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全国「精神病」者集団ニュース 1984.4


last update:20100626

全国「精神病」者集団ニュース 1984年4月18日

巻頭言
 白いこぶしの花が咲いた。突然、春が目醒めたかのように咲いた。
そういえば、ながい時を重ねながら、春が胎動をとりかえしたようだ。
白いこぶしの花が咲いた。
春に咲く花にさきがけ、夏先に咲くというこぶしの花が咲いた。
こぶしの花が咲いた日、開花の噂が街をながれていた。間もなく、多くの花が競って咲くにちがいない。
こぶしの花はどうやら春の花がかなでるコンチェルト(協奏曲)のための独奏楽器だ
 白いこぶしの花が咲いた。山すそにも咲いた。こぶしの花が見事に咲いた春をみつけると百姓は豊年が約束されたと喜こぶという。
 こぶしの花が咲いた。
こぶしの花をみつけると私はながい冬に決別をつげる深い呼吸を一息ついた。
意識はとらわれていた病と一瞬、忘れていた。
踏まれても
 春に芽を吹く
  野の草の
   根強き力われも学ばん
  (狭山事件石川一雄獄中日記)
事務局からの報告
 2月26日まで
〔1〕カンパ九万六〇〇〇円(内絆カンパ六万七千五百円、一般カンパ二万八千五〇〇円)
〔2〕新たに「病」者集団と連帯したいと要請のあった団体、大阪中宮病院退院者クラブ「ささ舟会」代表、H・Nさん
イ全国「精神障害者」も含めてやりたい。
ロ老人「精神障害者」も含めてやりたい。
ハささ舟会の様子も見にきて下さい。
〔3〕83年精神衛生実態調査をめぐって
東京第ニ弁護士会人権擁護委員会から厚生大臣あてに「人権侵害」の勧告書がでる。
〔4〕精神科医全国共闘会議ニュースが届く。
〔5〕神奈川のOさんの家がろう電で全焼した。
Oさんに対して事務局から見舞の手紙と一万円の見舞金を送りました。
〔6〕「病」者集団ニュースは月一回の発行をどんなに苦しくても続けてきましたが、今までのような形態ではニュース財政がなくニュース会計は赤字が増えるばかりです。
又、教宣部一人の力にも限界があります。
それで緊急の場合を除いてはこけ月一回にします。ニュース読者の皆さん。ニュース発行のためのカンパを教宣部までお寄せ下さい。
〈春風に花を散らすとみる夢は
  さめても胸のさわぐなり〉
       西行
各地の便りから
島根(S)さん
 私は退院後、毎週通院、ディケア療法にかよい、パート勤めをめざしておりますが、努力もたりなくなかなか良くなりません。・・・・・・
 なお精神衛生実態調査、島根県では、Iさんの入会、私が昨年、11月より入会した『「障害者」の生活と権利を守る会』(車椅子の身障者中心、精神障害者は私1人)で県の公衆衛生課長、また補佐と交渉してきましたが、県評と共闘の話もあったのに県評が3月15日の期限前の14日、それまで県評も反対してきていたのに妥協して実調を環境衛生部長との交渉で「〜守る会」には連絡なしにOKにしてしまいました。
「〜守る会」の代表Tさんに会いに行ったら県評へ抗議すると言っていました。悔やしい限りです。残念でたまらなくまた私が精一杯反対の行動が病気(人前に出るとおどおどするため)のためできなかったことが残念です。御体を大切に御無理なさいませんように、季節の変わりめですので御注意下さいませ。御自愛のほどを
富山(Kさん)
 今、僕は英語学校(YMCA)に通っています。退屈な時はFEN放送やカセットミュージックを楽しんでいます。友人とも短かく長いつきあいをしてゆきたいと思っています。Yさんがいなくてさびしいですが、がんばってゆきたいと思います。さようなら
関東有志の会(Fさん)
保安処分されてきた一人、一人の怒り、無念さを呼びもどし、保安処分体制への反撃の中で、仲間の団結を強化しよう!赤堀、鈴木斗争を斗い、「病」者解放運動を一人一人が築きあげてゆこう。頑張りましょう。
ささ舟会(大阪)
(僕の初夢)ー私市ハイキングー
 石にすべったり、転げそうになったりしながら山道をのぼる。男女、手をつないで登っている人達、男同志、女同志で話し合いながらのぼっている人達、人生のきびしさを感じさすような山道である。小川の水を呑んで口をいやす人達、誰一人、落悟者がなしに、くろんど池の白鳥などみながら、はんごう炊はんをする木を折ったり、新聞で火を燃やしたり、やっとカス汁ができる。そして昼食をしながら話し合いにはいった。ささ舟会≠全国組織にしてはどうか、各病院と連絡もって中宮病院にささ舟会の部屋をもってはどうか、今までは大体、10病棟の退院者が多かったが12病棟から10病棟の退院者を全員とはいかなくても自由に入るようにしたいのだが、病気は全快しないのだろうか。再発をおこすのは何故でしょうか∞結婚問題は∞経済的にはどうしています∞仕事をしてもすぐやめるのは何故だろう∞自殺者も少しはいるのでは?≠ネどいろいろな問題に対し活発な意見が出されました。そして皆でホークダンスをやったり、縄飛びをしたり楽しい遊びでした。又、このような例会をもちたいです。此れが私の初夢でした。
(ささ舟会ニュース一月二〇日号 H・N)
宇都宮病院の患者虐殺に各地から抗議のハガキを!
(ここでは大阪の光愛病院患者会の例を出します。短かくてもよいから抗議集中しよう。)
☆ 東京都千代田区霞ヶ関1の1の1
厚生省精神衛生課
我々は人権差別に強く抗議し、報徳会に断固たる対処を望む
☆ 栃木県宇都宮市宮原町一九二五
報徳会、宇都宮病院
我々はこの度の病者虐殺に強く講議し病院病院と要求する
☆ 東京都港区虎の門1の21の19番地第2虎の門ビル5階
  日本精神病院協会
我々は報徳会事件を病者虐殺ととらえすみやかな調査を失望する
☆ 東京都千代田区霞ヶ関1の1の1
  日弁連人権擁護委員会
我々は、人権差別に強く講議し、報徳会に対して断固たる対処を望む。
各地の便り
さくら会だより(静岡)
春風のふくよい季節になりました。
私達、さくら会も、今年のスケジュールをきめたいと思っています。赤堀さんの再審決定までガンバロー。3・4赤堀全国大会にGとOが行ってきました。島対協主催の現地調査にも行ってきました。Oさんも赤堀全国大会にはナミダを流してよろこんでくれたのが目にうかびます。
私達、さくら会も結成したかぎりはくずすことなくやって行こうではないでしょうか。
今年、入る先生も若くてハンサムなよい先生です。先生の名前はI先生といいます。先生とともにがんばろう。
             3月25日 副 会長 H・O
☆日本純情ファミリー愛♂報No、6(大阪)が送られてきました。
三重(I)さんから
三月をむかえ、寒かった今年の冬もようやく多少暖かさを感じるようになってまいりました。平素は、「病」者集団ニュースを送っていただくばかりで全く御無沙汰いたし申し分けございません。46年から社会で仕事を全然いたしておりませんでしたが、一昨年、本の配達をはじめてから、今年3月1日まで4回も職場をかえましたが仕事に精出しています。
 しかし3月1日からまたくたばってしまい、また休職中です。仕事自体はできても人との関係がうまくゆきません。目下のところこれからどうするか見通しが立っておりませんが、なんとかやっていこうと思っています。最近では、清掃会社につとめておりますが、早出、残業と続き、収入も予想以上にありました。沢山のニュースを送っていただき、その切手代にもたりないかもわかりませんが、一万円だけ同封しましたのでよろしくお便り下さい。だんだん暖かくなってまいるものと思いますが、お身体ご自愛の上、御活躍されることを祈っています。
伝言板
島根Y・Y氏へ 松江K・Sより(33才)
一九八三年、一月号に、「松江青葉病院を告発するという投こうをされたY・Yさん
同年3月「いのちの電話」という題で投こうされたY・Yさん。私もあの悪徳病院(毎年、県の所得番付の10位に経営者(現在は院長)が乗っている)に入院経験があります。
当時は、私立松江精神病院といいましたが現在もひどい所だと最近の退院者から聞いています。私は現在、市立病院精神科へ通院ですが、健常者の力を借りて、「精神障害者の人権救済申立て」を弁護士会に申し立てたり、精神衛生実態調査の反対運動、保安処分の反対署名を集めています。
Y・Yさん団結して斗っていこうではありませんか。私の住所と名前を「病」者集団事務局に聞いて下さい。手紙を下されば、すぐ返事を書きますのでよろしくお願いします。
〈事務局報告(三月二〇まで)〉
@鈴の会廃止のためみんなの家の家賃は半額の七千五百円を0の会が払うことになりました。
A3/6朝日ジャーナル(03ー545ー0131)の「正門からの脱獄か」という保安処分新設、「精神障害者」差別キャンペーンに対して抗議編集員。臼井氏へ「病」者集団の保安処分反対論を若干話す。
B3/17神奈川のOさんから「見舞カンパありがとう」とTELがありました。
C3/18神奈川のSさんより、宇都宮病院について討論してほしいと提起がありました。
D東京のUさんから山谷で斗いぬいた獄中者全員釈放の報告がありました。
E3月20日までカンパ五万四千六百円(のうち絆カンパ二万円)
F神戸のTさんから関西の患者会と連絡をとりたいということで関西の患者会にTさんのアピールを事務局から出し呼びかけました
〈Tさんから〉
 前略、心のこもった暖かいお返事感謝に耐えません。さて私は一刻も早く名古屋へ行き、Oさんや「病」者集団の皆様にお会いしたいのですが、悲しいかな今、私がやっている仕事を変わりにやってくれる人がなく、私が休むと店の経営に支障をきたすゆえ、なかなか休むことができません。それに私の収入が生活するのに最低限度しかなく、とても旅費を浮かすだけの余裕がありません3月の会議にも出席できそうにありません。だが私は晴れて皆様にお会い出来る日を一日千秋の思いでその日の来るのを待っていることを忘れないで下さい。取急ぎ以上の事をお含みいただきたくお手紙しました。
 色々なお胃おりと御助成に感謝します。
                                 合掌
赤堀さんと共に
この間(3月?4月)の闘い
☆赤堀さんへの不当な新規面会制限と獄中弾圧に各地から抗議を!
3月初め、仙台拘置支所長が(高橋 勉)が赤堀さんを呼び、新規の面会者に制限を加えると通告し、その理由として
@こんなに面会者が多いのはきみだけである。まわりのことを考える。
A管理上の理由。
をあげ、新らしい面会者に制限と加え面会をさせさいという攻撃をかけてきている。
3月17日、静岡からきた4人の面会者、4月6日仙台の文通していた面会者1人に対して仙台拘置支所は面会をさせなかった。
他の再審請求中の死刑確定囚の面会が少ないのは拘置所側の不当な制限によってである■■■■■■■■■■■。■■■■■■制限を加え、赤堀さんの心情の安定を妨害しているのは拘置所当局ではないか。再審開始、無罪にむけてがんばっている「無実の死刑囚」を閉じこめつづけていること事態が問題なのだ。
再審開始・赤堀氏奪還にむけた斗いに追いつめられ恐怖した拘置支所の面会制限を断じて許すな。このようなことを許しておいては、今まで面会できた人間にも制限を加え、文通をも制限し、赤堀さんを孤立と絶望に追いやってしまうのだ。まさに拘置二法の先取り弾圧を許すな!
全国各地から抗議の集中を!文通・面会の強化を全力あげて取り組もう。
抗議文 例
新規面会者に対する制限と、赤堀さんに対する獄中弾圧を許さないぞ!
ただちに赤堀さんと面会させなかった仲間に謝罪しろ!新規面会発言を撤回しろ!
抗議先、仙台市古城2の2の1仙台拘置支所長、高橋 勉殿
5・24不当逮捕30周年弾劾!
5・23差し戻し決定から再審開始へ
各地・赤堀斗争をたたかいぬこう。
〈2月13日、実態調査阻止にむけて〉
全国各地で83年精神衛生実態調査阻止の闘いが斗われ、神奈川、滋賀、東京は中止、大阪府など8府県で実施できない状態に追いこむ。
しかし、この斗いの過程で行政は一言も「精神障害者」の意見を聞くことなく、私達の声と叫びを切り捨て、精神医療のおり治安的強化をめざしている。断じて斗いを継続してゆこう。
☆3月24日(土)法務省・日弁連の意見交換会粉砕斗争!
今回の意見交換会では法務省側から保安処分の成案が提示され、一挙に国会上程に突っぱしるのではないかという危機感にもえ全国から結集した150名の怒りの斗いの中で法務省はついに成案を提示できなかった。
次回意見交換会は4月28日(土)午前9時、日比谷小公園結集。呼びかけ五者実行委
☆3月25日(日)
三里塚芝山連合空港反対同盟、主催による「今秋二期着工策動粉砕・脱落派粉砕・一掃、二期阻止・空港発行」三・二五全国総決起集会を赤堀中央斗争委員会の先頭でたたかう。
☆4月13日、日弁連人権擁護委員会第4部会に対して「被拘禁精神障害者の救済申立て」の第一回事情聴取。
「病」者の入院体験の中での人権無視、通信、面会の自由、行動制限のもとによる不当な人権侵害、管理強化、宇都宮病院問題、「病」者への差別や偏見、なによりも弁護士が「病」者の血を吐く叫びを切り捨てないで、「病」者の必死の訴えを聞くことを真剣に訴えた。一回だけでなく三・四回続けてゆくことを確認。
84、3、30 朝日
精神衛生調査送付はやめて
阻止実行委、県に要請
「83精神衛生実態調査阻止愛知実行委員会」のメンバーは二十九日「先に県が実施した実態調査は協力機関の割合が低く、統計的価値はないので、調査結果を厚生省に送付するのをやめるよう」と、県衛生部に申し入れた。調査対象となった三十五の病院、診療所のうち調査に応じたのは五施設だけだった。
84、3、30 中日
県の精神衛生調査謝罪を求め声明文
調査阻止愛知実行委
 83精神衛生実態調査阻止愛知実行委員会と0の会は二十九日、実態調査を行った県衛生部の謝罪と厚生省への調査票送付の断念を求める内容の声明文を鈴木知事らに提出した。
 同実行委によると、県衛生部は病院、診療所三十五施設を対象に調査を行おうとしたが、十四施設が協力を拒否したほか、調査票に完全に記入したのは五施設のみ。一部不記入を含めても患者二百七十人の調査票しか集まっておらず、この調査だけで県内患者七万四千人の実施はわからない。さらに、調査票に記入しなかった理由として約七割が「調査の内容、方法に問題がある」ことをあげている。
 こうしたことから、同実行委では「医師が調査票に記入せず、患者の同意も得ないで実施しているケースもある。
こうした調査を強行した県衛生部を弾劾していく」と話している。
夏めどに試案公表
新潟日報4月7日
 刑法全面改正案は今国会もまた提出が見送られる方向だが、法務省ではいま早くも次期通常国会への提出に向けた環境整備作戦≠ェ静かに進行している。作戦の中核となるのは、これまでの刑法改正作業のなかで最大の争点となっている保安(治療)処分制度導入の取り扱いである。この問題については住法相が刑法改正とは切り離し、特別立法化することも含め立法上の新たな検討を指示したことが既に表面化しているが、今回はさらに処分施設や、処分決定の手続き、処分後の処遇内容について具体的な青写真を作製しようというわけだ。法相の諮問機関である法制審議会が四十九年に、刑法改正作業の基礎となっている「刑法改正草案」を答申して以来、来月二十九日でちょうど満十年。その大きな節目を前に刑法改正作業は新たな展開を迎えそうだ。
新潟日報4月7日
新展開する「保安処分」
解消しない対立点
〈現在、法務省内部で検討されている作戦=rは@次期通常国会につなぐ姿勢を示すうえからも、今国会中も会期切れまで改正案提出の構えは崩さないA会期切れ後、夏ごろをめどに処分施設の青写真や手続き、処遇を具体的にまとめた概要を試案として公表するBこれを受け改正案要綱をまとめるが、情勢によっては保安(治療)処分を切り離し、特別立法化あるいは現行刑法の一部改正など立法形式を検討するーといったものである。
 刑法改正草案では「保安処分」は精神障害犯罪者に対する「治療処分」と薬物中毒犯罪者に対する「禁絶処分」の二本立てとなっていた。しかし、法務省は五十六年十二月に公表した「保安処分制度(刑事局案)の骨子」で、名称を「治療処分」に変更、処分の治療的性格を強調するとともに、禁絶処分も治療処分に一本化した。
 もっともあくまでも、刑事司法制度の一環として立法化する姿勢に変わりはなく、措置入院など現行の精神衛生法の抜本的改革など行政処分として対処すべきだとする日本弁護士連合会との対立点は解消していない。このため、五十六年七月から既に二十一回を教えた「刑法改正に関する日弁連と法務省の意見交換会」も、暗礁に乗り上げたまま。
 だが、事態をさらに難しくしているのは、実は制度の創設にあたり大前提となる処分施設問題である。法務省の試算では、年間の処分対象者は、百人前後とみられ、東日本と西日本に一カ所ずつ施設を設けるとして建設費用は約八十億円。それに年間の維持費として約三十億円が必要だという。
 そこで、厚生省所管の国立精神病院施設を活用するという考え方も生まれたが、「犯罪者の処遇は管轄外」とする厚生省側の壁は厚く、結局、改めて独自施設建設論が再浮上。建設費の分割論のほか、費用軽減の意味から八王子医寮刑務所など既存の医療刑務所内に新たに処分施設棟を建設してはどうか、という案まで考えられている。
風向きに変化も
 一方、処分決定の手続き、処分後の処遇についても、これまで具体的内容が明らかにされていなかったことから、戦前の治安維持法による予防拘禁のような思想弾圧などに乱用されるのではないか、という誤解を招いたと反省する声も省内には多い。
 既に内部では@処分決定は、精神科医の鑑定結果に基づき、合鍵の裁判所で行い、控訴、上告もできるA施設は医療法による病院の認可を受けたもので、できるだけ高い医療水準の治療をし、収容院内に回復すればいつでも出所させるーなどの概要もうまつており、これを試案のような形で公表する準備も進んでいる。
 最近の相次ぐ精神障害者による再犯事件で、再び保安処分問題がクローズアップされた形だが、法務省関係者も前とは風向きが変わってきているようだ」という。こうした状況の中で法務省の新たな動きが始まろうとしている。


*作成:桐原 尚之
UP: 20100626 REV:
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