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『介護通信』2000

佐々木 公一


2000/09/05 No.001
2000/09/28 No.002
2000/11/01 No.003
2000/11/15 No.004
2000/11/20 No.005
2000/12/05 No.006
 最終処理に思いを馳せて1 移動編
2000/12/09 No.007
 最終処理に思いを馳せて2 ベット編



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  2000年9月5日          発行/佐々木公一

  介護通信ーNO1

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。

 お世話になる人が増えたこと、苦痛や悩みも変化していることなどから、この形
式でお願いしていくことにします。末永くよろしくお願いします。

一、清潔の確保/消毒と手洗い
 1 吸引は絶対清潔が必要。手の消毒を必ずお願いします。
 2 食事など飲食の前/手洗い。
 3 介護開始前/手洗い。
二、薬
 1 朝、夕は同じものです。昼は別。
 2 カプセルは、中身を出して飲みます。
 3 その他は、まぜて飲みます。
三、ベット上
 1 手を丸くしたタオルの上におきます。
   目的は・指をのばす。・血流をよくするため、手を高くする。 手がす
べって動かないようにすることです。
 2 コールは右足先にかえます。
 3 氷枕と接する後頭部がかゆくなります。時々頭を持ち上げて。
四、リハビリ
  残された機能の有効利用がテーマです。
 1 手足のすべての関節の曲げのばし。
 2 手足の指を反対にそらせると気持ちがよくかつ有効な感じ。
 3 適宜いすから立つ。立ってひざをのばす。
五、その他
 1 くつをはく時は、先端に布を丸めて入れます。
 2 パソコンのマウスは、中指第一関節で押します。微妙ですがよろしくお
願いします。


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  2000年9月28日          発行/佐々木公一
  介護通信ーNO2

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
  
 ご協力ありがとうございます。1号でお願いしたなかで、清潔の確保と薬/全部
まぜる/は、ほほ実行されています。以下をよろしく。

一、NO1より/引き続きよろしくお願いします
  三、ベット上
   1 手を丸くしたタオルの上におきます。
     目的は・指をのばす。・血流をよくするため、手を高くする。・手がす
    べって動かないようにすることです。
   2 コールは右足先にかえます。
   3 氷枕と接する後頭部がかゆくなります。時々頭を持ち上げて。
  四、リハビリ
   残された機能の有効利用がテーマです。
   1 手足のすべての関節の曲げのばし。
   2 手足の指を反対にそらせると気持ちがよくかつ有効な感じ。
   3 適宜いすから立つ。立ってひざをのばす。
二、移動
 1、立ち上がる時は、患者の力を引き出すように。  特に膝を膝で押してたた
せて。
 2、座り直す時必ず背中がめくれる。ベット上も同  じ。直してほしい。
 3、イスにいる時、手の指をのばしたい。
三、食事介助
 1、できるだけスプーン、はしは別々に。
 2、コップを使う時、正面から強く押し付けて。
四、ベット追加
 1、枕を直す時は、一度頭も持ち上げて。
 2、手をのせるタオルは横に。手は外に。


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  2000年11月1日          発行/佐々木公一
  介護通信ーNO3

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
  
 一気に冬が、という日もおりまぜながら、秋いっそう深まっております。生活様
式に小さな変化もありますがよろしくお願いします。
 
一、おおよその日常
1、週間 月/往診、訪問看護、火/訪問看護、マッサージ、水、訪問看護、木、
訪問看護、マッサージ、金、呼吸器の回路交換、訪問看護、マッサージ、土、訪問
看護
2、一日 午前/7時起床、7時40分食事、薬、9時、洗顔他、10時ベットで
休息またはパソコン、12時30分、食事、薬、2時、ベットで休息またはパソコ
ン、7時、夕食、薬、テレビ、ベットで休息またはパソコン、12時、呼吸器装着
、就寝
 
二、医療行為問題を考える
1、 医師の指導を受けた家族の吸痰行為は可能。
2、また、緊急避難については、医療行為のように業として行うのものではなく、
救命行為となるから、医師法違反に問わ れることはない。
3、医療行為を医師以外の者が、あるいは診療補助行為について看護婦以外の者が
行うことは原則として認められていない。ただし、介護ヘルパーによる医療行為(
診療補助行為)については、一概に適否の判断がつけられず、厚生省の公式見解も
示されていない。逆に総務庁は、認めるよう勧告している。
4、従って具体的には、介護ヘルパーの医療行為等(当該行為が医療行為等にあた
るか否かも含め)に疑義がある場合には、利用者の状況や行為の内容など具体的な
事例を示して、個別に、厚生省や行政にに回答を求めることが大切と思われる。
5、本来介護計画の中に訪問看護を組み入れて、療養上の世話や診療補助行為につ
いては当該訪問看護において行うことが適当なのだが、国の制度と体制に不備があ
り実現困難、その不備を患者、家族、関係者が懸命に補っているのが現状。ここに
は/法律違反/などの概念の存在の余地はない。
6、いわゆる責任問題は、第一に患者とヘルパーとの私的関係の中で患者が諒とし
ていること、第二に、法律上訴訟無しに発生しないことから、発生を予想するのは
困難である。
7、根本的解決に向けて、・法改正、・国の責任による暫定措置、・それまでの期
間における好意的黙認、を求めていきたい。
おわりに 10年前呼吸器をつけての在宅は不可能に近かった。今、大部分を公費
で可能になっている。患者、家族にはまだもどかしいが劇的変化だが、懸命に生き
る患者がいるかぎり、そして切実な患者の要求のあるかぎり、変化はある、希望は
ある。


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  2000年11月15日         発行/佐々木公一
  介護通信ーNO4

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
  
 一気に冬が、という日もおりまぜながら、秋いっそう深まっております。生活様
式に小さな変化もありますがよろしくお願いします。
 
一、おおよその日常
1、週間 月/往診、訪問看護、火/訪問看護、マッサージ、水、訪問看護、木、
訪問看護、マッサージ、金、呼吸器の回路交換、訪問看護、マッサージ、土、訪問
看護
2、一日 午前/7時起床、7時40分食事、薬、9時、洗顔他、10時ベットで
休息またはパソコン、12時30分、食事、薬、2時、ベットで休息またはパソコ
ン、7時、夕食、薬、テレビ、ベットで休息またはパソコン、12時、呼吸器装着
、就寝
 
二、当面の対応
1、洗顔
 タオルを5本くらい潤沢に使い、顔、首、頭、手を熱いタオルでふく。タオルの
上から爪をたてると気持ちよい。
2、パソコン
左手中指第一関節で特殊マウスをおします。微妙な位置ですがよろしくお願いしま
す。
3、食事
 食べる量は通常の3分の1くらい。出されたものは全部たべたい。だから量を少
なく。
 いろいろまぜないのが好き。スプーン等も同じ。
4、ベットから椅子への移動
 ベットの背中を高くあげて体をおこす。ベットの高さを調節する。かかとが浮く
ぐらいがよい。
5、すわりなおし
 足の位置は奥にする。体を上に持ち上げるのでなく、患者の足をてこに前に引っ
張る要領。力づくは患者にとってつらいもの。トイレも同じ。
6、上着のめくれ
 すわりなおしとベットからずり落ちる時、必ずめくれて痛くなる。ずぼんにでき
るだけ入れる。
7、椅子の枕
 首の筋力との関係で極めて微妙。移動する時動きやすい。
8、姿勢一般
 不自然な姿勢は痛く疲れる。寝ても起きてもそれは同じ。だからこだわります。


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  2000年11月20日         発行/佐々木公一
  介護通信ーNO5

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。

   改めてよろしくお願いします
1、洗顔
 タオルを5本くらい潤沢に使い、顔、首、頭、手を熱いタオルでふく。タオルの
上から爪をたてると気持ちよい。
2、パソコン
 左手中指第一関節で特殊マウスをおします。微妙な位置ですがよろしくお願いし
ます。
3、食事
 食べる量は通常の3分の1くらい。出されたものは全部たべたい。だから量を少
なく。
 いろいろまぜないのが好き。スプーン等も同じ。
4、ベットから椅子への移動
 ベットの背中を高くあげて体をおこす。ベットの高さを調節する。かかとが浮く
ぐらいがよい。
5、すわりなおし
 足の位置は奥にする。体を上に持ち上げるのでなく、患者の足をてこに前に引っ
張る要領。力づくは患者にとってつらいもの。トイレも同じ。
6、上着のめくれ
 すわりなおしとベットからずり落ちる時、必ずめくれて痛くなる。ずぼんにでき
るだけ入れる。
7、椅子の枕
 首の筋力との関係で極めて微妙。移動する時動きやすい。
8、姿勢一般
 不自然な姿勢は痛く疲れる。寝ても起きてもそれは同じ。だからこだわります。
9、ベット上のこと/夜間のコールを少なくするために
 体の位置/できるだけ真ん中で上の方へ。
 コール/右足の先きの方で確実に鳴らせるように。今はこれが命綱なのです。
 手の位置とタオル/・指をのばす。・手が動いて体の下にならないように。を目
的とします。タオルはかたく丸め、すべらないよう横にして、外側を持つようにし
ます。ただしないほうがよい時もあります。
 マッサージ/かかとと足の裏のどちらかです。
 まくら/首の能力維持のため氷枕を使います。首との間に少し隙間ができるよう
に。
 毛布/体にまとわりつかないように注意して下さい。
10、かゆみ対策
 現在かゆみは主に、頭、顔、首に表れる。次のように細分する。
 頭/上部と後頭部。顔/目とその周り。鼻とその周り、口とその周り、耳とその
周り。


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  2000年12月5日         発行/佐々木公一
  介護通信ーNO6

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。

最終処理に思いを馳せて1
移動編

 靴をきちんとはかなければ/途中でぬげたり、たつ時すべって危険。ただし長く
椅子にすわる場合には少しゆるめてほしい。
 椅子のロックをしないで立ち上がると/椅子が動いて転倒の危険性がある。ロッ
クを必ず、しかし通常はしません。
 ベットから椅子へ移動する時/ベットの背中を高くあげて体をおこす。ベットの
高さを調節する。かかとが浮くぐらいがよい。靴をはかないとすべりやすく危険。
 すわりなおす時/足の位置は奥にする。体を上に持ち上げるのでなく、患者の足
をてこに前に引っ張る要領。はじめ前へ、それから斜め上にひきあげる。力づくは
患者にとってつらいもの。トイレも同じ。
 椅子からベットへ移動する時/立ち上がりはすわりなおしと同じ要領。椅子の位
置はできるだけベットに近く。靴ははいたまま。ベットの高さ、背もたれの高さを
事前に確認してほしい。
 すわりなおしとベットからずり落ちる時/上着が必ずめくれて痛くなる。ずぼん
にできるだけ入れてほしい。椅子でめくれをなおす時は必ず体を前に倒してから。
無理に引くと姿勢が傾き苦しくなる。
 椅子の枕が動くと姿勢が不自然となり苦しくなるので/首の筋力との関係で極め
て微妙。移動する時動きやすい。適宜直してほしい。
 ベットで上に移動する時/ベットを平らにすることとマッサージを踏み台に患者
の力を利用すること。
 
 編集後記 ヘルパーさんやボランティアさんの移動や症状の変化などもあるなか
で、現時点での体力に応じたお願いです。改善できるところは遠慮なくご指摘下さ
い。


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  2000年12月9日         発行/佐々木公一
  介護通信ーNO7

 みなさんありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。

最終処理に思いを馳せて2
ベット編

 体の位置はできるだけ真ん中で上の方へ/そうしないと当然窮屈になり、やりな
おしになります。はじめが肝心です。
 コールは右足の先きの方で確実に鳴らせるように/鳴らせないで思わぬ苦労をし
たことが何回かあります。音を小さくして起きてもらえなかったこともあります。
その位置によっては、コールを押すこと事態が困難となります。今はこれが命綱な
のです。
 手の位置とタオルの活用が夜間のコールを少なくするカギとなります/・指をの
ばす、・手が動いて体の下にならないように、を目的とします。タオルはかたく丸
め、すべらないよう横にして、外側を持つようにします。ただしないほうがよい時
もあります。
 マッサージは足をもむことのほかに体を動かす時の踏み台つまり足の支えとなり
ます/だから大きく動いては困ります。ひもで固定します。あてるのは、かかとと
足の裏のどちらかです。
 まくらは首の能力維持のため氷枕を使います/落ちるとそのまま苦しむことにな
ります。頭の位置を随時確認して下さい。首との間に少し隙間ができるように。そ
の作業は必ず頭を持ち上げておこなうこと。
 ふとんはこたつのようにしてつかいます/重さで足の自由がなくなることを防ぐ
ためです。暑さ寒さの調節はふとんをぴんとはるかたれさせるか、及び電気敷き毛
布でおこないます。
 毛布などが体の下にこないように/それは違和感からやがて痛みに変わります。
体にまとわりつかないように注意して下さい。
 体を時々動かすこと/自分で動かせないから重要です。頭を持ち上げる、足をま
げのばす、体を横にしてみるなどをお願いします。

 編集後記 例えばベットから椅子への移動の際ふとんや毛布を丸めてそのままの
人が約2名いる。後で誰かがたたむー表題の意味です。


UP:20040727
佐々木 公一  ◇ALS 2000  ◇ALS
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