『精神医療』30 特集:人格障害のカルテ 実践編
『精神医療』編集委員会 編 20030310 批評社,112p.
last update: 20120303
■『精神医療』編集委員会 編 20030310 『精神医療』30 特集:人格障害のカルテ 実践編,批評社,112p. ISBN-10: 4826503709 ISBN-13: 978-4826503709 ISSN: 09190546 \1785 [amazon]/[kinokuniya] ※
※20030310 『精神医療』4-30(105)
■内容
・出版社の紹介文([外部リンク]批評社HPより)
本号は29号「人格障害のカルテ・理論編」を受け,実践編として編み出そうという試みである.現場からのリポートで占められるため,理論編に比べればかなり生々しい状況が語られるかもしれない.しかし,わたしたちは,もはや,これまで述べてきた実態を無視できない状況のただなかにいるのであり,そこを直視することなくして精神医療云々を語ることはできないという認識に立つべきなのである.たとえそれが,精神医療の範疇であろうがあるまいが,「できることがあるとすればそれは何なのか」と問うこと自体に意味があると考える.
■目次
◆『精神医療』編集委員会,20030310,「声明 『心神喪失者等医療観察法案』の衆院通過に強く抗議する」『精神医療』30: 2-3.
特集 人格障害のカルテ 実践編
◆阿保順子,20030310,「巻頭言 人格障害と医療現場の隘路」『精神医療』30: 4-5.
◆高木俊介・生村吾郎・冨川順子・阿保順子・犬飼直子(司会),20030310,「座談会 人格障害と呼ばれる人びとの暮らしをめぐって」『精神医療』30: 8-29.
◆村上伸治・青木省三,20030310,「人格障害の治療とは」『精神医療』30: 30-7.
◆岩田柳一,20030310,「人格障害雑感」『精神医療』30: 38-47.
◆田中究,20030310,「境界性人格障害という診断について――臨床の中で考えること」『精神医療』30: 48-56.
◆八木こずえ,20030310,「ボーダーと呼ばれる人々を抱える看護チームの痛み――その病理が病棟集団にもたらす問題性に焦点をあてて」『精神医療』30: 57-65.
◆小椋柊子(構成・塚本千秋),20030310,「傷だらけの原点ノート――36冊の日記より」『精神医療』30: 66-87.
◆増元康紀,20030310,「『寂しさ』について」『精神医療』30: 89-91.
◆中谷恭子,20030310,「ときには,木々の光を浴びて――兵庫県立淡路病院心理室の場合」『精神医療』30: 92-4.
◆浜田晋,20030310,「老いのたわごと 第18回――自殺について(3)」『精神医療』30: 95-9.
◆和迩秀浩,20030310,「往診東奔西走記 第15回――往診と『精神保健指定医制度』その1」『精神医療』30: 100-4.
書評
◆浅野弘毅,20030310,「『べてるの家の「非」援助論――そのままでいいと思えるための25章』 浦河べてるの家[著]医学書院(2002年8月刊)」『精神医療』30: 105-8.
◆幸田有史,20030310,「『ひきこもり支援ガイド』森口秀志/奈浦なほ/川口和正[編著]晶文社(2002年10月刊)」『精神医療』30: 108-11.
◆阿保順子,20030310,「編集後記」『精神医療』30: 112.
■引用
■書評・紹介
■言及