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障害学研究会

2010 ・ 2011 ・ 20122013
2011年度 グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト
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last update:20120221

■目次

研究メンバー
研究会活動
成果
計画

2010年度の活動
2012年度の活動
2013年度の活動


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■ 研究メンバー

計26名 *所属などは2011年度時

氏名 所属
有松 玲 先端総合学術研究科 *
イム・ドクヨン(林 徳榮) 先端総合学術研究科
植村 要 先端総合学術研究科
大野 真由子 先端総合学術研究科
奥田 亜紀 先端総合学術研究科
金澤 真実 先端総合学術研究科
川口 有美子 先端総合学術研究科
岸田 典子 先端総合学術研究科
クァク・ジョンナン 先端総合学術研究科
小辻 寿規 先端総合学術研究科
権藤 眞由美 先端総合学術研究科
中村 雅也 先端総合学術研究科
新田 千春 先端総合学術研究科
坂井 めぐみ 先端総合学術研究科
酒井 美和 先端総合学術研究科
佐藤 浩子 先端総合学術研究科
鄭 喜慶 先端総合学術研究科
田島 明子 先端総合学術研究科
天畠 大輔 先端総合学術研究科
利光 恵子 先端総合学術研究科
牛若 孝治 応用人間科学研究科
八木 慎一 先端総合学術研究科
青木 千帆子 立命館グローバルイノベーション研究機構
野崎 泰伸 立命館大学
堀 智久 生存学研究センター PD
渡辺 克典 生存学研究センター PD
*プロジェクト研究代表者

◆事業推進担当者:立岩 真也


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■ 研究会活動

■第1回研究会

日時:5月19日(木)14:30〜17:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
内容:活動方針についての打ち合わせ

■第2回研究会

日時:6月13日(月)13:00〜16:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
報告(1):鄭 喜慶「韓国の障害者運動について」
報告(2):有松 玲「ゆめ風基金について」
ほか、震災に関するセッションに関する打ち合わせ

■第3回研究会

日時:7月18日(月・祝)13:00〜17:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
報告(1):渡辺 克典 「中途障害を語り紡ぎ、それを<学>とすること――『ボディ・サイレント』を読む」
対象本:ロバート・マーフィー『ボディ・サイレント――病いと障害の人類学』平凡社
副読本:ゴッフマン『スティグマの社会学』せりか書房
報告(2):八木 慎一「小児の在宅人工換気療法のはじまりと普及――「人工呼吸器をつけた子の親の会〈バクバクの会〉」の視点から」

■第4回研究会

日時:9月19日(月・祝)13:00〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
内容:障害学会・第8回大会報告の内容討議
報告(1):堀 智久「専門性の解体とその隘路――日本臨床心理学会の1970/80」
報告(2):有松 玲「東日本大震災と障害者政策―不公平の公平性―」
報告(3):青木 千帆子・権藤 眞由美「「福祉避難所」成立の経緯」

■第5回研究会

日時:10月21日(金) 13:00〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
内容:国際プログラム・報告の内容討議
報告(1):酒井 美和「ALS患者におけるジェンダーと人工呼吸器の選択について」
報告(2):有松 玲「障害者政策の現状と課題」
報告(3):クァク・ジョンナン「ろう児を持つろう両親の人工内耳選択に関する事例研究」
報告(4):林 徳榮「1950年代韓国におけるハンセン病者に対する虐殺と社会的視線」
報告(5):青木 千帆子・権藤 眞由美「激甚災害下における障害者の避難をめぐる制度の変遷」
報告(6):大野 真由子「本邦における「障害」の射程と身体障害手帳をめぐる問題」
報告(7):有松 玲「障害者手帳制度とサービス認定」
報告(8):堀 智久「日本の障害者運動と家族」
報告(9):安 孝淑「日本難病患者と家族」

■第6回研究会

日時:11月24日(木) 13:30〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
内容:合評会 野崎泰伸著『生を肯定する倫理へ』を批判的に読む
報告:野崎 泰伸 「たんに生きることだけをまずは肯定する社会へ」
参考:[外部リンク]Daily Life
   [外部リンク] 野崎泰伸『生を肯定する倫理へ 障害学の視点から』
   [外部リンク] 野崎書評つづき
   [外部リンク] 野崎書評 さらに続き

■第7回研究会

日時:1月19日(木) 14:00〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
報告(1):植村 要 「中途失明した女性が女性性の主体となることの可能性と困難――スティーブンス・ジョンソン症候群患者へのインタビュー調査から」『女性学年報』
報告(2):堀 智久 論文評:西倉 実季 「顔の異形(いけい)は「障害」である――障害差別禁止法の制定に向けて」『障害を問い直す』

■第8回研究会

日時:2月3日(金) 14:00〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
報告(1):渡辺 克典 「言友会の歴史と現在――吃音者宣言からSHG、社会的支援への取り組みへ」
参考:「吃音者における声の規範と当事者運動」
   「吃音者による組織的活動の現場」
報告(2):植村 要 「医療に関わる情報が患者会活動に与える影響について」

■第9回研究会

日時:3月15日(木) 14:00〜
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館416生存学書庫
内容:報告:野崎 泰伸「「障害者が生まれるから」原発はいけないのか」[外部リンク] 『部落解放』2012年1月号



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■ 成果

◇著書
野崎 泰伸,2011/06/30,『生を肯定する倫理へ』,白澤社

◇論文
◆ GOTO, Yuri, Katsunori WATANABE and Kazuhisa NISHIHARA,2011/06/30,"Theoretical Possibility of Social Movement: On the Thoughts of Koichi Yokozuka and 'Aoi Shiba no Kai'," Colloquium: The New Horizon of Contemporary Sociological Theory, 6: 171-185.
野崎 泰伸,2012/01/10,「「障害者が生まれるから」原発はいけないのか」,『部落解放』2012年1月号,655号,解放出版社
野崎 泰伸,2012/3/**,「批判に答えて――拙著『生を肯定する倫理へ――障害学の視点から』への批判に反論する」,『人間社会学研究論集』第7号,大阪府立大学
坂本 徳仁佐藤 浩子渡邉 あい子 2011/07/22 「手話通訳事業の現状と課題──3つの自治体調査から」坂本 徳仁櫻井 悟史『聴覚障害者情報保障論―─コミュニケーションを巡る技術・制度・思想の課題』,生存学研究センター報告16,160-170
UEMURA, Kaname,2011/08/**,"The Meaning of Self-presenting as a 'Cyborg'," Ars Vivendi Journal, 1: 2-17.
植村 要,2011/11/30,「中途失明した助成が女性性の主体となることの可能性と困難――スティーブンス・ジョンソン症候群患者へのインタビュー調査から」『女性学年報』32: 113-137.

◇ 国際学会報告

・口頭発表
青木 千帆子・権藤 眞由美,2011/11/09,「被災した障害者の避難をめぐる困難について」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
有松 玲,2011/07/09,「ゆめ風基金――東日本大震災における活動」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学
有松 玲,2011/11/09,「障害者手帳制度とサービス認定」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
大野 真由子,2011/11/09,「本邦における「障害」の射程と身体障害者手帳をめぐる問題」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
◆ 権藤 眞由美・青木 千帆子,2011/07/09,「被災地障がい者支援センターふくしまの活動」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学
堀 智久,2011/11/09,「日本の障害者運動と家族」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
渡辺 克典,2011/07/09,「言語障害者の当事者運動――吃音者「言友会」の歴史と現在」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学

・ポスター発表
有松 玲,2011/07/09,「ゆめ風基金――設立背景と理念」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学
有松 玲,2011/11/09,「障害者制度改革の現状と課題」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
イム・ドクヨン(林 徳榮),2011/11/09,「1950年代韓国におけるハンセン病者に対する虐殺と社会的視線――飛兎里(ビトリ)事件を中心に」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
植村 要・山口 翔・青木 千帆子,2011/11/09,「日本におけるスクリーンリーダー開発の歴史と情報保障」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
大野 真由子,2011/11/09,「「外在化」せざるを得ない病いとしてのCRPS(複合性局所疼痛症候群)――慢性疼痛と生きる患者と家族の事例から」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
クァク・ジョンナン,2011/07/09,「養護学校義務化制度をめぐる社会運動と政策――日本・韓国の比較考察」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学
クァク・ジョンナン,2011/11/09,「ろう児童を持つろう両親の人工内耳選択」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
◆ 権藤 眞由美,2011/11/09,「「福祉避難所」成立の経緯とゆめ風基金の提言」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
◆ 権藤 眞由美・有松 玲青木 千帆子,2011/07/09,「岩手・宮城・福島における「被災地障がい者支援センター」の活動経過」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学 [PDF]
◆ 酒井 美和,2011/11/09,「ALS患者におけるジェンダーと人工呼吸器の選択について」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
利光 恵子,2011/11/09,「日本における受精卵診断導入をめぐる論争――産婦人科医団体と障害者団体・女性団体の議論を中心に」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学
堀 智久,2011/07/09,「障害者・家族の運動の歴史――高度経済成長期/国際障害者年以降」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学
渡辺 克典・後藤 悠里,2011/07/09,「中部圏の障害者運動――1960年代から1980年代のゆたか福祉会、わっぱの会、AJUを中心に」 韓国・国際プログラム,於:韓国・京畿[キョンギ]大学
渡辺 克典,2011/11/09,「吃音の社会文化的研究とその影響」 第2回 障害学国際研究セミナー,於:立命館大学

◇ 国内学会報告
青木 千帆子,2011/07/31,「東日本大震災後の障害者運動の動き――災害支援のなかでの障害者」2011年度日本女性学会大会,於:名古屋市男女平等参画推進センター「つながれっとNAGOYA」
青木 千帆子・権藤 眞由美,2011/10/01,「「福祉避難所」成立の経緯」障害学会第8回大会(ポスター報告),於:愛知大学
有松 玲,2011/10/01,「東日本大震災と障害者政策―不公平の公平性―」障害学会第8回大会(ポスター報告),於:愛知大学
堀 智久,2011/10/01,「専門性の解体とその隘路――日本臨床心理学会の1970/80」障害学会第8回大会(ポスター報告),於:愛知大学
クァク・ジョンナン,2011/10/01,「韓国の人口内耳をめぐる制度と実態」障害学会第8回大会(ポスター報告),於:愛知大学
野崎 泰伸,2011/07/24,「障害者運動と労働の価値――生存と労働との価値序列について」,カルチュラル・タイフーン2011、於:海外移住と文化の交流センター
野崎 泰伸,2011/10/01,「災厄に向かう――阪神淡路の時、そして福島から白石清春氏を招いて」,障害学会第8回大会・ 特別企画トークセッション、於:愛知大学
◆ 山口 翔・植村 要青木 千帆子,2011/07/03, 「ブラウザ・ビューア閲覧型電子書籍のアクセシビリティにおける課題」情報通信学会第28回学会大会,於:専修大学
渡辺 克典,2011/10/02,「愛知の/から障害者運動を考える」障害学会第8回大会(大会シンポジウム基調講演),於:愛知大学

◇ その他
伊藤 佳世子佐藤 浩子 2011/07/20 「JDF被災地障がい者支援センターふくしまでの仮設住宅調査のボランティアレポート」
野崎 泰伸,2012/01/25 「(インタビュー記事)」,『そよ風のように街に出よう』82,りぼん社
野崎 泰伸,2012/02/26,『生を肯定する倫理へ』合評会,「福祉と環境の統合」研究会、於:名古屋
野崎 泰伸,2012/03/24,「障害者や病者・患者にとってのベーシックインカム」,集会「ベーシックインカムは、この生きづらさを解放するか?――在日コリアンと障害者の視点から」、於:京都府部落解放会館
渡辺 克典,2012/02/09,「吃音者による当事者運動の歴史とこれから」第43回くすのき研,於:大阪市立青少年センター


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■ 計画


T.研究内容等および「生存学」創成拠点にもたらす効果

(1)研究内容、目的、意義

◆研究内容
  「障害と社会」に関する理論および実証研究を行い、障害当事者の視点に根ざす、障害をめぐる「福祉」や「教育」という学問分野を包含し、それらの議論 の基礎となるような理論・学問分野を確立・発展させる。そのために参加者各々の関心に基づいて、研究成果を研究会で報告し、討議を行う。こうして参加者 が、自らの問題関心をより一層深め、障害学の発展に寄与することを目指す。

◆目的
  これまで本研究科には障害者に関する研究をするものは少なからず在籍し、それぞれが各自研究を進めてきた。しかし、障害者福祉や障害児教育、またリハ ビリテーションに象徴されるように、サービス供給者の視点から理論・実証研究を行うものが多く、障害当事者の視点、あるいは障害当事者と社会の関係性とい う視点は希薄であった。こういった視点・関係性に着目をしてきた障害学に関心を有する者が一堂に会して、互いの研究成果を報告し、討議する機会を設ける必 要がある。そこで、院生プロジェクトというかたちで「障害学」に関心を有する院生たちが一堂に会し、それぞれが研究成果を報告し、討議する場を設ける。院 生の有する問題関心と能力の可能性を最大限に引き出し、学会等での報告を通して、障害学の理論・実証研究に貢献することを目指す。

◆意義
  これまで障害者を対象とするサービス供給者中心の学問とは異なる、障害当事者の視点に立脚した研究を報告、討議、調査することによって、「障害学」と いう新たな学問分野の発展の可能性をさぐることができる。たとえば、障害児教育の分野ではインクルーシブ教育と言っていながら、一緒に学ぶことは必ずしも 障害を持つ本人のためにはならないとして障害者の意見が「障害者本人のため」という理由で押しつぶされている。また福祉の分野でも1970年代以降、障害 者運動により確立されてきた自立生活をすすめながらも環境が整わないことなどを理由に多くの障害者が施設や家族の下での生活を余儀なくされている。このよ うに、これまでの障害者を対象とする学問の枠には収まりきらない、障害当事者学としての「障害学」の可能性を探求することが可能である。

(2)「生存学」創成拠点にもたらす効果
  生存学は、病や障害を抱えた当事者の視点から、既存の学問の再構築をめざす学的プロジェクトであるともいえる。この点で、障害当事者の学である「障害学」の発展への寄与を目指す本院生プロジェクトは、「生存学」創成拠点の課題とも合致している。
  また、本院生プロジェクトの参加者が専門とする研究は、本来、十分に関連づけられ、体系だって明らかにされるべきものである。
  しかし、今まで参加者の行ってきた研究について、こうしたかたちで相互に関連づけて研究されることはほとんどなかった。本院生プロジェクトが採択され たなら、これらの研究を行う参加者が十分に討議し、それぞれの研究が相互に関連づけられた新たな取組を行うことが期待される。


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■関連項目(arsvi.com内)

障害学
災害と障害者・病者:東日本大震災

UP:20110523, 0524, 0614, 0616, 0617, 0619, 0622, 0719, 0811, 0824, 0920, 0922, 1015, 1023, 1106, 1117, 1125, 1221, 20120112, 0125, 0131, 0204, 0214, 0221
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