできないことでした。
社会的な役割や責任があること、仲間のいる居場所があることの
大切さを改めて実感した出来事でした。
今年も早いものであと1ヶ月。師走をほがらかに駆け抜けたいものです。
(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
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■障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
https://yumekazek.com/blog/
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※DPI日本会議は認定NPO法人に認定されており、募金・寄付は控除の対象になります。
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*更新:兵頭 卓磨