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先端総合学術研究科「公共」領域院生宛・2003

先端総合学術研究科「公共」領域院生宛・2004


立命館大学大学院先端総合学術研究科



◆◆2003/12/03 23:10
  [ml-prosemip 36] Ts0019:企業倫理関連等
◆◆2003/12/05 00:48
  [ml-prosemip 37] Ts0020:労働1
◆◆2003/12/05 09:44
  [ml-prosemip 38] Ts0021:労働2
◆◆2003/12/05 21:26
  [ml-prosemip 39] Ts0022:田島論文掲載
◆◆2003/12/07 12:18
  [ml-prosemip 41] Ts0023:安原さん他
◆◆2003/12/09 10:10
  [ml-prosemip 43] Ts0024:本のこと
◆◆2003/12/10 09:56
  [ml-prosemip 44] Ts0025:とくに教員の皆さま
◆◆2003/12/10 17:08
  [ml-prosemip 47] Ts0026:研究会他
◆◆2003/12/11 22:09
  [ml-prosemip 52] Ts0030:文書掲載相談
◆◆2003/12/12 23:59
  [ml-prosemip 54] Ts0031:今日の報告関連1
◆◆2003/12/14 13:56
  [ml-prosemip 56] Ts0032:田島さんへ
◆◆2003/12/15 23:00
  [ml-prosemip 57] Ts0033:教育・労働
◆◆2003/12/16 00:06
  [ml-prosemip 58] Ts0034:パターナリズム資料他
◆◆2003/12/17 00:04
  [ml-prosemip 60] Ts0035:西川科研/橋口さん
◆◆2003/12/17 21:22
  [ml-prosemip 61] Ts0036:本2冊
◆◆2003/12/21 17:28
  [ml-prosemip 62] Ts0037:撮影バイト
◆◆2003/12/22 16:23
  [ml-prosemip 63] Ts0038:計画掲載
◆◆2003/12/22 16:32
  [ml-prosemip 64] Ts0039:院生宛
◆◆2003/12/31 19:25
  [ml-prosemip 68] Ts0040:いくつか


◆◆2003/10/07 21:34
  [ml-prosemip 3] 提案等(立岩)
 ……
◆◆2003/10/15 16:58:59 +0900
  [ml-prosemip 17] 主に院生宛(諸々)
◆◆2003/10/17 15:55
  [ml-prosemip 20] 院生宛(謝金の件)
◆◆2003/10/18 23:38
  [ml-prosemip 22] 貧困
◆◆2002/10/28 22:06
  [ml-prosemip 23] Ts0013:予備演習
◆◆2003/10/29 01:08
  [ml-prosemip 25] Ts0014:+4名
◆◆2003/11/09 17:07
  [ml-prosemip 31] Ts0015:今後の予定
◆◆2003/11/14 08:41
  [ml-prosemip 32] Ts0016:教室変更
◆◆2003/11/20 00:44
  [ml-prosemip 33] Ts0017:海外援助等
◆◆2003/11/27 01:00
  [ml-prosemip 35] Ts0018:今週の予備演習等



 
 
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◆◆2003/10/07 21:34
  [ml-prosemip 3] 提案等(立岩)

立命館大学大学院・先端総合学術研究科
「公共」領域の院生と教員(専任&プロジェクト予備演習)のみなさま

立岩です。
もう9月になってしまいました。もっと早くにと思っていたのですが
MLを立ち上げてもらうに際し、私がぐずぐずしていて
遅くなってしまいました。すみません。

★1

さて、後期の
「プロジェクト予備演習1」ですが、

[略]

★2

あとまたお知らせしますが、予備演習1・3では
院生のみなさんに1度は報告してもらうことになります。
そのつもりで準備よろしく。

そして教員(とくに予備演習1担当の先生方)については
以前に申し上げましたが、

[略]
立岩 真也

 
 
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◆◆2003/10/15 16:58:59 +0900
  [ml-prosemip 17] 主に院生宛(諸々)

立岩です。

★ 今週金曜日、予備演習第2回です。
 [略]

★ 日本社会学会ありました。
みなさんに関係ありそうなのもちらほら。
金菱清(関西学院大学社会学研究科)
「公共性の脱構築と再構築──不法占拠の移転補償をめぐって」
大村さん、当日の配付資料もらってきたので、コピーして
さしあげます。

★ 北村さん、学会で配付した文章、HPに掲載させてください。
こないだもらったものとまったく同じならそれ載せますが。

★ 西川先生が、吉見俊哉さん(東京大学社会情報研究所)に
話にきてくれるように頼んで、実現することになりました。
(12月の土日、いま私が日程調整中)。
 ざっと吉見さんの著書買いますから、読んで、レジュメ
作ってください。吉見さんのに限らず、カルチュラル・スタディーズ
関連の本、要約・紹介作りましょう。
 まとめる仕事は、誰のでも何についてでもよい、と言えば
よいのですが、
一つは、自分自身の研究内容に関連するもの
一つは、西川科研のテーマ*に関係するもの

*グローバル化の過程において−国民国家を越境する公共圏の諸相
──「植民地」と「都市」を軸とする比較歴史社会学的研究──

★ ここしばらく原稿で時間的にきつかったのですが、なんとか
一山越えたかなというところです。用のある人、連絡ください。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/10/17 15:55
  [ml-prosemip 20] 院生宛(謝金の件)

立岩です。

★ 今日の予備演習でも言いますが、
仕事をしてもらう→謝金を出す
をきちんとやってもらおう
(というか、こちらがきちんと対応しよう)と思います。
 [略]

★ 吉見さんのファイル「とりあえず」作成。
http://www.arsvi.com/0w/ysmsny.htm
近日中に更新。本の紹介よろしく。

繰り返しになりますが、
・自らの研究に資する文献の紹介、データ集、年表等の作成
・西川科研の趣旨にそった文献の紹介、等
その他
・「公共」に絡んだ主題についての文献紹介等。

1階の勉強部屋にとくに移民、外国人労働者… 関連の本を
並べてあります。よろしく。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/10/18 23:38
  [ml-prosemip 22] 貧困

立岩です。

17日の予備演習発表ごくろうさまでした。

もともとあったものをすこし整理して「貧困」というファイル
http://www.arsvi.com/0e/130.htm
にしました。
ご覧ください。

演習では言う時間がなかったのですが、例えば
現在のサハラ以南の貧困の問題にはエイズが関わっていて
http://www.arsvi.com/0y/hiv.htm
それには薬の特許権の問題、国際競争、…の問題が関わっている
http://www.arsvi.com/0e/ps03.htm
と見るのが、まあ、常識的なところだと思います。

例えばそんなことをどう考えるか。論の枠組みの中に収めるか。
というか、というより、
私は、この問題をこの問題として調べることの方が大切だと
思うのですが。

研究をしている人はわずかです。
直接には存じあげませんが、牧野久美子さん
http://www.arsvi.com/0w/mknkmk.htm
あと、東大の駒場の修士課程の院生で研究しようという
人がいるようです。

岡さん、感想を聞かせていただければありがたいです。

私が幾人かを知っている、「アフリカ日本協議会」
http://www.arsvi.com/0n/ajf.htm
の人に、話をしにきてもらおうかと思うのですが、いかがでしょう。
・医療援助
・貧困/分配的正義
・グローバリゼーション
等の主題に関わります。意見をお聞かせください。

では。

立岩 真也

 
 
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◆◆2002/10/28 22:06
  [ml-prosemip 23] Ts0013:予備演習

(院生全体のMLと同様、わたし発の場合、通し番号を
つけることにしました。)

お知らせてしてある通り、今週の予備演習1は、
金曜日でなく、土曜の
ワイズマンの映画を見ること+
酒井さんの講演を聞くこと、です。よろしく。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/2003/1018.htm

実行委員長(渡辺さん)に話をして、みなさんの場合は、
[略]



[略]
その入口で最近発売の『現代思想』11月号を
[略]販売[略]

特集は「争点としての生命」、つまり「生命」領域のプロジェクト名
といっしょです。教員3(小泉、松原、立岩)+院生1(大谷)
が書いています。他に、「生命」の合宿に参加した
上農さん、桑原さんの論文、また、
「障害学研究会」で話をしてくれた古井さんの論文も掲載。
私は120枚ぐらい書いてますがほとんど院生(になる人)のために
書きました。よろしく。

[略]



あと、私の研究室のとてもちらかった木のテーブルの上に
ワイズマンの映画についての評論等の載ったパンフレットが5冊、
11/3講演する佐藤真さん(映画作家)の著書が3冊乗ってます。

私、水曜から金曜まで韓国に行っていていませんので、
その間読めません。部屋に入って読んでください。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/10/29 01:08
  [ml-prosemip 25] Ts0014:+4名

立岩です。新規に4名このMLに加わっていただきます。
こないだの入試で合格した公共領域の4名の方です。

紹介、自己紹介は、まだなんにも見当がつかないでしょうから、
おいおい。
ただ、4人中2人が東京、新潟と遠方に住まれ仕事を持たれている
方でもあるので、今のうちから提供できる情報は提供した方がよい
と考え入っていただくことにしました。そして、立命館の学生・院生の
もうお2人についても、早い方がよいのは同じであろうと。
というわけです。

1)このMLは公共領域の院生と教員(専任+プロジェクト予備演習教員)
宛てのものです。
2)先端総合学術研究科の大学院生+教員のMLに宛てた私発のメイルは
http://www.arsvi.com/ml/0.htm
からご覧になれますので、みてください。
1)「公共」宛てのメイルも同様に(これから)掲載しますが、こちらは
2)と異なり、全国に広く知らしめたい(知らしめてよい)という
わけではない情報が多くなるので(私がそのように使い分けているので)、
それはHPに掲載の際には[略]とか「伏せ字」になりますから、それは
HP上ではわからないので、メイルの方をどうぞ。
わかりにくいですね。
1)http://www.arsvi.com/ml/2003g.htm
2)http://www.arsvi.com/ml/2003p.htm
(今のところ収録は一部)


以下、1つ前に私が送ったメイルです。既に読んだ人は不要です。

ただ2点誤解されうる部分があったので補足。

1)「払い戻し」をするのは私です。つまり、私が1000円払うことが
できます。
2)「その間読めない」のは私です。私は読めないので、みなさん
読んでくださいということです。[略]

−−以下−−

[略]

 
 
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◆◆2003/11/09 17:07
  [ml-prosemip 31] 今後の予定

立岩です。

★ 昨日、西川先生とすこし電話で話をしました。
今後の予定はだいたい以下のよう。

1114金 プロジェクト予備演習I・4 磯部・山家
1115土 ……
1121金 西川科研:ノア(/後藤講義)
1122土 ヤング勉強会
1128金 プロジェクト予備演習I・5
1129土 ……
1205金 ……(/後藤講義)
1206土 (入試説明会・衣笠)
1212金 プロジェクト予備演習I・6
1213土 ジェンダー研究会
http://www.arsvi.com/0u/r01gs.htm
1213土 ……
1219金 西川科研:石原(/後藤講義)
1220土 (入試説明会・大阪)

未定  西川科研:吉見

石原さんからのメイルにありましたように、
石原さんの話を、3時間で3人の枠の中でしていただくのは
無理なので、西川科研の研究会でお話していただくことに
しました。

後藤さんのコマと西川科研の研究会が重なってしまうのですが、
今年度は仕方がないようです。
来年度以降、改善する必要があると思います。

※ 石原さん、ノアさんと連絡がとれ、報告題名決まったら
連絡ください。部屋とります。
あと16時半〜ということでよろしかったでしょうか。
あと、科研のメンバーへの連絡はどういたしましょう。
(メイルアドレスわかれば、私の方からします)。

 ヤング勉強会のことなどでまた連絡します。

★ 今週の火曜=11日の夕方、来年度入学者に対する
ガイダンスがありますが、いちど、いちおう、というぐらいのもので
そうたいしたものではありません。
遠方の2人からは参加できないとの連絡をいただいて
いますが、もちろんだいじょうぶです。

 私、今週の後半になると、ようやくすこし時間ができそうです。
相談など、どうぞ。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/11/14 08:41
  [ml-prosemip 32] Ts0016:教室変更

立岩です。

予備演習の部屋が狭いとの声が出てましたので
変えてもらいました。

創思館 3階 共同研究会室403(22人部屋)
今使用しているとなりの部屋です。

なお今回、西川先生は国際言語文化研究所の企画
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/lcs_index.htm
の方に参加しなければならないので欠席との
連絡をいただいています。

では、今日、午後。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/11/20 00:44
  [ml-prosemip 33] Ts0017:海外援助等

立岩です。

ここのところ、こちらのMLでなく、
1)院生(+専任教員?)MLと
2)アイリス・ヤング講義関連MLに
メイルわりとまめに出してます。
当然、いずれかにあるいはいずれにも入ってない方がいるわけですが
私発のメイルのバックナンバーは
http://www.arsvi.com/ml/0.htm
からご覧になれますので、(教員の方も)そちらを見ていただければと
思います。

・公共の院生宛でなければならないもの以外は1)に出してます。
ですから1)宛の方が多くなります。
・2)ヤングの書いたものについて書いていくと、この大学院でやるべき
こと全体に及んでいくので、彼女の講義をとらない方も見ていただければ
と思います。

この大学院には遠隔の地にいる大学院生もいますし、
私は、eメイルによる発信をこの大学院での仕事のわりあい大きな
一部と考えています。



さて、先週の予備演習ごくろうさんでした。
次は次週ですが、お知らせしてあるように、西川科研
の研究会があります。

ノア・マコーマック
「都市の近代化と分断──明治期の下層社会の場合」
11/21(金)16時30分から
立命館大学衣笠キャンパス・創思館4階 共同研究会室403

*今日中にもう一度、1)宛て案内を出します。
後藤さんの講義も休講とのことですので、興味ある人はどうぞ。



さて、磯部さんの海外援助(医療協力)の話があって、その後
食事(飲酒)しながらの話でもその続きをしてて、
そのとき言ったことなのですが。

基本的にはとても簡単なはなしで
「個人に」「現金を渡す」というやり方でよいのではないか、
いけないというならなぜいけないのか、
またそれは不可能なのか。
そういうことを(というか、そういう視点を一つもって)
考えてみてよいのではないかということです。

立岩 真也 2001/05/15
「ふつうの道を行ってみる」
『地域社会学年報』13:77-95(地域社会学会),ハーベスト社
http://www.arsvi.com/ts02/2001020.htm
(「地域」とかをあらかじめポジティブなものとして語る人に対して
それは違うんではないか、と、この学会の大会に招かれた非会員が
原稿を頼まれたので書いたのがこの文章です)
より、以下。

「例えば「公共事業」がこのままでよいと思っている人は少ない。
しかしではどうあるべきなのか。NPOの活動を支持する人は、そ
の活動への「公的資金」の支出を求める。しかしそれは個人への分
配よりよいのか。海外への援助は外国の政府に対する援助よりNG
Oに対する援助の方がよいかもしれないが、それが一人一人に「ば
らまく」よりよいとなぜ言えるのか(cf.[1996b])。もちろん「
公共財」といった言葉をここにもってくることはできるし、それに
はそれなりの意味がある。しかし今度は、その公共財とはなにか、
なんであるべきかが問題になる。」

(「ばらまき××(反対)」という言い方、紋切り型、の暴力性
というか、そんなこともすこし考えてみてもよいと思ってます。)

1996b 「組織にお金を出す前に個人に出すという選択肢がある」,
千葉大学文学部社会学研究室『NPOが変える!?』:89-90
http://www.arsvi.com/0w/ts01/1996a09.htm

あと関連して、これは学部(政策科学部)の講義でも紹介した
ことなのですが、
http://www.arsvi.com/ml/2003e.htm#03

「国境を越える医療保険」という案を、言うだけ言ってみようと
思ったりしています。

関連する文献に(ちらっとしか出てきませんが)

河野 健一郎 20030523 「WTO医薬品問題と製薬産業
──産業の存立基盤に影を落とす国際的な公衆衛生の危機」
『Mizuho Industry Focus』2003-6
(みずほコーポレート銀行産業調査部)
http://www.mizuhocbk.co.jp/pdf/industry/mif_06.pdf
http://www.mizuhocbk.co.jp/fin_info/industry/mif.html

とりあえず以上。

木曜と金曜、たぶん両方とも夕方まで研究室にいます。
お金の支払いのこと等も含め、相談等ある人はどうぞ。

では。

立岩 真也

 
 
>TOP

◆◆2003/11/27 01:00
  [ml-prosemip 35] Ts0018:今週の予備演習等

立岩です。

小林さんのメイルみました。[…]



先週土曜、ヤング先生集中講義のための
勉強会しました。

言ってる中身の評価は、中身に即してすればよいとして
彼女や彼女と論争してきた人たちが対象にしている範囲は
私たちが考えたらよいその全体にほぼ重なると思います。

講義に出る出ないはともかく、ときどき
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2003078.htm
からつながっているファイルをご覧ください。

小川さん、キムリッカ編の本
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1990/9500kw.htm
の中のヤングの文章、読んだっておっしゃってませんでしたっけ。
もしレジュメ作ってたら、ファイルくださいよ。
青木さんもこの本の(担当部分の)レジュメよろしく。

では。
(なお私は木曜から金曜午前まで不在です。)

立岩 真也

 
 
>TOP

◆◆2003/12/03 23:10
  [ml-prosemip 36] Ts0019:企業倫理関連等

立岩です。いろいろお伝えすべきことありますが、いっぺんに
30通とかメイル出していると(返信をためているのが悪いのですが)
だんだん疲れてくるので、ぼちぼちと。

先週金曜(11/28)の予備演習関連。
小林さんのについては別便で。



高田さんの報告
企業倫理…については
http://www.arsvi.com/0e/120.htm
に貧弱なファイルがあり、そこに少し話に出た
ミルトン・フリードマンが「企業の社会貢献」について書いた
文章に言及した私の文章へのリンクがあります。
直接には
http://www.arsvi.com/0w/ts01/1996a10.htm

皆それぞれのことをやっているので、当然、各領域についての
知識のあるなしはばらばらです。
それでもどこかで様々に関連もあることが多いので、
耳学問するとよいと思います。



私はこんどの本
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2004b1.htm
で次のようなことを書いています。
「私たちは自働する資本主義、自動的に膨張する市場という決まり文句を
疑ってよい。」(p.21)
「私は「市場の論理」とか「資本主義の宿命」とかといった決まり文句を
まずは排して考えようと思う。」(p.326)
ただ、これはあの時の議論の文脈とはすこし違った文脈の中にある言葉
ではあります。また書ければと思います。

この本の使い方についても別便でお知らせします。



高田さんの報告にあった論文紹介、HPに載せてもらえるとよいと
思います。むろん高田さんに限らず。
ただ、他で使う予定があるとか、もったいないとか
その他様々理由があると思うので、
各自の判断に委ねます。



演習で(に限らず)配付される院生のレジュメ自体も院のHPに
載せるとよいという意見が院生にあります。
私は賛成ですが、そのへんもまかせます。
誰かが、HTMLファイルに変換する係になり、
それを私に送ってもらい、私が載せるというのが私にとっては楽です。
(直接アップしてもらうともっと楽なのですが、サーバーへの出入りが
制限されているので…。)

文献表示の仕方などについてもお知らせする必要がありますが
これはまた別に。ただ
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db/12003.htm
にあるような情報は入れてほしいと思います。

では。
立岩 真也

 
 
>TOP

◆◆2003/12/05 00:48
  [ml-prosemip 37] Ts0020:労働1

立岩です。先週の小林さんの報告に(も)関連して。

1)A労働とB福祉(所得保障…)については
BがAを妨げる、労働意欲をなくさせる、働く人が損する、…
といったことがずっと言われてきました。

そして同時に、

2)A労働に向かわせるものとしてB’(福祉)政策がなされて
きました。

ですから、これをどう考えるかという主題があります。

一つは、AとBとの絡みが歴史的にどんなものであってきたかです。

重森さんの以下の論文
重森 臣広  2002 「救貧法制の動揺とワークフェア構想
──就労支援の三つの戦略」,宮本編[2002:185-214]*
*宮本 太郎 編 2002 『福祉国家再編の政治』
(講座福祉国家のゆくえ1),ミネルヴァ書房

もそのような仕事であると思います。

日本についても、たとえば公的扶助(生活保護)に対する
批判的な言説がどのように「構築」されたかを跡付けるといった
研究があります。(文献名はあとで。)

ですから、さらに
たとえば現在の英国におけるワークフェアについての言説であるとか
日本における言説であるとかを調べるという手があります。
なんとなく新しいことは出てこない予感はありますが、
それでもいちおう追っておいてよいでしょう。
きちんと押えればそれはそれで立派な仕事になるでしょう。

他に、この主題をもう少し論理として考えてみるという手が
あります。1)を完全に否定するのは困難であると思います。
ですから、全否定でなく、しかもそのまま肯定したくないとしたら
それをどのように言うかです。
ここが考えどころになります。

ただこれにすぐ結論を求める必要もなく
そんなことを(そんなことも)考えながら、言説や理論を
検討するということがあってもよいだろうということです。

http://www.arsvi.com/0e/100.htm
というファイルがあります。たいしたことないですが
いちおう終わりまで読んでみてください。

5年以内に労働についての本を共著で1冊〜出したいと思ってます。
みなさん御協力ください。

立岩 真也

 
 
>TOP

◆◆2003/12/05 09:44
  [ml-prosemip 38] Ts0021:労働2

立岩です。

以下は小林さんからの私信に対する返信。

……以下……

>「商品化−脱商品化」の話

まず、
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1990/9000eg.htm
等でエスピン=アンデルセン等がどう論じているか
を調べること、重要な部分はそのまま書き出すこと。
そのうえで考えてみること。
鍵になる概念がどのような論理のもとに出されているか
を知り、それは辻褄があっているかを考えること。
でないと、結局その話に乗るべきなのか
乗らないべきなのかわかりません。

上記の本に限らず、本の紹介の仕方があっさりしすぎているのは
自分のためにもよくないと思います。
全体をまんべんなく見ていく必要は必ずしもありません。
大切な部分がどういう論理になっているかです。

……以上……

エスピン=アンデルセン等を使った分類は宮本太郎さんの他に
武川正吾さん(東京大学)
http://www.arsvi.com/0w/tkgwsug.htm
等。

関連して「アンペイドワーク」をどう捉えるかという主題は
なかなか厄介な主題です。比較的最近のものとしては
2003/11/05「家族・性・資本──素描」,『思想』955(2003-11):196-215
関連資料は
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2003051d.htm
本文はHP上にはありません。
(そういう文章を提供する方法について近々提案させていただきます。)

やはり関連して、12月13日(土)ジェンダー研究会(姫岡とし子先生代表)
14時〜
報告:古田睦美(長野大学)「グローバル化からみるアンペイドワーク」
コメンテーター:立岩
場所等(たぶん創思館?)またお知らせします。

立岩 真也

 
 
>TOP

◆◆2003/12/05 21:26
  [ml-prosemip 39] Ts0022:田島論文掲載

立岩です。

田島 明子 2003 「障害を持つ当事者が希望し、自信が持てる就労の
かたちについての一考察──障害者就労に関する雑誌記事と当事者への
インタビュー調査の分析を手がかりにして」
東洋大学大学院社会学研究科福祉社会システム専攻・修士論文
掲載
http://www.arsvi.com/2000/030900ta.htm

田島さんは東京で作業療法士の仕事をしてこられてきた方で、
来年「公共」領域入学予定です。

(文字数換算で)500枚をこえる論文でHTMLファイルにするのに
手間がかかり掲載が遅れました&図表は入れられていません。
すみません。

とりあえずこれで修士論文にはなったとして、このあとどうするか
ですね。障害者の労働については理論的なことを
遠山真世さん(東京都立大学・日本学術振興会)がやってて
http://www.arsvi.com/2000/021116tm.htm
もうすぐ出る『社会政策研究』にも1本論文が載ります
(うまくいっていないところがあると私は思ってますが)。
あと私の書いたものでは(田島さんはご存知ですが)
2001/12/25
「できない・と・はたらけない──障害者の労働と雇用の基本問題」
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2001043.htm
『季刊社会保障研究』37-3:208-217(国立社会保障・人口問題研究所)
その辺も押えておいよいでしょうが、それはそれとして、

障害者の労働についてどんな主張があったか、どんな試みが
なされてきたのか、それをまず押える必要があるでしょう。
この部分については、誰より詳しくなるとよいと思います。

たいへんそうですが、ぜんぜんそんなことはありません。
そういう研究をした人がいないからです。
cf.「即席的研究製造方法即解」

http://www.arsvi.com/0w/ts02/2002077.htm
そこにもでてきますが「共同連」関連をすこし押えておいて
よいでしょう。私の研究室に機関誌のバックナンバーある程度あります。

みなさんも忌憚のない意見をこのMLへ。

来年入学予定の4人のうち田島さんを含む2人は
東京と新潟で働く社会人で、そう京都には来れません。
そして、本研究科はそうした人たちを積極的に受け入れたいと
思ってもいます。

ですからHPとMLをできるだけ活用していこうと思っています。
どうかよろしく。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/07 12:18
  [ml-prosemip 41] Ts0023:安原さん他

立岩です。

★ 安原荘一さんの文章を掲載
http://www.arsvi.com/2000/040000ys.htm
障害学のMLに載ったものですが、
来年度入学予定の人の中には音楽療法をしている人もいますし
田島さんは作業療法士ですし
新潟の樋澤さんは精神障害者と自己決定/パターナリズム
みたいな研究をされていますし、ということで
HPへの掲載をお願いし、許可をもらったので掲載しました。

障害とか、臨床とか、に関わる院生がわりあい多くなって
きているかなと思います。知らない人は知らないことだし、
直接にはつながらない領域を研究している人にとっても
プラスになる部分はあると思います。
あと、理論的な研究と現場的?なものとの接触面から
おもしろいものが出てくるとよいと思ってます。

★ 田島さんメイルどうも。いまこの研究室にきて1年半を経て
ようやく部屋の中をすこし片付けつつあり、その過程ででてきた
労働に関係する機関誌のファイルの類い、ダンボール1箱分ほど
迷惑でなければ(この主題を今後も続けるのであれば)
お送りします。(OKの場合は送付先を私宛てお知らせください。
大きなダンボール1箱です。)

★ 上記のメイルに出てきた渋谷望『魂の労働』、注文忘れて
ました→月曜日にします→入ったら学而館1階。
 渋谷さんは予備演習に来てもらっている酒井隆史さんの友達でも
あるので、みなさんからリクエストがあれば、そのうちお呼びし
話をしていただく、というのもありかもしれません。

*私としては、個人宛てに近い内容のメイルも、できるだけ
 ML宛に送ります。その方がたぶんよいだろうと思うので。

 その他いろいろありますが、とりあえず。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/09 10:10
  [ml-prosemip 43] Ts0024:本のこと

立岩です。樋澤さん自己紹介ありがとうございます。
(別便でいただいた資料の掲載、もうしばらく
お待ちください。)

今年度、基本的に学而館1階の勉強部屋に置かれる本
いまのところ400冊ほど購入してます。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db/12003.htm

*これと図書館に置かれる本は別です。こちらは既に
公共に配分された約100万円分、院生のみなさんに
リクエスト出してもらい、注文済みです。

財源は4種類ほどの研究費です。
まだだいじょうぶです。わりあい早く届きます。
すぐだと年内に間に合うものもあるでしょう。

以下のような経路になっています。
和書はFAXで生協に注文→本が届くと研究支援センター→学而館
洋書はネットでアマゾン等に注文(安いし早いので)
→私のメイルボックス→学而館 (私のカードでとりあえず払う。
後に支援センター経由でお金を払ってもらう)

できればこのML宛てに、欲しい本を知らせてください。
(私個人宛てでもよいですが、他の人もわかっていた
方がよいように思うので。)
来年4月入学予定の方もOKです。
教員の方ももちろんです。では。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/10 09:56
  [ml-prosemip 44] Ts0025:とくに教員の皆さま

立岩です。来年度のプロジェクト予備演習ですが
月〜水のいずれかにという案があります。
理由は後ほど説明いたします。

前回の予備演習でもすこしうかがいましたが
(月曜の案は示しませんでしたし)

☆来年度前期・後期の予定をお教えください。
☆できれば月〜金通してのだいたいのところ。

あと火曜はどこも教授会だと思いますが、隔週で
各校・学部の予定がうまくあえばここにもってくる可能性も
ないわけではありません。その辺りの情報もいただければと
思います。

*立岩宛でも、ML宛てでもかまいません。

院生のみなさんも意見があればどうぞ。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/10 17:08
  [ml-prosemip 47] Ts0026:研究会他

立岩です。

★ 磯部さん、重森さん、来年度予定についてのメイルありがとう
ございました。他の方(とくに教員の方)よろしく。

★ 下記する他のMLを含め、私発のML宛のメイルは
http://www.arsvi.com/ml/0.htm
から読むことができます。
(他の人のメイルももちろんここに掲載することできますので、
それでもよいというという方はその旨(「転載可」等)、記して
いただければと思います。そうしたメイルも載せるようになったら
ファイルのタイトルも変更します。)
 ただし、前にも書きましたが、このML宛のメイルについては
一部に公開しない方がよい内容が含まれることがあるので
その部分はHPには載せません。

★ 以下、院生全体のMLに流したものです。アイリス・ヤング
集中講義関連のMLに発信したものとも重なります。

◇12/13土 ジェンダー研究会 14:00〜 存心館802
http://www.arsvi.com/0u/r01gs.htm
古田 睦美「グローバル化からみるアンペイドワーク」
コメント:立岩

※広報などほとんどしてないのでこじんまりしたものになるでしょう。
その方が話ができてよいかもしれません。

◇12/15月 アイリス・ヤング勉強会 14:30〜17:50 学而館2階・246
山本 崇記「Iris Marion Young, "Modest Reflections on Hegemony
and Global Democracy"」他

http://www.arsvi.com/0w/ts02/2003078.htm
からリンクされているファイル(の数と中味)が増えています。
私が書いているのはいずれもまとまりのないものですが
ないよりはよいと思って。
土曜〜月曜にかけてさらに書き直し&書き足していきます。

◇12/17水 16:30〜18:30
マルセル・エナフ(カリフォルニア大学サンディエゴ校教授、文化人類学)
「社会的絆を再考する―儀礼的贈与と承認の圏域」
先端総合学術研究科「共生の可能性と限界」公開研究会
末川会館第三会議室 講演は英語、日英テクスト配布

◇12/19金 西川科研第3回研究会
石原俊「ジョン・万次郎における法と身体」
16時30分〜 立命館大学衣笠キャンパス・創思館 共同研究会室403

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/11 22:09
  [ml-prosemip 52] Ts0030:文書掲載相談

演習のレジュメ等をどういうかたちで流通させるかです。
これまで述べてきた理由で、院生・入学予定者は
どこにいても、読めるようにしたいと思います。

大きく
A)HPで一般公開、
B)私の本についてそうしたように(→前便)会員限定
と分けられます。
 B)については私のHPを使う方法以外にいくつかやり方があります。
アイリス・ヤング集中講義関連では既に使い始めています。

C)むろん、いずれも選ばないという選択も、当の個人には
あります。

 著作権(というか出版社との関係)以外に

 A)のデメリットとして考えられるのは
1)せっかく自分がした仕事をとられてしまう。
2)恥ずかしい。
 でしょうか。

1)については、喜ぶべきか悲しむべきか、社会科学の場合には
発表まで隠しておかないと誰かに仕事をもっていかれてしまう
ということはあまりありません。
 むしろ、ある領域について、先んじて、関連する資料や
報告等をあげていくことによって、論文のかたちとしてはまだ
知られてなくても、こういうことをやっているこういう人がいる
と人に思われ、(常によいことではありませんが)仕事が降って
きたりすることの方が多いと私は感じています。ただし例外は
あるかもしれません。

2)は、あるでしょう。ただ、この業界で仕事をしていく
ということであれば、ずっと仕事を公開しないということにはなりません。
 気にくわなかったら修正・改訂するというかたちで、それでも
気がすまないなら掲載をとりやめるということで、とりあえず
出してみるという手はあると思います。

 私としてはあまり、深く考えずに、ないよりよいものなら
なんでも公開していくというのがよいように思いますが…。
考えてみてください。
 さしあたり、私にワードのファイルでもテキスト・ファイルでも
送っていただけれは掲載します。

 cf.以下、今日、大村さんに私が送ったメイル

…………以下…………

立岩です。力作です。ありがとうございました。
さて。

・どういう事件か
・どう理解するか
・どういう解決があるか

これをざっと話すということになるのではないでしょうか。

あと
許可いただければ大学院のHPに掲載させていただきます。
参加できない人もいることに鑑み
ご検討よろしくお願いいたします。

…………以上…………

 初年度なので、いろいろと考えるべきことが多いです。
 まあぼつぼつやっていくことにしましょう。

★田島さん、あらたに本をいくつか買ってそれも
いっしょにお送りします。よって、しばらく
(かなり)先になります。すみません。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/12 23:59
  [ml-prosemip 54] Ts0031:今日の報告関連1

よい風習?なのかわかりませんが
予備演習のあとの飲み会が終わって
帰ってきました。立岩です。

「バリアフリー」についてのファイル
http://www.arsvi.com/l4300000.htm

どう料理するかはともかく、まずは
その範囲で起こっていることについて
たくさん知ってる人になるという手は
(必須ではありませんが)あります。

上記のような様々な中途半端なファイルの
作成の継続を手伝ってくださる方を
求めています。

今日の(に限りません)報告者のみなさん、レジュメ
掲載可能でしたらよろしく。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/14 13:56
  [ml-prosemip 56] Ts0032:田島さんへ

>● 安原壮一さんの文章にあった「A」という場所。

安原さんに直接連絡をとってみるとよいと思います。
障害学のMLに入っておられるならアドレスわかると思いますが
わからなかったら連絡ください。

>● 障害者の労働については理論的なことを
>遠山真世さん(東京都立大学・日本学術振興会)がやってて
>もうすぐ出る『社会政策研究』にも1本論文が載ります

この論文については雑誌が刊行されたらということで。
そのうち、どこかで(例えば遠山さんに来ていただいて)
議論する場があるとよいと思います。

以上簡単ですが。

みなさんからの宿題がいろいろたまりつつありますが
なんとか、だんだん、ということで。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/15 23:00
  [ml-prosemip 57] Ts0033:教育・労働

立岩です。先週の橋口さんの報告に関連し



今日、研究室にあった教育に関係する本を整理し
ファイルを作りました。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/e001002.htm
私の研究室にあった本50冊弱登録しました。(他に、手元にはない本を
20冊ほど。この20冊の選択にはさほど意味はありません)。
橋口さん、
私の部屋のテーブルの上に3列に積んであるので
学而館にもっていって置いてください。中にはどうでもよい
本もありますが、役に立つ本は多くないですが、
同じジャンルの本はいっしょに置いた
方がよいと思うので、まとめてよろしく。
(あと10冊ほどありますが、これは後ほど。)



なお、私が関係したものとして

熊沢誠・立岩真也 2003/11/00 「若もの労働のゆくえ」(対談)
『グラフィケーション』129:4-11(富士ゼロックス)

があります。テキスト・ファイルがないのでHPには
掲載していません。何冊かもらったので、とりあえず
橋口さん、
上記の教育関係の本の上に1冊おいてあります。あげます。
私はたいしたことしゃべってませんが、熊沢先生
http://www.arsvi.com/0w/kmzwmkt.htm
の話はためになると思います。比較的最近の3冊の岩波新書も
よいです。



関心が持続するのであれば、
1)教育と職業との関連についての諸説をまとめたファイル
とか、
2)(高等)教育をめぐる近年の動向をまとめたファイル
等、作ってくれるとよいです。研究費から謝金出せます。
2)は他のHPにもありそうですから、あればリンク(集)で可。



cf.拙著『私的所有論』
http://www.arsvi.com/1i.htm
第8章注2より
「◇02 「生産至上主義」などと言われるこの社会に「学歴主義」と
いう不思議なものがなぜあるのか。なぜ人が学歴を求めるのかについ
ての説明としては「皆が進学するので子どもを進学させる」という「
同調説」、「今どき高校(大学)ぐらい出ておかねば…。学歴で苦労
させたくない(苦労したくない)」という「危機回避説」、「(高収
入・高地位ではなくとも)人より子ども(自分)を際立たせたい」と
いう「顕示説」とあるそうだ(石戸教嗣[1995:25]、なお、教育社会
学でなされてきた議論をより広い視点で整理し検討している文献とし
ては竹内洋[1995])。そういうものかもしれない。ただ、[…]」

この主題について、続きは別便にて。では。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/16 00:06
  [ml-prosemip 58] Ts0034:パターナリズム資料他



樋澤さんから送っていただいたファイルの掲載を
(まだごく一部ですが)始めました。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1980/8300kj.htm
パターナリズムについての文献紹介です。
数日内にさらに追加します。樋澤さんどうも。



田島さんの修士論文の図表、資料を見れるようにしました。
http://www.arsvi.com/2000/030900ta.htm
(北島さんからの質問にもあったことですが
エクセルやワードのファイル等はHTMLファイルから
リンクさせるかたちで見てもらうことができます。)
とくに
http://www.arsvi.com/2000/030900t4.doc
は(多くの人には、これだけ見てわかるというものではないとは
思いますが)巨大な貴重な資料です。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/17 00:04
  [ml-prosemip 60] Ts0035:西川科研/橋口さん

★ 橋口さん。いただいた書類、ちょっとした不備などあり、
印鑑もって
研究支援センター1階で西川先生の科研の書類について、
2階で、「公共研究会」の書類(こちちは担当:武邑さん)
について、係の人に教えてもらって捺印の追加等お願いします。

★ HP更新。「パターナリズム」関連ファイル等。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/h.htm

★ 西川先生代表の科研費の研究についてのファイル
ようやく、とりあえず、作りました。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2003n.htm

石原さんの尽力により作成された書類です。この方向の研究への
貢献が(貢献も)院生のみなさんにも求められているわけです。
(ただ、私も仲間に入れてもらっているほどですから、考えよう
によってはかなり広いものが入ります。そのへんは柔軟に考えて
ください。)

またこのテーマに沿った本を買ってきています。(ただ「人の移動」
についての本はわりとたくさん買いましたが、「都市」については
今のところそうでもない。)

★ その第3回研究会情報も上記のファイルに。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2003n.htm#2003

石原俊「ジョン・万次郎における法と身体」
16時30分〜 立命館大学衣笠キャンパス・創思館・共同研究会室403

みなさんよろしく。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/17 21:22
  [ml-prosemip 61] Ts0036:本2冊

今日紹介のメイルが届いた本2冊。

関係ある人もいるのでお知らせ。
なお、さっそく注文します。

◆一つは勁草書房の編集者の紹介。

瀧川 裕英 『責任の意味と制度──負担から応答へ』
勁草書房 3500

http://philolaw.virtualave.net/profile.html
http://www.law.osaka-cu.ac.jp/prof/takigawa.htm

私は責任について考えることをさぼってます。

cf.近刊の拙著の序章・注15
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2004b1.htm

「[…]一つに悪、責任という主題がある。岡野は、正義から矯正的
正義の側面が落とされ分配的正義として語られてしまっていることを
Shklar[1989=2001][1990]等を引きながら批判する。正義を分配
の問題として把握すると落ちてしまう部分を考えたいのだと言う(岡
野[2002:244ff.]、cf.大川[1999])さらに直接に自分が関わった
のでないことについての責任、集団の責任をどう考えるかという問題
がある。江原編[1998]、安彦・魚住・中岡編[1999]、瀧川[1999]。
cf.小泉[1997]。

◆一つはアジア経済研究所の森壮也さんより
http://www.arsvi.com/0w/mrsuy.htm

こちらは教科書のようなものでしょうけど。

Date: Wed, 17 Dec 2003 16:53:43 +0900
From: Soya MORI
Subject: [jsds:8673] テキストブック開発経済学 新版

森@IDEです。JSDS-mlの皆さん、こんにちは。

勤務先(アジア経済研究所)の同僚たちと書いた開発経済学のテキスト
が好評で、その後の時代の変化や理論の進展をふまえての新版が出まし
た。

 旧版同様、当方、「工業」部門について書いていますが、今回はそれ
に加えて、琵琶湖ミレニアム・フレームワークの話を中心とした開発途
上国の障害者の問題というのが、新しく第18章の「21世紀の開発の課
題」として入りました。22日刊だそうで、26,7日頃書店にも並ぶとのこ
とです。『開発と障害』を開発のテーマのメインストリーミングにもっ
てこようという私の試みのひとつです。

 ぜひ書店でお手にとって見て頂ければ幸いです。

朽木昭文,野上裕生,山形辰史/編(2003)『テキストブック 開発経済
学 新版』有斐閣

はじめて開発経済学を学ぶための好評定番テキストの新版化。アジア金
融危機後の状況をふまえて全面的に改訂した。新しい章を加え,貧困削
減戦略ペーパー,ジェンダー,エイズ,ガバナンス,障害者と開発など
新しいトピックスにも言及した。

目次
序 章 何を学ぶのか=朽木,野上,山形
第1章 貧困と不平等=関西学院大学・山崎幸治
第2章 二重構造と失業=東京大学・中西徹
第3章 経済成長=山形
第4章 人的資源=野上,アジ研・早瀬保子
第5章 都市化と集積=アジ研・錦見浩司,アジ研・浜口伸明
第6章 産業構造=古河俊一
第7章 農業=一橋大学・黒崎卓
第8章 工業=アジ研・森壮也
第9章 企業家と革新=東京大学・末廣昭
第10章 開発戦略=津田塾大学・横山久
第11章 国際貿易=二松学舎大学・野原昂,コロラド大学大学院博士課程・横田一彦
第12章 技術移転=元・横浜国立大学・伊藤正二
第13章 資本移動=神戸大学・岡本由美子
第14章 金融=アジ研・国宗浩三,アジ研・伊藤成朗
第15章 マクロ安定化=神戸大学・西島章次
第16章 構造調整政策と産業政策=朽木
第17章 環境制約=アジ研・藤崎成昭
第18章 21世紀の開発の課題=朽木,野上,山形,森

有斐閣のHPより
http://www.yuhikaku.co.jp/bookhtml/comesoon/00021.html

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/21 17:28
  [ml-prosemip 62] Ts0037:撮影バイト

26日金曜14時からの吉見さん報告の研究会
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2003n.htm

チラシ・看板・HPに開始時間の間違いがあり
(なおせるものはなおしましたが)
もしかすると、16時半という間違った時間に
やってくる人がいるかもしれず、その対応として
事務室で、ビデオ録画しておくという手を
考えてくれました。

>90分1600円で出せます

>学生が決まれば、前日にでも事務室に三脚とVTRを取りに
>きてもらってください。26日から事務室は閉室となります。

ということです。
1600円×2〜3ぐらいの払いで、話を聞きながら
ビデオの番をしていればよということですから
わるくないと思います。

先着1名様。
(みなさんに応募状況がわかった方がよいと思うので)
このML宛てにどうぞ。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/22 16:23
  [ml-prosemip 63] Ts0038:計画掲載

私が某所に出した研究助成の申請書の抜粋に
それに関連するファイルへのリンクをいくつかつけたものを
とりあえず掲載しました。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

先日の西川科研の書類掲載に続き第2弾という
ようなものになります。プロジェクト演習も、一つには
こんな感じで考えてみたいと思います。
(ただし各専任教員1本ずつで3本立てるとは必ずしも
考えておりません。2つぐらいかなと思っています。
その場合には、混ぜたり足したりしてやっていきます。
その2つの研究会もかわりばんこに開催といった
かたちをとり、どちらにも出られるようにします。)

私の計画?はお金をとれているものではありませんが
(一般にとれる可能性はとれない可能性より低い)
しかし、今年入った人も来年度(以降)入ってくる人でも、
協力者(でとくに非・有職者)には支払っていくつもりです。

そんなつもりで関連ファイルをいくつか
私のHPから大学院のHPに移して、そこにリンクを
はったのです。それを拡充するのも一つの仕事になります。

まだ大量に私のHPにある文書があり、リンクをクリックすると
そこにいつのまにか行く場合が多いと思いますが、みなさんが
作業を加えたものから順次、大学院のHPに移していきます。
例えば今年度の前半は、北本さんが私のHPの(外国の)「人」
http://www.arsvi.com/0ww/0.htm
から辿れるファイルに大幅に加筆してくれたのを、
順次大学院のHP
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/index.htm
から辿れるファイルにしていきました。
もちろん新たに作っていただくのも歓迎です。
とくに性分業、アンペイドワークといったあたりに関心を
もつ人が(来年度以降でも)現れるとよいなと思ってます。

文書と関連文書を読み、趣旨を理解していだたき
仕事を進めていこうと思います。御協力よろしく。

ただ、申請にあたっては──かなり幅をもたせた書き方
にはしましたが──ある程度話をまとめる必要があるので
みなさんの各々の仕事と直接につながらない部分もある
かとも思います。しかし、書類に書いてあるより
さらに広い幅でやっていくつもりです。各人の主題は
むろん尊重されます。また、この文書の執筆時点では
これから受験して来年度(以降)入ってくるだろう人の主題は
勘案されていませんが、来年になればだんだんそれもわかってきます
から、それも考慮して軌道修正というか作業領域の拡大
というかをはかっていくつもりです。
cf.事項索引
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/di/index.htm

またこれは前期の私の担当科目についての情報の補充でもあり
通信制の大学院のような面も現われつつある
この大学院における「教育」の一環でもあります。

というわけでどうかよろしく。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/22 16:32
  [ml-prosemip 64] Ts0039:院生宛

★ ビデオ撮影バイト募集([ml-prosemip 62])続行中。
よろしく。

★ 斉藤さん。版権のこと出版社に問い合せました(まだ回答はなし)。

★ 高田さん。ファイルありがとうございました。ただ
理由はわかりませんが、文章が途中できれているところが
何箇所かあります。HTMLへの変換の際に生じたこと
なのでしょうか。すみませんがチェックしてみてください。

★ 磯部さん。原稿待ってます。

★ 橋口さん。支援センター1階・2階で書類にはんこつく
仕事は終えられたでしょうか。

★ 北村さん。いろいろどうも。

★ 会う必要・希望のある人はメイルください。
ただし明日は不在になります。

立岩 真也

 
 
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◆◆2003/12/31 19:25
  [ml-prosemip 68] Ts0040:いくつか

★ 院生全体のMLにも流しましたが
大学院の英文HP開始。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/index-e.htm
竹中さん、北村さん、感謝。

★ 講義関連MLの加入者にはお知らせしていますが、
このところ、1月末のアイリス・ヤング先生の集中講義
用のメモを作ってます。
前にも(どこかに)書きましたが、彼女が書いてることについて
考えるということは、この大学院のこのテーマ領域の全体を
考えることにかなり近いわけで、集中講義をとらない人も
ときどき
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2003078.htm
(からつながっているファイル)をみていただけると
よいと思います。私が書いてきたことや
言おうと思っていることを知っていただくためにもよいと
思います。なおヤング講義関連MLへの私のメイルは
http://www.arsvi.com/ml/2003y.htm
でご覧になれます。

★ 磯辺さん、文献御送付ありがとうございました。
医療援助のあり方を考えるという視点からも、
(アフリカの)貧困のことを考えるというところからも
グローバリゼーションのことを考えるためにも
HIV/AIDSをめぐる状況
http://www.arsvi.com/0y/hiv2003.htm
はもっと気にされてよいはずで、よろしく。

★ 調整(のための情報収集)中で、来年の予備演習
の時間はまだ決まってません。

では。

立岩 真也



UP:20031016 REV:随時
立命館大学大学院先端総合学術研究科  ◇立岩発eMAIL 
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