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『支援 vol.2 ――特集:「当事者」はどこにいる?』

「支援」編集委員会 編 20120320 生活書院,268p.

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last update:20170612
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「支援」編集委員会 編 20120320 『支援 vol.2 ――特集:「当事者」はどこにいる?』,生活書院,268p. ISBN-10:4903690903 ISBN-13:978-4903690902 1500+税  [amazon][kinokuniya] l. a02
『支援 vol.2 ――特集:「当事者」はどこにいる?』

■内容

「『当事者主権』とまとめず」と発刊の辞に謳った本誌第2号の特集は「『当事者』はどこにいる」。当事者言説の担い手となる経験、「当事者主権」のただなかに身を置いた経験、「当事者主権」から距離を取らざるをえない支援の場、「支援者」と「当事者」という区分が失効するような支援の場など、さまざまな経験から「当事者優先」という図式そのものを再考する。他に、川村雄次へのロングインタビュー「認知症の本人を描くことをめぐって」、猪飼周平と大野更紗による対談「病院の世紀の終わりに」、渡邉琢と岩橋誠治のトークセッション「支援のかたち/支援のゆくえ」など(「出版社ウェブサイト」より)

■目次

◆特集――「当事者」はどこにいる?
当事者をめぐる揺らぎ──「当事者主権」を再考する……星加 良司
当事者の語りの作られ方──<障害者役割>が圧殺するもの……高森 明
〈支援者としての親〉再考──「当事者の自立を求める当事者」としての……岡部 耕典
障害を持つ二人の家族と共に……石丸 偉丈
支援者と当事者のあいだ……貴戸 理恵
“めざす”当事者と、“すごす”〈その人〉と──「認知症の当事者」と呼ばれた人とのかかわり合いで思うこと……出口 泰靖

◆ロングインタビュー
認知症の本人を描くことをめぐって
川村雄次に聞く (聞き手/井口 高志田島 明子

◆対談
病院の世紀の終わりに──医療政策の水先案内人×難病人フィールドワーカー
猪飼 周平×大野 更紗(聞き手/三井 さよ・星加 良司)

◆トークセッション
支援のかたち/支援のゆくえ……渡邉 琢×岩橋 誠治

◆エッセイ
そのDV支援、だれのため!?……すぎむら なおみ
「ホームレス状態」における「当事者」とは?──「まちづくり」「地域づくり」の実践から……後藤 浩二
社会福祉・社会保障の近未来を考える……寺久保 光良
バルネラブルな知識の交換のために……飯野 由里子

◆支援の周辺
1 ケアの現場の「空気」までも……山下 幸子
2 「検証」の先に──当事者に投げかえすということ……三井さよ
3 「終わりなき」日常を支えるということ……土屋 葉

◆くまさんのシネマめぐり 1
原発に抵抗する人びとが暮らす日常から……好井 裕明

◆ブックレビュー
ケアの未来はどこへ向かうのか?(『ケアの社会学』 上野千鶴子著)……末永 弘
現場から立ちあがる「とぼとぼ」の思想(『介助者たちは、どう生きていくのか』 渡邉琢著)……深田 耕一郎
迷いやとまどいを認めることから(『エッチのまわりにあるもの』 すぎむらなおみ著)……瀬山 紀子
「その後」ではなく「つづき」を考えるために(『自立と支援の社会学』 佐藤恵著)……前田 拓也
「どっちつかなさ」という日常(『老い衰えゆくことの発見』 天田城介著)……井口 高志

◆作られてゆく道筋への違和感──『支援Vol.2』を閉じるまえに……山下 幸子

◆「障害者総合福祉法」をめぐって……山下 幸子・岩橋 誠治・寺本 晃久・渡邉 琢

■引用

■書評・紹介

■言及


*作成:安田 智博 *増補:北村 健太郎
UP: 20141206 REV: 20141206, 20170612
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