『病院・地域精神医学』 第96集
日本病院・地域精神医学会 編 1989/09/01
last update: 20140309
■日本病院・地域精神医学会 編 1989/09/01 『病院・地域精神医学』96
■目次
巻頭言 第32回総会開催にあたって 藤田英彦
会告
第32回病院・地域精神医学会総会プログラム
一般演題TA<院内実践>
1.公立総合病院の精神科における保護室使用状況と問題点 広嶋節子
2.長期保護室使用者に対する開放化の試み 柴田増雄
3.開放病棟と閉鎖病棟に於ける看護をふり返って
−その機能別役割の援助の相違− 鈴木優美子
4.病棟再編成に伴う諸問題 斉藤雅
5.入院治療と病棟社会場面 矢幡洋
6.精神科における患者教育を試みて
−押しつけの看護から患者中心の看護へ− 安立暁
7.長期にわたって拒食の続いた一分裂病患者とのかかわりから 大抜裕幸
8.「限界」を打破る−個別看護の中で学んだこと− 佐藤美智子
9.院内売店「フレンズ・ショップ」における試み
−社会復帰への一過程として− 安井美紀
一般演題TB<地域での実践>
1.社会への窓口として−退院の練習の場から− 安部和宏
2.共同住居入居者への援助について−ホームヘルパーの働きを通して− 難波正子
3.ある試み−11年目を迎えたわかば寮− 沖之島貞子
4.地域とのふれあい−浦安荘の活動を通して− 蔵知晋
5.精神障害者が利用する小規模作業所の職員を対象にした調査
−作業所の現状と今後の展望に関する意見− 坂元信幸
6.共同作業所を基盤とした“店”づくり−ユニークショップの不思議− 韮沢明
7.折り合う一手段としての院外作業 四ヶ所京子
8.地域住民の一人として−社協ソーシャルクラブから− 西谷忠
9.飛騨地方の小グループ断酒会に関わって
−断酒会の発言から看護を振り返る− 黒川敏信
10.N地区におけるアルコール依存症へのとりくみ
−アルコールで悩んでいる人達の集い− 野山幸子
一般演題TC<思春期関連>
1.思春期病室の試み 佐藤秀実
2.思春期グループの育成 花房香
3.思春期病棟における病棟集団精神療法の試み 高林健示
4.思春期の1ケースを通じて2病院間の看護の連携を考える 伊藤浩史
5.25年間の思春期とのあゆみ 小嶋千鶴子
6.青年期のメンバーが引き起こした嵐 赤須知明
7.吹けよ、嵐。呼べよ、風。 今野正裕
特別講演
「私と精神医療」 広田伊蘇夫
シンポジウムT<思春期と、精神医療がかかわるとき>
【関連演題】
1.不登校児への家庭教師について−地域援助の試みとして− 氏家靖浩
2.思春期相談事業を通して−不登校の子と親に学ぶもの− 新田淳子
3.大学病院における地域・思春期の関連形態 石川憲彦
【シンポジウム】
1.精神病院の立場から 佐野晋
2.教育相談の立場から 藤原修己
3.当事者から学ぶ場づくり 薬真寺満里子
4.地域診療所の立場から 生村吾郎
一般演題UA<病院と地域実践>
1.大学病院通院者のもつ諸問題と外来看護について
−外来相談内容から− 犬塚智子
2.デイケア・訪問・短期入院を組み合わせて、痴呆老人を生活の場から離さずに援助する 大熊正喜
3.創立30周年を迎えた準都市型中規模病院の地域医療の実状とその問題点について 植田史郎
4.地域合同ケースカンファレンスの試み 飯星睦生
5.「生活者」との出会い 西藤洋一
6.アパート単身退院と生活援助報告 富島喜揮
7.アパート退院者へのかかわりの中で
−妄想をもった人達が一人で生きて行く為の働きかけを考える− 甲木順子
8.アパート、住み込み、共同生活への援助過程と生活の現状 古畑ひろ子
9.アパート独り暮らしをしづらくさせているもの
−松沢病院PSW室・10年間の住宅問題調査から− 木村朋子
一般演題UB<社会と精神医療>
1.地方都市における精神医療改革を目指した市民運動の経験
−保安処分反対から精神医療と人権へ− 乙部有紀郎
2.精神保健法と今后の精神科医療についての検討
−任意入院、長期入院者の問題を中心として− 矢島英雄
3.精神保健法施行による看護への影響
−大阪北部三病院の合同調査より− 高田英世
4.障害論から見た地域精神医療 清川賢二
5.離島の地域精神医療の現状について(第2報)
−再燃を繰り返す精神分裂者の一例を通して− 西村初美
6.高知県の最東部と最西部における精神分裂病治療の比較 平川重則
7.最南端の精神医療−短期間の任意入院の背後にあるもの− 塩山晃彦
8.中国帰国者への援助をめぐっって
−精神医学的な問題の治療と予防のための地域ネットワーク− 春田有二
9.精神分裂病の母親をもつ子どもたちへのかかわり 山本博子
一般演題UC<デイケア関連>
1.デイケア施設の構造と運営について
−デイケアセンターの1年を振りかえって− 深井敏枝
2.養心荘デイケアの特徴を探る 細貝雅章
3.医療施設内小規模精神科デイケア3年間の試み 田畑文子
4.デイケアに通所している長期入院経験者16名の追跡調査 奥宮祐正
5.デイケア長期継続者を通して社会復帰を考える 新保初美
6.病院デイケアと保健所デイケアにかかわって 堀由美子
7.総合病院精神科「作業療法室」のデイケア的な役割について 浅井信成
8.保健所におけるデイケア活動の意義と共同作業所運営について 山下陽三
9.構造の変化における非日常性について 菊田陽子
10.「行き場」の一つとしてのデイケア−病院という地域で支える− 森由美子
特別報告
精神保健法検討委員会第一次調査報告 精神保健法検討委員会
シンポジウムU<生活をしづらくさせているもの>
【関連演題】
1.当科における訪問看護の経験から 多久和美保子
2.共同住居に於ける結婚例からの考察 半田賢二
3.八重山の精神科看護のこれまでとこれから 松川永佑
【シンポジウム】
1.「たのむからあっちへ行って」と「すみませんがそばにいさせて」のせめぎ合い 高橋泰
2.大型施設の可能性と限界−ハウス誕生を通して− 細川淑子
3.問われている「自立」−精神薄弱者への援助の経験から− 立石教通
4.自立をめざす障害者の会MOSKのメンバーとして 田中康介
5.生活のしづらさとその克服 谷中輝雄
第32回総会運営委員会の報告 一色隆夫
運営委員会および事務局名簿
投稿規定
*作成:桐原 尚之