「この号をもって雑誌『生存学』が終わる。[…]なにか派閥を作ってそれを維持し大きくするつもりなら雑誌という媒体はわるくないかもしれないが、そんなつもりはここにはない。やりたい人が、やりたいことがあった時に、力を尽くす。それでよいと思っている。そのとき、どのような活動と媒体がふさわしいのか、このことは時々考えることがある。ただ結局、その時その時でよりましなことをしていくこと、同時に、そうしてとりあえずの仕事をしていって先延べになり実現しないといったことを避ける、減らす。そんな漠然としたことしか言えない。」(「終刊にあたり」より)