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全国「精神病」者集団ニュース 1999.8


last update:20101204


全国『精神病』者集団ニュース 1999年8月
   ごあいさつ
 酷暑がつづきます。冷房もない精神病院の一室やアパートの一人暮らしの部屋でこりニュースをお読みの方もいらっしゃると思います。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 おかげさまで夏期カンパ188,600円、ニュース代57,000円の入金がありました。乏しい財布からカンパして下さった方々に感謝いたします。
 自民党は精神保健問題検討小委員会を設置、そこでいわゆる「触法精神障害者」に対する対策を3年以内に党として結論を出すとしてしています。また今年2月24日には参議院予算委員会において民主党の海野徹議員が、事件を起こした「精神障害者」が社会に出てきて困る、必要な対策を、と法務大臣と厚生大臣にせまり、保安処分新設を示唆しています。
 マスコミは警察情報を一方的に報道しているので真相は不明ですが、ハイジャック事件の被疑者は「精神病」者と伝えられ、マスコミでは実名顔写真報道をしたところもあります。刑が確定する目(ママ)どころか起訴前・裁判が始まる前から、被疑者はさらし者にされ、「マスコミ裁判」により推定無罪であるべき被疑者が裁かれています。まさに私刑です。かつて国会議員の父親を殺した娘さんの顔写真が週刊誌に出たことがありました。父親の名前は当然報道されていましたので、彼女は不起訴になっても身の置き所がない状態に追い込まれていたと思います。彼女は昨年自殺しました。実名、顔写真報道を許してはなりません。スエーデンのようにすべての犯罪報道を原則匿名報道にするべきだと考えます。匿名報道が原則であれば、匿名報道をした際、その理由として精神科通院歴ありという説明を付け加える必要もなくなり、「精神障害者」差別につながる報道もなくなります。
 現在「精神病者は危険、違法行為をした精神障害者は閉じこめておけ」「危険な精神障害者は町を歩くな」といった保安処分思想を下から動員していく動きが盛んです。日精協も今回の法見直しに対してそうしたように、今後も国会対策含め保安処分新設に向けその力を集中していくことでしょう。
 全国「精神病」者集団がその結成時から力の限り闘ってきた、反保安処分の闘いがいま再び正念場を迎えていると考えます。すべての「精神病」者に対する差別と排外、そして抹殺の攻撃として保安処分攻撃はあります。今後の闘いをどう闘うのか多くの読者のご意見を全国「精神病」者集団まで集中して下さるよう訴えます。
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北から 南から 東から 西から
赤堀政夫さんの人権問題の一つ
 赤堀政夫さんの介護者並びに代理人 大野萌子
 「殺人者」の汚名を晴らした赤堀さんは一九八九年一月三一日に獄中から解放された。実に三五年ぶりに実社会と接点を持たれたのである。
 以降赤堀さんは激変した社会への適応に時間をかけておられる。そうした赤堀さんと連帯する大野萌子はおおむね以下を意識化して介護者あるいは代理人を務めてきた。
 第一に介護者としては健康管理、第二に社会適応訓練には一人のタグボード(水先案内人)、第三は赤堀さんの人権の復権の闘いには代理人の任務であろうか?
 来年(一九九九年一月三一日)は解放後一〇年目を経過するのでこの節目に改めて総括と中間報告を行いたい。
 赤堀さんは強度の不眠症である。その改善には精神科の診察と投薬であるが、その医療的対応は獄中医療から引き続いて今日も行われている。
 本人の承諾を得て明らかにするが診断結果は「社会適応障害」「体感異常」である。「精神障害者」としては二級の認定で障害手帳を携帯されている。
 この障害の介護が基本的なものになるが、加えて一般的な健康管理が行われている。内科にも主治医があり定期的に検診を訪れて、健康診断とそのアドバイスをいただいている。
 介護者が最も注意するのは「全歯抜歯」(何度も義歯を入れたがその対応策は失敗に終わっている)の赤堀さんに咀嚼可能な食事を提供することである。
 大野は介護記録とその報告書を主治医に提供しているがその続行が望まれている。
 第二の社会適応は「生活者として最小限」の適応に限局しているのが介護者のスタンスである。
 それでも赤堀さんは行政手続きなどは苦手であるため、介護者がすべての代理人となっている。獄中では看守が赤堀さんの「お世話」係であったが、実社会では大野がその代行者であろうか?
 赤堀さんの苦手は地図の世界であったり、金銭感覚が戻らないことである。当然といえば当然であるが、獄中での金銭授受は一週間で五〇〇円以内で、それが長期的な習慣であったところから、現在も金銭的な感覚は「異常」となっている。
 交通機関の諸訓練も難儀な問題であろう。
 とくに買い物は主体的には行えない。価値基準がないのであろう? この問題も獄中病と言おうか? あるいは監獄後遺症とでも言おうか?
 当然であるが三五年間「獄中で培われた価値観」が実社会では何ら参考にはならず、最初から「価値観の見直しや出直し」をせまられている赤堀さんの努力は想像を絶する。
 とりわけ介護者から強力にアピールしたいのは獄中で「死刑」から免れることを祈り続けた赤堀さんが果たして価値観を持てる余裕があったか?である。
 こうした悲劇的な存在を国民一人一人が心を痛めることであり、なぜどす黒いフレームアップを許したかをすべての人々が考えるべきではないか?
 第三の問題は人権の復権である。赤堀さんは解放後に(一九八九年五月一四日には)六〇歳を迎えられた。
 当然六〇歳は年金取得年齢である。赤堀さんが死刑囚で年金取得の拠出先がないことと、赤堀さんにも制度的な年金取得と言われる人権上追求をすべきこととは別個の問題である。
 赤堀さんの実社会への解放はそのまますべての人権の復権がなされてしかるべきであるが、こうした問題の中心に赤堀さん六〇歳の年金取得問題があった。
 その取得をめぐって介護者に当然問われるのが人権感覚であり、その実務的な能力である。
 赤堀さん六〇歳直後に介護者は「静岡県の年金担当者」への申し入れを行ったが、当時の担当者は即日厚生省に出向して調査し、回答を介護者に告げた。「赤堀さんの年金問題は現在の制度では無理。この問題の解決を図ろうとすればダッカの奪還と同様に『超法規的措置』の問題として国会での追及を行いその承認を必要とする」との回答であった。
 介護者は国会追求であろうが、ダッカの奪還と同様に「超法規的措置」であろうが人権の復権に欠かせない闘いであったが、「病気の再発」や疲れで具体的な行動ができない状況下にあった。
 もっともその後赤堀さんの精神障害手帳取得後は名古屋市の精神保健福祉課にも、障害年金取得のための申し入れを行い、その実現に努力したが、「赤堀さんはかつて精神病院への入院歴があった(この問題では精神病院への入院歴では初発か?既往歴か?)」と認定するいかなる資料もないことで低迷する。裁判所もないと突っぱねるし、精神病院入院時の(溝口病院も当時のカルテは現存しないと突っぱねる)カルテも現存しないし、精神病院に送った矯正施設にもその記録がないという有様であった。
 そしてこの一九九八年二月一日赤堀さんの解放一〇年目に突入で、再度方針を固めて同時多発的に人権の追及を行った。
 まずは社会保険事務所に申請、既得権のない状態を確認し、上部の県の審査官へ問題は委託された。
 そして同時に名古屋弁護士会には「赤堀さんに年金受給の資格のないのは「受刑中に年金への加入義務を周知徹底しなかった厚生大臣と法務大臣」の責任であるが、その責任を明らかにしてほしいと訴える。赤堀さんには年金の取得は「人権の復権」である。また同日にはマスコミの記者会見を行い広く市民の喚起をうながすことになった。
 愛知県の年金指導官には「老齢年金の追求と同時に障害年金の請求も改めて同時に申請するよう」に指導されたので申請の手続きを行った。
 いまだ名古屋弁護士会からは人権侵害の決定も出ていないが、こうした「障害年金の決定」は、社会保険庁はきわめて政治的な判断で決定されたと思われる。
 赤堀さんの「人権の復権」を追求するとともに、元無実の死刑囚の方々にも同時に人権救済が行われること、そして獄中者にも「年金制度」が広く一般的な問題として周知徹底することがこの問題の提起である。
 「障害年金取得者」赤堀さんで、解決に向けて一定の見解が見られたが、今後も現在追求中の「老齢年金問題」はさらなる闘いとして推進させる。
 最後に「障害年金の証書」を持参し、その年金受給の説明を行った南区役所の行政マンに赤堀さんは「こんなにいただいて大丈夫ですか?」と素朴に問いかけられた。
 ちなみに赤堀さんの障害年金は基礎年金二級で年額八〇万円弱である。支給は一九九八年一〇月が支給開始日である。  (一九九八年一二月二一日記)
 (編注 名古屋弁護士会は一九九九年三月一二日付で厚生大臣宛に勧告書を出し、赤堀さんに年金が支給されていないことは「国民年金法によって具体化された申立人の生存権を侵害するものである」とし、赤堀さんに「国民年金を支給するべき必要な措置を講じるように勧告する」とした。老齢年金申請については却下され、行政不服審査を要求したが、最終的にはこの五月に却下されている)
連載
分裂病自己免疫疾患論 一

 先の投稿(九八年八月号Vo1.24No.4)の中で、私は「分裂病とは精神のレベルでの自己免疫疾患なのではあるまいか?」との疑問を投げかけた。
 免疫学の権威多田富雄氏の言うところの身体レベルにおける「スーパーシステム」とは近年とみに知られるようになった現代思想「複雑権」にいう「オートポイエーシス理論」に酷似している。
 「オーロボイエーシス理論」の意味するところも精神のレベルにおける「スーパーシステム」に同じなのであろうか?
 生命現象を身心二元論として捉えるのではなく生命システム全体として考えた場合「スーパーシステム」および「オートポイエーシス理論」は共通する側面を持っている。
 身体レベルでの「スーパーシステム」は分子生物学なかんずく免疫系を軸に生理学的解明が進んでいる。しかしながら精神のレベルに適用される「オートポイエーシス理論」は、ある種、概念として知られ生理学的裏付けが乏しいかに見える。
 とはいえ概念、あるいは理論が実体として先取りしていたという事例など歴史の上で枚挙に暇がない。
 アインシュタインの相対性理論が、太陽の重力場で、星から来る光線が曲がることを予告し、その発表された観測方法によってイギリスのエディントン隊が日食観測を行ってその正しさを証明したことなどその好い例であろう(『NHKアインシュタインロマン2』考える+翔ぶ!「相対性理論」創造のプロセス一二〇から一四四ページ第六章 一般相対性理論の創造)。
 身体レベルので免疫システムは生体防御のシステム(機制)であるが、その前提となるのは、守るべき「自己」とは何か?ということである。
 免疫システムとは他の何ものでもない独自性を持った「自己」を確立し、それを維持しようとする生体のシステムであり、何よりもまず独自性を持った「自己」の確立が最優先する。
 さらに言うなら、免疫系の異常事態である自己免疫疾患とは独自性を持って確立しているはずの「自己」を何らかの理由で「非自己」と認識し、自らが自らを攻撃する難治性の病とされている。
 この点を再度確認した上で本論に戻りたい。私がこの論考で目論んでいるのは「分裂病は果たして自己免疫疾患なのか?」ということに尽きるが、その課題を探るにあたり、そもそも「分裂病の本質は何なのか?」を問うことから始めたい。
 分裂病の本質についてはさまざまな角度からアプローチがあり、わが国ではこの点に主に焦点が当てられ論議されてきた。が仮に自我(=「自己」と置き換えてもいい)が脅かされ、あるいは崩壊の危機に晒され、結果として主体性を持った自我(=「自己」)が崩壊してしまう病、と仮定しよう。
 それは世界ー内ー存在であるはずの自我(=「自己」)が全く自分以外の他者、社会、世界(=「非自己」)と拮抗し岐立して対峙するという壮絶な体験である。
 その孤独感、その根元的な不安は余人には計り知れないものがある。
 昨年、神戸大学での職を辞され、臨床の第一線から退かれた中井久夫氏はその最終講義の中で、
「分裂病には、自分が唯一無二の単一人格であり続けようとする悲壮なまでの努力がありありと認められる・・・・・」(『最終講義』中井久夫著 みすず書房 九三ページ)
 と語っている。
 また同じ講義録の前段で中井氏は、その業績や著作を我が国に紹介することに功績のあった、H・S・サリヴァンを引用して、サリヴァンは、
「・・・・・分裂病は『セルフ』自体の崩壊であると考えていた・・・・」(『最終講義』五四ページ)
 ようだと述べている。
 また同じくサリヴァンは「セルフ」と「ノットセルフ」を区別するシステムを「セルフシステム」(自己組織)と名付けていたことにも言及し、
 「セルフシステム(自己組織)とはサリヴァンの言葉ですが、彼は一九三〇年頃にはこの考えに到達していました。
 それは自己の統合性を守るためにそれを脅かすものを意識から解離するシステムです。
 これは『自己』と『非自己』を区別し成長しつつ機能し、自己言及的である点で日本の誇る免疫学者多田富雄のいう『スーパーシステム』です。サリヴァンの『セルフシステム』は概念としては半世紀後の免疫システムを先取りしています。
 しかし免疫系と違う点もあって、解離されたものは意識の外にとどまって存在し、意識に磨きをかけられないため粗野な形のままで存続しています・・・・・・」(『最終講義』五四ページ)
 と述べている。
 身体レベルでの「スーパーシステム」と精神レベルでのサリヴァンのいう「セルフシステム」が呼応している点は中井氏の言によっても明らかだが、さらに先に「スーパーシステム」は生理学的に解明されつつあると書いたが、精神のレベルでの生理学的裏付けはいかようになっているのか?
 過去の歴史を通じて分裂病の生理学的解明はもっぱら脳に焦点を当ててすすめられてきた。
 その過程で研究の名の下に甚だしい人権無視の態度がまま見られ、多大な非難を浴びた。
 そのような経過を経てなお脳に分裂病の病因を特定しようとする研究は続けられ、現に一般的には、そのように広く理解されている脳の代謝異常として、脳にこそ分裂病発現の生物学的要因があるとはっきり確認されているわけではない。それは原因ではなく・・・・・
 「未だ『病い』の『結果』としての異常だけしか明らかにしていない・・・・・」(季刊「精神医療」第四次 八、九合併号「精神分裂病はたかだかこの一〇〇年の病気ではなかったか」「精神分裂病」の概念検討(五)それでもやはり「分裂病」は「脳」の病気であろうか 松本雅彦 八五ページ)
 のであり、分裂病の原因として説明されているドーパミンの過剰も実は
 「ドーパミンの過剰は原因ではなく、他の原因に対する神経系の反応結果と考えられなくもない」(同上季刊「精神医療」「精神分裂病の生物学的原因論ーーBinhoefferの外因反応型を中心にーー岩舘敏晴 一〇五ページ)
 では分裂病の原因が脳にないとするならば、それはどこにその隘路を見いだせばよいのか?
  (つづく)
警察と法務省と裁判所による陰謀
  岩間勧
 現在、警察や法務省によって行われている違法行為を。
 警察と法務省は、電磁波を使い国民の精神と行動を監視、操作しています。
 わたしは、奴らのその電波と、奴らの工作員の工作によって操られ、事件を作り上げられ、さらには殺人までデッチ上げられて、控訴審まで二〇年を打たれている男です。
 奴らは、私と関係していたすべての人間を使って工作し、その工作と電磁波操作で十数年も私を変えるためにマインド・コントロールをしています。
 この電磁波は、バイオ・メディカル・テレメントリー・マインドコントロールと呼ばれるもので、アメリカやブラジルの刑事施設やスエーデンなどでも使われているようです。
 麻原彰晃の機構はよく報道されていますが、あれも法務省の電磁波による操作と攻撃を受けているもので、麻原を貶めてそれをほかの信者や裁判や社会にいる信者操作、そしてそれが法務省の電磁波によるものだと分かる国民へのメッセイジとしてやられているのです。
 私はオウムは嫌いですが、死刑になるのであろう人間まで、あのように痛めつけ、虐め、拷問し、操作して尊厳を奪うのはフェアではありません。どうせならばこの電磁波で殺して安楽死させてやるべきでしょう。
 自分が同じようにむごくやられているし、彼がやられているのも実際にこの耳で知っているので、その苦痛と貶められている悔しさもよく分かるのです。
 拘置所では、夜中など突然、一人で大声を出し、扉を蹴って暴れたり、いろいろやる人が多いのです。その多くはやはり電磁波のためです。
 さて、私の事件です。それは事件の年の春、突然覚醒剤をやりたくなったことからどんどんおかしな出来事が始まったのでした。
 そして、起きることの多くがまわりの人間の言っているようになっていくのでした。
 一つ一つは何の意味もないことですが、ましてや俯瞰すると、すべてがドラッグと女とセックス関係とビジネス関係のことなのですが、予言や暗示になっており、自分のまわりで何か想像もできない異常な企てが起きていると感じました。
 たとえば、関係した女たち全員がドラッグ、覚醒剤の経験を話し、私がドラッグをやる前その経験の有無を私に尋ね、シャブは入手できないかと尋ねたり、経営するジムのメンバーや従業員の多くもそんなでした。
 こんなことでは何でもありますが、メンバーの一人の話は、シャブの密売場所が警察署の真裏のスナックだったのを見た、以前の女の一人は横浜から、わざわざ毎日私がシャブを買っていた板橋警察署と区役所のすぐ近くまでパチンコだけをしに行き、私の部屋には隣の部屋の住民宛の板橋のショールームへの招待状が、二度も間違ってポストに入っていました。アメリカから初めて訪ねてきた、ボディビルダーもドラッグの話ばかりでした。
 そしてその男にシャブをやるとその異常な打ち方に驚かされたのですが・・・。
 事件の数ヶ月前には、目黒警察署に保護を求めて飛び込んだのですが、なぜか私服二人に引っ張り回され、歩きで国鉄目黒駅の交番まで連れて行かれたのですが、途中二度、バンと外車に押し込まれて拉致されそうになりました(今ではマネと判っていますが)。そして交番から大崎署までパトカーで運ばれたのですが、引く受けに来た義弟や叔父や、そして記録にも職務質問で保護されていました。
 そしてオーナーとのトラブルの相談では、叔父から河上和雄弁護士に聞いたとして、嘘のアドバイスでだまされてしまいましたし、ビジネスでも知人にだまされたりはめられ、東京ボディビル連盟にもはめられてしまいました。おかしなことに、その連盟とのトラブルとオーナーとのトラブル、そこから訴訟などが、私がシャブを始めたり、やめていたのを再開、そしてまたやめていたのを再開するのと、タイミングがぴったりと合うのです。
 また、私のシャブを知らない友人がシャブを打った直後に電話をしてきて、エクスタシーを静注したところだろうなどと言ったりもします。
 私がシャブを溶く水のペットボトルをゴミ箱に捨てると、二度もそれが洗面台の上に戻されてもいます。
男の彼女のエアロビクスのインストラクターがボディビルを本格的に始めたがっている、という変な話しまでされました。なぜ変かと言えば、その友人も日本ではトップクラスのボディビルダーで、その女は私とはウマが合わなかったからで、私はこれは何かのワナだと思いました。
 その頃は日焼けサロンの女と毎日のように会って、シャブをやっていたのですが、事件の三日前にそのインストラクターの女を、どんなワナかと思って誘い、セックスしようとすると、日焼けサロンの女と全く同じせりふを三つ言いました。「痛いのはイヤ」「オシッコをかけてやるから頭を出せ」、乳首を触ると「くすぐったい」です。そして私が知らない間にシャブを洗剤(台所)と流しにばらまかれ、誰もいない誰も見ていない居間のカーテンを動かされました。それで私は完全に誰かに監視されていると思いました。その頃はシャブを打つときアメリカ人が座った位置などや、女たちがベットルームにも電話があるのに居間まで行って電話をしていることなどから、インターホンのカメラで監視されているのではと疑っていたのですが・・・・・。
 そして事件当時、日焼けサロンの女とシャブをやるとその友人のボディビルダーに報復しなければと言い、その時の表情があまりにも不自然で、私がその年アメリカで知人の話していたとき、その男が復讐の話をしたときの表情と同じでもありました。
 その一致で何かおかしいとアメリカでも感じていたことが日本での陰謀とつながりました。
 そして女は、私を狙っているのは、攻撃しているのは、敵は、国家権力だと言いました。またその時にシャブを吸煙していると刺激臭がして女が「ナフタリンだ」と言ったので私は毒殺されると思って捨ててもいます。
 その後は、訪ねてきた母と姪(眠っている間にチェーンロックを掛けてあったに起きると中にいた)がその女に殺されるとも思っていました。
 それでもなぜか女を仕事場まで送っていきましたが、別れ際に毎日のように会っているのに「今度はいつ会えるかしらね」と意味ありげなことを言いました。
 そして叔父の店に行って、従弟と話しているとき、やはり皆グルで私を殺そうとしたり、精神病院へ入れて拷問、洗脳してボディビルができなくしようとしている、姪が人質に取られ母は脅迫されている、従弟は電話で敵・警察とヤクザを呼び寄せた、と電磁波で思考挿入や感情・感覚操作されて思って、従弟から渡された、スライド式の飛び出しナイフを、なぜかその時もっとよいナイフを2本自分で持っていたのに受け取り、いいようにやられたり、洗脳・拷問されたりしない、闘って死に様で裏切り者の従弟に見せてやろうとしました。
 それがずっと電磁波で操作されていたため、何一つ合目的合理性、一貫性のない支離滅裂なメチャメチャな行動になってしまいました。
 私が刺したとされている時の警官たちの調書などは、とんでもないウソで、あり得ない話を平気で作っています。
 その後の人質を追いかけて取ったのも、電磁波と警官の「逃げろ」の組み合わせで、その瞬間それまで考えていなかったのに追わなければならないと思わされて追って取らされたのです。
 私が報道を呼べと言い、写真を撮らせたかったのは拉致・拷問・洗脳や、人知れず拷問されて抹殺されることを恐れていたからです。
 私は囲まれた中で、説得員の私服に陥れている陰謀と攻撃を報道の前に認めさせ、自分の身を守ろうとしたのですが、やはり電磁波操作でゴマカサれ、「後ろから殴るような汚いことをしやがって謝れ」と企てを例えることしか言えなくなっていました。今でも陰謀の一言では、表現できないと感じさせられて「説明キチガイ」されていますが、そして謝罪があり、油断して人質を解放したのですが、後から分かったのは、言いたいことを言っているように操作で感じさせられ、錯覚して、さらに操作され、相手の行動を真実や本物と感じて油断、安心、だまされていただけでした(今でも、これと同じようなことが毎日繰り返されている・・・・。電磁波の声と動きの操作と思考や感情・感覚・想像の操作の組み合わせや、それらと刑務官の工作の組み合わせで)加算町署で、その説得員は、私の両手を握ってひどいことをしないでくれて、ありがとうありがとうと連発したのが、それも私を油断させて、安心させて「ダマ」して後からただ怒らせるためでした。
 その後も、電磁波を使った捜査と刑事やほかの被疑者を使った工作での挑発、誘導、脅迫、攻撃、嫌がらせ、イジメとダマシばかりです。調書などは警察と確信して戦ったと言ったら罪が重くされるのではないかと弱気にされ、操作され、ダマされ、乗せられ、とんでもない嘘の動機を作らされました。
 その後は、最初の私撰弁護人は国からの助けの救いの使者で、国の命令や指示でアドバイス、指示しその気にさせるための催眠術を使っているのだと、電磁波で思わされました。面会でガラス越しにペンを突きつけられると、しばらく事件の記憶がなくなったからです。それで私はそれまでの不安や心配の疑いから解放され、弁護人の「事件の記憶は本当はないでしょ」という言葉に合わせていってしまったのです。催眠術を使って記憶操作までするのだから、この男は使者で国家権力もやっとこの全く理由も何も訳の分からない陰謀、陥れをやめるのだ、とそう信じてしまいました。
 そしてそのまま、精神鑑定を受けると、中谷陽二医師はその最終日、鑑定次第では心神喪失だと言い、公判前の面会では弁護人が同じことを言いましたが、フタを開けると耗弱。またダマされました。なぜここまで何度も何度もダマすのか。
 さて、電磁波を知らされたのも一回目の鑑定終了すぐ、敵は汚いことばかりです。
 それまでも、何かおかしいおかしい私の思考が読まれていると、しょっちゅうそう感じていました。私が事件のことなどを思って怒って何かを考えたりしていると、拘置所の舎房の窓をタイミングに合わせて、何度も何度もがたがた揺すったり、留置所でも改名を考えていると、その名の話をしたり、思考を攻撃する刑務官のタイミングのあった咳払い、同じ妨害の他の舎房の枕をたたく音、壁に背を付けていると隣のイラン人が壁を食器で叩き続けること、刑務官が今私が書いている手紙の内容を知ってイヤガラセを言う、面会からの戻り、前を歩く刑務官を追い越そうとすると、後ろ向きなのに私が進もうとする側に移動して進路を妨害するなどです。
 瞑想していると、神経操作、思考挿入、幻覚挿入と声の攻撃が始まったのです。その電磁波でやらしたことは。顔や頭の神経を編まれ、包帯を顔にグルグル巻きにされ、目を針金で刺され、歯を引っ張られ、頬と顎に針金を通され、締められて口を閉じさせられ、中庭や各舎房のスピーカーからは大音量の誹謗中傷、攻撃、妨害が流れている、刑務官が他の舎房の人間と話しているのが全て私への指示となりました。それまでやっていた運動も何一つできなくなり、正座するのが地獄になりました。言葉に対する、前付け、後付、本の後読み、記憶操作による文字忘れ、飯を一切喰うな、オカズの何か一つだけ喰え、みそ汁だけ飲んでよい、などの幻覚や命令や神経操作、思考、感覚感情操作何でもアリです。九七年は運動、歯磨き、風呂での身体洗い、洗濯、食器洗い。掃除、文字書き、は全くできず、着衣、寝返り、喋る、喰う、クソしての尻拭き、そんなこともまともにできませんでした。
 私は一年三六五日二四時間、監視、イヤガラセ、操作、妨害、拷問、そんなことを電磁波でヤラレつづけ、毎晩、不快、異常、間違いだらけの夢を挿入されています。記憶は消されたり、出てこなくされ、違う感情と感覚を付けられ、行為やできごと、読書や何もかもにたいする理解、解釈、感情、感覚、欲求、意欲ありとあらゆるものが、一瞬そのたびに麻痺、変化、抑圧、操作させられています。全く同じこと、ものが突然できなくなったり訳が分からなくなったり、スピードやペースが遅くなったり、それらの逆が起きるように操作されています。言葉に対する感情、感覚とその逆、イメージに対する言葉とその逆そういうものが操作され、すり替えられています。
 私は何をしているときも、どこか、何か、自分でないものにすり替えられているので、自分自身ではありません。敵は五感、思考、感情、欲望、意欲、理解、解釈、好み、コトバ、そういうものを変化、操作、攻撃、すり替えて、私を実験動物のように本来とは違う生物にマインドコントロールしています。
 日本でも法務省や警察と裁判所と精神科医とその手先たちによって、このような犯罪や陰謀が行われています。この事実を暴きたいので同じような被害者の方はご連絡下さい。
連絡先
一二四ー○○○一
葛飾区小菅一ー三五ー一A
岩間勧様
障害年金が三級から二級に
  Q
 私は一〇年以上前に厚生年金の障害年金三級を取得した。年金を受けるにあたる障害の程度の表を見ると三級は「援助があれば就労可能」となっている。私の年金請求の診断書および現況届けにつける診断書は一貫して「就労不能」となっている。そこで三級なのはおかしいのではないかと思い、主治医に相談してきた。
 前の主治医は「入院中に申請しないと級は上がらないから」とあきらめるよう言っていたが、今度の主治医は「あなたは働けませんねぇ」といって年金額改定請求に協力してくれた。
 請求したところいったんは却下、そこで再審査請求をして、県の役人の家庭訪問もあり、結果は三級から二級となった。
 請求自体には費用はいらないが、最初の診断書に診断書料一万円、再審査請求の際の診断書には五千円の費用がかかった。しかし結果として二級となったので充分もとがとれた。
 厚生年金の障害年金で精神障害者はほとんどが三級にされていると聞く。しかし就労不能という仲間は一度は年金額改定の請求をしてみたらどうだろうか?診断書のため主治医の協力と理解は必要だし、もちろん結果はどうなるか分からないので、主治医に払う診断書料だけ損となる場合もあるが・・・。
詩二編
  新潟 A
世界で一番ステキな笑顔
となりの
 おばあちゃんは、もう少しで、
  八〇才に
   なろうとしています。
一人暮らしになって、
 どのくらいたったのでしょうか。
おばあちゃんは、いつも
 明るい笑顔でいます
 私ネ。世界で一番
 ステキな笑顔の人に
    なりたいのよ。
いつも笑顔を
    練習しているのよ≠ニ
そのおばあちゃんは、
 ニコニコ笑顔で、私に
  教えて下さいました。
私もこのおばあちゃんの様に
 いつも明るくニコニコとして、
  いる人になりたいと思った。
最高の一品
人から見たら
 お金も何もない
生活をしている
 私を見て、
あわれに思う人も
 いるかも知りません。
    でも私は
    たとえ一品であっても
 最高の一品であり
  たいのです。
たった一つでも
スバラシイ物で
  ありたいのです。
本物としての
 プライドは、一生
 持っていたのです。
お手紙から
  静岡 小川愛彦
 私はほとんどテレビや新聞を見ませんが、年が明けた一月一一日の「報道特集」を見て、非常なルサンチマンを抱きました。
 以前にも「知的障害」者の正常子宮摘出という事件がありました。報道特集ではハンセン氏病の男性を、強制的同意なしにパイプ・カットしてきた歴史があるとの放送でした。
 もう何十年も前からハンセンし病は薬で治る病気で、伝染病でもなく遺伝する病でもないと理解されているにもかかわらず。周知の通りハンセン氏病もまた「精神病」と同じく「隔離・収容」の対象となる病気として考えられています。
 「ライ予防法」は一九九六年に当時の厚生大臣管直人の手で撤廃されました。薬害エイズ患者に対するおわびも管が行ったが、私は別に菅直人を評価しているわけではありません。当たり前のことをしただけです。
 むしろ精保法撤廃をしなかったのはなぜだ?と言いたいくらいです。
 しかしハンセン氏病患者に対して、社会復帰をしたいか?というアンケートを行っても、二%程度の方が社会復帰をしたいと思っているに過ぎません。これも当たり前の答えです。ハンセン病患者同士が結婚しても子供がいなければ働く甲斐がないのは当然でしょう。(仮に理解ある健常女性がいてもパイプカットされているのですから、これまた当然子供はもうけることができません)。それにさして忌まわしい病気ではないことが、頭で理解できてもハンセン氏病にはまだまだ差別・偏見が残っています。放送の中でハンセンし病者同士の老夫婦にインタビューする場面がありました。
 老婦人がポツリと「子供はかわいいもんね」と答えていらっしゃるところで私は涙を流してしまいました。
 つらつら考えるに、資本主義という金儲け第一の社会には適当な数の社会的弱者が必要なのでしょう。
 あんな風になりたくなければ黙って働け。金持ちだと実感したければ貧乏人がいるのが第一番。キ・チ・ガ・イがいやら・い・やカ・タ・ワになりたくなければ、他人のことなんか気にするな。自分さえよけりゃそれでいいんだ。アメリカからワイロを受け取って何が悪い? オレは金持ちになりたいんだ。公害だとかそんなものは気にするな。
 何しろオレは世界中の富を手にしたいのだ。貧乏人に何が分かる? 金だ、金、金。といった具合におカミが大衆を誘導したからこそ、「奇跡の復興」「高度成長」「所得倍増(実は「物価三倍」)とやらが成り立ったのでしょう。
事務局報告
☆日本精神神経学会に東京総会について

・ビラについて
 全国「精神病」者集団としては総会と「触法精神障害者のシンポ」で保安処分と精神保健法改悪、そして赤堀さんのフィンランドでの報告の三種類のビラを配布しました。さらに大野さんが、総会で個人としてガイドラインと組対法のビラを配布しました。
・触法精神障害者対策シンポを巡って
 評議会、総会で一部の会員から、「このシンポ開催は軽率であった」「保安処分を推進してきた側である厚生省、警察庁、法務省の指定発言はカットすべき」の意見が出ました。
 山本は「第一に学会は保安処分反対であったはずであるが、触法精神障害者『対策』という言葉を使っている以上『対策』とは事象や敵に対して使う言葉であり、触法精神障害者と共に生きるという姿勢を捨てており、この表題そのものが保安処分思想である。われわれ会員に一切相談がなく、保安処分反対の姿勢を変えるこうしたシンポを開くことは総会の私物化である」旨発言しました。
 理事長の対応は「私物化ではない評議委員にアンケートをとってシンポのテーマを決めた」山上晧委員長は「保安処分をどうするか結論を出してシンポを開くのではなく、討論の場である」という回答をしていました。
 総会でこの件について議論しようという理事長の発言があったのですが、結局時間切れで討論できませんでした。
 シンポ自体は各地からの患者会と全障連が最初に壇上にあがりシンポ開催に抗議シンポの中止を訴えました。山本は総会で発言した趣旨を繰り返すと共に「総会でも問題になったが、総会では時間切れであった。したがって今このシンポ開催自体について討論すべき」といいましたが、支持者がなく、シンポ自体は開催されました。
 シンポジストは山上晧(東京医科歯科大学難治疾患研究所)、吉川和男(ロンドン大学司法精神医学)、謝麗亜(カルガリー総合病院司法精神科)、花輪昭太郎(熊本県立こころの医療センター)、北潟谷仁(北潟谷法律事務所)、指定発言は、日弁連、厚生省、法務省でした。
 体調不調によりそれぞれの報告について詳細に説明できませんが、山上晧、吉川一雄(英国の特別病院とそのシステム説明)、謝麗亜(カナダの特別病院の説明)、花輪昭太郎(こんなに困った触法精神障害者がいるといった非常に悪質な内容でした)は大まかにいって保安処分推進、弁護士の北潟谷氏は一応保安処分反対はいっているし、触法精神障害者の問題は精神医療の一部の問題でしかないことは明らかにしていました。日弁連からは池原氏が発言、強制移送制度を評価していた点だけ印象に残っています。厚生省では課長が出てきましたが、厚生省は「触法精神障害者」という言葉は使っていないといっていましたが、国会の付帯決議に触れていました。法務省の発言はおぼえていません。私は体調不調につき途中で帰宅しました。
 体調不調により、正確な報告ができませんので、誤解もあると思います。印象のみです。
 いずれ学会誌に報告が掲載されることになると思います。
・死刑問題について
 大野と山本は精神障害者の死刑囚問題について、三月一九日に学会の「精神医療と法委員会および保安処分と司法に関する小委員会」に招かれ死刑問題について訴えました。その結果とりあえず、袴田さんの獄中処遇問題について学会委員会として取り組むことになりました。
 学会当日に読んでいた本に、一九九六年世界医学会マドリッド大会において採択されたガイドラインに「いかなる状況下でも精神科医は法的に権威付けられた処刑に関与しすべきではなく、また処刑できる能力があるかどうかの評価にも関与すべきでない」というのがありましたので、総会理事会報告の際に「大野と私の死刑問題に関する提起について理事会は死刑制度そのものは学会として取り組むには大きすぎる。精神障害者の死刑囚問題については委員会に依頼して取り組む、と理事会はいったが、マドリッドでこうしたガイドラインが出ている。これに対して日本の学会は反対したのか賛成したのか? 賛成したとしたら学会としておなじような見解を出すべきである」と追求しました。これに対して理事長は「世界精神医学会が言ったからといってもすべて従うわけではない」と突っぱねましたが、今後も追求したいと考えています。
 なお世界精神医学会の倫理委員会委員長のメールで、川中さんの例を説明し、日本では処刑の際に精神科医は確定者が精神的に健康を判断する形で、処刑に参加しているが、ガイドラインは拘束力はないのか、と質問したところ、「あなたの訴えについては八月の執行委員会に上げることを約束する、マドリード宣言とガイドラインはすべての会員学会に指示されたので、われわれは行動を起こすべきである」との回答を得ています。
 ・その他
 理事会では医療費問題の委員会から厚生省に対して出す要望書の報告がありましたが、その中で「無けいれん電気ショックの点数化、今まで七日だった保護室加算を一二日に増やす。要件として二名に指定医の判定」という点が問題だと思いました。
 総会では理事長報告に対して、ある会員から「理事長報告はおかしい。私は精神保健法撤廃を主張して学会シンポでも発言したし、学会総体として指定医制度反対の立場をとっていたはずだ」と追求がありました。
 私は「医療費の要求として保護室加算の要件として指定医二名の判定、と言っている。二枚舌だ」と追求しました。
 (以上文責山本)
☆精神保健福祉法「改正」について
 来年四月から施行ということでいま政省令に取りかかっているところだと思いますが、作業進捗状況は把握していません。
 一九九九年三月、三、四日に日精協の精神医学会が開かれ、そこで厚生省精神保健福祉課長発言しています。いくら日精協にすり寄るといっても「人権の主張」そのものに敵対する非常に質の悪いものですが、見逃せないのが、自民党がこの三年以内に「党として触法精神障害者対策を立てる」という部分で、何らかの形で保安処分立法が出てくることは確実でしょう。
☆障害者欠格条項をなくす会結成
 五月八日に「障害者欠格条項をなくす会」が結成されました。
 連絡先等は以下です。
DPI障害者権利擁護センター
 電話〇三ー五三八六ー六五四〇
 ファックス〇三ー五三三七ー四五六一
 結成集会資料およびパンフ『もし?』(定価一〇〇円送料別)も販売中です。
☆国際保健機関(WHO)のアンケート調査
 WHOが障害者の基本原則について、各国の実態を知るためアンケート調査をしているのですが、そのアンケート要請が全国「精神病」者集団に来ました。おそらくメアリー・オヘイガン(世界精神医療ユーザーサバイバーネットワーク初代議長)がパネル委員としているので障害者団体の一覧に全国「精神病」者集団が入ったのだと思います。回答をしておきました。
 ☆全国「精神病」者集団例会日程
 八月二一日(土)夕食をとりながら交流会
   二二日(日)会議
 一〇月二三日(土)夕食をとりながら交流会
    二四日(日)会議
 偶数月の第四日曜日が会議でその前の土曜日が交流会です。
 場所はいずれも京都事務所です。全国「精神病」者集団ニュースを購読している「精神病」者はどなたでも参加できます。健常者は参加できません。介護者の必要な方は介護者は同席できますが、発言できません。
 参加なさりたい方は私書箱にお手が見下されば詳しい場所時間等お知らせいたします。夕食の準備の都合および担当者の体調で流会となる場合もありますので、参加者はあらかじめご連絡下さいますようお願いいたします。
☆一九九九年二月例会報告
 参加者 大阪Y、M 石川P
@各地報告と問題提起
Y 大精連例会二月「精神保健福祉法」をテーマ
参加者は少なかったが内容が濃かったのでニュースに報告を出す。
一月保健所で親の会主催ピア・カウンセリングについて、
二月は豊中で自立生活援助センター豊中介助者養成講座でYが講演した。
福祉構造改革たまらんほど福祉士が国家資格でて来る。
当事者が主体になれるのか?
資格によって当事者支配がなされないか? 医療による支配は? 生活者としての当事者主体を訴えていくべきだろう。
地域の施設か? 施設の社会化か?
当事者に対して講演依頼が増えています。いい悪いは一面的にはいえないが当事者が声を出せるという意味ではいいが、アリバイ的な場合もありうる。
グループホーム、作業所を当事者主体で作ろうという動きがある。
大精連で週刊朝日の件は議論になった。
A議論
※国家資格者の問題
M ソーシャルワーカーがもっと権力を持つようになるのではないか?
P 欧米で医療改革にはソーシャルワーカーが主導権を握っていた。なぜなら彼らは病院に雇われているのではなく、行政機関に雇われていて、医療機関から独立性がある。しかし日本ではワーカーは病院に雇われ、さらに国家資格化では医師の指導のもと、と明記され、ますます医療機関からの独立性医師との対等性がなくなる。小林信子氏に聞いたが、ブロードモア(イギリスの特別精神病院)をソーシャルワーカーと見学した際、医師が、ワーカーは医学知識がない、と言ったら、即座に「私たちが医師と同じ見方を人にしたらわれわれソーシャルワーカーの存在理由はない」と反論がされた。つまり人を患者としてみるのではなく生活者としてみるということだと思う。それだけソーシャルワーカーが対等で主体性を持っている実態がイギリスではある。
もちろんいい面だけではなくソーシャルワーカーが地域監視の先兵となっている面もあるようであるが。
M ワーカーが患者の方ではなくて医者の方に顔を向けるようになっていく。医者と喧嘩できるワーカーがいなくなる。心理・カウンセリングが不景気で成り立ちにくくなっている。保険のきかない心理カウンセリング診療所がつぶれそう。お金を払ってカウンセリングなんて、というのが定着している。主治医の二、三分の話では納得できなくてその心理カウンセラーにいっていたが、経済的事情でいけなくなってきた。三二条(精神保健法の三二条外来医療費公費負担制度)のきくところだったらどんどん利用するけれどもそうでないところが問題。「精神病」者を三二条で縛り付けてしまうという傾向がある。国の賢いところ。その作戦が見事に的中した結果であろうと思っている。
P ドクターの三分診療が問題である。
Y ソーシャルワーカーの位置づけが問題。
M こちらがお客として使いこなせば役にたつ。症状で困っている人もいるが生活面で困っている人は五万といる。生活面が落ちつくと症状も落ちつくことが多い。大阪にはよく動き精神病院と交渉して退院までもっていく人もいる。料理教室からアパート探しまでやっている人もいる。
Y 自分の知識を使って、保身に走るワーカーがいる。
M 精神科看護はひどいのが多い。恫喝するのが仕事だと思っているのが多い。ねっこは医者の独占、ヒエラルキーの問題。
Y 患者会やその他のセルフヘルプ活動の強化で選択肢がふえてくる。その中で教え込まれたヒエラルキーの外の価値観を作って行けるのでは?
M 話としては分かるが、いつのことやら?
Y いつのことでも展望を持とう。医療機関のランクづけを患者たちが初めて行う。医療機関も変わらざるを得なくなるのでは? 強制入院制度はネックだが。
P 患者仲間が一緒に医者と対応して力関係を変えて行くこともできるのでは。
M 患者仲間での情報交換で知恵を持っていくことはどんどんやっていかなければならない。
※デイケアと地域患者会
M デイケアは至れりつくせりのサービスをしてくれて自分で苦労せずにすむ。出迎えまでしてくれるデイケアもある。
医療機関のデイケアが熱心に行なわれているが故に地域患者会が育ちにくい。デイケアでは当事者が主人公なのかと錯覚させる面がある。
デイケアでしんどいことはスタッフにやらせいいとこどりするほうが楽だという面がある。デイケアはあくまで医療。
作業所でもスタッフがメンバーを仕切っている面もある。
P 精神病院でデイ・ナイトケア、病院内社会復帰施設一日二四時間病院の管理下、あるいはサービス下?
患者会がデイケアの代わるサービスが患者会ができるかどうか? 法律的にも行政の方向性としても医療法人しかできないことになっている。
デイケアと作業所に皆満足しているわけではないが、そこ以外行くところがない。
M 疑問を少しでも持つとかえって不幸になる。入院したりする羽目になる。
P 患者会が今のデイケアや作業所の代わりを全てできないが、不満や愚痴を共有できる、わたち会えるということが大事で、そのために患者会が必要。
M 自分たちの集まりでは、愚痴をいえるため医療関係者はシャットアウトしている。
P 大精連でも初めて来て、家では一言もしゃべらない仲間が、自分と同じ思いを持っている仲間がいるということで三〇分話した例がある。
※週刊朝日の「保安処分推進キャンペーン」について
Y 患者の責任及び一般社会の責任にされ、精神医療の不備はそのままにされる。
抗議文はもう一度出す。
P 精神医療の中で、精神医療の陰の部分、治安的に機能している面を見ない人々が大量にいることこの人たちがこうした保安処分攻撃に消極的に加担して行く。
☆九九年六月全国「精神病」者集団例会報告
参加者 宮崎T、石川P
 二名だけでしたので、主に宮崎からの方の意見を聞く会としました。
#地域での実態
 近くに「精神病」者同士の親子がいて生活保護をとっている。ケースワーカーは多忙で、個々の生活全般まで把握することまで手が回らない。利用者から申し出があるのを待っている状態で、障害加算や地域振輿券の手続きがそのままになっていた。
 訪問看護に来て看護婦に押し入れを勝手に開けられた、という不満を持っている人もいるが、病院のお世話になっているので「そういうものかな」という認識である。
 福祉その他生活手段、退院のことなど、地域でいろいろ仲間と一緒にやってきた。妄想かもしれないが、自分のやっていることが専門家たちのネットワークの中にからめとられているという感じを持っている。仲間を援助しようと思っていても、そうしたことをするとかえって仲間のためにならないような気がしてきた。
 地域で仲間と自立できるといいのだがなかなかうまくいかない。
#全国「精神病」者集団について
 地方では精神保健福祉法の移送制度のこととか保安処分とかの関心のことより、毎日の生活のことで手一杯である。
 政治的で毎日の生活実感とは離れているのが全国「精神病」者集団ニュースではないか? 内容が難しすぎる。
 多くの地域の仲間にとっては全国「精神病」者集団の言っていることは自分たちに関係はあるとは思っても、自分たちで全国「精神病」者集団の活動を担っていこうというところまでは至らない。もちろん自分たちの身に降りかかってきて、初めてはたと気付く問題なのかもしれないが・・・・。
 自分にとっては全国「精神病」者集団ニュースは情報源になっている。以前は一切情報がなかったが、「精神病」者の出版物その他、患者会のニュースなどで今は情報がいろいろはいるようになった。
 しかし全国「精神病」者集団ニュースをまわりの仲間に見せてもあまり関心がない。大きな政策に対峙するより、一般社会にとけ込みたいというのが、一般の「精神病」者ではないか?
 地域の状況や精神医療の実態は国の政策の影響下にあるので、そうした意味では大きな動きに対抗していくことは必要だとは思うが・・・・・。
#精神保健福祉法、精神医療について
 ホームヘルパー制度は必要だと思う。
 精神衛生法時代は看護人が来て強制的に精神病院に入れられるという恐怖があったが、精神保健法以降は自分の意志で病院に行けるようになったという感じがする。
 精神衛生法時代は、自由入院を認める精神病院を見つけたときはほっとしたが、その病院も実際に入ってみると管理されているという感じだった。
 自立や社会復帰とは言っても、医療関係者や精神病院との結びつきで生きて行かざるをえない実態がある。
 苦しいので、精神科救急を利用したが、最終的には、県立病院を指導された。短期の入院のつもりだったが、話がそこまで至らず帰った。その後二、三日ユースホステルを利用した。医療費と交通費とユースホステル宿泊費でお金がかかった。ユーザーとしていい病院を選びたいが、情報がないので、口コミに頼るしかない。
#保安処分問題について
 精神病院が医療の場ではなく社会的矛盾の引き受け所として機能しているのは問題である。
 六月一三日TBS報道特集「人間っていいですか?自立する精神障害者たち」の中で宮城県の「精神病」者が「犯罪を犯した精神障害者は死刑にならない、罪に問われないのはおかしい」と発言していた。自分も含め、罪に問われて刑務所で「精神障害者」がどういう扱いを受けているのか、仲間たちが知らないということもある。その点も問題にしてほしい。
 自分としては罪を犯したら裁判を受けたい。
 自分のいわんとするところは、医療が医療として本来のまっとうな姿であってほしいということに尽きる。
☆事務局入手資料
@日本精神神経学会調査報告書
 新規措置入院の現状ー一九九五年度都道府県新規措置調査報告
 精神医療と法に関する委員会
 保安処分と司法移管する小委員会
 (近年とくに一九八七年の精神保健法試行以降の新規措置入院増加実態が明らかになっています)
A日精協精神医学会での精神保健福祉課長発言
 (人権の主張を頭から敵視した悪質な内容です)
B精神保健福祉法「見直し」に関する国会議事録
 参院予算委員会で民主党の海野徹議員が露骨な保安処分新設に向けた質問をしています。
 これ以外に衆参両院の委員会議事録も入手できる見込みです。
 (ご希望の方は資料名を明記した上で、私書箱までご請求下さいませ。送付次に送料とコピー代実費をご請求いたしますので、同封の振替用紙でお振り込み下さい)


*作成:桐原 尚之
UP: 20101204 REV:
全文掲載  ◇全国「精神病」者集団 
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