『精神医療』4-24(99) 特集:メディアと精神医療――メディアゲームと情報消費の病理
『精神医療』編集委員会 編 20011130 批評社,143p.
last update: 20111228
■『精神医療』編集委員会 編 20011130 『精神医療』4-24(99) 特集:メディアと精神医療――メディアゲームと情報消費の病理,批評社,143p. ISBN-10: 4826503407 ISBN-13: 978-4826503402 ISSN: 09190546 \1785 [amazon]/[kinokuniya] ※(第4次・通巻99)
※20011130 『精神医療』4-24(99)
■内容
・出版社の紹介文([外部リンク]批評社HPより)
犯罪事件が起きるたびにマスコミの取材に応じて発言する精神科医がいる.事件の全容が解明されたわけではないが,日常の臨床経験と過去の犯罪事例から憶測を交えて己の見解を披露する.それ自体意味のないことではないが,事実誤認があれば,憶測が憶測を喚び「犯罪報道の犯罪」を助長することになりかねない.メディアは何を精神科医に期待し精神科医は何を発信したいのか,相互に緊張した関係を持続することがメディアと精神科医の双方に問われている.
メディアゲームと情報消費の病理を問う特集.
■目次
特集 メディアと精神医療――メディアゲームと情報消費の病理
◆阿保順子,20011130,「精神科医の日常的営みと社会的役割――メディアの向こう側へ何を発信すべきなのか」『精神医療』4-24(99): 2-3.
◆宮台真司・高岡健・佐藤陽二・阿保順子(司会),20011130,「座談会 メディアという窓を通して見える精神科医の虚と実」『精神医療』4-24(99): 6-38.
◆滝川一廣,20011130,「精神科医からみたマスメディア――私のスタンス」『精神医療』4-24(99): 39-45.
◆佐藤陽二,20011130,「メディアの病理と精神科医の倫理」『精神医療』4-24(99): 46-52.
◆和田秀樹,20011130,「精神科医として発信すること」『精神医療』4-24(99): 53-61.
◆黒川洋治,20011130,「メディアと精神科医――精神科医の日常性と社会的役割について」『精神医療』4-24(99): 62-70.
対論 “ひきこもり”の反・偽精神医学化をめぐって
◆高岡健,20011130,「ある悲喜劇――稲村博と斎藤環」『精神医療』4-24(99): 72-80.
◆竹村洋介,20011130,「近代市民社会と精神医療の共犯関係――幻のブレイン・ポリスは誰だ!」『精神医療』4-24(99): 81-93.
◆富田三樹生,20011130,「共同体論における死と主体の構成」『精神医療』4-24(99): 94-117.
◆阪田憲二郎,20011130,「精神障害者の公営住宅単身入居をめぐって――阪神淡路大震災からみえてきたもの」『精神医療』4-24(99): 119-24.
◆中井祥博,20011130,「いろいろな場・いろいろな人」『精神医療』4-24(99): 125-9.
◆浜田晋,20011130,「老いのたわごと 第13回――『触法精神障害者』について」『精神医療』4-24(99): 130-3.
◆和迩秀浩,20011130,「往診東奔西走記 第11回――『いい日旅立ち』」『精神医療』4-24(99): 134-5.
書評
◆藤沢敏雄,20011130,「『テクノストレスからくる疲れをとる本』墨岡孝[著]河出書房新社(2001年8月刊)」『精神医療』4-24(99): 136.
◆阿保順子,20011130,「『哲学の木――いのちの寓話』
村瀬学[著]平凡社(2001年3月刊)」『精神医療』4-24(99): 137-8.
◆藤沢敏雄,20011130,「編集後記」『精神医療』4-24(99): 143.
■引用
■書評・紹介
■言及