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「med-socio」へのメイル(2002)by立岩 真也

立岩からのメイル




◆◆2002/04/29 00:56
  [med-socio 961] RE:岩波書店、由布論文記述削
◆◆2002/04/28 22:02
  [med-socio 960] RE:ハンセン病学会の次期会長
◆◆2002/10/15 19:46
  [med-socio 1103] 明日講演会〜新設大学院
◆◆2002/10/15 20:17
  [med-socio 1104] 本の紹介・他
◆◆2002/10/17 00:07
  [med-socio 1105] 講演から引用
◆◆2002/11/15 10:39
  [med-socio 1131] 日本社会学会大会他
◆◆2002/11/15 22:53
  [med-socio 1132] 転送・問合せ:ハンセン病とGHQ
◆◆2002/11/19 12:02
  [med-socio 1133] 松原先生御講演他
◆◆2002/12/05 10:49
  [med-socio 1144] 心神喪失者医療観察法案・2002秋〜冬

 

◆◆2002/04/28 22:02
  [med-socio 960] RE:ハンセン病学会の次期会長

御無沙汰しております。立岩です。職場が変わり
http://www.arsvi.com/0u/0.htm
ホームページも変わりましたが
http://www.arsvi.com
その御挨拶はまたのちほど。

以下、4月18日に障害学のMLに流れた情報より
です。

◆由布雅夫の講演
http://www.try-net.or.jp/~k-ohta/hansen/kokubai/yufu-obiyama0.html

「「ハンセン病について」サブタイトル「現在の恵楓園について」は、
平成13年9月7日、熊本市立帯山西小学校で、PTA向けに語られた
講演録音テープのテープ起しされたものである(ハンセン病国賠訴訟・
熊本原告団提供)。由布園長がハンセン病啓発活動の名の下で、各地で
行って来た講演活動の内容がこんなお粗末なものでものであったかを容
易に知る事が出来る。ご一読に値する。〈2002.04.15.掲載・新規登録〉」
(上記ホームページより)

「緑の牧場」(太田さん)
http://www.try-net.or.jp/~k-ohta/index.html

立岩 真也

 


◆◆2002/04/29 00:56
  [med-socio 961] RE:岩波書店、由布論文記述削

立岩です。

> 岩波書店は27日、昨年11月出版のハンセン病関連の単行本

の書誌事項・目次です。
http://www.jca.ax.apc.org/kaiho-shoten/current.html
より

ハンセン病 排除・差別・隔離の歴史
沖浦和光+徳永進編 岩波書店 1600円+税80円 A5判 264p 2001.11.15

はじめに 沖浦和光
一 総論
隔離の中の医療 徳永進
ハンセン病者の歴史と歴史家の役割 生瀬克巳
ハンセン病と近現代日本 藤野豊
二 差別の歴史
中世の非人と「癩」差別 丹生谷哲一
近世における「らい者」の社会的位置と生活の諸側面 寺木伸明
イエスとハンセン病 滝澤武人
戦国期キリシタンの渡来と「救癩」運動 沖浦和光
「らい予防法」の法律上の問題 遠藤比呂道
三 ハンセン病と現代社会
菊地恵楓園からの訴え 由布雅夫
ジャーナリズムの責任 私の場合 藤田真一
描かれたハンセン病 武田徹
映画「砂の器」が問いかけてくるもの 白井佳夫
父への手紙 林力
あとがき 徳永進

立岩 真也

 

◆◆2002/10/15 19:46
  [med-socio 1103] 明日講演会〜新設大学院

御無沙汰しております。立岩です。

★ なんと明日なんですが、講演会があります。

エティエンヌ・バリバール(Balibar, Etienne・パリ第10大学)
「市民性の政治に向けて──暴力とグローバリゼーション」
10月16日・水曜
16時30分〜18時30分
立命館大学末川記念会館ホール
http://www.arsvi.com/0ww/balibar.htm

med-socioとの関わりについては
上記ファイルに
エティエンヌ・バリバール & イマニュエル・ウォーラーステイン
『人種・国民・階級──揺らぐアイデンティティ〔新装版〕』
(大村書店)から少し引用してあります。
ひさかたぶり、でなくほとんどはじめてこの人のを読みましたが
ポイントはちゃんと掴んでるな、という感じあり。
(その先を言ってくれるともっと、という感もありますが。)

これは、「先端総合学術研究科」という恥ずかしい(と私は思う)
名前の、新しい大学院の立ち上げにも関係して開催されます。
http://www.arsvi.com/0u/0.htm

この大学院は「生命」「公共」「共生」「表象」の4つの
部門より構成されます。
「生命」の部門の担当は遠藤彰/小泉義之/松原洋子(以上専任)
佐藤達哉/立澤史郎/土屋貴志(以上兼任・非常勤)の『予定』。
私は「公共」のところの『予定』。
他に、関係?する人では、bio-〜 で酒井隆史/田崎英明
(いずれも非常勤)、医療人類学の論文もある渡辺公三(専任・
「共生」の分野)の『予定』、等々。

 上記のHPをご覧ください。
 これから大学院開設関連の講演会等が続きます。「海外」から
ではドゥルシラ・コーネル(Cornell, Drucilla)、学内では
松原洋子先生、等。またお知らせします。

 この大学院は、基本的に博士課程一貫の大学院ですが、修士課程を
終えて3〜年で博士論文を書こうという人(でいい仕事をしそうな人)
にも積極的に対応しようと考えています。入試は2月です。外国語の
試験なんかもあるんでしょうけど、研究力重視です(と思います)。
 お問合せ等、立岩まで。お答えできる範囲でお答えします。では。

立岩 真也

 

◆◆2002/10/15 20:17
  [med-socio 1104] 本の紹介・他

突然2通目です。立岩です。以下のような本を当書店で扱い始めました。
(私までメイルで注文→発送→同封の郵便振替で送金)
著者割引価格になっています。
よろしかったらどうぞ。

★石川 准・倉本 智明 編 20021031 『障害学の主張』
 明石書店,294p.
 2600+税130=2730円 → 2200円+送料
 (含:立岩「ないにこしたことはない、か・1」)

★齋藤 有紀子 編 20020910 『母体保護法とわたしたち
 ──中絶・多胎減数・不妊手術をめぐる制度と社会』,
 明石書店,271p.
 2000+税100=2100円 → 1700円+送料
 (含:立岩「確かに言えることと確かには言えないこと」)

★市野川 容孝 編 20020822 『生命倫理とは何か』,
 平凡社,202p.
 2200+税110=2310円 → 1900円+送料
 (含:立岩「ノーマライゼーション」「自立生活運動」)

★長野大学産業社会学部 編 20020802 『いま、生と死を考える』,
 郷土出版社,215p.
 1600+税80=1680円 → 800円+送料
 (含:立岩「強いことによる死──「安楽死」について」)

 最後の本では、私は、なにも新しいことを書いていません。今まで
書いた幾つかからの引用を集めただけです。(『障害学の主張』の原稿は、
2000〜2001年のことでよく覚えてないんですが、たしか真面目に書き
ました。本全体としても気合い入ってる感じがします。)
 しかしもちろん他の原稿はそうでないわけ(2番目と3番目の本は、この
MLの複数のメンバーが参加されています)で、HPに目次等載せました
のでご覧ください。
http://www.arsvi.com/0b/tateiwa.htm
 目次だけではよくわからないでしょうから、これから情報を付加していく
つもりです。

 あと(オンライン)書店で買う場合、できましたら(できるだけ)
http://www.arsvi.com/0b/0.htm
から、bk1でどうぞ。1500円以上宅配送料無料。
 (ちなみにさっき調べたらまだ『障害学の主張』は扱ってません
でした。)
 お買上の3%分のポイントをHPの運営者の私がもらえます。その分
のお金を斉藤龍一郎さんたちがやっているHIV/AIDS関連の活動に
寄付します。(先月からやってますが、まだ送金できるほどの金額に
なってません。)
 それとのバランス?もありますので、今日から、私からの直送分に
ついても、なんでも1冊売れたら50円、そっちにまわすことにします。

 *HIV/AIDSのことについては、『現代思想』9月号の「知的
所有権」についての小倉利丸さんとの対談で少しふれています。

★ 『現代思想』といえば、2月号から、だらだらと
「生存の争い──医療の現代史のために」という文章を書いています。
2/4/6/8/9/10月号と出て、月末に出る11月号で第7回です。
ちなみに、各号の特集は
2月:先端医療──資源化する人体、4月:教育の現在、
6月:超高齢化社会、8月:ドゥルーズの哲学、
10月:アメリカを知れ、11月:難民です。
http://www.arsvi.com/0m/gs.htm
これらも(よろしかったら)bk1からどうぞ。
 ちなみに私の文章は、8月号から、当初の筋書きを放棄し、
ALS=筋萎縮性側索硬化症について、になりました。
 ようやく関連ファイルが実用?に足るようになりつつあるかな
というところです。(ここ数日中に大きめの更新を行います。)
http://www.arsvi.com/0y/als.htm

ではまた。失礼いたします。

立岩 真也

 

◆◆2002/10/17 00:07
  [med-socio 1105] 講演から引用

 立岩です。(もう一)昨日お知らせした本日のバリバールの講
演は盛況で(広い会場ではなかったですが)席がみんな埋まりま
した。飲み屋から帰ってきました。
 私といっしょに「公共」という(うさん臭い)分野で仕事をす
ることになる西川長夫先生
http://www.arsvi.com/0w/nskwngo.htm
     のバリバールへの質問はまったくストレートな質問で
感動的でさえありました。そのうち記録がどっかに載るんではな
いでしょうか。
 以下、このMLの趣旨?に関係するだろうその一部を引用しま
す。もちろん(と、ひらきなおることはないんですが)会場で配
られた日本語訳の原稿からです。HPにも掲載します。
http://www.arsvi.com/0ww/balibar.htm
 HIV/AIDSに関わる一つの行動への賛同表明を集約する
日が、今日、17日です。
http://www.arsvi.com

 「グローバリゼーションの新たな段階とともに、「内戦」ある
いは「対外戦争」、共同体内での「民族的−宗教的」な暴力、し
かしまた究極的貧困状況、飢饉、いわゆる「天災」といった、絶
滅的暴力のさまさまな方式のどんどん巧妙になっていく術策が、
世界中に広まっていったことを忘れないでおこう。その術策は、
「生の地帯」と「死の地帯」のあいだに偏った分割を産み出すこ
とで、[…]「絶滅主義(exterminisme)」と呼ばれるに値する。
絶滅的暴力を「抑制し」、「標的とする」ために国家あるいは同
盟の境界を利用することは、つねにきわめて「有効」であること
がここでは明らかであるが、とりわけ中央アフリカか中東、バル
カン半島での最近の出来事が示したように、驚くほど脆いことも
また明らかである。
 したがって、少なくともその現在のようすでは、「干渉権」に
ついての論争は、より巨大な問題を覆い隠していることが考えら
れる。その問題とは、真に連続した不幸の連鎖といったものを、
形作る、自然的かつ文化的な絶滅的過程への一般化した非介入
(「一般化した非介入」に傍点)である。そこでは、チェチェン、
コソボ、パレスチナ、イラク、チベットは、ルワンダ、アフガニ
スタン、アルジェリア、コロンビア、ブラジルと肩を並べ、また、
アフリカのエイズ問題、洪水によって荒廃したインドの地方とも
肩を並べている。すなわち、また実際には考察されていない絶滅
的な生−政治あるいは生−経済の現実である……。」

立岩 真也

 

◆◆2002/11/15 10:39
  [med-socio 1131] 日本社会学会大会他

立岩です。[med-socio]・[jsds]、同文です。失礼。

明日から明後日(16・土〜17・日)
大阪大学で日本社会学会の大会があります。
http://www.arsvi.com/0a/jss.htm

◇福島 智子 2002/11/16
 「DMの<視覚化>と患者の認識過程の検討──DM教育入院を事例として」
◇星加 良司 2002/11/16
 「「障害学」の到達点と展望──「社会モデル」の行方」

の報告要旨・原稿をお送りいただき、さきほど掲載しました。

「全文掲載」等にも掲載。
http://www.arsvi.com/1c.htm

(上記学会の、に限らず)報告(要旨・原稿・…)のリンク、掲載歓迎
(明日・明後日に間に合わせたい方は、本日夜まで)。
当方のHPに掲載させていただける場合は
テキスト・ファイルかワードの文書ファイルかHTMLファイルで
お送りください。

16日、やはり大阪大学会場で「薬害根絶フォーラム」開催のお知らせ
いただきました(が、キャンパスが違うみたいですね)。

他に

1120日 連続講演会1・松原洋子 於:立命館大学衣笠キャンパス
1121木 ドゥルシラ・コーネル(Cornell, Drucilla)講演会の
    ための勉強会(報告:小泉義之・立岩)
1122金 市民が変えるエイズ政策〜ブラジル・タイ・南アフリカから学ぶ〜
    於:神戸
1128木 ドゥルシラ・コーネル(Cornell, Drucilla)講演会
    於:立命館大学衣笠キャンパス


「これからあること」
http://www.arsvi.com/index.htm#s
からご覧ください。

立岩 真也

 

◆◆2002/11/15 22:53
  [med-socio 1132] 転送・問合せ:ハンセン病とGHQ

立岩です。
以下の問い合せに、私はぜんぜんわからないので
MLに転送してもいいか、とうかがったら
よろしくということで、以下。
情報は(南雲さん──私はまったく面識は
ありません──に直接でもよいですが)
他のにも関心のある方もおられると思うので
このMLに(それを私が転送します)。
さらに他のML等に転送も可です。
よろしくお願いいたします。

−−以下−−

Date: Tue, 29 Oct 2002 09:39:21 +0900
From: 南雲 和夫
To:
Subject: はじめまして

拝 啓

はじめてメールを差し上げます。私は現在、
法政大学の社会学部で兼任講師をしている
南雲和夫と申します。社会政策を専攻して
おります。

実は、当方ハンセン病に対するGHQ(連合国
総司令部)の当時の方針について調べたいと
考えているのですが、当時の文献・資料などに
ついてもし何かご存知でしたら、お手数ですが
ご紹介いただけないでしょうか。

本来ならば、直接お会いしてお願いすべきところ
勝手なお願いで恐縮ですが、何卒よろしくお願い
申し上げる次第です。

敬 具

南雲和夫
nagumok@mub.biglobe.ne.jp

−−以上−−

立岩 真也

 

◆◆2002/11/19 12:02
  [med-socio 1133] 松原先生御講演他

立岩です。お知らせです。
http://www.arsvi.com/0u/0.htm

11/20水
◇連続講演会1 於:立命館大学衣笠キャンパス 16:30〜18:30
 松原洋子:争点としての生命──テクノバイオポリティクスの現在
 コメンテーター:小泉義之・遠藤彰 創思館カンファレンスルーム

 会の性格上、あまり玄人?向けのお話にはならないのではないかと
 想像しますが、コメンテーターたちがなかなか変な人たちなので
 (松原さん+この2人が「生命」の領域の専任スタッフなのです)
 そのあたりのやりとりも楽しめるのでは、と思います。

11/21木
◇ドゥルシラ・コーネル(Cornell, Drucilla)講演会のための勉強会
(報告:小泉義之・立岩) 16:00〜18:00
 於:立命館大学衣笠キャンパス・学而館2階北側246教室 

11/28木
◇ドゥルシラ・コーネル(Cornell, Drucilla)講演会
 「フェミニズムのナショナルな限界」*
 於:立命館大学衣笠キャンパス・創思館カンファレンスルーム
 14:00〜17:00
 コメンテーター:竹村和子(お茶の水女子大学) 司会:松原洋子

*送付されてきた原稿では
 「フェミニストの想像力──形姿・哀悼の権利・共通性」
 となっています。
 RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の話から入るみたいです。
cf.
http://www.arsvi.com/0n/a.htm

よろしく。わたし3つとも出ますので、大学院のことで質問などありましたら
その際にでもどうぞ。&
http://www.arsvi.com/0u/0.htm
からバス時刻表等にリンクされています。

立岩 真也

 

◆◆2002/12/05 10:49
  [med-socio 1144] 心神喪失者医療観察法案・2002秋〜冬

立岩と申します。たくさんのMLに同じものを出します。
どうか御容赦ください。

◆心神喪失者医療観察法案・2002 秋〜冬
http://www.arsvi.com/0ds/m20023.htm

掲載しました。
MLに寄せられたメイル等を集めてすこし整理したものです。
ご覧ください。

情報、意見、等、逐次掲載します。お送りください。

もちろん、以上について、転送、転載なんでも歓迎です。

立岩 真也

REV: 20161029
立岩発のメイル