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『飢餓陣営』
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『飢餓陣営』40(2014年春号)
佐藤幹夫
個人編集,1300+
『飢餓陣営』
http://www5e.biglobe.ne.jp/~k-kiga/
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last update: 20180924
■目次
http://www5e.biglobe.ne.jp/~k-kiga/40contents.htm
【特集1】宮崎アニメという魔術
村瀬 学
村瀬学ロングインタビュー(第1回)
(第一部)特定秘密保護法と『風立ちぬ』の時代
(第二部)なぜいま『古事記』=「鉄と火の物語」なのか
水島英己 「風立ちぬ」を観て ――終わりの始まり
阿久津斎木 宮崎駿の力動感・
【特集2】
岡江晃
著『宅間守 精神鑑定書』を読む
岡江晃 (遺稿)刑事責任能力と精神鑑定
香月真理子・竹島正・小林隆児・清水邦光・阿久津斎木・滝川一廣・愛甲修子・水田恵・佐藤幹夫 「岡江晃氏を囲んで――精神鑑定と臨床診断」(討議) 102-123
浜田寿美男氏と『宅間守精神鑑定書』を読む――「分からない世界」と「共有しうる世界」
高岡健
「岡江晃の遺した『宅間守精神鑑定書』」
林幸司 『宅間守精神鑑定書』読後雑感
[岡江晃氏を悼む]
岡江正純 兄の思い出
香月真理子 岡江先生が私たちに残していかれたもの
水田恵 岡江先生を悼む
竹島正 いくつかのお礼を重ねて
滝川一廣
岡江先生のお仕事
佐藤幹夫
奇跡のような経緯
[特別インタビュー]後藤弘子氏に聞く 社会的弱者と刑事司法
【特集3】臨床と哲学のあいだ―人間科学の復興を目指して―西南学院講in Tokyo――(特別掲載)
小林隆児 原初的知覚と心理療法の勘所
鯨岡峻 保育現場から見た今日の学問的危機
竹田青嗣 人間科学における臨床研究の原理を考える
[シンポジウム]臨床と哲学のあいだ―人間科学の復興を目指して
鯨岡峻/竹田青嗣/西研(指定討論)/山竹伸二(指定討論)/小林隆児(司会)
内海新祐 自閉症論を読む(5)苦難のときに
瀬尾育生 沢木耕太郎『流星ひとつ』と藤圭子
【特集4】吉本隆明没後の時代に
月村敏行 「思い出すままに」に関する註二つ
添田馨 アベノミクスと「革命」の可能性−吉本隆明「超資本主義論」ノート(2)
倉田良成 書ということ―吉本隆明の良寛論に寄せて
浦上真二 吉本隆明と富野由悠季
【連載】
木村和史 家をつくる(5)母の入院前後のこと
夏木智 東日本大震災個人的体験記4
【本を読む】
宗近真一郎 本質直観の図像的な冒険 神山睦美『希望のエートス』(思潮社)を読む
今野哲男 小川哲生の小川哲生的こころ 小川哲生『生涯一編集者』(言視舎)を読む
山竹伸二 よりそいの支援と情動の交流 佐藤幹夫編著『発達障害と感覚・知覚の世界』(日本評論社)を読む
神山睦美 多数なるものの絶対性 瀬尾育生『純粋言語論』(五柳書院)を読む
愛甲修子 心理臨床の大いなる成果 内海新祐 『児童養護施設と心理臨床』(日本評論社)を読む
築山登美夫 ぼろぎれの生 勢古浩爾『石原吉郎』(言視舎)を読む
■言及
◆立岩真也 2014/05/01
「精神医療現代史へ・追記2――連載 99」
,
『現代思想』41-(2014-4)
:-
「☆01 (池田小学校事件の)宅間守の精神鑑定を行なった
岡江晃
が二〇一三年一〇月二八日に亡くなった。その鑑定書に基づく本が刊行された(岡江[2013])。『飢餓陣営』を編集発行している佐藤幹夫が世話人をする研究会で、その本を取り上げようということになり、著者本人を呼ぶことができ、二〇一三年八月十一日に行なわれたその研究会での講演(岡江晃[2014])とその後の討議(香月他[2014])その他が『飢餓陣営』四〇号に掲載された。
犯罪を行なった人の責任能力や情状酌量の問題と、再犯可能性の前提の上での処遇(保安処分)とはもちろん別のことではあるが、関係はする。この本を読んだ様々な人たちがその感想を書いたり話したりしている。その受け止め方の差異も含めて、意義のある特集になっている。なお、私は佐藤の著書『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』(佐藤[2005])の書評を書かせてもらっている(立岩[2005])。そのことについて【370】。
なお岡江は洛南病院の院長も務めた人であり、そこで電撃療法がなされていたことを、さきに名だけ出した「前進友の会」の人たちに糾弾されたこともある。そのことや京都大学でのこと【112】等について岡江の弟でやはり精神科医の岡江正純(京都市いわくら病院勤務)が書いて『飢餓陣営』に掲載された文章(岡江正純[2014])に、ごく短いものではあるが、言及がある。」
※【】内の数字は、関連する
『造反有理――精神医療現代史へ』
内のページ。
◇
岡江晃
2013 『宅間守精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで』、亜紀書房
◇―――― 2014 「刑事責任能力と精神鑑定」、『飢餓陣営』40:82-101
◇岡江正純 2014 「兄の思い出」、『飢餓陣営』40:152-154
◇江正純 2014 「兄の思い出」、『飢餓陣営』40:152-154
◇
佐藤幹夫
20050317
『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』
,洋泉社,318p. ISBN: 4896918983 2310
[amazon]
/
[kinokuniya]
※ i01,
◇立岩真也 2005/11/15
「書評:佐藤幹夫『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』」
,『精神看護』8-6(2005-11):110-116(医学書院)
UP: 201404 REV: 20160724, 20180924
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