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全国「精神病」者集団ニュース 1985.10


last update:20100803


全国「精神病」者集団ニュース 1985年10月16日

今、私は自室にとじこもりながら
ウィスキーの水割を傾けて
ニューオリンズジャズを聞いいる
一枚のレコードは時間や空間をこえて
ニューオリンズジャズの場末のジャズクラブの喧
噪を伝えている
黒人の油切った汗、すえたアルコールの臭
い、性液に汚濁された息づかい
戦争前夜の資本の圧制と黒人大衆をとこと
ん疲弊させ、息もできないくらいの差別と
管理に追いこまれたが故に、しかし、ぎり
ぎりの前でみずからの命と情念を取り戻そ
うとするパンと同時に涙を味わった彼らの
深奥に秘められた生命力としてあるのだ
まさに〈表現〉が〈表現〉であったのだ
彼らの〈表現〉はみずからの証しをたて、
そこにとどまらず、60年代の黒人大暴動へ
とかりたてたのだ
数10年をへた今日の私たちもまた
支配層の圧制に踏みにじられ、陵辱され、
支配のくびきの最大層に封じこまれ、人類
史に姦淫された申し子として存在している
否、私たちは〈表現〉することすら封じら
れてきた
私たちの選択は窒息しそうな状況下で悶死
することしかなかったのだ
私たち病者集団の盟友たちの死が、多くの
病者たちの死が単的にそのことを示してい
るのではないか。
だが、それだからこそみずからに稚拙な
〈表現〉と課し、
〈運動〉を獲得しようとしてきたのではな
かったか、
それは、精神病院の奥底の中で、まさに
「変動下等動物」として封じこめられた私
たちの仲間の血のにじむような叫びと仲間
の心奥から発せられた人間的な叫びを教え
つなアジテーションとし全国へ向かって
とどろかせることではなかったか
私たちは断じてひるんではならない
そして、激えつなアジテーションを血みど
ろの暴動へとさく烈させるのだ!
〈やられたらやりかえせ〉、
私たちが、人間がまさに人間としてあるこ
と 立証するのだ!
佐藤茂氏を悼む S・K
 八月下旬、「病」者集団の古き活動家であり理論的に患者解放運動を一方で支えていた佐藤茂氏がなくなった。
 彼は「精神医療」誌などに古くから投稿し、医療従事者にも深い問題提起を投げつづけた。
 「新地平」誌などに掲載された論文は未だ記憶に新しい。
 彼は、特に学会闘争に並はずれた意欲を示し精神神経学会などでは、最先頭にたって告発糾弾を行った。その主張は、医師の独断的な姿勢に軌道修正を加えようとするものであった。
 また、その他、最近では、精神衛生実態調査阻止闘争、宇都宮病院糾弾闘争などを主体的に闘い続けた。
 また若年で他界された佐藤茂氏をいたみ、彼の志を引きついで、最後まで私たちは闘い続けることを決意する。
各地から 0の会 M・T
話し相手がほしい。金がない。友達がほしい。
 病気のことがフランクに話せる場所。そこがA病院の待合室、イスに座っていると、私が入院していた時に世話になった看護婦さんが薬局に入ってゆく。まだこの人はいるんだな、この人から注射をうってもらったんだな、『痛かった』
 ここの壁には、0の会便りが置いてある。
頑張って、ニュースを作らなくてはと思う。
たまぁに顔を出すと、同じ病棟だった人が診察に来ている。なつかしくて皆の事が思い出される。ここは、クーラーがきいていて、とってもすずしい。朝八時十五分『瀘つくし』がテレビで見えるし、イスの前には、O主任さんがいけた花が「よく訪ずれてくれたね、がんばるんだよ」と私に問いかけているように思えます。
すごく、きれいにいけてあるよ。
 そして、十時ごろから診察が初まります。
やはり院長の日は待合室が満員、その日は、一番でも早い診察を取るため、朝早く病院にみんなくるようです。扇があく前に門の外で2、3人待っています。これでいいのでしょうか。
 昼には、三階ホールで卓球の練習が始まります。Tケースワーカー、S先生、入院している人、外来の人、みな昼の休憩でいい汗を流しています。
 そして、午後の二時ごろには全員の診察終了、潮がひくように、三々五々、人がまばらになってしまいます。K看護婦さん、外来婦女のおばさん、他いろんな方、苦労ありがとう。
 でも、待合室とはどういう所。病室の人、外来の人がフランクに話せる場所であってほしい。何々さん「病室へ戻りなさい」そんな事、いわないで、入院している人も外来の人と話をしたいよね。病院に入院していると、外来で久しぶりの再会、昔の事、今の事、なつかしい話をし、未来に向ってはばたきたいよね。
 そして、常連の人のたまり場になっています。そこでジュースを飲んだり、話していた人と喫茶店に行ったり、食事したり、一緒に風呂に行ったり、みんな楽しい(?)一日が終るのです。正門は夜八時に閉ります。
 外来の人との「ともしび会」は毎月一回楽しい催しものを待っています。みんな気が向いたら参加しています。
 通信ハガキは百円です。十月は「長島温泉」十一月は医師を囲んで悩み事相談、十二月は忘年会、そして九月より料理を作り、みんなで楽しむ日が出来ました。
 A待合室、中庭の横の喫茶室、自動販売機コーナー、そこには山口百恵ちゃんのポスターもあるよ。
 県下では開放病棟が多い病院だと私は思っています。これからも医師、看護婦、ケースワーカー、入院されている人、外来の人によりよい医療を求めて歩んでいって下さい。期待しています。私達を裏切らないでね。
 そして最後に0の会も地道に歩んでいきたいと思っています。
事務局からの報告
▽カンパ(定期+夏期一時金)
     ¥一八、八〇〇〇(7月29日?8月24日)
▽佐藤茂氏死去に際して事務局より支出
     香典 ¥二〇、〇〇〇
     供花 ¥一〇、〇〇〇
▽九・二二宮刑糾弾闘争に
        事務局よりアピール
▽8月24日、松山市の患者会「ごかい」
  から4名が事務局に来訪。会議中
  で思うように交流ができませんでした
  が3時間にわたって話し合いました。
大野萠子様、事務局の皆様
          8-12 85
残暑お見舞申し上げます

 拝復 8ー9付おハガキと60円郵券20枚を同封しました 8ー10消印お手紙は、8ー12本日夕方に載きました。有難うございます。
 丁度 告訴状コピーを入手したところでしたのでお送りしようとしていたところでした。
(郵券千二百円も送って下さいましたこと、深く感謝致します。四年ほど前の東拘在監中、大野さんより現金五千円や他に郵券の「カンパ」を載いたことがございます。その際 私の場合僅かながら労災年金が下りており、月々、最低限の出資は賄える旨、申し上げております。このため、以後は何卒、一切の援助は無用して下さるようお願い申し上げます。皆様の暖かいお気持ちは、無音 無沙汰でおっても、私は強く感じ得ます。今回の郵券は有難く丁載させて載きます。有難うございます。)
 最近の政局による弱者切り捨て政策は少し露骨過ぎます。行政局に司法局や立法局よりも強いのは、羊の東西を問いませんが、この国は極端過ぎます。デタラメが主流過ぎるのです。
堂々と法を否認する法治国という存在は希れです。
看守らの大半は法律よりも、上司の指示・命令に盲従しますが、公務員としては、それは当り前であるという感覚こそ異常です。
暴行傷害等の自然犯行為には、公務員として以前に人間としての抗命権というものがあること、既にBC級戦犯裁判で広く知られていることです。40年近くも昔のことです。
房内佇立や冷汗清拭等の禁止は、暴力、傷害なのですが、看守らにはこの認識がありません。看守ら自身、奴隷であることは して自覚しているのですが。獄内という密室利用の違法行為というより、他害犯罪を廃絶せしめることで、右傾化防止には九牛の一毛的にも貢献し得ると思います。権力によるあらゆる様々な形の迫害がなかったら、大野さんの病状増悪もあり得ないのです。権力は形式美を用いて犯罪性を隠します。同封しました訴状コピーには多くの違ちがあり、今、訂正補充書を作成中です。看守らは厳正独居さえ、合法と盲想していたのですが、3・25鳥取地裁は違法と判示しました。6年間の公判の末です。
 大野さん、皆様のご健康と赤堀さんの一日も早い無罪釈放を祈って止みません。乱筆も何卒お許し下さい。
                                敬具
                           8ー13 85
                           桜 庭 章 司
伝言板 事務局からのお願い
 全国「精神病」者集団、事務局員の大野さんは、只今、病状悪化のため某所に入院中です。入院後、今までの疲れがいっきょにふきだし、多くの(心臓)の病気を併発してしまいました。恐れいりますが、本人を徹底休養をさせないかぎり、入院の長期化が予想されます。
本人休養のため手紙や連絡はどうしてもやむを得ない場合以外は、一切おひかえいただきたい。又、「病」者集団に連絡のある場合は
〒457
名古屋市南区吽播町7の76
健幸荘A301大野方
 全国「精神病」者集団事務局あてにお願い致します。
北京学生反日デモ
千人「中曽根内閣打倒」叫ぶ
北京大に張られた壁新聞の主な内容

【北京十八日=共同】北京大学構内に十八日張り出された壁新聞の主な内容は次の通り。
▽北京大学同胞に告げる者
一、抗日戦争勝利四十周年の日に、日本の中曽根は深く反省しなかったばかりか、戦犯の亡霊をまつる靖国神社に参拝した。日本軍国主義は今まさに息を吹き返しつつある。これは平和に対するあざけりであり、中国人民に対する挑戦である。
一、立ち上がれ、北京大学生よ。日本軍国主義を打倒し、ファシストを断固せん滅せよ。
  (北京大H・D)
▽勇敢な中国人になれ
一、行動しなければならない。生き残ったファシストを徹底的に取り除かなければならない。同胞たち覚悟を固めよ。
一、われわれは当然、場を読まなければならない。しかし日本軍国主義がまた波風を立て、世界平和をひどく脅かそうとしているのを決して筆視することはできない。
一、勇敢な中国人になろう。
日本軍国主義打倒。中曽根首相に抗議する。 (北京大学人)
▽新しい悪魔が古い鬼の魂をむまつる。康弘が東条英機の魂を悲悼す。眉(まゆ)をあげて雪に三尺の剣を見る。十億提起して鬼人を打つ。
                         (新しき北京大学人)
▽東条が共栄圏を持ち出すとわが同胞二千万が殺された。康弘また英機参拝に行く。中国はいつまで忍耐するのか。
            (数学部研究生)
▽中華大地はかつて国恥家康に逢った。靖国主義を取り除け。臭い虫が騒ぎを起こそうとしても、卵が石にぶつかるようなもので自滅するだけ。中曽根のバカヤロー。      (北京大学人)
赤堀さん奪還にむけて
一言御挨拶申し上げます

 日頃より弟政夫に対しまして暖かな御厚情を賜りましてありがとうございます。
 お陰様を持ちまして、弟政夫が今日まで無実を訴えて頑張ってこられましたのは、ひとえに御支援の賜物と思って居ります。ありがとうございます。
 近年、冤罪事件が再審となり、それから無罪といふケースが出るようになりまして、少こし明るい希望が持てるようになったことは有難いことだと思います。でも弟の裁判は必ずしもこのよう形になるとはかぎりませんが、こんどの静岡地裁の判決結果いかんによっては、自由の身になるか叉は殺人罪の汚名を着せられ獄中のつゆと消えるか重大な瀬戸際に立たされて居ります。
 比のような時期に政治に目を向ければ、政府は法改正を目論んで居り、真の目的は国民の為の改正でなく、行政権力の増大を意図するものであり、このような情勢下での弟の裁判判決には一株の不安を感じて居ります。
 とにかく今年中か来年の初め頃には地裁判決が出るものと思います。最終目的である無罪判決を聞くまで頑張るつもりです。
 どうか皆様方も、今迄通りの暖かな御支援と心からお願い申し上げまして簡単ですがご挨拶にかえさせて載きます。
 一九八五年 九月三日
           赤堀一雄
「赤堀さん奪い返そう」
 「赤堀さんを殺して私達に明日はない!」
と決起されたすべての皆さん、私達は重大な決意をこめて、この間の権力の差し戻し審における再審棄却ー死刑攻撃と一体になった仙台拘置支所の赤堀さんと私達への弾圧を決して許さず、なんとしても再審を克ちとるために一心不乱になって斗い抜くことを訴えます。
 とりわけて仙台拘置支所のこの間の新規面会禁止、指名面会禁止、新規文通禁止から八王子赤堀さんと共に斗う会の7月27日の面会者全員に対する面会禁止攻画は、まさに赤堀さんと私達への文通・面会禁止へとエスカレートする弾圧であることをしっかりとみすえ、斗い抜かなければなりません。
 そしてこのような有無をいわせぬ暴力的な弾圧が今、静岡地裁での差し戻し審における権力の再審棄却策動ー死刑攻画と一体となって赤堀さんと私達にかけられているのです。
赤堀さんへの屈服強要ーそれは再審斗争をやめろという攻画に他なりません。ー再審斗争の圧殺ー赤堀さんと私達との絆の破壊、赤堀差別裁判糾弾斗争の公然たる暴力的解体の攻画について権力は踏み切ったといっても過言ではありません。
〈赤堀さんの不屈の斗いにこたえよう〉
 しかし赤堀さんはこのような弾圧に一切屈せず、不屈・非妥協に斗い抜き、再審開始を克ちとることに一点全神経を集中し、私達に裁判の学習を要請し、自ら最先頭で再審開始に向けて一心不乱に斗い抜いているではありませんか!
 獄中31年間、凍てつく寒さや、肌を焦がす酷暑に耐え、いつ「死刑執行」されるかもわからないという恐怖の中で、56歳の赤堀さんは、絶望、孤独、怒り、苦悩、悲しみ、不安と背中合わせの中で生きかつ斗い抜いてきました。
 このようなむごい、残虐な仕打ちをただ赤堀さんが「精神障害者」であることだけをもって強いてきた国家権力をどうしても許しておけるだろうか。
 このような奇酷な想像を絶する状況の中で、5・23差し戻し決定でやっと射し込んだ陽光さえも無残に断ち切ろうとしているのが、仙台拘置支所であり、検察であり、静岡地裁であるということを決して忘れてはなりません。
 しかし、警察、検察、拘置所、裁判所、精神鑑定に対する煮えたぎる怒りの中で、赤堀さんはデッチ上げ「死刑」攻画をその根本において打ち破り、不屈に斗い抜いてきました。
 赤堀さんのこの不屈の精神に私達がこたえきれないとしたら、私達にも赤堀さんにも明日はありません。
 静岡地裁の差し戻し審においては、赤堀さんの無実はより一層鮮明になっています。
 この中で追いつめられた検察側は、死体発見直後の法医鑑定人、鈴木宗夫をして30年目の逆転証言=偽証を行なわせ、それを補強するため免田事件でも検察側の鑑定を行なった御用学者、牧角三郎の鑑定をもって補強させ、「凶器」=「石」赤堀氏の強制自白に沿った「犯行順序」をあくまでも維持せんと必至になり、一挙に棄却ー死刑執行攻画を強めています。
 又、静岡地裁高橋裁判長は、検察側の意を受けて不当な訴訟指導を行い、第一審死刑判決を下した矢部孝、第4次再審請求を棄却した伊東正七郎と同じく、「精神障害者」差別にもとづいて、不当な棄却決定ー暗黒の差別棄却を強行しようとしています。
 このような状況下で再審開始をかちとるのか、それとも再審棄却ー死刑執行を許してしまうのか!
 来年一月一七日最終意見陳述ー結審、来春の「決定」という事態の中でまさに正念場を迎えています。
 狭山事件の再審請求棄却、平沢貞通氏の人身保護請求棄却、大阪拘置所、名古屋拘置支所での死刑執行、裁判所での一審死刑判決、フレームアップとそれを追認する裁判所。治安裁判としかいいようのないこの間の裁判所の反動化。まさに赤堀さんの再審開始か棄却ー死刑執行かのギリギリの決戦局面をむかえています。
 来年一月一七日の最終意見陳述=結審という重大局面の中で、「今度の静岡地裁の判決結果いかんによっては自由の身になるか、叉は殺人罪の汚名を着せられ獄中のつゆと消えるか重大な瀬戸際に立たされています。」(九月三日赤堀一雄氏)というお兄さんの訴えにもあるように、一九七七年三月一一日の第四次再審請求棄却を行った静岡地裁に対して今こそ猛然と包囲実力糾弾、斗い抜こう。
 そしてなんとしても再審開始をかちとらなければなりません。
 このような斗いにとって、宮刑=仙台拘置支所の弾圧を粉砕する斗いは決定的に重要であり、赤堀さんと私達の生命線を断固として守り抜き、暴力的な弾圧をはね返すことができるか否かは、再審開始を克ちとるために決定的に重要な斗いです。仙台拘置支所の弾圧を糾弾し、赤堀さんとの文通・面会を今こそ強力に展開しよう。
 「戦後政治の総決算」を呼号し、戦後的な民主的諸権利をことごとく剥奪し、戦争にむけた国家体制づくりを暴力的に強制する極右ファシスト中曽根は、その重要な環として「障害者」差別・抹殺の攻撃をかけ、赤堀差別裁判糾弾斗争を暴力的に解体しようとしています。
 このような攻撃を許して赤堀さんと私達に明日はない。「障害者」運動の屈服、翼賛化を通して「障害者」自身が侵略戦争の担いてとして国民総動員の尖兵になり、アジア人民を虐殺していった血の敗北の歴史を二度とくり返してはなりません。
 そしてなによりも私達は、中曽根政権の「「戦後政治の総決算の攻撃のもとで、戦争体制下ともいえる暴力的な「障害者」差別・抹殺攻撃の中で、赤堀氏奪還・「障害者」解放・中曽根打倒をかかげ実際に赤堀さんを生きて奪い返さなければならないのです。
首相の暴走に歯止めが必要
           大津市 沢井 高範

           (心理相談筆主婦 40歳)
 とんでもないところで、とんでもない人たちによって、とんでもない事が次々と決められ、実行されてゆけば、もはや極会制民主主義は存在しないと思う。やはり、今、何か歯止めが必要なのではないか。私は今の日本の内閣政治制度に疑問を感じている。
教科書検定の恐ろしい実態
      広島市 野上 慶一

            (高校生 16歳)
 二十三日の本紙で、来春から小学校で使われる社会科教科書に対する文部省検定(条件指示)の実態を読んで、あきれてしまった。
 最後に「戦争はあやまちとするのは短絡しすぎる」と指示している。このような反省のない恐ろしい言葉がまかり通る世の中を、われわれはどう生きればよいのか。
野党は奮起し悪法と対決を
      四日市市 中村 壽幸

           (無 職 67歳)
 十九日の衆参両院の議院運省委員会の理事会で、野党各党は政府が強行した靖国公式参拝について抗議したが、だいたい野党の抗議、反対の行動は遅すぎたのではないか。
 ほんとうに公式参拝を阻止しようとするのなら、靖国想のできた時点で危機感を持ち、真剣に組織的な反対行動を起こすべく国民にも訴えるべきだった。
 今こそ私達は、赤堀差別裁判糾弾!再審開始、赤堀氏奪還、「障害者」解放、中曽根打倒を高くかかげ、反戦、反禁、狭山、三里塚と固く連帯して、血みどろになって死力を尽して斗い抜き、なんとしても再審開始をかちとろう。
 11・10赤堀さんを生きて奪い返そう全国総決起集会(静岡)へ全力で結集しよう。
ー保安処分新設と一体となったー
精神衛生法の改悪を許すな!

 85年8月13日付の新聞報道によって明らかにされたように、厚生省は精神衛生法の「改正」をうたい、同意入院制度そのものに手をつけ、精神医療の治安的思想成目論んでいる。
 宇都宮病院の告発以降院内外の世論の高まりの中で、厚生省への機能が集中し、一定追いつめながら、その「危機」をバネに一挙に反動化しようとしている。
 「改正」の内容は、同意入院に鑑定医診断の導入をはかり、同意入院制度を措置入院制度化し、一方では、鑑定制度そのものを反動化し(改革派医師を排除し)することを通して、入退時における「厳密な診断基準」を確立し、「危機の前兆」を正確に読みとり、「犯罪の防止」を大きく前進させようとしているのだ。
 まさに、精神衛生法体制を完全な保安処分体制へと仕立て上げようとしているのだ。
 精神衛生法の「改正」こそ、保安処分と対をなす攻撃としてあり、この動きを断固として粉砕しなければならない。
 我々にとって精神衛生法の「改正」などというものはどこをどう探しても出てこない。
あるのは精神衛生法の撤廃と患者本人の同意にもとづく自由入院制度のみである。行動制限の全面的廃止である。
 我々は精神衛生法の「改正にき然たる態度をとり、精神衛生法の根底的解体を断固めざさなければならない。
本の紹介
両親に虐げられて
人間を恐れ
口のきけない
生ける屁となった
少女ローラ
人間としてよみがえる
死での
痛切・感動の記録
幼児虐待社会への
ことばなき叫び
ローラ、
叫んでごらん!

リチャード・ダンブロジ著
関口英男訳
サイマル出版会 ¥750


*作成:桐原 尚之
UP: 20100803 REV:
全文掲載  ◇全国「精神病」者集団 
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