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『精神医療』32 特集:羅針盤なき航海――「医療観察法」の成立と漂流する精神医療

『精神医療』編集委員会 編 20031110 批評社,127p.

last update: 20120303

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■『精神医療』編集委員会 編 20031110 『精神医療』32 特集:羅針盤なき航海――「医療観察法」の成立と漂流する精神医療,批評社,127p. ISBN-10: 4826503814 ISBN-13: 978-4826503815 ISSN: 09190546 \1785 [amazon][kinokuniya] ※(第4次・通巻107)
 ※20031110 『精神医療』4-32(107)

■内容

・出版社の紹介文([外部リンク]批評社HPより)
今年3月7日,日本精神病院協会の背徳によって成立した「医療観察法」(心神喪失等の状態で重大な犯罪を行った者に対する医療と観察に関する法律)の成立は,戦後57年目にして時代が大きく転換した画期(エポック)を象徴する出来事だ.
「精神障害者」「外国人」「浮浪者」「ホームレス」など社会的逸脱のスティグマ(汚名)を負わされた人々は,市民社会の安全のために,再び指定医制度による強制医療と隔離と収容の世界に幽閉され,共生への道は閉ざされることになる.
常時監視される市民社会は,ますます多くの「精神障害者」をつくり出すほかない.歴史への視座を喪失した市民社会は,常に両極端に揺れ動くことしか知らない.この不確かな時代を生き延びるために何が私たちに問われているのかを明らかにする.

■目次

 特集 羅針盤なき航海――「医療観察法」の成立と漂流する精神医療
高木俊介,20031110,「巻頭言 精神科医療――この船はどこへ行くのか?」『精神医療』32: 3-5.
 □第一部 「医療観察法」の成立と精神科医療の現在
岡田靖雄,20031110,「戦後の精神科医療の動向――海図下描きの試み」『精神医療』32: 9-25.
安原荘一,20031110,「日精協の『政治献金』問題について」『精神医療』32: 26-38.
◆吉岡隆一,20031110,「リスク評価パラダイムへの転換――司法精神医学と一般精神医学の包摂」『精神医療』32: 39-52.
 □第二部 漂流する精神科医療の行方
中島直,20031110,「精神科医療・医学における『予測』の新しい展開」『精神医療』32: 54-61.
◆浜垣誠司,20031110,「指定医制度の行方」『精神医療』32: 62-73.
岡崎伸郎,20031110,「よくわかる!初心者のための?精神科医療チャート」『精神医療』32: 74-80.
岡崎伸郎,20031110,「グロッサリー『精神科医療』」『精神医療』32: 81-91.
岡崎伸郎,20031110,「精神科医療業界チャート」『精神医療』32: 92-3.

原昌平,20031110,「精神科医療の事件ファイル 第1回――箕面ヶ丘病院事件――31年間,止まっていた時計」『精神医療』32: 95-8.
◆塚本千秋,20031110,「引き抜きにくい釘 第1回」『精神医療』32: 99-102.
浜田晋,20031110,「老いのたわごと 第20回――重症分裂病を生ききったある女の一生」『精神医療』32:103-8.
◆和迩秀浩,20031110,「往診東奔西走記 第17回――速すぎた関係」『精神医療』32: 109-11.

 書評
◆大下顕,20031110,「『人格障害論の虚像――ラベルを貼ること剥がすこと』@ 高岡健[著]雲母書房(2003年1月刊)」『精神医療』32: 112-5.
◆岡田実,20031110,「『人格障害論の虚像――ラベルを貼ること剥がすこと』A 高岡健[著]雲母書房(2003年1月刊)」『精神医療』32: 116-8.
◆山崎英樹,20031110,「『痴呆を生きるということ』 小澤勲[著]岩波書店(2003年7月刊)」『精神医療』32: 119-24.

高木俊介,20031110,「編集後記」『精神医療』32: 127.

■引用


■書評・紹介


■言及


◆安原荘一,20031110,「日精協の『政治献金』問題について」『精神医療』32:26-38.


UP: 20120303 REV:
『精神医療』(雑誌)  ◇精神障害/精神医療  ◇強制医療/保安処分/心神喪失者医療観察法/…  ◇雑誌  ◇BOOK
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