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全国「精神病」者集団ニュース(連絡会議報告)1981年1月



全国「精神病」者集団ニュース 1981年1月

 冷たいコンクリートの獄の冬は身を引きちぎられるほどのきびしさをもっています。
 きびしくつらい冬を多くの仲間にけんめいにアッピールを発し絶対に再審を勝ちとるために不屈にたたかい抜いている赤堀さんの決意に応えて今年こそ勝利のために全力でたたかい抜く時です。
 また、1月6日の朝日新聞の報道にみられるように国家権力は保安処分導入を軸にして刑法改悪の条文化を始めようとしている。
 1981年は、この保安処分攻撃と赤堀闘争の決定的な正念場の中で私達が力の限りたたかいぬき攻撃にうちかってゆく年です。
 国際障害者年の大々的キャンペーンは「障害者」の「完全参加と平等」というペテン的なテーマをかかげながら、そのことをとおして「障害者」差別ゆえの生活や自立の困難さに対する怒りを行政内のわくの中に完全に組みこんでゆこうとする攻撃です。そのことは「完全参加と平等」をかかげながら「『障害者』の発生予防」をうたい優生イデオロギーにもとづく「障害者」の隔離、抹殺をはかる以外の何物でもありません。それは国際障害者年の大々的キャンペーンと機を一にしての保安処分攻撃、「障害者」実態調査、擁護学校の義務制の強化、数々の「障害者」差別キャンペーンなどをみればはっきりするとおもいます。
 戦争への足音がますます強くなり、国家権力の攻撃は軍備の増強を中心にして、憲法改悪攻撃、三里塚二期工事などを初めとして且つてない勢いでかけられています。
 今こそ私たちは侵略と戦争を阻止し、その中に「障害者」の生きる道を解放を!求める道を打ち出してゆかねばなりません。
 仲間の皆さん!力を合わせて共にたたかいぬいてゆきましょう。


 12月27日(土)?28日(日)と、「病」者集団の連絡会議は名古屋の「病」者集団事務局で行われました。
80年度の「病」者集団の運動の総括と81年のたたいの総括にむけての会議として設定されていましたが、暮れもおしせまり、各地の運動の反映もあって、忘年会中心の連絡会議になりました。
くわしくは今年の連絡会議で討論し、正式に「病」者集団の総括と方針を出してゆきたいと思います、そういうわけで今月号は事務局方針を主にしたニュースにしたいと思いますので御了承下さい。
〈事務局からの報告〉
@、事務局のなかに新しいカーペットを敷き、冬季の事務局の活動を決意もあらたにしてゆくために気分の一新をはかりました。
A、電話の位置をかえ設置場所を移します。又、やさしい色に受話器をかえたいと思います。工事費=2500円、使用料=50円
B、年末一時金カンパはN医師の5万円を筆頭に総額7万3千円集まりました。ありがとうございます。
C、事務局の食事について、食事は従来どおり1食250円を堅持し、諸物価高騰に対決してゆきます。
D、赤堀さんから年賀状がとどいた人で、まだそれに返信されてない方は必ず返事を書きましょう。
E、電話対応時間の厳守、電話のベルの暴力から事務局員の睡眠を防げないため電話対応時間は従来どうりPM10時までにして下さい。ただし救護など緊急を要する場合はこの限りではありません。

◎おしらせ!
 奈良まどの会の吉田おさみ氏が「狂気からの反撃」を出版されました。「病」者集団事務局員として活動中の仲間である吉田さんの本を是非御一読下さい。
 「狂気からの反撃」新泉社(1500円)書店にない時は直接出版社に申し込んで下さい。
 今回の連絡会議では81年の厳しい情勢の中で数々の問題提起がされましたので、この点についても次回に検討してゆきたいと思います。
○ 今年初めから郵便料金の値上げがされます。ニュース発送に多額の費用がかかりますので事務局では以下の内容を検討しています。
A、郵便料のカン10要請
B、各地各個人に郵送料の一部負担を要請するかどうか。
C、定期講読料・年間五千円を値上げする。
○ ニュース作りについて
 現在ニュースは青コピーによるもので人的にも多大な努力を要し、経費の点でも多くの出費となります。(コピー1枚10円)そこで印刷の合理化をはかるため本年度中に輪転機、ファックス等を事務局に設置し、それらに応えて行きたいと考えます。印刷機購入のため予算化をはかりたいと考えています。
○ 病院内患者会からの活動報告がとだえがちです。病院内患者会から積極的な意見提起、活動報告をおよせ下さい。
○ 社会保障(生活保護、障害年金、福祉年金)など現在獲得できる権利追求のため学習資料を作製してゆく必要があります。体験をおよせ下さい。
○ 各地、各個人で追求されている生活権(住む家)、労働権(働らく場所)、の困難性とその克服、体験をおよせ下さい。

◎赤堀斗争-行動提起
 『ハガキ行動の要請』
 昨秋、7・10検察側意見書提出以降、赤堀裁判は、緊迫度を、増してきましたが、それに対し、赤堀中斗委を先頭に臨戦体制で構え抗告棄却策動を阻止すべく、体制を整えてきましたが、昨秋に引き続き、第二波のハガキ行動を行っていきたいと思います。
 一月中には、事実審理が開始されるか否かの判断が高才によって下される可能性が強く、それに向け抗議ハガキを集中させて行きたいと思います。同封したハガキで高才の策動を打ちくだこうでは、ありませんか!
 なお1月20日過ぎの場合は、郵送料が40円になるため、不足分20円切手を貼ってから出して下さい。

-当面のたたかいの予定
○ 2月16日:鈴木君虐殺糾弾
      5周年闘争
  〜場所は大阪ですが詳細は未定です。
○ 2月20日:鈴木君虐殺糾弾
      国賠第8回闘争
  〜場所は大阪地裁民事部です。
    ?時間は午後1時からです。
○ 2月27日:抗告棄却阻止!
赤堀さん奪還!
      全国総決起集会
  〜場所は東京ですが詳細は未定です。

 全力でたたかい
     ぬこう!


*作成:桐原 尚之
UP:20100302 REV:
全国「精神病」者集団  ◇全文掲載
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