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アミティ




 アミティを学ぶ会
 http://www.cain-j.org/Amity/

 アミティは米国・アリゾナ州を拠点とする犯罪者やあらゆる依存症者の社会復
帰を支援する非営利団体です。治療共同体(Therapeutic Community)をベース
とした心理療法的なアプローチで、今までの生き方を見直し、新しい価値観を育
み、そして人生に向かいあうために、様々なプログラムやワークショップを行っ
ています。2000年4月1日〜13日には、日本でもアミティのスタッフを迎え、各地
で講演会やワークショップが行われました。その時、アミティを招へいした実行
委員会をもとに、アミティを学ぶ会が生まれました。
 犯罪の抑止とすべての暴力から自由になることは、多くの人びとの願いです。
そして、犯罪者の更生や社会復帰、依存症からの回復などなど、日本においても
アミティの活動を通して学べることは少なくないと考えています。もちろん、課
題はたくさんありますが、すべては人の問題であること、人と人/あるいは社会
との関係の中で生まれてくる問題であることにたちかえり、少しずつこの“生き
づらさ”を解きほぐす糸口を見つけたいと願っています。
 (上記ホームページより)


坂上 香・アミティを学ぶ会 編 200202 『アミティ・「脱暴力」への挑戦―傷ついた自己とエモーショナル・リテラシー』,日本評論社,233p. ISBN: 4535561885 1785 [amazon]



■2002 アミティスタッフ来日プログラム

◆東京・ワークショップ
 主催:アミティを学ぶ会(詳細は下記連絡先まで)
 連絡先:TEL&FAX 042-947-0750(山下方)
 日時:2月9日 (土), 10日(日) 10:00〜16:00

◆名古屋・講演会“暴力を繰り返さないために” 〜つらい経験からの回復をめざ
して〜  
 主催:子どもの虐待防止ネットワーク・あいち(CAPNA)
 連絡先:TEL:052-232-2880 FAX:052-232-2882
 日時:2002年2月11日13:30〜16:00(開場:13:00)
 会場:中電ホール名古屋市東区東新町(地下鉄栄駅下車徒歩5分)
 講師:ナヤ・アービター、ベティ・フレイズマン
 通訳:坂上香
 参加費:2,000円(通訳つき)
     子どもの虐待防止ネットワーク・あいち会員1,500円

◆岡山・講演会“暴力をくり返さないために” 〜加害と被害をみつめて〜
 主催:CAP岡山連絡会
 連絡先:TEL:086-25-8414 (事務局) TEL:086-277-7522(市場)
 日時:2月13日(水)18:00〜20:00
 会場:岡山県国際交流センター(2階国際会議室)TEL:086-256-2000 岡山駅
西口から徒歩1分
 講師:ナヤ・アービター、ベティ・フレイズマン
 通訳:坂上香
 参加費:1,000円(通訳つき)

◆京都・ワークショップ(詳細は下記連絡先まで)  
 主催:アミティ・ワークショップ関西実行委員会
 連絡先:TEL&FAX:075-956-5184(播方)
 日時:2月14日(木)13:00〜18:00

 

 以下,200002着

    ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

       "隠された過去への叫び"を聴く

      あらゆる暴力から自由になるために

    ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

アミティ(米国・犯罪者の社会復帰運動)の日本招聘のためにお力をお貸しくださ


                   アミティ招へい全国実行委員会

◎アミティって何?
 amityというのは「友情・友愛」を意味する言葉です。
 米国・アリゾナ州を拠点とする、犯罪者やあらゆる依存症者の社会復帰を支援する
非営利団体です。
 治療共同体(therapeutic community)と呼ばれる心理療法的なアプローチで、今まで
の生き方を見直し、新しい価値観を育み、そして人生に向かい合うために、定期的に
ワークショップを行ってきました。
 世界的に有名な精神分析家アリス・ミラーの考え方に沿って、なぜ犯罪を犯すよう
になったのかを子ども時代にまでさかのぼってみつめ、それぞれの傷を受け止めると
いう作業を行います。
 20年間試行錯誤を続け、全米で最も効果のあるプログラムのひとつとして注目され
てきました。

◎どんな人たちがケアを受けているの?
 アルコールおよび薬物濫用者から、社会に適応できないあらゆる問題を抱える人々
まで広範囲にわたります。裁判所の判断によって、刑務所など矯正施設に拘留される
かわりにアミティに送られてくるケースや、友人や家族によって連れてこられるケー
スなども。
 カリフォルニア州ドノバン刑務所では、アミティが薬物依存者のためのプログラム
を実施しています。そのアミティ施設での調査では、ケアを受けている人の平均年令
は31歳、逮捕歴の平均は27回、90%が少年時代から問題の徴候を表しはじめており、
そのほとんどが少年院などの施設で暮らした体験があります。
 「警察、裁判所、刑務所と、行く先々で『被害者にしたことを反省しろ』と言われ
続けてきたけど、いったい何をどのように反省していいのかわからなかった」と彼ら
は口にします。アミティによると、多くが子ども時代に何らかの虐待を受けており、
その記憶を抑圧することによって他人への共感や反省が生まれにくい状況が作り出さ
れ、よって犯罪や自傷行為に至るのだといいます。

◎どんなプログラムがあるの?
 アミティが独自に運営する開放施設(20万平方キロメートルの、塀もフェンスもない
敷地)で、100人程度が一定期間生活を共にする共同生活プログラム、刑務所内で受刑
者が中心となって行う刑務所内プログラム、社会復帰後のフォローアップ・ケアや訪
問サービスなど、広範囲にわたる支援を行います。また、ファミリー・セラピーや子
どもへのプレイ・セラピーなど、問題をかかえる本人だけではなく、家族へのケアも
充実しています。
 共同生活プログラムの年間予算は300万ドル。各種財団や政府機関からの助成金が主
な資金源です。

◎スタッフはどんな人たちなの?
 スタッフの多くは、以前受刑者だった体験をもつ人たちです。
 アミティのプログラムを受けた後、専門的なトレーニングを受け、カウンセラーの
資格を取り、インターンをつとめた後、ようやくスタッフとして認められる、という
のが典型的なパターンです。
 刑務所内プログラムでは、服役中の受刑者がスタッフとして働いています。彼らも
また、子ども時代に深刻な虐待を受けた被害者です。

◎どんな効果があるの?
「変わることは難しい。ここにいる仲間は私が失敗すると許してくれ、そのことを責
めることなく支えてきてくれた。責任あるひとりの女性として、そして母親として変
わるためには何が必要なのか、私自身がそのことに気づくように手助けしてくれた」
(参加者の言葉)。
 再犯率の低さに定評があります。
 ドノバン刑務所では、一般の受刑者の再犯率が63%のところ、刑務所内のアミティ
体験者の再犯率は26%、半分以下にとどまっています。また、再び犯罪を起こしたと
しても、犯罪の内容が軽くなる傾向にあります。
 社会復帰後も麻薬に手を出したり、問題行動に走らないように、継続的なサポート
を行っています。

◎アミティの声を日本で聞きませんか

     (山下英三郎 スクールソーシャルワーカー/アミティ招へい全国実行委員
会代表)

 人はどうして、いがみあったり憎しみあったりして暮らすことを選ぶのでしょう。
有史以来、決して短くはない歴史を重ねてきたのに、私たちは残念ながらお互いが平
和的に共存する叡知を未だ身につけるまでには到達していません。私たちの社会には
否定的な感情が満ち溢れています。
 その結果、ある時は、被害者の側に追いやられたり、場合によっては加害者の立場
に身を置くこともあります。さらに、加害者が、かつて自らが被害者であったり、被
害者が加害者になったりと、人が犯す行動は実に入り組み錯綜しています。
 そんな現実を踏まえるならば、被害者と加害者を分断して別個に論じても、決して
有効な手だてを見つけだすことはできないはずです。被害者でもあり加害者でもある
人々の心に触れ、それぞれがかかえている傷を癒すというプロセスを通してしか、私
たちは光明を見いだせないのではないかと思います。
 米アリゾナ州ツーソンにある『アミティ』は、この難題に長年取り組み着実な成果
を上げてきました。その活動には、私たちの社会が学ぶべきことが多々あるように思
います。
 代表者およびスタッフとして長年関わってこられたナヤさんとベティさんの話は、
不幸の連鎖を断ち切るためのヒントを与えてくれるはずです。

◎アミティ招へい全国実行委員会では、このアミティのスタッフを日本に呼び、講演
、ワークショップを含むイベントを全国で開催します。
 開催地は全国7箇所(東京、岐阜、京都、札幌、仙台、栃木、埼玉)。テーマや内容
は各地の主催団体によって異なりますが、ビデオや体験発表などのプレゼンテーショ
ンや心理療法的ゲームなどを通して、日本の参加者のみなさんと犯罪や非行をとらえ
直したり、暴力、虐待、依存といった問題行動と向き合うヒントを得ていただくのが
目的です。

日程
 4/1(土)東京 講演会(日弁連・東京弁護士会・第一東京弁護士会・第二東京弁護士
会主催) +ウェルカムパーティー(アミティ招へい全国実行委員会主催)
 4/2(日)岐阜 講演会(東海女子大学心理臨床相談室主催)
 4/4(火)京都 講演会(アミティ研究会京都主催)
 4/6(木)札幌 講演会(札幌アミティ実行委員会主催)
 4/7(金)仙台 講演会(「非行少年」を考えるみやぎ市民フォーラム主催)
 4/8(土)仙台 ワークショップ(「非行少年」を考えるみやぎ市民フォーラム主
催)
 4/10(月)宇都宮 講演会(栃木アミティ実行委員会主催)
 4/11(火)浦和 講演会(埼玉アミティ実行委員会主催)
 4/13(木)東京 ワークショップ(アミティ招へい全国実行委員会主催)
 (スケジュールは変更になる可能性があります。最新の情報についてはお問い
合わせ
ください)

 各地の連絡先
  東京 山下富美子(アミティ招聘全国実行委員会) 042-947-0750
  岐阜 長谷川博一(東海女子大学)        0583-89-2797
  京都 石塚伸一 (アミティ研究会京都)     075-645-8466
  札幌 内田信也 (北海道合同法律事務所)    011-231-1888
  仙台 花田洋子 (「少年非行」を考えるみやぎ市民フォーラム) 
022-244-3265
  栃木 小林正憲 (小林正憲法律事務所)     028-624-4863
  埼玉 設楽あづさ(アミティ実行委員会埼玉)   048-837-6939

◎来日するのはどんな人たち?

 ナヤ・アービター(Naya Arbiter) 現在のアミティを形づくった創設者のひとり。
1981年、アミティのスタッフとして参加。以来、仲間とともに独自のプログラムを開
発してきた。複雑な家庭環境のなかで、性的虐待を含むあらゆる虐待にさらされて育
った。10代なかばで麻薬の運び屋としてメキシコ・アメリカの国境を行き来し、刑務
所に服役した体験を持つ。その後、薬物依存症者の社会復帰施設シナノンで数年にわ
たって共同生活を送る。現在はカリフォルニア州でプログラムの開発やトレーニング
を行うことに専念している。

 ベティー・フレイズマン(Bette Fleishman) アリゾナ州のプログラム・ディレクタ
ー(事務局長)。ベティーは幼いころからポルノ雑誌に囲まれて育ち、父親からの性的
虐待にさらされて育った。その結果、性的な混乱が生じ、苦しんだという。元・薬物
依存者。ナヤの誘いで80年代なかばにアミティに加わり、以来、なやとともにさまざ
まな活動を行ってきた中心人物のひとり。現在はニューメキシコ州にオープンしたば
かりのアウトリーチ・プログラムの責任者を兼任。

◎アミティ招へいのために 招へい全国実行委員会からのお願い
 アミティ招へい全国実行委員会は、アミティのスタッフを日本に招きたい、と思っ
ているボランティアの集まりです。以上の紹介文をお読みになって、アミティの活動
に共感なさる方は、アミティ・スタッフの日本招聘にご協力をお願いします。一口
2000円の資金を集めています。ぜひ賛同人としてご参加ください。
 ☆賛助金振込先 00180-0-176174 アミティ招へい全国実行委員会
 お振込をいただいた方には、3月上旬に来日スケジュールの詳細をお送りします。

 アミティ招へい全国実行委員会呼びかけ人
  石川達(東北会病院副院長・ワナクリニック院長)
  石川憲彦(精神科医)
  奥地圭子(東京シューレ代表)
  落合恵子(作家・エッセイスト)
  芹沢俊介(評論家)
  長谷川博一(東海女子大学助教授・臨床心理士)
  広岡智子(子どもの虐待防止センター理事)

 問い合せ事務局 アミティ招へい全国実行委員会(代表・山下英三郎)
 〒359-1145 所沢市山口5036、37-1-107
 Fax 042-947-0750

 アミティに関する日本語資料
 ☆『癒しと和解への旅 犯罪被害者と死刑囚の家族たち』(坂上香 岩波書店)
 ☆「チーズ君の『殺害』」(三省堂ブックレット120号)
 ☆「隠された過去への叫びを聴く」(法学セミナー1999年4月号)
 ☆「閉ざされた魂の叫び--アリス・ミラーが解く子ども時代」(NHK衛星第2BSスペ
シャル 1996年8月放映)
 ☆「隠された過去への叫び--米・犯罪者更正施設からの報告」(NHK衛星第1日曜ス
ペシャル 1998年10月放映)



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